GW9連戦とタイトな戦いが始まる。過去5年のGW決戦を見ると15年の7勝2敗が最高であるが、最近2年はあまり悪夢続きの成績。今年は是非とも金色輝くGoodWeekにしたい。鷲戦も面倒であるが、意外と初物を相手にしたり、先発のスタミナ不足~中継ぎ負担を懸念するオリ戦も厄介か。
明日からGWで9連戦が始まります。
間髪を入れずに9戦消化するとともに、
最初の3戦はホームですが、
残り6戦は敵地(京セラ、仙台)の遠征なので
疲れも溜まるかもしれません。
GW開けには早速、
ホームでソフバン戦が控えています。
今の西武の勢いを保ちつつ、
5月も突っ走るには、
このGW9連戦はタイト日程だけど、
しっかり結果を残しながら、
その勢いでソフバン戦へ挑みたいです。
ところで、過去のGW決戦の結果は?
過去5ヶ年で見てみましょう。
◆2017年:2勝6敗1分
(GW前3位→GW終了時4位(借金2))
ロッテ1勝1敗1分
ソフバン0勝3敗、楽天1勝2敗
◆2016年:3勝5敗1分
(GW終了時4位(借金5))
ソフバン1勝1敗1分
オリ1勝2敗、ハム1勝2敗
◆2015年:7勝2敗
(GW前2位→GW終了時1位(貯金8))
ロッテ1勝2敗
楽天3勝0敗、オリ3勝0敗
※この年はGW終了時を首位で迎えたが、
5月中旬以降、負け越しを重ねて3位に。
7月は13連敗含んで不振で8月に4位。
◆2014年:4勝4敗
(GW終了時6位(借金10))
ハム1勝2敗
ロッテ2勝1敗、楽天1勝1敗
◆2013年:5勝4敗
(GW終了時1位(貯金9))
楽天2勝1敗
ソフバン0勝3敗、ハム3勝0敗
※この年はGW終了時を首位で迎えたが、
それ以降、徐々に低下し6月の不振で
4位へ(5位も1日ある)。
その後も4位で終盤を回るが、
ラスト8連勝で2位まで回復。
過去5年で最高だったのは
2015年の7勝2敗でしたが、
この年はその後に失速してBクラス終了でした。
それ故、GW後も重要であり、
どこまで経っても
重要な一戦が繰り返されるわけですが、
GWで勢いをさらにつけたいのは当然です。
でも、昨年はヤフオクの悲劇や
岸に遊びながらねじ伏せられた屈辱を含む鷲への連敗
となり、GW終了後に4位へ落ち、
散々なGWになりました。
まあその後を3位を確保しながらついて行き、
炎獅子祭りで2位へ食い込んだわけですが。
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さて、今年のGW9連戦については、
4/28~30:楽天戦(所沢)
5/1 ~ 3:オリ戦(大阪)
5/4 ~ 6:楽天戦(仙台)
の予定です。
雨は2~3日の予報であり、
その日は京セラですから
9連戦はそのまま遂行されそうです。
まず楽天戦について、
楽天サイドは緒戦に則本をぶつけてきます。
西武は則本を比較的、打ち込んでいます。
ただし、則本は、
調子乗っちゃうと手がつけられなくなりますので、
調子乗っちゃう前の序盤に叩くことが鉄則です。
則本のイニング別失点でも初回が最も多く、
立ち上がり攻略がカギです。
2番手はソフバン打線も抑えて好調の藤平、
3番手は前回、西武相手に勝ちを稼いだ池田
が西武戦の先発の基本ラインでしょう。
藤平の対西武戦は、
昨年9/13に先発しましたが、打ち崩しました。
ただし、今年になってスケールアップしているので
昨年の成績は参考外になっているかもしれません。
今年はチェンジアップを覚え、
ソフバン戦ではストレートが良すぎました。
ちなみに3/21OP戦で対戦しており、
このときは5回7被安打1失点でした。
まあ、これを見る限りは、
もの凄い脅威という雰囲気はありませんが。。。
一方、池田について、前回の対戦は
ウルフが初回に轟沈したことが全てでしたが、
池田に対して6回までは残塁祭りを展開
しましたね。まあ手が出ないわけでもないので、
今度はしっかり攻め落としたいですね。
宮城で行われる5/4~6の3連戦も
そのまま則本、藤平、池田を繰り返すこと
が想定されますが、
こちらは先の4/28~30の3連戦の結果次第で
ローテを変えてくる可能性が考えられます。
楽天は5/1が休みとなっており、
GWの真ん中ではハムとの2連戦です。
そのハム戦には、普通なら
4/25~26ロッテ戦からの中6日で
そのまま岸、辛島をぶつけてくるでしょう。
今、美馬は2軍へ降格中であり、
再昇格が可能なのは最短で5/4以降なので
則本、藤平、池田、岸、辛島の5人で
GWを回すのが基本スタンスだと思います。
ただし、もし4/28~30の所沢で
西武に三連敗することになれば、
5/4~6の3連戦は少し変えてくること
もあり得ます。もし変えるなら、
美馬を5/4以降で再昇格させて西武戦へ投入か?
塩見あたりを昇格させて
ハム戦に辛島、塩見を登板させて、
岸を西武戦に投入してくるか?(ホームだし)
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5/1~3のオリックス戦については、
金子、アルバース、ディクソンが想定され、
金子もピークは過ぎたし、
ディクソンも天敵の威厳が減ってきています。
問題は初物となる左腕アルバースでしょうか。
西武は初物にやられやすいですからね。
アルバースは4試合を先発し、
まあロッテ2つ、ハム&楽天で各1つずつですが、
2勝1敗で防御率2.45、WHIP1.06と
まずまずの成績。
前回、札幌でハムに負けたのも、
本人は6回2失点(被安打4,与四球1)でしたが、
打線の援護が無かったことが響いています。
アルバーズの球種については、
ストレート:約37%
シュート :約27%
スライダー:約21%
チェンジUp:約11%
カーブ :約4%
と、多彩のため、
翻弄されないようにしたいです。
またフォームが変則であり
初物効果が響くかもしれません。
球速が遅いですけど、
バックスピンが効いているので
凡フライの山を築くおそれがあります。
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一方、西武の方は先発陣をどう布陣するのか。
今のローテをそのまま踏襲すれば
4/28~30の
楽天戦(所沢)では雄星、多和田、高木勇
5/1~3の
オリ戦(大阪)では榎田、ファビオ、十亀
若しくはファビオ、榎田、十亀
でしょうか。
ただし、ソフバン戦で
4/25にファビオ、榎田、
4/26に十亀がなげているので、
誰かが中5日になります。
(榎田か、ファビオか)
そして、5/4~6の
楽天戦(仙台)で雄星、多和田、高木勇
と繰り返す形であり、
善し悪しは別として、実現性が高いですね。
→→→→上記案をA案とします。
まず1つ目の問題は
視野をGW9連戦に限ることなく、
GW明けのソフバン戦も
見据えることができるか?
です。
4~5月の日程は、
週前半に鷹戦が、週後半に鷲戦が偏っているから
鷹に相性が悪く、鷲に相性が良い十亀は、
鷲戦が偏る週後半に変更した方がベターです。
おまけに十亀はオリックス戦も相性が良くないです。
※十亀(2017年)
鷹戦:16回2/3 防御率5.94、1勝2敗
QS66.7%、被打率0.313、WHIP1.80
鷲戦:30回1/3 防御率1.78、3勝1敗
QS60.0%、被打率0.239、WHIP1.19
牛戦:19回2/3 防御率5.03、1勝2敗
QS50.0%、被打率0.321、WHIP1.47
ただし、GW明けのソフバン戦は、
5/8~9の2戦になっているので、
十亀が中6日を守っていれば、
5/3オリ戦に登板し、
次の中6日で5/10と休みだから、
5/11ロッテ戦と週後半に組み込めます。
榎田、ファビオが中6日で
次の鷹戦に当てはまります。
でも交流戦までの週後半には
相性の良い鷲戦はもう無いんですよね。
また問題は
相性があまり良くないオリ戦でどうか?
という懸念材料は残ります。
次に2つ目の問題は、
各先発投手のスタミナに着目し
中継ぎの負担状況がどうなるか?です。
すなわち、80~100球が上限になりそうな
ファビオと榎田のスタミナを考えると、
その2人が登板したゲームでは、
最悪、先発が5回持たないおそれもあり、
第二先発、ロング要員が必要になるかも
しれません。
その中継ぎの負担を踏まえると、
できることなら、
ファビオと榎田は並べたくない所があります。
2試合連続で中継ぎに
負担をかけたくないですからね。
でも、4/25ソフバン戦で
ファビオと榎田が登板しており、
4/26に十亀が投げており、
日程的に雄星も金曜日から土曜日に変わり、
そして、次のソフバン戦が5/8~9なので、
誰かを下から上げないと、
ファビオと榎田が並ぶ上記の想定に
ならざるを得ません。
さすがに中4日で榎田は使えないですし。
もし重傷で無かったウルフが戻れるならば、
パズルは簡単にハマることができ、
十亀の楽天への相性の良さも活かせます。
ファビオには中5日になってもらいますが、
4/28~30の
楽天戦(所沢)では雄星、多和田、高木勇
5/1~3の
オリ戦(大阪)ではファビオ、ウルフ、榎田
5/4~6の
楽天戦(仙台)で十亀、雄星、多和田
そして、5/8~9の
ソフバン戦(所沢)でファビオ、ウルフ
と当てはまり、できればこれで行きたいです。
→→→→上記案をB案とします。
ウルフは鷹に相性が良いけど、鷲に悪いので、
5/9ソフバン戦に登板したら
1週休ませて(←ここ重要)、
次の5/22~24ソフバン戦(ヤフオク)
のどれかに登板させれば良いです。
※ウルフ(2017年)
鷹戦:33回2/3 防御率4.01、2勝1敗
QS66.7%、被打率0.256、WHIP1.22
鷲戦: 9回 防御率6.00、0勝1敗
QS33.3%、被打率0.286、WHIP1.44
ただし、ウルフは良くなっているようですが、
現時点で復帰は未定ですから、
GW9連戦の復帰は現実的で無いと思われます。
早くてGW明けではないでしょうか。
5/9のソフバン戦までに戻れれば御の字です。
もちろん、ウルフではなくても、
誰かを下から上げて、上記の通り
オリ戦の中日に組み込めば
B案となり、楽にはなります。
しかし、ウルフ以外で
現在、上へ挙げられる先発候補というと
正直「いねぇんだよ」状態です。
2軍成績の数字上だけで見れば、
本田や誠あたりが考えられますが、
本多は、先日のDeNA戦で
打球が軽く飛ばされており
1発病を発していましたから
正直、厳しいでしょう。
誠も同様の問題を抱えています。
泰雄も光成も本調子ではないですし。
とりあえずは、2試合連続で
第二先発、ロング要員は必要になるおそれは、
十亀も中5日にすることによって緩和するとして
それでも
十亀が相性があまり良くないオリ戦で踏ん張れるか
という問題を抱えた
オリックス戦が山になりそうですが、
先発陣の布陣については、
4/28~30の
楽天戦(所沢)では雄星、多和田、高木勇
5/1~3の
オリ戦(大阪)ではファビオ、十亀、榎田
5/4~6の
楽天戦(仙台)で雄星、多和田、高木勇
そして、5/8~9の
ソフバン戦(所沢)でファビオ、ウルフ(榎田)
というところでしょうか。
→→→→上記案をC案とします。
この場合、
ファビオと十亀が中5日になります。
ファビオはGW明け鷹戦には中6日にしたいので
GW中で中5日として5/1に照準を合わせます。
で、もしウルフが5/9鷹戦に間に合わなければ、
榎田が5/9のときに中5日で鷹戦となります。
まあ榎田は4/25も中5日で投げていますが。
若しくは、2人も中5日になることを避け、
ファビオと榎田が並ぶことを許容するなら、
5/1~3の
オリ戦(大阪)ではファビオ、榎田、十亀
ですね。→→→→上記案をC2案とします。
ただし、この場合は
5/1~2に連続で中継ぎ陣の負担が多くなる
おそれがあるので、
中継ぎ陣は駒を多く用意しておきたいです。
小石、武隈のほか、下からは豊田や福倉なども
見据えて用意しておきたいです。
いずれにしても、
ファビオ、榎田のスタミナを考慮すると、
GW中のオリックス戦は
中継ぎ陣の働きが必須になりそうで
結構、厄介な戦いになるかもしれませんね。