下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【週刊BB連載コラム】デーブ大久保、『中村剛也の不振』について語る。。。かわいい後輩だからこそ、カツを入る。

週刊ベースボールで
デーブ大久保氏の連載コラム
『デーブ大久保の「さあ、話しましょう!」
 ぶっちゃけ本音で語る』というコーナーがあり、
今週2018/5/4号では、
おかわり君の不振に関する話
掲載されておりましたので、
一部、紹介したいと思います。。


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<前略>
  では、ここまで打撃が低迷してしまった理由を私なりに探ります。
 2008年、25歳のときにホームラン王を獲得。そこから6度のホームラン王に輝いています。ここまでの実績を残せば、コーチ陣は誰も彼を叱ることや注意することができなくなるわけです。
 ホームラン王を獲得したときの打撃コーチは私です。前年が7本塁打のみです。かなりの数を強制的に振らせて、あの地位に昇り詰めました。ただ当時の私は普通にアイツをしかりつけたりできました。しかし、いろいろあって私が現場を離れたことで、ほかの打撃コーチが、私のときのように言えなくなった。なんせタイトルを獲得している打者ですからね。
 個人的には、いくら成功した選手だからといって練習を本人任せにはしてはいけないと思っています。どうしても人はなまけてしまいますから、手を抜いていないと思っていても抜いてしまう。強制的にほかの選手と競わせると、気合が違うわけです。打者というのは30代までは、強制的に振り込む時間が必要です。それはさんぺいのように何度もタイトルを獲った選手でも一緒です。
 さんぺいが手を抜いたということでは決してないのですよ。ただ、どこかで甘えがあった。そして、それを見越してしっかりと言えるコーチの存在がなかったことで、34歳になった今、きつい練習をしたという貯蓄を使い果たしてしまったのです。打てないのは必然ですし、今季心配していたのです。
 解決法は1つ。以前に落合さんがやっていた打撃練習。テークバックを早く取って、ゆる~いボールを引き付けて打つ練習が必要です。体にキレがないわけですから、怪我が完治したら応急措置として、今まで以上に早くテークバックを取るべきです。かわいい後輩だからこそ、カツを入れたいと思います。


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まあ、おかわり君が復調できるか?
正直、年齢的な下降線を否めないので、
難しい面はありますが、
レオ一筋できたおかわり君です。
確かに成績が不振になろうが、
レオ一筋でやってきてくれたことは、
そして、今までの功績は敬意を表しております。
それ故、奇跡だろうが何だろうが、
復活することができれば、
それほどうれしいことはありません。
それ故、厳しいことを言わさせてもらいます。


ただし、復調できないならば、
1軍へ戻るべきではなく、
引退も視野に入れないといけません。


とにかく、
身近にストイック稼頭央や栗山
という手本がいます。
今、栗山も活躍をしておりますが、
その活躍は、自分にかなり厳しく律し、
ストイックに準備をしている
からこそ

であるでしょう。
年齢を嵩めば、嵩むほど
ストイックに準備しないと
落ちていくのは必然です。


おかわり君にも、
そのような身近な手本に習い
自分にかなり厳しく
ストイックに準備して欲しい
ですね。


ただし、
そういうことを入念にやるべき
自主トレやキャンプの期間
とうに過ぎいておりますから、
また今までのツケもあるでしょうから、
今さらストイックに準備しても
相当、時間を要したり、
もう上向きにならないかもしれませんが、
現役を続けるなら鍛え直すしか道はありません。
すなわち、十分条件ではなく、
必要条件ということです。


そして、もう一つは、
おかわり君はホームラン打者のイメージでした
だから、おかわり君はホームラン打者でないと、
おかわり君でない、
という気持ちはわかります。
もちろん、
HRにこだわりを求めることは否定しませんが、
1年勝負の覚悟引退も見据えてやらねば
なかなか厳しいでしょう。
とはいえ、
HRへのこだわりを捨てるという考え方もあり、
その転換は恥でもなんでもありません。


年齢的な衰えは自然の摂理です。
豪速球投手が高年齢になって
技巧派投手になることだって多々あります。

今の松坂だってそうですし、結果は別としても、
考え方を変えてでも挑戦していく姿勢は、
いいことだと思います。
社会的に巻き返したい中年勢の
希望の星になるかもしれませんし。


おかわり君自身、
今年は昨年以上にHRへこだわり
あの結果になっており、
最近では飛距離も怪しくなっています。
ただし、昨年の4月ごろ、
HRではなく、ヒット狙い(打率重視)の考え方で挑み、
一時期、絶好調の結果を残していたことがありましたね。


もちろん、
今、その考え方に転換したところで、
上手く行くかわかりませんし、行かない可能性もあるし、
昨年だって長続きはしませんでしたから、
そこは衰えに対する策を講じなければなりませんが、
少なくとも、
①未だにHRにこだわり続ける考え方で挑むのと、
②HRではなく、打率重視の考え方で挑むのは、
②の方の姿勢で挑む方が、
復調への可能性は高まる
のではないでしょうか?
多分、①の考えで行くなら、
即引退も見据えた方がいいでしょう。


おかわり君は、
ホームランの打ち損ないをヒット
という考え方ですが、
最近、ブレイク中の山川は
ヒットの延長戦がホームラン
という考え方です。
当然、後者の方が気楽に良績を出しやすいです。
全盛期なら前者でも良いでしょうが、
年齢的な下降線の今は後者の方が向きます。


また獅子の山賊打線については、
活躍の秘訣の一つに
追い込まれたときに、どう対峙するか?
を重視している点が挙げられます。
山川も始めはホームランを狙いつつも、
追い込まれたら与四球も見据えて
ヒット狙いに切り替えたりします。
(もちろんそのときの展開に応じて)
当然、打者は追い込まれたら
打率も下がりやすいでしょうが、
おかわり君の場合、
追い込まれたらThe End.ということが目立ちます。
それ故、追い込まれたときなどに
狙いを切り替えるなどの柔軟性も欲しいです。


獅子山賊団への復帰に向けて
意地を魅せて欲しいですね。
無論、それには山賊団に相応しい活躍を
できる状態に復調することが必須であり、
それが実現しなければ、戻ってはダメです。
死ぬ気で覚悟を決めて頑張れ!