下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【楽天3回戦(宮城)】初回からウルフ投壊で敗戦。元々楽天に相性悪いが、楽天も徹底した流し打ちor弾き返し打ち戦法でウルフを轟沈。まあ反撃の狼煙を上げて、鷲にも嫌な印象は与えられたと思うが。でもウルフの右肘は心配。その診察結果次第ですが、やはりウルフの使い方は再考すべきでは?「登板→抹消」繰り返す緩い間隔で。鷹戦専属でもいい。

今日は、楽天3回戦(宮城)が行われ、
ウルフ若手の池田先発でした。


しかし、初回から
ウルフが投壊しました。
さすがに初回8失点は大きな痛手となり、
この大失点が響く敗戦となりました。


↓↓↓1回裏の結果


まず今日のウルフ
先頭の島内を一ゴロに打ち獲りますが、
全般に高め傾向であり、
あまり状態が良くなかった
でした。


またウルフについては、
昨年成績を見てもわかるように、
元々、楽天とは
相性が良くないんですよね。
まだソフトバンクの方が
相性がいいタイプでした。


鷲戦:  9回 防御率6.00、0勝1敗
   QS33.3%、被打率0.286、WHIP1.44
鷹戦:33回2/3 防御率4.01、2勝1敗
   QS66.7%、被打率0.256、WHIP1.22


また左右打者別の成績についても、
右打者より左打者が苦手でありますから、
左打者の多い楽天は不安要素が大きかったです。
右打者被打率0.235左打者被打率0.316


一方、ウルフの最大の特徴については、
テンポ良く投げて
ゴロアウトの山を築くことにあります。
ウルフの球は微妙に動いているので、
下手に引っ張ったり、打ち気になったら
球の頭を叩いてしまい、ゴロアウトを築き、
ウルフの術中にハマるわけです。


そんな中、ウルフを攻略するとしたら、
◇強引に引っ張らず
 逆に流し打ちをしていく。
 またはセンター方向に
 しっかり弾き返していく。
 特に外角球は逆らわず流し打つ。
◇セーフティバントや機動力等の
 小技で揺さぶっていく。
あたりが想定されます。


昨年、ソフバンなども
そのような作戦でウルフ攻略を
仕掛けていたこと
もありました。


ただ、昨年の4月ソフバン戦でも、
今宮、柳田、中村、上林などが
流し打ち作戦に講じて打ってきましたが、
内川やデスパ、松田が引っ張ってしまうために、
その作戦が半端となって功を奏さない結果
になったりしていました。
やるなら徹底的にやらないと功を奏しません。


今日の楽天は
流し打ち、又は弾き返し打ち
徹底していました。
しかも高めの球はそれで狙い打ちます。
また初球や2球目など
早めの段階から速攻で打ってきますので、
こちらも考える隙を与えられず、
あれよ、あれよと気づいたら
勢いを止めることできず
時既に遅しの状況に陥っていました。


それなら、こちらとしては、
それを封じるために、
内角をぐいぐい攻め
行けばいいわけですが、
ウイラーへの初球で与死球や
暴投による失点が痛手でした。
でも、今後は、与死球等があっても
怖がらず徹底して
内角攻めを図り
詰まらせて行ってくれれば
と思います。


その後、打撃陣は
反撃の狼煙を上げて6点まで追い上げ、
まあ反撃時期も
3回表の満塁チャンスで無失点などのように
終盤になってからなので、
遅すぎる反撃であったわけですが、
それでも、点差があるにも関わらず
福山~松井裕を引き出すこととなり、
その松井裕も苦しめることができたので、
楽天側も完全にすっきりできず、
嫌な印象は与えられたと思いますけど。


でも、試合の方は、
さすがに初回の大量失点が重く響き、
敗戦を決定づけてしまいました。


ところで、ウルフについては、
結局、肘がしびれると違和感を感じて
そのまま降板しました。
一番気になるのは、
その負傷が大きくなく
無事であること
ですね。
ただでさえ、駒が足りませんからね。


あと、今後の肘の検査結果次第でしょうが、
やはりウルフの使い方は
再考して欲しい
ですね。


現在、サンデーウルフとして
毎週日曜日に中6日で登板させていますが、
先日の背中の張り問題もありましたし、
昨年、夏場以降に疲れから不振に陥りました。
やはり高齢になっていること、
また忘れられているかもしれませんが、
右肘の手術経験があるように
一応、右肘に爆弾を抱えています。


それを考えると、
一年間、安定して実力を発揮してもらうには、
ローテ間隔をもう少し長めにしつつ
登板→抹消を繰り返しすような
中10日間の使い方をして、
涼しくなるとともに、
順位争いが激化する過渡期となる
終盤頃に中6日の使い方を見据える
ような使い方がいいと思っております。


一方、ウルフは、
前日したとおり、
楽天よりソフバンの方が合っている傾向
も見られます。


そのため、4~5月の交流戦前は、
週前半にソフバン戦が、
週後半に楽天戦が偏る日程ですから、
ウルフはソフバン戦を中心に
登板させてみたらどうでしょうか?

別にソフバン戦専属でもいいです。
登録→抹消の中10日での使用方法
ソフバン戦のみ登板させることが可能です。


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なお、1回裏外崎がサードで失策し
ウルフを助けられませんでした。
まあ、ウルフはゴロアウトを重ねるタイプなので、
その失策はしっかり反省してくれれば
と思います。


まあ、外崎もあちこちを守っているので、
先日のセカンドでのトンネルや
金曜日のライトでのズッコケポロリも含めて、
ユーティリティーの副作用が出たかな?
という気がします。


でも、サードは、おかわり君呉君より
外崎の方が安心して
観ることができるのは確かです。


ただ、気になるのは、外崎も山川と同様に、
良いときは勢いで調子乗っちゃって
好プレーが多く目立ちますが、
悪くなると、焦るからなのか?
空回りしてミスする印象があります。


西武というチームは、
良いときはどこまでも昇る、
悪いときはどこまでも墜ちるという
白黒はっきりした、わかりやすい特徴があり、
山川や外崎もその特徴を有している
という気がします。


まあ大変でしょうが、
普通にやれば大丈夫なんですから、
空回りせず、功を焦らず
常に一息余裕を持って下さい。


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さて、2番手以降の投手陣については、
小石がスクランブルで登板し、
その後は、高木勇中塚と繋ぎました。


まず小石については、
「お疲れ様でした」
というところでしょう。


投げているとき、
もごもごつぶやいていましたが、
まあ、小石については、
このような役目を担ってもらいたく、
そのような役目も大事ですので、
4安打、1失点となりましたが、
役目をしっかり果たしたと思います。
ただ、今日は別に良いですが、
いつでも4~5回を投げることが
デキるよう準備して頂ければ
と思います。


3番手の高木勇については、
まだ1軍の公式戦で良いところが
見られていなかったので、
ここはアピールする場になった
と思います。


確かに中継ぎと
本来の使い方でないことが問題なのですが、
最近、
首脳陣からの信頼度も低下している様相があり、
またパ・リーグの相手打者も
高木勇を怖がっている様相が見られません
ので、
ここはしっかり抑えて、
アピールしたいところ
でした。


出てきた4回表については、
銀次を二ゴロで打ち獲るも、
藤田が浅村の失策で出塁し、
次のアマダーには、粘られながら、
最後はチェンジアップが
甘く高めに入ってしまい

そこで2ランを被弾しました。


また二死から
山下に右安打を打たれて
出塁を許すと、次の島内には
初球で暴投してしまい、
バタバタ感
がありました。


その後は3イニング三凡祭り好投しましたが、
このときは走者を出しておりません。
気になったのは、
走者を置いたときの投球です。
もちろん、走者を気にする必要がありますが、
走者を気にするあまりに、
投げ急いでいないか?
打者への集中力が低下して
(雑になって)いないか?
という印象を受けました。


まあアマダーの被弾は、
粘り負け、根気負けして
雑に高めへ甘く入った
という印象ですけど。


アマダーへの配球は次の通りです。
 1球目:中の低めにストレート→ ボール
 2球目:中の高めにシュート→ファウル
 3球目:真ん中にカーブ→見逃し
 4球目:外の高めにカットボール→ファウル
 5球目:外の低めにシュート→ボール
 6球目:外の低めにカットボール→ファウル
 7球目:中の高めにチェンジアップ→左2ラン


最後は、低めに投げようとしたところを
高めに行ってしまったコントロールミス

と思われますが、
もし高めを狙ったのであれば、
渾身のストレートを投げるべきでした。
でも、変化球を続けていましたから、
ストレートで積極的に攻めても良かった
と思います。


そして、今日はアマダーに
中央~外角に集めていましたが、
アマダーは、
内角に穴があります。

だから、今日、高木勇も
ストレート又はシュートを
内角高めにズバっ!
強気で攻めて欲しかったですね。
まず内角高めを突いていけば、
アマダーは打てません
から。


一昨日の楽天1回戦の最終回、
二死一二塁のピンチで
増田がアマダーを
インハイのストレートで
空三振を奪ったのと同じ
です。
このとき、5球目に
インハイ・ストレートを投じるも、
外してしまい、アマダーに見送られ
フルカウントになりました。
当然、歩かせたくないし、
6球目をどう投げるか?

このとき、増田は
インハイ・ストレートを
もう一度、投じましたね。
このときはストライクゾーンですが。


高さは別としても、
今日、高木勇にも
アマダーには
内角攻めで強気に

行って欲しかったですね。


↓↓↓アマダー昨年の成績


でも、その後、
3イニング連続で三凡祭り
に仕留めたのは、アピールポイントになった
のではないでしょうか。
フォークが冴えていましたね。
これを機に、一抹の不安も
払拭しつつあるのではないでしょうか。


もしかしたら、ウルフの故障次第では
先発陣に戻るかもしれませんが、
本来なら、
先発陣で使われることを願いますが、
とにかく、今のところ、
首脳陣は、どの立場で投げさせるつもりか?
読めないのが現状です。
それでも、高木勇の良いところは、
めげずに負けん気の強さが良いところです。
逆に気短により投げ急ぐ雑さもあるでしょうが。
それ故、さらなる活躍を期待できますし、
応援しております。


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一方、打撃陣については、
残塁が目立ったことはありますが、
この厳しいゲーム展開の中
反撃の狼煙を上げて
7点を返したことは評価できます。


まあ池田攻略に時間を要し、
反撃時期が終盤となって
時すでに遅しの攻撃でしたが、
楽天側は得点差がありながらも、
調整登板もあったのでしょうが、
福山、松井裕を引き出しましたからね。
当然、相手はきっちり抑えることが狙いでしたが、
8回裏に獲られた直後の最終回に
松井裕を苦しめて1点返し、
最後は満塁ピンチに持ち込みました
ので、
楽天もそう簡単に勝った感が薄く、
西武打線の嫌な印象は与えられたと思います。
もちろん、
その印象から警戒心を高めるでしょうが、
苦手意識の層も暑くすることも促します。


まあ、今日の敗戦を引きずらず、
気分を一転して東京ドームへ乗り込み
ライオンズクラシック2018
イベントゲームを快勝
しましょう。


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とりあえず、このカード終了で
他のパ5球団と1カードずつ対戦を終え、
11勝3敗の貯金8としました。


辻監督は
「十分でしょう。今は状態が悪いチームでも、
 これから上がってくる。改めて気を引き締めて、
 頑張っていきます
」とコメントしました。


確かに、気を引き締めて、
他球団に競り勝っていきましょう。