下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン問題】さあ今年初の福岡決戦!今年を占う重要なカードに。ところで元SBの山下斐紹がスタメン捕手で出場した4/19の楽天vsソフバンでは、楽天がソフバン打線を抑えている。このとき組み立てられた配球(球種)の傾向が興味深く整理してみました(ソフバン打線攻略の参考になるかわかりませんが)。

今週は敵地・福岡で王者ソフバンとの三連戦ですね。
目下、獅子の勢いは止まること知らずですが、
この福岡決戦でやられ続ければ、
その後、下降線を辿るリスクもあります。


西武ライオンズは
勢いに乗れば調子乗っちゃってですが、
落ちると空回りしてミスしてというように
白黒わかりやすいチームですからね。


とにかく、この福岡決戦は、
今後を占う上でも重要な正念場になります。


ところで、話は変わりますが、
4/19のソフバンvs楽天(ヤフオク)では、
楽天がソフバン打線を4安打1四球1失点に抑え、
楽2-1ソでソフバンを負かしました。


どっちが勝とうがどうでもいいのですが、
(まあSBが負けた方がありがたいでしょうが)
この試合で興味深いのは
楽天側の捕手が元SBの山下斐紹が担った点です。
そのSBをよく知る山下
どんな配球で、どのようにSBを抑えたのか?です。


もちろん、先発の藤平が
見事に走るストレートを繰り広げ、
ストレートと同じように投げる
変化球が織り混ぜられて
ソフバン打線が翻弄されたこと
がソフバンを抑えた最大の要因でしょうが、
やはり山下の存在も大きかったでしょう。


このときの配球結果について、
今後のソフバン攻略の参考になるか
わかりませんが、
この日の配球&結果を以下に整理しました。


もちろん、このときSBを抑えたのは
藤平の投球が良かったからであり、
配球は1球1球で
その場の状況・流れ・心理・人特性など
に応じて全く変わるものであるので、
このときの配球が今度の戦いで
そのまま当てはまるわけではありませんが、
まあ、興味深い傾向も見られたので、
一つの知見(事例)として整理にしてみました。



この結果で興味深かったのが、
その打者に対して、
同じ球種ばかりを
投げさせている傾向

が散見している点です
ただし、その打者の次の打席は、
前の打席の球種と同じだったり、違ったり、
その打席においても多様に織り混ぜていたり
はありますが。


例えば、
初回の先頭の本多や上林には
ストレート一辺倒
であり、
次の回の松田には
スライダー一辺倒
明石には、縦方向の変化球ばかり。


すなわち、ソフバン打者は
ある程度、球種にヤマを張ってくるので、
山下はそのヤマを外してリードしている?
という可能性が想定されます。


例えば、一発怖いデスパイネは
変化球で交わされることを見据えて、
変化球を待っていたところを、
ストレート中心で裏を仕掛けた?
ついでに1打席目、3打席目とも
早い段階(初球又は2球目)で
外してインハイに投げ込んで
内角を意識させている?
などが推測されます。


ちなみに、藤平の配球を打者別で
以下に整理し直します。


そこで、各打者に関して、
昨年の球種別打率と見比べて
4/19のときの配球の狙いを推測してみます。
※あくまで推測はこちらの妄想です。

もちろん、この配球を
西武がやったところで上手くいくかはわかりません。

でも、この知見(事例)は
同じ球種一辺倒の攻撃が通用することがある
(※ただし、次打席では変えたり工夫が要
ということを示しております。


それなら、
ソフバン打線の読みの裏をかけば
意外と、天丼(繰り返し)攻撃でも
タイミングが狂わされて抑えることができるかも
ということも言えると思います。
もちろん、どう裏をかくか?
西武陣営の洞察力を問われるわけですが。。。


本来なら、どんな球を投げるか?
決定権のある投手の方が打者より有利なはずです。
まあ実際には、当然、
そこに投打の実力差や心理差、試合展開・状況、
マウンド等の特性や本拠地・敵地等の場の状況
などなどで、その有利不利は変わってきますが、
どんな強打者でもタイミングが狂えば打てません。
それは今の西武打線も同様ですけど。
如何に自分のリズムで投げ、
如何に相手のリズムを崩すか?
まあそう簡単なことでは無いし、
それができていたら
昨年までの惨事は無かったでしょうけどね。


ところで、この福岡決戦3連戦は、
1戦目が十亀vs東浜の先発予告であり、
その後は、
2戦目がファビオvsバンデン
3戦目が榎  田vs石  川
ということが想定されます。
金曜日が休みですから、雄星中5日にして
ソフバンにぶつける案の噂もありましたが、
雄星のデキもそれほど良いとは言い難いので
その中5日案は多分無さそうと思いますけど。


まず先陣を切る十亀については、
前回のソフバン戦で好投して勝ちましたが、
ここ2戦は大ポカもあり、あたふたして連敗中です。
特に走者を出してから
二段モーションが使えなくなると、
昔のダメ十亀に戻ってしまうなどの弱点も露呈
しています。


それなら十亀も、
当然、走者のやりたい放題
になりかねないから本当はダメですが、
自分のリズムを崩さない方を優先し、
まず二死なら絶対に打者を抑える前提
もう二段モーションで投げてみたら?
危険でも、走者が内川やデスパとかだったら、
もう二段モーションで投げてみたら?


まあ本来なら、4~5月の日程
週の前半にソフバン、後半に楽天が
せっかく偏っているのだから、
相性が鷹に悪く、鷲に良い十亀を週後半に、
相性が鷲に悪く、鷹に良いウルフを週前半
持って行きたかったですけどね。
※十亀(2017年)
 鷹戦:16回2/3 防御率5.94、1勝2敗
    QS66.7%、被打率0.313、WHIP1.80
 鷲戦:30回1/3 防御率1.78、3勝1敗
    QS60.0%、被打率0.239、WHIP1.19

※ウルフ(2017年)
 鷹戦:33回2/3 防御率4.01、2勝1敗
    QS66.7%、被打率0.256、WHIP1.22
 鷲戦:  9回 防御率6.00、0勝1敗
    QS33.3%、被打率0.286、WHIP1.44


どのみち、ウルフは抹消中であり、
十亀も今さら動かせませんが。。。


もちろん、ソフバン打線は、
投げミスが致命傷になりやすい相手であり、
丁寧な投球は必要
です。
でも十亀は、力みすぎて自滅も多いし、
気張っても
良いことはありませんから
今の打線の勢いと自分自身を
信じて気楽に投
てね

西武十亀「細心の注意を」ソフトバンク戦意気込み
4/23(月) 16:25配信(日刊スポーツ)

「細心の注意を払って、調子の悪いバッターは調子の悪いままにさせられるようにしたい。目の前の打者1人1人を抑えていきたい」と意気込んだ。


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でも、ウルフ復帰も早そう
GW9連戦に想定されそうですが、
このとき復帰させるならば、
ウルフは、楽天との対戦を避けて、
週前半のオリ戦に当てて、
そのまま週前半に組み込み、
次週の5/8~9のソフバン戦へつなげ、
その後は1週飛ばして休ませて、
5/22~24のソフバン戦に登板させる
ことを考えてもらえれば、と思います。