下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

昨年までの獅子は接戦に弱かった。でも今年はバカスカ打ちまくっているけど、1点差ゲームの接戦を凌いできたことがリーグVに大きく貢献。今年の獅子は昨年までと違って接戦に強かった?!ところでロースコアのゲームでは?獅子威し打線が打てなかったゲームでは?

今日は1点差ゲーム、2点差ゲームの
接戦における勝率
に着目してみたい
と思います。


昨年と今年のゲーム点差別の勝敗を整理すると、


昨年までの西武というと、
1点差、2点差のゲームに弱い
という印象がありました。


西武の1点差ゲーム着目すると、
2015年:17勝18敗(勝率0.486、借金1)
2016年:15勝23敗(勝率0.395、借金8)
2017年:14勝20敗(勝率0.412、借金6)
でしたが、今年の2018年は
23勝 9敗(勝率0.719、貯金14)
顕著に改善されております。


昨年2017年の西武の結果を見ると、
1点差が14勝20敗(勝率0.412、借金6)
2点差が 8勝13敗(勝率0.381、借金5)
であったのに対し、
3点差以上のときに
57勝28敗(勝率0.671、貯金29)
でした。
すなわち、昨年の獅子については、
点差がついていれば強いけど、
1~2点差の接戦に弱く、
昨年優勝したソフバンと比べると、
1~2点差の接戦での勝率差
順位の結果にも響いておりました。
逆に3点差以上のゲームでは、
勝率は鷹がやや上ですが、
貯金は獅子の方が2つ多かったです。
それだけ昨年の獅子は
1~2点差ゲームで
低勝率だったのが痛かったです。
※昨年2017年ソフバン
 1点差
  27勝15敗(勝率0.643、貯金12)
 2点差

  20勝14敗(勝率0.588、貯金6)
 3点差以上のときに
  47勝20敗(勝率0.701、貯金27)


しかし、今年の西武に関しては、
3点差以上のゲームでは、
57勝29敗(勝率0.663、貯金28)であり、
2点差のゲームでは、
8勝15敗(勝率0.348、借金7)であったように
2点差以上のゲームでは
昨年とほとんど変わりがない状態でしたが、
1点差ゲームでは、
23勝9敗(勝率0.719、貯金14)であり、
昨年までと比べて大きく改善され、
昨年と比べて、
1点差ゲームの貯金が優勝に貢献しましたね。


逆にソフバンについては、
3点差以上のゲーム
昨年より勝率、貯金を減らしました

1点差ゲームで
17勝19敗(勝率0.472、借金2)と
借金状態
になりましたね。


ちなみに、昨年までのソフバン
1点差ゲームで弱くはなかった
ですから
今年は珍しいとも言えます。
※ソフバン過去の1点差ゲーム勝敗
 2015年:23勝19敗(勝率0.548、貯金4)
 2016年:24勝19敗(勝率0.558、貯金5)
 2017年:27勝15敗(勝率0.643、貯金14)


やはり
1点差ゲームをしっかり勝つ
ということは大事ですね。
今年の西武は
ガンガン打ちまくって相手を突き離して勝つ
というケースが目立ちましたが、
1点差ゲームの勝率が7割超
他ケースより最も高く
1点差ゲームで勝ち星を
稼げたのが大きかったですね。


ただし、1点差ゲームで強かったと言っても
4月20日のロッテ戦や7月1日の楽天戦のように
終盤、獲られて獲って何とか打ち勝ったとか、
8月14のオリ戦のように
初回に大打撃を受けて、
その後、獅子威し打線の勢いで追いつき追い越し
というようなケースは、
まあ、乱打戦の接戦を渋太く打ち勝って
ある意味で、殴り合いの接戦に強い
とは言えるのですが、
ある意味で、
双方の投手陣総崩れのバカ試合に競り勝った
とも言えます。


ところで、
ロースコアでの接戦では
どうだったのでしょうか?


3点以内で決着したゲーム
における勝敗数を整理してみましょう。
参考までに昨年の結果と、
ソフバンの結果も併記しましょう。


西武について、
3点以内で決着したゲーム
1点差となったゲーム(①)では
昨年が8勝6敗の勝率0.571でしたが、
今年が8勝3敗の勝率0.727
だいぶアップしましたね。


また2点以内で決着したゲーム(②)でも
昨年が6勝6敗の勝率0.500でしたが、
今年が6勝2敗の勝率0.750
アップしましたね。


上記①②のような接戦ケースでは
投手陣が踏ん張ったと言えます。
このケースは13試合あり、
9勝4敗(勝率0.692)でした。
そのときの先発投手を見ると、
雄星が5試合で試合は4勝1敗
(雄星自身は2勝1敗)
十亀、ファビオ、多和田が各2試合
各々1勝1敗(本人勝敗も同じ)
榎田が1試合で試合は1勝0敗(本人勝敗も同じ)
ウルフが1試合で試合は0勝1敗(増田が敗戦投手)
でした。
この結果から見ても、
雄星が試合を作って粘ったことが伺え、
逆に、来年、その雄星の穴が大きいとも言えます。


ちなみに、今年は88勝のうち
約74%の65勝が先発投手によるものでした。
(鷹は82勝のうち56勝(約68%))
雄星(14勝)流出で開く穴は大きく、
現時点で先発投手の駒不足が
喫緊の課題になってますね。


ところで、
3点以内で決着したゲーム全体では、
9勝9敗と勝率が0.500であり、
昨年より勝率を下げています
ね。
 まあ、スコア3-1の2点差を落とし、
 それが2点差ゲームの勝率に響いています。
できることなら、
昨年のソフバンの
3点以内で決着したゲーム全体の勝率0.659

には近づきたい処であり、
最低でも勝ち越したいですね。


あと、今年の西武について、
打った時と打てなかった時ではどうでしょうか?
4得点以上のゲームでは
79勝18敗と勝率が0.814もあったのに対し、
3得点以下のゲームでは、
9勝35敗と勝率が0.205と低かったです。
打てない場合は
勝ちにくい、勝率が低下するのは当然です。


ただし、今年のソフバンについては、
3得点以下のゲームでは
16勝33敗と勝率が0.327であったことを考えると、
やはり西武の勝率0.205は低いですね。


確かに今年は2ケタ得点が18勝0敗であり、
全体88勝の約2割を占めました。
(鷹は2ケタ得点が10勝0敗1分)
でも、打線も打てないときも出てきますし、
天敵投手からはあまり得点も奪いにくいですから、
やはりロー得点ゲームの勝率を少しでも高めて、
打てていないときでも
試合を1つでも勝っていきたい
ですね。


今年は強靭の獅子威し打線がすさまじく、
投手陣も悪いなりに頑張りましたが、
来年もVを狙うには
やっぱり

投手力が最大のカギですね。。。