下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【本拠地開幕:ソフバン1回戦(MLD)】序盤は昨年のトラウマが残りそうな雰囲気でソフバンペースでも、十亀粘投~打線炸裂による逆転勝利で開幕戦以来、無傷の4連勝決める。命運を分けた6回表裏、拙攻で残塁した鷹とチャンスをモノにした獅子、続投が裏目に出た鷹と表に出た獅子。/ところで明日はカスティーヨ先発。速球にこだわり過ぎて投げ急いで雑にならないでね。

ついに本拠地所沢で開幕です。
ただし、この開幕で迎えるのは
王者・鷹軍団。
昨年も負け越しており、
敵地福岡では惨敗続き。
もちろん、
今年は敵地福岡での巻き返し必須ですが、
敵地福岡が苦手であることはかわりがなく、
少なくとも、こちらの本拠地所沢では
どにかく勝って貯金を貯め込まないと
厳しい戦いを強いられてきます。
如何に鷹軍団を迎え撃つか?


今日のスタメンは次のとおりで
先発十亀東浜でした。
東浜には昨年1勝4敗です。

結果については、
6回裏に逆転して
開幕戦から無傷の4連勝を果たしました。
今日の詳細の結果は次のとおりです。

今日は出張から帰るときに
速報を見ていたのですが、
飛行機に乗る前に見ていた
序盤戦は、完全にソフバンの流れで
全く勝てる気がしませんでしたね。
しかし、羽田に着いてから結果を見ると
西武が逆転して勝利?!
帰宅して録画を見ました。


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まず序盤については、
1回表、
十亀が先頭の今宮にいきなり与死球!
立ち上がりからガチガチの十亀君。
本拠地開幕ということもあったでしょうが、
鷹軍団からいじめられた意識が抜けていない
トラウマ満載の状況からスタートでした。
そして、次の本多には、
バントの構えから盗塁決められます。
十亀&森のバッテリーは
完全にバントのみを警戒しており、
相手の盗塁策は頭に無い状態
盗塁を完璧に決められてしまいます。
ここはバッテリーの反省点になりました。


その後、無死二塁から
バントでしっかり送られ一死三塁に。
そして、柳田に深めの犠牲フライを打たれ、
あっさりとノーヒットで先制1点を許します。
1点を着実に獲りにくる王者らしい攻撃を受け、
立ち上がりから先制点を許してしまいます。
これで西武は出鼻をくじかれ、
ソフバンが試合の流れを掌握し始めます。


一方、1回裏の攻撃では、
先頭の秋山初球で
東浜が得意とするシンカーに手を出し、
いきなり凡退します。
次の源田が粘り込みをしますが、
結局、1回裏は三凡に終わります。


そして2回表には、
十亀が一番嫌いな松田にソロ弾を浴びます。
ある意味で、
ソロ弾なら事故のような面があり、
ソフバンの方もソロ被弾時には
そのように考えて切り替えてきます。
しかし、それがデスパとかならいいのですが、
よりによって
十亀が大の苦手としている松田からであり、
おまけに、松田の場合、
チームに勢いをつけるおそれがある
ので、
一番うっとしい奴に打たれてしまった
というところでした。


それでも、十亀はそれ以降、
出塁を許しながら失点は許さずの
粘りの投球を続けます。

まあ立ち上がりは緊張し、
嫌な松田にも打たれましたが、
十亀の球そのものは走っていましたから、
多少甘い所でも球威で抑えていく
ところもありました。
また4回表の松田の2打席目では
丁寧に投球をしながら、
最後は渾身の球を一杯に決めて
松田も手が出ずの見三振を奪い、

十亀も意地を魅せました。


ただし、攻撃陣の方が
東浜に4回までパーフェクトに抑えられます。
東浜のシンカー、カーブ、カットボールと
西武打線は完全に翻弄されていきました。


この4回までの序盤では、
こちらの緊張から出たミス(与死球)
 王者にしっかりと突かれて嫌らしく
 ノーヒットで先制点を奪われる
◇十亀が大の苦手にしており、
 また相手の勢い促進剤となる
 松田に1発浴びる。

◇昨年、抑えられた東浜に
 パーフェクトに抑えられている。


4回までは、
昨年のトラウマが残りそうな雰囲気で
ソフバンペースにより展開
されます。
とにかく嫌なムードが高まります。


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ところが、
西武ベンチが円陣を組んだ5回裏から
西武の方にも風が吹いてきます。
まず先頭の山川が外角低めスライダーを
逆らわず流し打ちをして、
あわやホームランとおもわせるような
ライトフェンス直撃打を放ち、走り、
三塁打を決めます。

その後、森が二ゴロで倒れますが、
続くおかわり君中安打タイムリーで
山川を生還させて1点差に詰め寄ります。


おかわり君が打った3球目、
東浜&甲斐バッテリーは、
本来ならストライクゾーンからボールゾンヘ
落とすシンカーを狙い、
定番のおかわり君攻略法を講じようとしたのでしょうが、
そのシンカーのキレが良くなく落ち具合も小さく
ストライクゾーンに残ってしまい、
いつもなら空振りをするところバットに当たって
その打球が高めバウンドのボテボテでしたが、
上手く二遊間を抜けることができました。


5回終了時点では
ビハインドの西武も1点差まで追い上げ、
ソフバンの流れを引き戻し始め、
均衡状態に持ち込むことができました。
この時点ではまだ西武の流れに持ち込めず
 どちらに転がってもおかしくない
 均衡状態の流れだったと思います。


しかし、今日の命運を分けたのは
6回表裏における双方の攻撃でしたね。


まず6回表は、柳田からの攻撃でしたから、
十亀が大の苦手にしている松田まで回らぬ可能性
がありました。
またせっかく1点差まで追い上げた直後なので
ここはきっちり無失点に抑えて
味方の逆転を待ちたいところでした。
しかし、内川、デスパイネに連打を浴びて
一死一二塁のピンチの場面に陥り、
空振りせず粘ってくる中村
さらには大の苦手の松田まで
打席が回ってきます。


昨年まででしたら
中村に粘るだけ粘られ、
甘く入った所を痛打されるか
与四球で満塁のピンチに陥り、
大の苦手の松田に打ち込まれ、
1点差まで詰め寄ったのが
フイになるところでした。


ところが、
球が甘く入った面もありますが、
いつもなら粘る中村
打ち損じてくれて助かり、
初球凡打(左飛)になったこと、

さらには、松田までもが
初球を勝手に打ち上げ、
ファウルフライ(一邪飛)
に終わりました。


松田は功を焦ったのか?
2打席目の三振が頭にあったのか?
わかりませんが、王者・鷹軍団が
一死一二塁の場面から連続初球打ち凡退と、
打ち損じの拙攻続きになったこと
こちらにとっても大きかったです。


このようにソフバンの方は、
6回表の残塁祭りにより、
流れを奪還することができませんでした。


一方、6回裏に入ると、
秋山のヒットを皮切りに、
浅村のタイムリー、山川&外崎の2ランと
電光石火の勢いで一挙5点を奪取しました。
しかも、ソフバンの方は
東浜を続投させたことが裏目にでました。
もちろん、
山川に被弾か、おかわりに与四球のとき
交代されていたら、5点まで奪えたか?
わかりませんでした。
しかし、4回までパーフェクトであり、
この6回裏も森に対する奪三振のように
得意のシンカーが活きていたので、
さらには球数も
100球まで行っていなかったので、
一応、腐っても昨年最多勝投手ですから、
工藤も続投させた気持ちはわかります。
でも、この回における
獅子軍団の勢いに乗じた攻撃は、
相手に続投させるか否かを考える余地を与えず
でしたね。外崎
おかわり君を歩かせた直後であるだけに、
高めストライクゾーンに入る初球を
一気に叩いて貴重な2ランを放ちしました。


結局、5回終了時点均衡状態の流れから、
6回表鷹軍団が初球凡打続きによる
残塁祭りで流れをつかみ損ね、
一方、6回裏獅子打線が
電光石火の勢いで一挙5点奪取
を果たし、
チャンスを活かした獅子軍団が
試合の流れを掌握することができ、

その逆転勝利まま押し切りました。


もちろん、今日の勝因には
十亀粘投もありますが、
6回表裏に命運を分けた
双方の攻撃の差
挙げられるでしょう。


ちなみに、逆転してもらった十亀は、
逆転直後の7回表、
点差により気が楽になったためか、
思い切って
ストライク先行の投球をするようになり
三者連続奪三振を決めました。


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ところで、今日は2番手以降が
野田~平井~高木勇~増田
でリレーしました。


そのうち、野田平井に関しては、


2人で8回表を無失点に抑えるものの
1人目に四球を与えてしまう、
というように、内容に課題を残しました。
試合後の辻監督も、この2人には
逃げの様相が伺えた
・打たれても良いから
 思い切り投げること
を指摘しており、今後の反省材料でしょう。


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また最終回に登板した高木勇
西武として初の公式戦1軍デビューを果たしました。
しかし、3安打2失点
最終回を最後まで投げることができませんでした。
最後の柳田は別として、
基本的に
球が高くなったところを打たれております。


まあ第6先発の予定トモミ離脱により
急遽、中継ぎ役に転向したばかりで、
いきなり知らないソフバン打線を相手
でしたから、やむを得ない面はあるでしょう。
慣れてきたら、まあ大丈夫でしょうけど
慣れるまでに時間がかかるかもしれません。


しかし、トモミに代わっての中継ぎは
それなりに実力がある投手がいいわけなんですが、
それでも、
高木勇=中継ぎ、榎田=先発の方針は
やはり逆にすべきと思います。
もしかしたら、
高木勇=中継ぎ、榎田=先発の方針
洋介&榎田トレードをアピールするために
フロント陣からの指令である
可能性は否めませんけど。


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さて、明日の2回戦は、
先日のヤフオクでのOP戦で好投した
カスティーヨが先発します。
相手はバンデンハーク


正直、OP戦で好投したからと言って、
公式戦でもそのまま通じるか?
というとわかりません。


とにかく、
カスティーヨの課題については、
スタミナが5回以降も
 持つか否か?

②先日の投球等を踏まえ、
 鷹軍団に研究し尽くされて
 有効策を講じられていないか?
カスティーヨの短所である
 投げ急ぎ、雑になる面
 試合当日に出てこないか?

です。
特に③には注意が必要です。
もしかしたら、
本番だからと言って
速球にこだわりすぎて
投げ急ぎ、雑になられても困ります。
とにかく、
集中力を持って丁寧に投げて欲しいです。


さて、私事ですが、
年度末の繁忙期も過ぎたので
明日は久々に休みをとって
今年初の生観戦に行けそうです。
連勝が止まるところは観たくないですね。