【ソフバン問題】西武とソフバンのイニング別得失点傾向を見てみると、ソフバン戦における西武の得点勝機は3~4回?失点危機は1回&6回&8~9回?
4月23日までに西武は19試合、
ソフバンは18試合を既に消化しています。
そこで、23日までの今年の全試合における
西武とソフバンのイニング別得失点を
比較してみました。
その目的は、ソフバン、西武とも
どのイニングで得点を挙げる傾向か?
どのイニングで失点をする傾向か?を把握し、
西武がソフバンに対し、
どこで得点しやすいか、
どこで失点しやすいかを
推測的に考えてみることにあります。
合計点では9回裏の有無もあるので、
各イニングの総得点を試合数で割る
平均得点で整理し、
そのトレンド(推移・変動)に着目してみます。
まずソフバンの得点傾向については、
序盤の1~2回に得点を挙げるものの、
3~4回に一旦落ち着く傾向が見られます。
しかし中盤5回以降に得点が増えつつあり、
終盤8~9回に最も得点を挙げています。
次にソフバンの失点傾向については、
4回や6回の中盤に失点傾向があり、
6回の方が多い傾向にあります。
打順が二巡目になれば点を奪いやすく、
三巡目になればさらに点を奪いやすく
という印象でしょうか。
しかし、終盤7回以降は失点が減ってます。
ただし、サファテ不在は
絶望感を和らげてくれますが。
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一方、西武の傾向については、
得点が回を進むにつれて
右肩上がりで増える傾向にあり、
失点が立ち上がり初回で
一番奪われている傾向です。
ただし、4/15楽天戦(ウルフ登板)で
初回に8点奪われたことや、
4/18ハム戦の終盤2イニングで
8点差をひっくり返した大逆転劇が
影響しています。
そこで、
4/15楽天戦、4/18ハム戦を除くと
次のとおりになります。
まず西武の得点傾向については、
基本的に序盤1~3回よりも、
中盤の4~5回で得点を奪う傾向にあります。
その後は6~7回にやや低下しますが、
終盤は得点を奪う傾向が増えつつあります。
次に西武の失点傾向については、
4/15楽天戦を除外しても、
初回の立ち上がりが最も奪われています。
2回になると、一旦落ち着き、
2回が失点が最も少ないイニングと言えます。
しかし、回が進むにつれて
失点は右肩上がりに増えており、
6回で初回同様に失点が顕著になります。
その6回というと、
投手が先発から2番手に代わる頃、
または先発が疲れてくる頃ではないでしょうか。
で、7回に一旦落ち着きますが、
それでも7回以降は再び右肩上がりで
失点が増えております。
9回に多くなっているのも面倒です。
増田も防御率4.50と良くないですからね。
やはり6~9回が失点高めになっているので、
それだけ中継ぎが安定していないこと
が伺えます。
一応、西武の失点懸念のイニングは、
初回立ち上がりと6~9回
というところでしょうか。
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それでは、
西武の得点&ソフバンの失点
ソフバンの得点&西武の失点
でグラフを重ねて見てみましょう。
※西武の4/15楽天戦、4/18ハム戦は除く
まず西武の得点&ソフバンの失点(上段)ですが、
終盤は西武が得点しやすい傾向に対し、
ソフバンが失点しにくい傾向なので
傾向の類似性が図れてなく、
そのときにどちらが上回るか?
次第で結論が動くかもしれません。
しかし3~4回においては、
西武が得点しやすい傾向で、
ソフバンも失点しやすい傾向ですから、
打線が二巡目となるその3~4回が
得点を挙げるのに最大の山になる
可能性が想定されます。
逆に3~4回を無失点で過ごすと
最大の得点機会を獲り逃したとなる
懸念が想定されます。
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次にソフバンの得点&西武の失点(下段)は
双方ともトレンド(推移・変動)が似ている
んですよね。
となると、
立ち上がり初回は
西武が失点しやすい傾向で、
ソフバンも得点しやすい傾向ですから、
点を奪われやすく警戒が必要になりそう
と想定されます。
また回が進むにつれて
双方とも右肩上がりに増えているので
中盤になればなるほど
点を奪われやすく警戒が必要になりそう
と想定されます。
そして終盤の8~9回は、
ソフバンが最も得点しやすく、
西武は失点しやすいところであるので、
点を奪われやすく警戒が必要になりそう
と想定されます。
以上のように、
西武の失点注意のイニングは、
立ち上がり初回と終盤8~9回が
最も大きな山となり、
中盤になればなるほど警戒も必要で、
6回あたりがネックになる
おそれが想定されるでしょうか。
やはり投手陣においては
息が抜けぬ茨の道が続きます。
もちろん、
結果がその傾向のまま
すんなり決まるとは限りませんが、
当然、登板する投手等に応じて
結果は異なるわけですが、
単純集計を取ってみたら、
上記のようなことも考えられるかもしれない
というところでしょうか。