下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン問題】苦い記憶ばかりのヤフオクで連勝した一方、敵の鷹軍団は『選手が(雄星を)生で見られたことが収穫』とのこと。本番でやり返されぬよう対応したいですね。まあ開幕投手の雄星は日程的に交流戦終了まで鷹戦先発は無さそうですが。試行期間は続くけど鷹戦先発にはカスティーヨ・武隈・高木・ウルフあたりでどう??

王者の鷹軍団は、
しっかりと相手を分析して
斬り崩してくる強敵
であります。
また現在は、あらゆる動画等の記録も多く
様々な観点から分析が可能でありますが、
実際に自ら目により生で見ることとは
やはり異なります。
それ故、本番前にはなるべく
こちらの新たな手立てを
鷹軍団に見せたくない
ところ
がありました。


カウントされない勝ち星を得ても、
本番の勝ち星を失っては意味がありません。
鷹軍団は、カウントされぬ勝ち星は捨てても、
その本番の勝ち星を万全な準備で狙ってきます。
今回のOP戦2連戦は、
鷹軍団へ初物効果も発揮しましたが、
次の本番では、
その初物効果はもう期待できません。


しかし、鷹戦においては
心身共にこちらが不利な立場にあるため、
こちらの新たな手立てを
本番前に試したいこと、
また悲惨な舞台・ヤフオクにおいて
事前に少しでも自信を取り戻したいこと
当然、人の心理です。


実際、カスティーヨ、ワグナー、
伊藤
といった新参者を試し披露し、
雄星習得中のフォーク等を中心に試しました。
結局、新参者3名はそれなりの結果を残し、
雄星内容が良好ではなかったけど、
苦しみながらも、1失点で凌ぎました。


しかし、ソフバン陣営の方は、
公式戦前に雄星やその他の新参者らを
生で見ることができたことが収穫に。


ソフバンの藤本打撃コーチは
「フォームもそんなに変わってないし
 (改良中の)フォークも浅く握った
 スプリットみたいな球だった。
 選手が生で見られたことが収穫。
 今日のような投球なら大丈夫
とコメント。


雄星の場合、
ストレートが走っていたら
まず打ち崩せません。
それ故に、
変化球が甘く入ったところ
狙い打ってくること
も考えられます。
3回裏、松田に
落ちが小さかったフォークを
狙い打されたように。


もちろん、この日の雄星も
変化球は甘いところが散見し、
「まだ精度も低いし、落ち幅も全然
と反省のコメントを。
当然、本番では、
相手が狙い打っても打てないくらい
制球力やキレをつけて
高精度の変化球
を投げないと。


しかし、
雄星の根本的な武器となるストレート
ソフバン戦になると、
威力も減じて制球もばらつきます。
結局、8日のオープン戦は
変化球中心の投球が
ストレートの雄星のイメージと乖離し
相手に初物効果となって1失点に抑えましたが、
変化球も含めて
制球がばらつき、高めに集まり
という傾向であり、
フルボッコの危険性も有し、
内容は今一つ良好ではなく、


苦しい展開だったとはいえ、
柳田にも押し出しと珍しい失点も許しました。
工藤監督は
「初回に、どちらかというと打ちたいと
 思うタイプの柳田が(押し出し)四球を
 選んだのは非常によかった。
 嫌なイメージは植えつけられたと思う」
と満足げにコメントを残していました。


やはり、このオープン戦は、
ソフバンに対する苦手意識の深刻さ
を物語った一戦
にもなりました。


雄星の投球フォームについて、
8日のオープン戦と
昨年8月3日の楽天戦で勝ったとき
を並べてみました。
横から終始の連写後ろからのリリース前後
を並べました。


左の8日鷹戦の方は、
上から16番目の黄色〇を見ると、
右の楽天戦よりもリリースが早い印象が。
その分、高めに行ってしまうおそれも。
右の楽天戦の方が
もっと前へ向かって投げ込んでいます。


またヤフオクのマウンドは
メットライフより傾斜がきつい分、
踏み込んだ右足が右の楽天戦ほど曲がってなく、
おっ立った状態で投げている?
という印象も受け、
投げにくくなっている様相が推測されます。


ただし、左右の撮影角度がやや違うので、
上記の横からの連写では
よくわからない面もあります。


しかし、後ろから見た写真でも、
踏み込んだ右足が右の楽天戦より
深く下方に位置しているようなので、
傾斜の影響は受けているおそれがあります。
また左の8日の方が右の楽天戦と比べて、
リリースポイントも手前になっており、
手離れがやや早いかな?
という印象が伺えます。
その分、投げるまでの
左腕の振りも小さくなってます。
逆に、右の楽天戦では
左腕の振りが大きくなっています。


ヤフオクのマウンド形状
元々からのソフバンへの苦手意識
相手の雄星への得意意識
響いているんでしょうか。


まあマウンドの影響は
他投手にも言える話ですが。


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一方、カスティーヨやワグナーも同様に
次は初物効果は通じません。


カスティーヨについては、
7日のOP戦では3~4回が高めに集まり、
それが意図して試したものか否か?
はわかりません。
高めに抜けたストレート
非力な本多に1発被弾された
ように
今後も高めのストレートは
抜けたところを狙われるでしょう。
高めのスライダー等も同様)
とにかく、終始息を抜かずに
丁寧に低めを突いていくことに
徹して欲しいです。
1~2回、走者を出してからの3回に見せた
低めの球なら相手もなかなか打てないでしょう。


また1回に本多が
一度セーフティバントの構えで
揺さぶりましたが、
7日はそのような揺さぶりが
ほとんどありませんでした。
しかし、本番になれば、
足や小技で揺さぶって、
雑さを見出して高めの球を引き出しにくる

でしょう。


ワグナーについては、
あの落差のあるフォーク(スプリット?)は
相手にとって厄介な決め手です。
しかし、その決め手を投げる前までの
高めストレートは塚田に打たれたように
ちょうど打ちごろであり、
今後も狙われる懸念が大きいです。


低めストレートの制球精度を
向上させることができればベストですが、
せっかくフォークが武器になるのだから、
そのフォークを巧みに織り混ぜながら
ストレートの威力を発揮したい
です。
それを考えると配球もカギとなるので、
できる限り
捕手力のある銀や岡田と組ませたいです。


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でも、開幕してからの日程を踏まえると、
開幕戦が金曜日なので雄星は週の後半が主です。
4~5月については、
週の前半にソフバン戦
週の後半に楽天戦が偏っています。


雄星週後半のローテに組み込まれるので、
4~5月、さらに交流戦終わるまでは
ソフバンに当たらず、楽天中心の登板になり、
ある意味、昨年と同様のパターンになりそうです。


となると、
誰をソフバン戦が偏る週前半に組み込むか?


今回のオープン戦のデキから
カスティーヨ
もしそのまま開幕先発組に生き残れば
週前半組の第一候補になりそうな気がします。


問題はあと2人です。
できる限り、このオープン戦で登板しなかった
武隈、高木勇あたりを週前半に組み込ませたいです。
もちろん、武隈については、
昨年、ソフバンを比較的抑えている実績
理由にあります。


高木勇については、
鷹が知らぬ新参者であるほか、
左打者が右打者より苦手そうなので、
左の多い楽天戦の方が向かない?
という気がしますので。


でも、9日の楽天とのOP戦では
高木勇が登板予定であります。
左打者に対する課題は見どころです。
また楽天の方は
美馬が先発するので、
打線は美馬をきっちり打ち崩したいですね。


残る十亀に関しては、
松田とかを苦手としていますから、
鷹がいない週後半の方がベターかと。


多和田左が苦手だから、
楽天戦はどうなの?という不安がありますが、
その前にきっちり開幕先発ローテに入れるか否か
という重大な優先的課題がありますので、
まずはそれをクリアするところからでしょう。


あとは休みながら使いたいウルフ
ソフバン戦中心に使うということ
も想定されます。
ウルフ楽天戦より
ソフバン戦の方が向きますので、
ソフバン戦に登板させる選択肢は
十分あるでしょう。
ただし、ウルフの調整が進んでいるか?
不安が残っております。
4日のロッテ戦(第二、教育リーグ)で
打ち込まれていましたからね。
まあ開幕までには仕上げてくるでしょうが。。。


もちろん、
カスティーヨ・武隈・高木・ウルフ
まだ現時点では試行期間ですが。。。