下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ロッテ2回戦(ZOZO)】3タテ王手(黒星の方ね)。強風の厳しい条件下での戦いでしたが、投手陣は四球祭りで投壊し、天敵二木に残塁祭りを展開して完敗。二木攻略に失敗したことが今後も見据えると大問題(天敵2枚整って)。さて明日は榎田先発予定だけど、通用する?スタミナは?と不安も多く三連敗リスクも残す。明日は高木勇・小石・武隈の活躍も必要かも。

昨日、連勝が止まったライオンズ
今日は連敗しないこと、
カードを勝ち越すこと、を見据えると、
負けられない一戦です。


今日は残業で終電になり、
試合を生では見ることができず、
初回だけは1球速報で見ましたが、
あとは帰りの電車で結果を眺め、
帰ってから録画をざくざくっと見ました。


まず今日のスタメンは次のとおり↓↓↓。

先発投手ファビオ二木
今日の試合の課題は、
西武打線が天敵・二木
 攻略して陥落デキるか?

②こちらの先発・ファビオについて、
 走者を出してから凌げるか?
 初のZOZO風に対応できるか?
でした。


特に今日は強風注意報
千葉県、東京都で発令されており、
ZOZOも当然の強風が吹いており、
風速も最大20m/s弱とか。


先発ファビオにとっては、
OP戦で極寒の楽天戦
前回の暑かったソフバン戦
自然条件が良好でない場面で投げていましたが、
今回ばかりは投げた球にも左右する強風条件下
ですから、今までの中で一番の修羅場でした。
もちろん、大変なわけなんですが、
ここでダメとなると、今後、ZOZOでは
投げさせられなくなるおそれが残りますからね。


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さて、試合については、序盤から動きます。
まず1回表
源田が一死からお散歩で出ると、
源田盗塁をしっかり決めて、
次の浅村山川連打タイムリー
2点を軽々と先制します。
この先制点は、投手を助けるし、
出鼻をくじくのでいい展開です。


ただし、この回について、
厳しい目線で一言申せば、
二塁へ出た山川まで還して
3点目をどん欲に奪わなければだめ
です。
そりゃ先制したのだから2点あればいいでしょう
ということはわかります。
しかし、今日の先発は雄星ではありません。
百歩譲って、ウルフまでは許容しましょう。
雄星以外の先発投手では、
序盤から点が奪えるときは
どん欲に徹底して奪うべし!

です。
しかも、今日はファビオ
初ZOZOで強風により制球乱すおそれがあり、
走者を出してからも微妙なところです。
それを踏まえれば、
今日の試合展開は
乱打戦もあり得るわけです。
それ故、1点でも多いに越したことはありません。


また、今日は昨年、天敵になっている二木が相手。
でも、二木だって実績は昨年の何試合かだけで、
前回はオリに撃沈しているとともに、
今年の西武打線の勢いには恐れがどこかにあるはず。
だからこそ、
序盤、立ち上がりで叩くことが重要であり、
できれば、今後も天敵にならぬよう
自信を喪失させるくらい

序盤で、立ち上がりから
徹底的に攻めて攻めて攻めまくり
KOする意気込みで何点も奪いたい
ところです。
そもそも、ロッテはホームだから
強風に慣れているでしょうが、
二木だって強風は苦しい状況なんですから、
頭から叩き潰さないと、
攻撃の手を緩めてはダメです。


それ故に、
一死二塁(走者山川)のチャンス
どん欲にモノにしなければなりません。
しかし、森、おかわりが
凡退して2点で終了でした。
もちろん、これは両人の責任ですが、
やはり、おかわりが6番で重く入って
打線が途切れることがネックです。
セ・リーグで言えば、
投手の打席と変わりません。
またヤバいのが、
若い二木はわかりませんが、
捕手の田村が怖がっていません。
これがおかわりの打席です。

2球で追い込まれてからは、
3球目が定番通りの落としてのフォーク。
ただし、おかわりは振りませんでした。
田村から見れば、
落ちる球をかなり意識しているなと感じます。
それ故、ど真ん中のストレートを投げてきます。
昔ならこれをモノにしてきましたが、
完全に振り遅れのファールに。
今のおかわりは打ち損じることを
田村はわかっているから
真ん中でも直球勝負を平気で仕掛けてきます。
これは他のバッテリーも最近多いです。
もうおかわりの中に直球にも注意が散るので、
案の定、最後は
お約束の落ちる球で処理されます。


おかわり問題が出ましたので、
ここで最後まで述べます。


結局、今日は一番ひどかったのが
一死一二塁の8回表でした。
カウントが悪くなって打者優位ですが
しっかりと空三振でしたからね。
まあ併殺打でなくてよかったですが、、、
今、求められるのが所詮そのレベルです。
6回表は森も倒れましたが、
ど真ん中を中飛で二塁走者を還せず、
4回表も中安打の森に続けず、
二飛でチャンスを広げられず。


年齢的な下降線は否めず、
でも昨年の今頃は安打を重視したので
良いスタートダッシュを決めましたが、
今年は本塁打を重視する意識に戻したので、
なおさら打てなくなっています。


確かにおかわり君から本塁打をとったら
おかわり君でなくなるという
気持ちもわかります。
しかし、下降線になった今、
本塁打の狙いをやめて、
安打を狙うよう変えても
それは恥でもなんでもありません。
速球派投手が高齢とともに
変化球を使う技巧派投手になるなんて
よくあることであり、
松坂もそれで頑張っています(結果は別にして)。


それでも本塁打狙いにこだわり続けるならば、
打てるようストイックに努力する
引退するか二者択一しかありません。
とはいえ、安打狙いに切り替えても
今の状態では打てるかどうかは微妙なところです。


もちろん、今まで西武一筋で
整備へ大きく貢献してくれた実績は
十分に称えております。

しかし、打てなくなったのは
今に始まったわけではなく、
田辺政権時代から含めれば
もう2年以上は、
我慢して使ってもらっています。
もうそろそろいいんじゃないですか?
まあ我慢するのは、
今月までとかあるでしょうが、
実はもう2年以上
チャンスを与えてもらっているんですよね。
もう一度、二軍で調整するか、
少なくともベンチスタートにすべき時期は
とうに過ぎていると思われます。
少なくとも、坂田の方が打ちます。
外崎をサードで使えば、
坂田も出番が出てきます。


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さて、試合の方に戻しますが、
2点をもらった直後の1回裏
ファビオ風の影響を受けて、
出してはいけない先頭の荻野
与四球でお散歩
させてしまいます。
最初の2球で追い込んでいただけに
もの凄くもったいないですが、
荻野もファウルで粘るんですよね。
結局、粘り負けの与四球でした。


その後、中安打、与四球になり
ほぼ自滅型満塁のピンチになり、
鈴木は運良くど真ん中で二飛に抑えるも、
菅野に大きくフェンス直撃を打ち込まれ、
走者一掃の右三塁打タイムリーに。

あっさりと
ひっくり返されます。
試合の流れは序盤から
ロッテが掴んでいます。


ファビオ強風の影響を受け、
制球はストライクが入らないか、
ストライク入っても
低めをなかなか突くことができず、
そうなれば与四球か、打たれるか
となってしまいます。
しかも、元々が立投げ状態ですから、
リリースが早いので、
風も響いてなおさら安定感を失い、
また走者を出せば、
立投げでさらに投げ急ぐから
身体の開きも大きくなって
ますます安定感を失い、
制球力を低下させてしまいます。


ちなみに、アメリカ時代は、
エクステンションが172cmと短いので、
打者が思っているより早くリリースするそうです。
(メジャーリーグ平均188cm)
※BASEBALL GEEKSさんホームページより


結局、3回裏にも二死から連打で失点し、
5回裏先頭・井上に与四球したところで交代
成績は、4回0/3(100球)で奪三振2
被安打4、与四球6、失点・自責点4と
とにかく出塁を許しまくって
4点を失いました。


まあ今日は強風という理由で参考外
と見てもよく、可哀想な面も否めませんが、
それを言ったら、
もうZOZOで投げることができません。
さすがに2試合目にして
天敵球場を作るのはまずいです。
また、走者を出したときの投球
に関する課題は、次回以降も残しております。


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その後、小石、高木勇、ワグナー、伊藤
とリレーします。


まず2番手小石については、
1イニングを三凡でしっかり抑えました。
ただ、小石も先日2軍戦で
火だるまになっているように
急におかしくなったりしますから、
なんとも言えませんが、
まあ今日は、しっかり抑えることがデキ、
1イニングで済ました点は良かったです。


問題は3番手・高木勇です。
今日も打たれてしまいました。
いきなり先頭の清田に
内角低めでしたが、左二塁打を浴び、
次のバントができぬ田村
バスターエンドランで一ゴロの間に三塁へ進められ、
次の鈴木外角へ甘く入ったカーブを
打たれて、タイムリーになりました。
その次の藤岡には粘られましたが、
最初の三球でB3とカウントを悪くしており、
暴投で走者は一塁から三塁まで走られ、
結局、与四球で歩かせてしまい、

中村に右犠飛でさらに1点を失います。
このとき、
外崎、浅村と中継入れて好送球し、
アウトのタイミングでアウトの判定になりますが、
リクエスト要求により検証されると、
荻野の右手が森を超えて巧みに
ホームベースへタッチしており、
覆ってセーフになり、もう1点失いました。


高木勇今のところ
1軍登板でいいところがありません。
もちろん、今日は風の影響もあり、
目をこすっていたりしたので、
苦しい状況でしたが、
まだちゃんと抑えていない点がネックです。
ただし、1つ疑問点があるのが
今の中継ぎとしての使い方です。
確かにトモミ離脱が響き、
抑えなければならぬトモミの代役として、
高木勇に白羽の矢が立ったわけ
ですが、
何が何でも絶対抑えるというタイプ
でもなさそうですから、
1~2失点はやむを得ないから
試合をしっかり作る先発役の方が合っている
気がしますから、先発で使いたいですね。


本当なら明日の先発予定の榎田が中継ぎで、
高木勇が先発と、逆の采配をすべきですが、
高木勇を信用してのトモミ代役への抜擢だろうから、
(「他に代役できる人がいないから」のコメントを考えると)
現場は榎田ではトモミの代役は厳しいと考え、
榎田より高木勇を信頼していると思われます。
一方、明日の榎田先発は、
フロント要望もありそうですね。
※フロント戦略によるトレードでしたからね。
※高木勇の方は巨人の考え(プロテクト)
 に基づく結果ですからね。


でも、トモミは戻ってこないですから、
中継ぎ役はすでに決まっていますし、
まだしっかり抑えられていないことから、
先発に転じるのはまだまだ先になりそう
というのが現状
でしょう。


それであれば、高木勇も
そこで結果をまず出さないとなりません。
ところで、気になるのは、
今のパ・リーグの打者たちが
高木勇を恐れてなく、
積極的に打ちに来ていること

なんですよね。
それ故、高木勇投げ急ぐ感があるから、
投げ急いでいきなり打たれている感もあります。


登板したとき、まず初球については、
インハイのストライクを
思い切り投げてみては?
※もちろん当てて与死球はダメです
※まあ今日は風もあったから、
 ストライクは入らないかもしれませんが。
その攻める気迫で
相手打者も威嚇できますし、

内角を意識する分、
外角も投げやすくなるのでは?
という気もします。
まずは攻める初球です。


ところで、
明日は榎田が先発を予定していますが、
榎田も昨年から5回くらいまでしか調整してなく、
球数で言えば70~80球が限界そうですから、
第二先発として、小石か、高木勇が
ロングで使われる可能性
が想定されます。
その小石か、高木勇
明日の試合のポイントになるかもしれません。


ワグナーについては、
走者を出しても併殺打で凌ぎ、
1イニングを無失点で抑えました。
ただし、先頭を与四球で出してはダメです。
まだやるべき試験は続きます。。。


最後の伊藤については、
2安打を打たれましたが、
しっかり無失点に抑えました。
次以降も楽しみな存在です。


ただし、試合後に土肥コーチは
下で実戦を積んでもらう。
 今日はいい投げっぷりを見せてもらった。
 1年間、一軍の戦力としてやってもらいたいし、
 下の実戦で結果を出してほしい
とのことで、榎田に代わって下へ行くそうです。


しかし、よくわからない采配と思いました。
一応、無失点に抑えましたからね。
本人が怖くなったのでしょうか?
そうでなければ、
打たれてもいいから1軍で投げさせて
上のレベルで経験積ませたい
です。


まさか伊藤を2軍で先発役に仕立てるのでしょうか?
今、それだけはやってはダメです。
それならキャンプ時にそれで準備させたいです。
社会人上がりですが、まだ19歳のルーキーですからね。


いずれにしても、今日は、
合計で8被安打、8与四球
厳しい展開を強いられました。


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一方、西武打線については、
1回表2点を先制しますが、
その後、2回表以外の7イニング
毎回出塁するものの、得点できずの
残塁祭り、
わっしょい!わっしょい!

になりました。
しかも、課題であった
天敵・二木を攻略失敗!


昨日の石川と同様に
これで二木も苦しい強風の中、抑えましたので、
「今年もやれる!」と自信を増し、
次からさらに堂々と投げてきます。
二木の天敵振りを許したことは
今後にも影響する
でしょう。


今後も二木、石川獅子キラーとして
西武戦のカードに繰り返し使われる
可能性は高いです。
となると、
今後、カード勝ち越しが
容易ではなくなります。


今日の二木については、
初回はお得意のフォークを投げてましたが、
途中から風の影響を鑑みて
フォークをあまり投げなくなり
カーブで西武打線を翻弄します。
また制球力の良さを活かして、いつもの如く、
コース一杯に決めるストレートも披露し、
浅村らに手が出せぬ見三振を奪ったりします。
さらに、風の影響を低減するために、
走者がいなくとも、
クイックで投げてきたりして
西武打線のタイミングを狂わします。


秋山の5打数4安打を始め、
6回2/3で8安打2与四球で出塁を多くします。
二木以降の松永、 シェッパーズ 、内も含めても
合計で11安打、4与四球で
2回表以外で毎回出塁しながら
も、
得点は最初に2点を奪いますが、
それ以降、8回表の1点のみでした。
秋山の盗塁失敗、源田の併殺打、
打つところも続かずチグハグと、
打線が線としてつながらずの
残塁祭り
でした。


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結局、上記の課題は成し遂げられず、
連敗を喫して、カード負け越しも決まりました。
一応、辻監督は
「10試合で8勝2敗と考えれば上々」
とおっしゃっておりました。
まあそれはそれで勝率8割だから
数字上は上々
でしょうが、
打撃では残塁祭り、昨日は三振祭りも、
守備では昨日が守乱祭り(土日もね)、
投手では四球祭り自滅投壊と、
負けるにしても内容が良くなく、
Bクラス野球になっていました。


さらに、明日は1軍で未知の榎田が先発であり、
パ1軍に通用するのか?スタミナはどこまで?
という不安を抱えています
から、
また涌井が好投すれば得点も危ういので、
このカード三連敗という大惨事
もあり得るリスクが残っております。


しかし、ここで三連敗するようでは、
8連勝の貯金もあっさり吹っ飛ぶだけでなく、
勢いもいきなり下降線になるので、
今週後半の仙台遠征の楽天戦も危うくなります。
金曜日は雄星が投げますが、
打てなければ勝てないし、
守乱になれば負けます。


とにかく、
三連敗だけは
避けなければなりません。