【オリックス6回戦(京セラ)】十亀の気迫による踏ん張りによりカード三連敗は阻止。十亀が連勝ストッパーから連敗ストッパーに。まあ二段M使えぬときの課題は先送りですが、十亀の働きが賜になった勝利でした。しかもシャットアウトで締めたのは良い。リードしたおかまさんは意味不明(Why?)の奇跡の一発を放っちゃいます。/明日は雄星の出番で塩見が相手なら負けてはダメ。
昨日は5点差でリードするものの、
その点差を守り切れず
勝つべき試合を落としました。
しかも、連日で先発陣が崩れて連敗し、
敵地での出来事ということもあって、
相手・オリックスを
調子乗っちゃって状態に持ち上げてしまいました。
今日はオリックス6回戦(京セラ)。
もちろんカード勝ち越しを狙うのが基本ですが、
負け越すときでも、
最低限1勝2敗で踏ん張る癖を
つけなければなりません。
単純に数えても、
3連敗と1勝2敗では差が大きすぎますからね。
無論、勝つときには
3連勝の方は2勝1敗より効果が大ですけどね。
また西武は、調子の良いときはどこまでも良いけど、
劣勢で焦り出すと空回り~ミスが生じやすい
チームなのでこのままずるずる行ってしまう
おそれがあります。
それ故、
今日は絶対に勝ったねばならぬ一戦
になります。
さて、今日のスタメンです。
相手の先発・金子千尋は、
特に苦手というタイプでは無く、
最近は金子自身が未勝利状態とか。
一方、こちらの先発・十亀は、
チームの負け頭になって
連勝ストッパーになる状態で、
十亀自身も連敗中。
しかも、今年は
二段モーションが効果的になっているが、
走者を出して二段モーションを使えぬ時は
ダメな荒れ球・十亀に戻ることが
散見してしまう課題がネックです。
今日の焦点は、十亀自身が
連勝ストッパーから
連敗ストッパーになれるか?
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今日の結果については、
次の通りであり、三連敗を阻止できました。
↓↓↓十亀ヒーローインタビュー
(レオマーク帽子でのお立ち台)
今日の最大な勝因は、やはり
『十亀の気迫による踏ん張り』でしょうね。
今日の流れとしては、
力んで制球の悪い立ち上がりだった金子を
獅子打線が攻め崩すことができず、
金子もエースとしての意地を見せて
リズムを取り戻して立ち直る好投。
一方、十亀も気迫でオリ打戦を封じる好投。
中盤までは息を飲む投手戦の展開。
ただし、
金子も要所を押さえて好投を続けるも、
基本的に状態が良いわけでもないので、
球数を嵩むとともに隙も生まれつつあり、
3点差リードに持ち込んで、6回で降板。
その後、オリックスも
二線級投手で継投することとなり、
山賊獅子打線の凶暴さに火がさらに付き
エグい波状攻撃で追加点の山を築き、
相手の戦意を喪失させて完勝しました。
一応、復刻ユニでようやく初勝利を挙げました。
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まず一番、敢闘した十亀については、
初回にいきなり先頭の吉田正に打たれます。
昨日の試合から引き続き、
この時点でオリックスに流れがあります。
早速、走者有りの状態での投球です。
次の福田はバントで送る作戦。
しかし、福田は、
高めの速球ボール球に手を出しバント失敗。
次のロメロに対しては、
ファウルで粘られますが、
インハイを攻め続けて内角を意識させて、
最後は、外角スライダーで
計算通りの併殺打を打たせて凌ぎます。
このオリックスの拙攻続きは、
かなり助けられるとともに、
流れを転換するきっかけになりそうです。
ところが、獅子打線も金子を
なかなか打ち崩すことができず、
投手戦の展開で流れは均衡状態が続きます。
十亀の方も、金子の好投に負けず劣らず、
2~5回を三凡祭りで仕留め続け、
自分のリズムを保ちます。
特に今日の十亀で良かったのは、
ストライク先行投球だったので
自分が優位に、自分のリズムで
投げることができたことでしょうね。
とにかく、前回のソフバン戦で
松田への1球に泣いた反省を活かし、
今日は1球1球を
冷静に、丁寧に、
そして大胆に投げましたね。
ただし、今日の十亀にとって好都合だったのは、
走者をほとんど出すことが無かったので
二段モーション投球がずっとできたことです。
二段モーション投球をしているときの十亀は、
昨年までの十亀と全く別人で、
十亀のパワーを最大限に活かせる
一流投手並みの凄い剛投できる効果があります。
もし走者を出してしまう展開が続いていたら、
二段モーションが使えなくなるので、
二段モーションを使えぬときの
劣勢状態での投球がどうなのか?
という最大な課題は先送りになりましたね。
それでも、今日の十亀は、
1回裏、6回裏、7回裏に走者を出しています。
1回裏については、前述したとおり、
福田のバント失敗が大きく助かり、
二段Mを使えぬ時の評価をできるのは
ロメロの打席であり、そこは前述のとおり、
着実に併殺打を奪えたので上々の内容でしたね。
6回裏は、二死から走者を出したわけですが、
次の吉田正に対しては、意表を突いたとはいえ、
走者を出しても乱れず、ストライク先行で攻め、
最後はコース一杯に決めて見三振を奪い、
こちらも上々の内容でした。
ただし、7回裏は、十亀自身が
球数が嵩むようになり、疲れも出てきて
球が高くなる(低めを突けない)傾向で、
二死から代打・伏見に
いきなり制球乱れて与四球で出塁を許し、
その後の安達の打席で二段Mを使えないのですが、
安達の打ち損じもあったことから、
ここは二段Mを使えぬ時の評価はしにくいですね。
いずれにしても、
1回裏のロメロの打席、6回裏の吉田正の打席と
その2打席を見る限りは、
二段モーションを使えぬとも乱れませんでしたから、
まあ二段Mを使えぬときの評価は及第点でしょうか。
あとは、
二段Mを使えぬ打席が嵩んだときに
十亀自身が踏ん張って凌げるか?
すなわち、劣勢時でも凌げるか?
という課題は今後へ先送りです。
こういう課題は、
十亀が二番手先発という立場なので克服必須であり、
ソフバンのような強敵相手時の接戦の状態など
で響いてきますから、無視できませんからね。
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点差がついていたので、終盤の8~9回は、
ルーキー伊藤と下から上がってきた松本の
試行登板&経験を積ませる登板になりましたね。
まず伊藤については、
変化球がストライクに入るようになり、
変化球で勝負できたところは好材料です。
しかし、相変わらず、ストレートは
1軍プロ相手だといとも簡単に打ち込まれます。
球質が軽く、キレが少ないのか?
バッティング投手状態であり、
今は相手の打ち損じ待ちという面を否めません。
今後、致命傷になりそうな弱点です。
いずれにしても、じっくりと
直球&変化球ともにもっと精度を上げ、
双方で相手を翻弄させることを身につけて欲しいです。
次の松本については、
プロ入り年数は若いですが、
年齢的なものもあって、今は崖っぷち状態です。
まあ、今日は相手が既に戦意喪失していたから
今日の投球だけでは評価できませんが、
変化球も多様に使って活かしていたので、
まずは及第点というところでしょうか。
いずれにしても、
結果論ですが、今日は
終盤2イニングを試し登板をしながらも、
しっかりゼロを並べて
シャットアウトして締めたのは良かったです。
次に気分良く、いいリズムで挑めますからね。
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一方、獅子打線については、
相手の金子千尋は
正直、立ち上がりが良好ではなかったです。
まだ勝てていない中で凶暴獅子打線を相手にするので、
緊張していることもあったのか、力んでいたのか、
制球が定まってなく、ボール球も多かったです。
それ故、
金子のリズムが整わない立ち上がりを
電光石火の攻撃で叩きつぶしておき、
主導権を握りたいところでしたね。
昨日、源田が連続ファウルで粘りまくりましたが、
そのような嫌らしい粘りの打席を
こういう立ち上がり不安定な相手に見せたかった
ですね。
しかし、獅子打線は
まだ整っていない金子千尋を打ち崩せず、
おまけに2回表には、
高めボール球の速いストレートで
3者連続の奪空三振を決められてしまい、
逆にその連続三振は、
金子に気分良く勢いをつけさせてしまう
きっかけになりましたね。
しかも、3回表における
こちらの金子(侑)の打席では、
1~3球目でストライクが入らず
金子千尋にとって、
B3S0と苦しい展開になりますが、
そこからコース一杯に決める
低めストレートを立て続けに投げて、
フルカウントまであっという間に戻し、
最後は外角低めチェンジアップで
空三振を奪われます。
もちろん、
最後の球は見逃せば外れて四球でしたが、
その前の4~5球目のストレートで
際どいコースだったので見逃していましたから、
金子(侑)も
最後は手を出さざるを得ませんでしたね。
まあ、この打席の勝負は、
4~5球目で際どく入れるストレートを
連投できた金子千尋の投球が決め手となり、
金子千尋も最近、不振とはいえ
やはり腐ってもエースはエースだったこと
を見せつけました。
ただし、好投する金子千尋ですが、
要所を押さえて投げておりますが、
その中でも隙のあるところは残っており、
球数が嵩むに連れて、
その隙も大きくなってました。
特に状態が良くないものの、
気を張って緊張度の高い中で好投を続けているので、
いつも以上にスタミナの消費度は大きかったと思います。
50球を超えた4回表には、
浅村が中飛で終わりましたけど、
一歩誤ると長打コースでした。
そして、その次の山川は、
ボールゾーンでしたが、
高めに抜けた甘いフォークの失投を見逃さず、
きっちりスタンドへ運び、
貴重な先制ソロ弾を放ちました。
ただし、この一発は所詮はソロなので
まだこれで流れをつかんだとは言えず、
逆に金子らに気を引き締められるおそれもあります。
ソフバンなんかがソロ弾は事故と考え、
逆に気を引き締める戒めにしちゃいますように。
とにかく、このような先制点以降は、
こちらも気を引き締めなければなりません。
しかし、金子千尋も
80球前後になる6回表に入ると
金子の投球が緩くなりつつあり、
制球も定まらなくなりつつあり、
秋山、源田の連打&浅村のお散歩で
大チャンスを得て、それを山川が
しっかり活かして追加点2点を奪えましたね。
もちろん、
十亀が踏ん張った賜ですが、
これで主導権を握ることができましたね。
ちなみに、
この一死満塁で山川の打席のとき、
中継のJsportsでは山田久志氏らが話していましたが、
ここで山川に対しては、
「カットボールで
二ゴロを打たせて併殺にしたいですね」
とおっしゃっていましたね。
その初球が外角高めのカットボールで
山川が流したので、一瞬、冷やっとしましたね。
結果は一塁線上を切れるファウルでした。
4球目のカットボールも山川はファウルで凌ぎます。
最後はフルカウントから捕手が内角に構えたので、
中継の方はその瞬時に驚嘆しておりました。
その驚嘆に応えるように、
金子の球は中へ入り、山川がしっかり叩き、
左安打2点タイムリーを決めましたね。
ここは痛快でした。
その後の7回以降のオリ投手陣は、
近藤、小林(誰?)に交代していきました。
増井や山本、黒木らと比べると
格下の二線級でしたから(失敬)、
山賊獅子打線は、
もうやりたい放題の凶暴振りと化しました。
7回表は、
岡田の内野安打を皮切りに、
金子のバントを挟んで、
※でも金子は相変わらずバントが上手くなく、
初球に打ち上げたときの
監督の表情は険しかったですね。
バント練習しましょう。
※バント成功後
そして、秋山、源田の連続タイムリー。
おまけに、源田はお得意の三塁打!
(これで盗塁数が増えません(^_^))
8回表では、栗山&外崎のお散歩直後に、
おかまさん、奇跡の一発!
周囲は『大爆笑』
本人は『Why???』
中盤まで十亀への援護を
なかなかできませんでしたが、
結果的に波状攻撃を繰り返し、
2ケタ安打8得点を挙げましたね。
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さて、明日からはGW9連戦も終盤となり、
仙台へ乗り入れて再び楽天との三連戦です。
今度は敵地での勝負です。
楽天の方は、
再び則本を頭からぶつけてくると思いましたが、
中6日登板のローテを遵守し、
明日が塩見という先発予告となり、
土曜日が則本、日曜日が藤平
になりそうですね。
こちらは、
明日が雄星であり、
土曜日が多和田、日曜日が榎田
になりそうですね。
楽天側にしては、
明日は塩見vs雄星ですから、
おそらく負けの捨て試合になることを見据え、
(それ故、負傷心配の茂木はベンチ)
土曜日、日曜日で連勝する勝ち越し狙い
という昨年の戦い方で来るでしょうね。
前回の所沢では、
雄星に則本をぶつけてきているので
勝つつもりで来たでしょうが、、、
まあ雄星だって人間であるから
ダメな時もあるでしょうが、
今の西武では、少なくとも、
雄星登板となる明日は
負けてはいけません。
あとは土曜日、日曜日ですね。
今の楽天の状態を考えれば、
再び三連勝ということが期待できます。
ただし、今回は敵地であり、
GWですから満員になりそうなので、
その敵地の雰囲気にどう対応できるか?
ですね。
もちろん、楽天の方も、雄星のみならず、
多和田、榎田への研究も欠かさないし、
自分たちの本拠地なので
意気込みもやる気も違うでしょうから、
油断せず隙を見せず、
最後まで気を引き締めて挑みたいですね。
調子乗っちゃっていいですが、
落ちついて行けやぁ~