下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【3/7OP戦(vsソフバンin福岡)】この2戦は鷹が爪を隠した状態の中、呪いのヤフオクで連勝?! とはいえ、今日は昨日より評価を高めても、高い評価まではできない内容。一歩間違えば、エースも例年の如くフルボッコになっていたかもの懸念も。。。今度の本番で能ある鷹が爪を隠さず出してきます。そこをどう戦うのか?そこが肝要です。

今日は呪いのヤフオク
ソフバンとのオープン戦の2試合目。


最終回、あのサファテから
外崎が勝ち越しソロ弾を放ち、
昨日に続いて連勝となりました。


ただし、サファテも来日早々
フォークを3連投して
そのフォークが高めに抜けましたね。
本人はフォークを意識して投げ
「(日本語で)レンシュウ、レンシュウ」らしい。


一応、連勝して少しは自信になれば
と思いますが、
辻監督も「2勝もしちゃったよ」
冗談っぽくコメントを。
そのすぐ後、
「クリーンアップ(内川、デスパイネ)が
 2人もいないじゃない」
と、
あくまでオープン戦であることを
強調してました。


おまけに投手陣も
ベストメンバーでもありません。
鷹自身、若手の試験を優先し
爪を隠した状態ですからね


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ところで、
今日はエース雄星が登板しました。
雄星というと、鷹戦で未だ全く勝てず。
今日の雄星は、フォーク等を試したく、
どんな場面でも変化球を多様に投げること
を重視
していました。


ただし、ソフバン首脳陣の方は、
「今日、雄星が
 様々な球種を使ってくれれば
 色々見ることができるからね」
雄星研究のためのデータ収集を
念頭
にしているようでした。


結局、今日の雄星については、
3回を投げて1失点で抑え、
フォークを含み様々な球種を試しました。
下表は今日の雄星の結果です。


まず1回裏には、
先頭の今宮に粘られて与四球で
出塁を許しました。
このとき、フォークを2度投げますが、
明瞭なボール球だったため見送られます。
そして、ストレートが
ベルトの高さ~高めに偏ったため、
簡単に粘られてしまいました。


とにかく、今日の雄星は
試したのは多様な球種ですが、
高めは特に試しているわけではないのに、
全般的に
ベルトの高さ~高めに偏りました。

中には織り混ぜた変化球が
甘いコースへ抜ける所も散見し、
下手をしたら長打コースの危機でした。
結果的には、
ソフバン打線がストレートが頭にあったので、
タイミングを狂わし、打ち損じてくれたから
抑えることができた、という印象です。


結局、変化球を多用した初物効果
今日、発揮してしまった、という所でしょう。
そのような甘い球があれば、
次はそう簡単には打ち損じてくれません。
鷹軍団もしっかり研究するので、
もう初物効果は薄れてくるでしょう。


ただ、今日の投球は、
結果的に抑えることは抑えましたが、
内容としては
いつ崩れてもおかしくない状況であり、
雄星の中でソフバン・イップス
やはりあるんだな!ということを
再認識させられました。


エースが故に、
厳しく評価すれば単位はあげられません。


変化球を試しているとはいえ、
先日、ロッテ戦で投げたときと比べ、
ストレートには躍動感が無いし、
コースも高め中心で甘い危険な球も散見
してましたからね。
リリースポイントもバラバラだから、
制球も荒れていました。
しかも、満塁の場面で柳田に対し、
押し出しで1点を許しましたからね。
最近、押し出しは中塚君の専売特許ですが、
エースまでやってしまうとは、、、
恐るべし鷹軍団の威圧感です。


鷹戦になると、
おまけに呪いのヤフオクですから、
やはりどこかに萎縮するところ、
力むところがある
んでしょうね。


工藤監督は試合後に、
雄星から押し出し1点しか
獲れなかったのですが、
『(雄星は)嫌なイメージを
 残ったと思いますよ』

とコメント。


今年も厳しいかな。。。


なお、今年の日程では、
雄星が開幕投手を務めるので、
週後半のローテになることから、
週前半が多い鷹とはしばらく対戦はしません。


ところで、1回表の川島の打球で
二ゴロのはずが、
もしかしたら併殺も可能性がありましたが、
浅村が悪送球してピンチを広げましたね。
一応、山川の捕球ミスになっていますが。
ソフバン戦において、
こういう守備のミスは御法度
です。
しっかりしましょう。


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2番手以降の投手陣については、
伊藤→野田→大石→ワグナー→平井
とリレーをしました。
やっぱり、新参者らについては、
伊藤、ワグナーを披露
してしまいましたね。
昨日と合わせれば、
カスティーヨも披露しております。


高木や大将は温存することがデキ、
彼ら新参者たちは、
OP戦で結果を残しましたが、
本番では研究もされていくので、
あっさり借りを返上させられるかも
しれません。
とにかく、
「通じる、通じそう」だけで満足せず、
相手の策を想定しつつ、兜の緒を締め
本番対応をしっかりと図って欲しい
ですね。


さて、次が今日の2番手以降の成績です。


まず全般的な話ですが、
今日、銀が捕手を務めていましたが、
盗塁を5つも許してしまいました。
そのうち、5回表の盗塁は
伊藤のノーマークが響き、そこは反省点です。
一番酷かったのは、7回裏です。
3盗塁を許し、暴投に伴う2進塁もあり、
この1イニングで5個走られています。
銀の方も大石のばらつく投球に集中し、
大石の方も打者ばかりを重視していた
という結果かな?と推測します。


とにかく、こちらがそれだけ
走りまくるのはいいのですが、
相手に走られまくりはダメです。
ここは今日の大きな課題です。


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投手陣の個別に見ていきますと、
2番手・伊藤については、
相手のレベルが落ちていたとはいえ、
相手の走塁ミスもあったとはいえ、
弱冠19歳の新人がソフバン相手に
2イニング無失点は立派
です。


堂々とした投げっぷりがいいですね。
ただし、ベルト高さ集まる傾向は課題です。
まだ下位打線中心の1イニング目は
低めも突いて攻めていましたが、
上位~中核になる2イニング目は
何故か高めが多くなる傾向でした。
今後の課題ですね。


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3番手・野田最後の平井については、
まあまあという所でしょうか。
野田は回の先頭・西田に上手く打たれましたが、
このときは、コースも甘くなく、
むしろ相手に「あっぱれ!」でした
ね。


ただ、平井のチェンジアップは???
失敗?温存?


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大石については、
フォークなど変化球を含めて
制球がばらついていましたね。
打たれたわけではないのに、
1イニングで3与四球の
自滅型満塁のピンチを及ぼしました。


まだまだ仕上がり途上で、
もう少し時間がかかるでしょうか。。。


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新外国人・ワグナーについては、
今日の配球を見る限り、
ストレートは高めでならししつつ、
落ちるスプリットで勝負する、
目線を上に向けさせながら、
下へ落とすことで勝負する

という感じでした。


まあそれはそれで一つの考え方ですが、
今後、その高めを狙い打ちされる危険性
想定されますので、注意が必要と思います。
塚田にはきっちり高めに抜けたところ
しっかりと打たれましたね。
今後、次戦の本番に入ったら、
内川等も復帰してくるので、
ワグナーの高めはさらに注意でしょうね。


スプリットは上々でしたが、
その高めは一線級が相手なら
しっかり狙うので、
簡単に打たれそうな雰囲気

有しています。
それ故に、本番に向けて手が必要と思います。


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一方、西武打撃陣の成績が次のとおりです。


そこで、大きく気になるのが、
昨日に続き、育成枠投手に
2度もやられましたことです。
しかも、
その投手のセールスポイントになりそうな
ゴロアウトをしっかり獲られ、三凡でした。


そのSBの野澤については、
ウルフのようにボールが手もとで動くらしく、
ゴロアウトを築くタイプであるとともに、
投げ方が変わったフォームなので、
よく分からない面も多いですが、
とはいえ、昨日ならまだしも
2日目の今日は実力差で
しっかり押し切り崩してほしいですね。


ところで、ソフバンの方は
田中正義が出てきましたね。
感想は、
右腕が遅れて出ているように見え、
しなやかな感じで動きも魅せていました。
ただし、
シュート回転した抜け球も散見しました。


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さて、今回、ヤフオクで連勝しました。


しかし、本番に向けて一安心
なんてダメです。
第一、この2戦、相手は
勝つことよりも、試すことを重視し、
メンバーも本番と比べ落ちるレベルでした。
また、
相手がしっかりした強敵であるが故に
こちらの研究も重ねてくるでしょうから、
逆に警戒を高めなければなりません。


今度の本番では、
能ある鷹は爪を隠さず
しっかり出してきます。


オープン戦では連勝しても、 
その勝利はカウントされることはなく、
一方、本番では借りを返されて
きっちりやられてしまう

なんて最もダメなパターンです。



こちらとしては、本番に向けて
相手がどう手を打ってくるかを推察し、
それを見据えて戦えるよう、
しっかりと策を講じておくこと

が大切です。