下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【阪神3回戦(MLD)】エネゴリくん古巣相手に蘇る勇姿を魅せる勝利!「7年間阪神にいたので、(ここに立って)そういう姿を阪神ファンに見せられたらと思っていた。」/「榎田さんを阪神戦で勝たせてあげたかった」みんなの想いを実現する勝利!

今日の阪神3回戦(MLD)
榎田が古巣・阪神を相手に先発しました。
スタメン発表時、榎田の名が出ると、
獅子ファンの集う三塁側はもちろんのこと
虎党の集う一塁側からも拍手が喝采されました。
まあ球団事情で移籍してきましたからね。
一方、洋介は、残念ですが、
昨日まで所沢にいたものの、
今日は藤浪と入れ替わりで抹消されました。


今日はメットライフドームへ応援しに行きました。
座席はいつもの外野指定席です。

今日も満員御礼でしたね。

普段のリーグ戦では、
1塁側にはレオ党もいますが、
やはり交流戦になると
セ球団の人気を感じさせられます。
7回表に相手・阪神の攻撃前でも
風船を飛ばしておりましたが、
やはり1塁側は真っ黄色です。

3塁側は青色で染められていますが、
一部、虎党の方もいらっしゃいました。

ただし、虎党の方々も
黄色ユニだったり、縦縞ユニだったりするので、
完全に黄色一色で染まるという感じもなく、
まあ風船飛ばすときは黄色一色になりますが、
やはり、赤一色に染まる広島の方が
ホームじゃ無くとも圧迫感が強くて嫌ですね。
↓↓↓昨年の広島戦(所沢)

5回のダンス時のレオトラッキー

この後、レオはそのまま落とされます。。。
でも、セ球団キャラって
つば九郎も、ドアラも、このトラッキーも
なんか「おとぼけ系」の色を有している印象を感じます。
動きが昔のひげダンスじゃないけど、
なんかちょっと古い(昭和?)印象も受けます。。。
普段、見ているレオ、ライナの動きが
それだけキレッキレッだからですかね。。。


さて、今日のスタメンです。


まず初回表榎田の立ち上がりは、
先頭の植田に2球連続して外すものの、
低めストレートを一邪飛で処理し、
最初のアウトを奪い、まず落ち着きます。
その後も好調・糸原にインハイ直球で一ゴロに。
一瞬、榎田がカバー間に合う?と思うも
しっかりカバーしておりました。
福留も僅か2球で低めカーブで右飛で処理し、
無難に三者凡退で締めました。


初回裏の攻撃については、
先頭の秋山が粘りつつ
インハイのストレートを引きつけて中安打
を打ってしっかり出塁します。
次の源田は、外角低めの変化球を流し、
遊ゴロ併殺打コース・・・と思いきや
遊撃手が弾くエラー!!!
その間に秋山は三塁まで進塁。
昨日もあったと思いますが、
守備の基本ができていないんですね。
こちらとしてはラッキーです。
ただ、浅村覇気の無い見三振。
この後の打席も同様の見三振を繰り返しました。
まあ、3打席目にタイムリーを放ちましたが。

でも、藤浪のストレートは速いですね。


一死一三塁で打席は山川が入ります。
その4球目、ボール球となって(B2S2)
一塁走者の源田が二盗を図ります。
そこで、捕手が源田を刺そうと二塁へ送球。
結局、源田が二盗を決めて
その間に秋山が本塁へ突っ込み本盗を成功させます。
一三塁からの重盗と、
機動力で先制点を奪取しました。

まあ、このような一三塁重盗からの失点
が一三塁で二塁へ投げちゃって
やらかしてしまうこと多々ありましたからね。
今回はやられるのではなく、
やってやった、決めてやったでしたね。。。
やはり獅子の機動力は『たまらん』ですね。

そして、今日、5番DHに入ったメヒアが、
藤浪の高めストレート初球を弾き返して
中二塁打タイムリーに。


その後、藤浪は外崎へ死球を与えて二死一二塁に!
正直、ここでさらに畳み込めば、
死球をトラウマとする藤浪
一気に陥落できそうなチャンスになりました。


ただし、次の打者が斉藤彰吾と役者不足でしたね。
藤浪は、やはり与死球を怖がって
ストライクゾーンの内角は投げてきません。
藤浪のイップス病を踏まえれば、
そのことは想定でき、
カウントを稼ぎに来るのは、
外角や中へ入った甘い球と絞られるので、
そのような球は積極的にバットでGo!Go!です。
初球はカウントを稼ぎに来た外角の変化球でしたが、
斉藤は見逃しちゃいます。
これはもったいなかったです。
おそらくストレートを意識しすぎて、
初球にカウントを稼ぎに来る変化球への
意識薄だった
んでしょう。
2球目は真ん中のストレート。
ただし、藤浪のストレートは速いので
斉藤はファウルにしかデキません。
あとは落とし球で空三振となり、
この回は2点止まりとなりました。
とにかく、初球見逃しが悔やまれます。


もちろん初回に先制したことは大きい成果でしたが、
藤浪を陥落させるチャンスは逃し、
畳み込むことまでに至りませんでした。
まあスタメンにした斉藤彰吾ではやむを得ません。


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その後、獅子・山賊打線は、
藤浪に2~4回の3イニングを
三者凡退抑えられてしまいます。
藤浪は、
変化球の頻度を増やすようになって
たまにストレートを投げて、
獅子・山賊打線を翻弄しましたね。


一方、5回までの榎田は、
2回表難なく三者凡退で凌ぎますが、
3回表は、
先頭の鳥谷投げにくそうに投げて
制球を乱して歩かしてしまいます。
その次の大山は右飛で処理し、
次の梅野遊ゴロ併殺打コース・・・のはずが、
名手源田がまさかのトンネル?!?!
まあ最近、嫌な負け方が多いですから、
ここは投手陣を支えるんだ!の思いが
逆に気負ってしまい、併殺処理を焦ったか?
しかし、次の梅田に対しては、
二ゴロから4,6,3併殺をきっちり決めて、
この回を無失点で凌ぎました。
榎田&銀バッテリーも
梅田のセーフティバント攻撃にも動じず。


先頭の鳥谷というと、5回表も同様でした。
2球目が抜けてしまって
鳥谷へ与死球となってしまいます。
3回、5回といい
榎田は鳥谷に投げにくかったのか?
その次の大山には真ん中へ投げる初球を
右安打で打たれてしまいます。
しかし、無死一二塁のピンチになって
エネゴリスイッチが入ります。


次の梅野は、無死一二塁からバントしてきます。
その打球を処理した榎田
一塁ではなく三塁を刺しに送球しますが、
審判の判定は「セーフ」
フィルダースチョイス???

辻監督はリクエスト検証を要求します。
レフトスタンドから見てましたが、
榎田が送球を一瞬の一瞬だけ躊躇したんですよね。
まあその躊躇は、投げる投げないではなく、
送球を正確にするための間ですが、
そこは榎田のフィールディングのうまさですね。
あれを銀や他選手だと、
暴投になっていることよくありましたね。。。
まあ、その分だけ際どい判定になったかな?と。。。
レフトスタンドからは、球がグラブに入った
タイミングがわかりにくかったですが、
その躊躇の分だけ、際どく遅れた?
とも思えたのですが、
リクエスト検証動画で榎田→外崎の方向では
完全に送球の方が走者より速かったですね。
この三塁を刺す、刺さないでは
状況がかなり違ってきます。
三塁を刺したのは大きかったです。
でも、榎田は慌てる、焦ることなく、
冷静に処理してしまうとは、
さすがフィールディングが上手いですね。


そして、次の北條では
バットの先に当てただけの打球を投ゴロで処理。
でも榎田は二塁を刺す冷静かつ正確な送球。
めちゃフィールディングが上手いですね。
三塁走者は許しますが、
もう二死なので打者・糸原へ集中し、
外角低めのスライダー(ボール球)を見せておいて、
外角高めの速いストレートで空三振!
このイニングも無失点で抑えます。


実は4回表
先頭の糸原を中安打で出しております。
ここは糸原から見て遠い外目のボール球
腕を伸ばしてセンター方向へ上手く打ち、
糸原の好調振りが上回っていました。
次の福留は、打球が深めになるものの、
初球の高めを右飛で倒れますが、
次の糸井には、真ん中の球で
一二塁間を抜かされて一死一二塁に。
しかし、
ここでエネゴリスイッチが入ります。
次の中谷は、低めに落ちる球を
体勢崩しながら打ち上げて中飛で処理します。

このとき、金子侑が帽子を落としながら行ったので
一瞬、交錯しないでね、と願いましたが。。。
次の陽川落ちる球で空三振。
結局、この回も虎を残塁祭りに仕立てます。


3回以降、
毎回、ピンチを築いています。
そうそう何度も生じるピンチを
全てを無失点で凌げるわけなく、
さすがん、6回表に失点しており、
前回のハム戦はやられてしまいましたが、
この榎田という男は、
過去の投球内容を見ていて
出塁を許しても
失点許さずのタイプ?
ピンチになるほど、
スイッチが入って
本領を発揮するタイプ?
逆境ほど強いタイプ?
という気がします。


本人が
「(阪神時代は)
 2ボールになるとちょっと
 スタンドがざわついて、
 3ボールになったらオイオイと。
 四球を出したらしっかり投げろっていう声が
 スタンドから聞こえました」と言っていたように
ここ数試合でメンタルの強さは証明済みであり、
「どちらかというと
 粘り強く投げる投手だと思うので、
 走者が出ても
 温かく見守ってくれれば」と言っていたように
出塁を許しても失点許さずのスタンス
(失点を許しても大怪我にならない)
既に何度も証明しております。


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ただし、5回裏から
スコアボードが忙しくなります。


まず5回裏は、
一死から金子が低めを上手く打って出て、
次の秋山の打席では、
藤浪の牽制悪送球から金子が二塁へ進み、
秋山は内角に落とす球を空振りしてても、
ファウルで粘りながら、
また内角に落とす球を投げてくるも、
そこは鋭き右安打を決めて、
糸井もゴロをポロリする間に、
金子がホームへ突っ込んで1点追加しました。

その後、源田は倒れるものの、
秋山はその間に二盗を決めており、
浅村がど真ん中を弾き返して
秋山を還すタイムリーを放ちます。

これで4点リードの展開で5回を終了しました。


しかし、6回表に虎から反撃されます。
福留&糸井を頭から連続で歩かしてしまいます。
これで無死一二塁のピンチを招きます。
ただ、今まで3~5回の状況を踏まえると、
また出塁を許しても、失点許さず?
許したところで1~2点くらい?
という風にも思えましたが、
糸井を歩かせたときに
榎田の球数は79球と
80球近くなっていました。
榎田の場合、
やはりスタミナがある方ではないから、
80~100球ゾーンになると
危うさも露呈しやすいことが課題
です。
先日、球数嵩んで
連続与死球とかもありましたね。。。
このため、ここのピンチは
球数がまだ少ない

前半ピンチとは事情が異なってきます。


次の中谷には、
完全に落ちきらずの甘めな落ち球で
左二塁打タイムリーを放たれます。
一瞬、レフトスタンドへ?
とも思ってしまいましたが、
フェンス手前で落ちたので助かりました。
でも、次の陽川にも
ベルトの高さに浮いた外角を
タイミング合わせながら流され、
右安打2点タイムリーを痛打されます。
もうこのとき87球と
90球近くなってましたね。


それでも、
さっきまで投げにくそうだった
鳥谷を見三振で凌ぎ、
大山を一飛、梅野を遊ゴロで処理し、
この6回表は、逆転まで許さず、
1点差リードは何とか死守する結果に。


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この6回表終了時
リードは1点差のみの展開であり、
榎田の球数も100球弱。。。


榎田も球数を見据えると、
そろそろ交代?となっても
おかしくない状況に入ってきました。
それでも6回を投げきって3失点ですから、
QS達成なので一応、責任は果たしています。
でも、中継ぎ不足で最近の負け方を見れば、
7~9回の3イニングに
中継ぎで1点リードを死守、

大丈夫か???
という不安は当然残ります。


しかし、差を埋められた直後の6回裏
獅子たちの山賊スイッチが入ります。


一死から外崎が初球インハイを左二塁打、
不安大の斉藤与死球でお散歩、
そして、一死一二塁のチャンスで、
銀の打席に代打として森友哉が登場!
大阪桐蔭での甲子園Vバッテリー、
藤浪vs森のプロ入り初対決です。


この対決の結末は、
2球目に暴投となって、
外崎、斉藤が進塁し、一死二三塁に変わり、
結局、森はお散歩になって一死満塁に!


ここで藤浪から岩崎に交代し、
その次の金子は岩崎の代わり鼻を叩いて
中安打2塁打の2点タイムリーを放ちました。

さらには、浅村が与四球の押し出し1点、
山川が走者一掃の左二塁打3点タイムリー。


結局、前半戦で4点リードも
後半戦に入って1点差まで詰め寄られるが、
その直後、山賊ブーストによる波状攻撃
一挙6点の猛攻を見せて突き放す展開
となって試合を決めました。


このビックイニングは
今日の試合を勝つことだけではなく、
榎田続投となって
中継ぎ陣を温存できる点
ちょうどいいタイミングに生じ、
大きな成果になりましたね。


榎田は3点リードするようになると、
ベンチから出てきてキャッチボール
を始めます。7回表も続投を示します。


そして、7回表は、
榎田も100球を超えていましたが、
まあ先頭の北條には
B3S0とカウントを悪くしますが、
三者凡退でしっかりと締めました。
(※球数は111球)


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これで中継ぎ陣は
8回、9回の2イニングで
7点差を死守することになります。
まあ普通なら守れるでしょうが、
今の中継ぎ陣の状況を鑑みると、
???という不安が。。。


8回表には平井が、
9回表には武隈が出てきました。


まあここで、点差もありましたし、
リフレッシュさ(疲労小)という観点から
野田に代わってきた
田村で行ける所まで!
という采配も考えられますが、、、
ただ、武隈に関しては、
抑える機会を与えて
自信を取り戻すことを狙う登板か?


なお、田村について、
最近の2軍戦登板は、
5月22日 1回2失点
5月27日 1回無失点
5月30日 1回無失点
6月 2日 1回無失点です。
平井や武隈と比べて、
昨日も投げていますが、
登板間隔はややゆとり有り
というところでしょうか。
ただし、投げても1イニングなので、
他に1名を登板させる必要性は否めません。
やはりヒースや大石も
1軍へ投入しておきたかったですね。
まあ明日は休みで、
来週は敵地と行っても
横浜、東京ドームなので
移動疲れは少なそう
ですから、
中継ぎ陣も少しは楽になるでしょうか。
しかし、来週のDeNA、巨人との6連戦では、
控え投手陣の人数を
7人体制では無く、
8~9人体制に
組み直して欲しいですね。


確かに来週はDH無しのゲームになり、
代打や代走要員が色々欲しいでしょうが、
その代打&代走要員の不足より、
投手陣が不足する方が痛手であり、
今の西武では投手陣不足の方が

生じやすい、実際に生じている話です。


ところで、今日の中継ぎ陣については、
平井が低めが決まりにくく、
先頭を与四球で歩かしてしまい、
陽川に2ラン一発を被弾しました。
HRボールは隣のブロックの少し上へ。
相変わらず平井も
一発病を抱えております。


一方、武隈については、
持ち前のチェンジアップ、
スライダーの低めが微妙でしたが、
結果は三者凡退ですから、
とりあえずまずまず、
というところでしょうか。。。


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今日の結果は次の通りです。


ヒーローインタビューは、
金子侑榎田でしたね。



金子は
「榎田さんを阪神戦で
 勝たせてあげたかった」
まあ源田のエラーも
そのあたりから来る焦りでしょうね。


また「開幕からうまくいかず、
苦しかった」とも。


金子も開幕戦以降、
打撃不振が続いていましたからね。
その不振中、ストレスからか、
痩せたそうですね。
それだけに、最近の活躍は
喜びも一入でしょうね。



榎田は
「7年間阪神にいたので、

 (ここに立って)そういう姿を
 阪神ファンに見せられたら
 と思っていた」


万歳三唱のあとのハイタッチも、
自ら一塁側へ行って、
入るときに脱帽して軽く頭を下げる仕草、
まさに感謝の気持ちに
溢れていましたね。


試合が終わっていたにも関わらず、
虎党の皆さんも
榎田のお立ち台を暖かく見守り、
拍手、声援をおくられていました。


榎田様
生涯思い出となるであろう
古巣相手の白星
本当におめでとうございます。


洋介も、藤浪に代わって
今日、抹消されましたが、
是非とも頑張って活躍して下さい!



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ところで、今日の交流戦
ハムは中日に敗れたそうですが、
ソフバンは今日も勝って
現在、目下6連勝中?!


不調だったはずの鷹軍団。
やっぱり侮れません。