元々、東北学院大学を卒業した岸は
西武と地元の楽天、巨人が狙っていましたが、、
西武が当初から目を掛けてくれていること、
尊敬する西口文也がいることなどから、
希望枠で西武に入団してきました。

「周りからは体形もフォームも
　西口(文也投手)さんに似ているといわれる。
　西口さんのようになれるよう、
　いろいろと聞いて学びたい」。
ということも言っていました。

そんな
ライオンズのエース岸が、
「他球団の評価も興味はあるが、
　最初に入った球団だし、凄く居心地もいい。
　できればずっと（西武に）いたい」と、
生涯ライオンズ宣言も口にしました。

これは2013年12月11日の記事です。

それから３年経過した現在、
エースがリスペクトする西口氏は引退したが、
指導者としてそのまま西武に残っています。
にもかかわらず、
その生涯西武宣言したエースが
今やＦＡ宣言し、
他球団へ流出する危機に
陥っています。

生涯ライオンズ宣言を口にした３年前から
彼の心を変えたのは何なのであろうか？

もちろん、そんなことは岸本人にしかわからない。
もしかしたら、家庭の事情かも知れない。

ただ、その３年間のライオンズは
伊原氏、田辺氏の指揮下にあり、
その間、岸は故障にも苦しみました。

開幕前からけがに悩まされ、
終盤には左脇腹の肉離れで離脱した
昨年の契約更新時には、
現状維持を承諾して、
「キャンプ、開幕、ラストと
　全部大事なところで
　けがをしてチームに
　すごく悪いことをした。
　鍛え直していきたい」と
巻き返しを誓っていました。

去年の記事です　↓

当然、岸にとっても
３年連続Ｂクラスという成績に
不甲斐なさを感じ、
ライオンズで優勝する意気込みは
人一倍、強かったと思います。

しかし、
今年、投手陣の強行軍による酷使采配、
それに伴って故障・離脱する投手たち、
しかも岸自身も故障で戦線離脱を
余儀なくされました。

このような采配は、
当然、選手生命をも脅かします。

そしてその采配をした責任者が、
その責任を取るべき立場の人が
未だに残留しており、
（配置転換はあったものの）
もしかしたら何年後かに
監督をやる危険性が残されています。

俗に言えば、希望して入社した会社が
ブラック企業になっていき、
その諸悪の根源となる上司が
権力のある立場に残っており、
将来、トップになる危険性が
未だに残されているのと同じ
です。

そりゃ
選手生命を危うくする職場から
転職したくなっても無理はないです。

このまま球団体質が変わらなければ、
当然、来年も主力選手達の流出傾向は続き、
球団に愛着が人一倍強かった岸の流出は
それに拍車をかけることになるでしょう。

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ところで、今日から楽天が
岸との直接交渉に入りました。

定かではないですが、
楽天は岸に４年で２０億円ですか！
思い切って張ってきましたね。。。
西武の条件の倍プッシュですか・・・

昨年の楽天の選手達への総年棒は、
約２４億７千万（推定）であり、
岸の年間５億は総年俸の１／５に
相当する金額です。
楽天の本気度が伺えます。

ただ、最近の岸の成績を考えると、
年間５億は過大な金額ですね。
今の成績（年間１０勝投手）なら
本来、西武が提示する
年間２億５千万くらいが妥当でしょう。

しかし岸の場合、
比較的安定した投球ができるので、
故障無く通年で活躍できれば、
１５勝くらいは挙げることができ、
貯金１０くらい作れる存在です。

今年の故障は
首脳陣の采配ミスに大きく寄与した
可能性が高く、
今年の岸の投球内容なら、
もし普通のチームに居れば、
１５勝５敗くらいの成績を収めていても
不思議ではなかったでしょう。

しかも
ソフバンや日ハムといった強敵相手にでも、
好勝負に持ち込める先発投手です。

楽天は、田中将大がメジャー入りし、
（岩隈もだけど）
則本１本しかいないチーム事情なだけに、
岸を獲得すれば、
戦力としての大きな向上のほか、
集客の促進剤にもなるので、
ついでに同一リーグの西武の戦力を
削げるおまけもつくのだから、
故障さえしなければ、
４年で２０億円でもペイする
かもしれませんね。

岸の答えが出るのは、
何日か先でしょうが、
移籍濃厚の雰囲気ですが、
もう一度、
岸の生涯西武宣言が
聴きたいですね。

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（追伸）
今日の侍ジャパンは、
メキシコに昨日の雪辱を晴らしましたね。
（まだ練習試合の段階ですが・・・）

全員が力を発揮し、
西武から唯一参加している秋山も
活躍しましたね。
本番はまだ先ですが、
十分アピールできましたね。
引き続き、是非、頑張って欲しいです。