下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【3/20OP戦(vsロッテinMLD)Vol.2】終電で帰って録画見ました。十亀は肝心の課題が今日も露呈しましたが、二段効果が発現されていそう。一方、石川は悪くはなかったけど、そこまで良かったか?というと、球が『低め』に集まってもいないので微妙。抜くようなカーブも混ぜて緩急で凌がれ、それに獅子打線は翻弄された印象。でも最近のOP戦『あと1本が・・・』野球が続いていますね。

今日はロッテとのOP戦(inMLD)でした。
先ほど、仕事中に簡単に投稿しましたが、
終電で帰宅してから録画見ました。
この時期は年度末なんでバタバタです。
バタバタ出ないと仕事が閑古鳥になってしまいますが。
おまけに明日は墓参りに行かねばならないし。


それはさておき、
今日の試合は、スタメンが下記の通り。


結果は双方得点を挙げられず
ロッテ0-0西武のゼロドローに。
ある意味で、投手戦ということですが。


まず十亀の投球から見てみましょう。
このとき、ワンポイントになった
トモミの投球も併記します。


十亀6回2/3を
65球投げて無失点でした。
特に球数が比較的少なかったことは
良かった
と思います。


また甘いコースに入るのですが、
持ち前の球威で抑え込んでおりました。


ただし、いくつか課題もあります。
まず2回表一死の状況での井上を、
4回表無死の状況での先頭・加藤に対して、
急性ストライク入らない病を発します。
この問題は十亀にとって一番の課題です。


十亀は球威のあるストレートを有してますが、
まず崩れるときは、制球難から自滅が多いです。
最近では満塁押し出し病
中塚君の専売特許になりつつありますが、
十亀自身も昨年2、3度やらかしています。
今日は一時的な発症で済みましたが、
こういう制球難が
ほころびになって崩れてしまうこと

は今まで多く見られております。
それ故、十亀の場合、いつも
『実際、投げてみないとわからぬタイプ』
という評価をさせて頂いておりました。
すなわち、安定性への課題ですね。
このような背景から、
急性ストライク入らない病の発
見過ごすわけの行かない課題と言えます。


もし相手がロッテではなく、
ソフバンで、場所がヤフオクだったら、、、
その急性ストライク入らない病を発した以降、
そのままガタガタと崩れる懸念は大きいです。


ただし、今年からは
二段モーションからの投げ込みを狙っています。
その分、タメができるとともに、
フォームの安定性も増すことが期待でき、
最近は、二段Mを習得しつつあります。
そのような対応は、
制球難からの自滅低減、安定性への効果
が見込まれます。


あとは立ち上がりからの序盤ですね。
序盤は球威で何とか凌ぎ、
バックの助けもありましたが、
結構、甘い所へ投げ込んでいました。
しかし、中盤(4回)以降になると、
その甘さが修正することができ、
低め投球の頻度も序盤より増えており、
打ち獲る体制がデキつつありました。


十亀普通の先発投手ならそれでもいいですが、
基本的には投手陣の中でも
雄星の次のNo.2を競う位置
におり、
もし、来年、雄星が渡米することになれば、
来年は獅子のエースになってもらわないと
ならぬ立ち位置ですから。
そのことを見据えると、
もっと高レベルの要求をしたくなります。


十亀の場合、甘い失投を投じて
落ちること
も散見します。
それ故、序盤から
しっかり低めを突ける丁寧な投球
努めて欲しいですね。


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次に3番手豊田以降の結果を示します。

その中で注目は増田の新球種・縦スラです。
今日はそれなりに縦スラを試していました。
確かに新球種習得しつつあることは伺えますが、
まだ変化量(曲がり・落ち具合)は様々です。
ときにはストライクゾーンから曲がりきれず、
落ちきれずストライクゾーンに残り痛打!
それが今日の加藤に打ち込まれた結果と
リンクすると思われます。


それ故、習得中の縦スラの精度向上
まだまだ求められる緊急課題なります。


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一方、今日の西武打線の成績は次のとおりです。

今日のロッテ先発・石川は、
昨年こそ自身が不振だったので、
こちらにあまり危害を加えませんでしたが、
原則的には、もともとから多く居る
獅子大好きの天敵投手の一人です。


今年こそは石川だって奮起するでしょうから、
天敵としての勢いが復活するかもしれません。
それ故、叩けるうちには
徹底して叩いておきたいところです。
そもそも天敵が多すぎることが問題であり、
 そのような天敵は、パ・リーグ他5球団には
 1~2人以上居ますから、
 1人でも潰しておきたいですね。


しかし、今日は石川の前に点を奪えず、
それ以降の中継ぎリレーでも抑えられました。
ただし、投球内容を見てみると、
今日の石川ってそんなに良かったか?
というところに考えさせられました。


確かに石川は、
ストレート、シンカー、カーブ、
スライダー、シュート、フォークと
多種多様な球種を有しているからこそ、
今年は厄介さが復活しそうです。
特に今日は緩すぎるカーブもネックでした。


しかし、今日の石川の投球は
前述の結果一覧で記載したように、
投球コースが低めに集まっていない様相でした。
※上記表で「低め」コースを赤色文字で記載
 「やや低め」はベルト高さで
 逆に打ちやすくなるので含めず。


すなわち、今日の石川の投球は、
コースは比較的甘いけど、
多種多様の球種で
緩急をつけながら凌いでいた
という印象でした。
その中で今日の西武打線
石川の緩急翻弄され続けと思われます。


それでも石川降板後の7回以降
少なくとも1点は欲しかった
ですね。
チャンスはありましたからね。
そういう数少ないチャンスは
モノにしないと優勝なんてあり得ません。
とはいえ、7回以降は、
こちらも主力選手が下がってはいましたけど。


でも、ゼロでは勝てませんからね。
たかだか1点、されど1点
その1点を如何に奪いに行くか?
チーム一丸とした底力が求められます。
選手はもちろんのこと、
首脳陣にも作戦能力が関わる問題です。


まあ今日の試合については、
練習試合だし、
懸念の投手陣が目処を立てて
気合いの入った投手戦対決
だったからいいんじゃないの?
で終わらしてもいいのですが、
「あと1本が・・・」野球
昔からの西武打線の懸案事項であり、
最近のオープン戦では、
その「あと1本が・・・」野球が
続いておりますので、
ここは見放せない問題点と思います。


西武打線は他球団と比べても
強力打線であり、他球団にも脅威な存在
と思われています。
成績もそれに表れています。


しかし、
それは勢いがついたとき、
エンジンが着火したとき

一気に爆発的な猛打を振るい、
そこで成績も荒稼ぎ
しておりますが、
天敵の前ではぐうの音も出ず、
またその天敵投手が多く存在し、
「あと1本が・・・」野球
得点がなかなか奪えず、
残塁祭りもたびたび見られ、
そこが西武打線の課題になっています。


それ故、西武の成績では、
点差の小さい試合では
勝ち越せていない現実があります。
いわゆる競り弱い面が課題
となっています。


※昨年の成績
1点差が14勝20敗(勝率0.412)借金6
2点差が 7勝13敗(勝率0.350)借金6

であり、その合計(2点以下の差)
21勝33敗(勝率0.389)借金12


王者ソフトバンクの如く、
その1点を如何に奪いに行くか?
は真剣に考えないと、王者には勝てません。