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【CSファイナル】鷹打線についてデータを鑑みながら整理しました。さあCSファイナル開幕します。『獅子特急』:「日本一」まで途中どこにも停車しません。日本一へノンストップで駆け上がれ!

 ついにCSファイナルの始まりです。昨年『悔しいです!』の雪辱を晴らし、日本一へノンストップで駆け上がりたいですね。そのためにも鷹を蹴散らせ!薙ぎ倒せ!襲来する鷹を返り討ちにしましょう。

 ファイナル緒戦の予告先発が発表されました。こちら獅子は今や『エース!?』のニール神を頭から投入します。一方、鷹の方は、ベテラン和田を投入し、ノーマルな采配をしてきました。
 でも、和田に関しては、今や11年のような勢いが無く、最近も状態は今一つです。長く投げても4~5回であり、そこから勝ちパへつなぐ『第二先発』が必要です。ただし、昨年同様、問題はその『第二先発』にあります。


その『第二先発』には、CS1で温存した武田椎野、中2日開けて十分通用する力を示した石川が待機しています。
 正直、武田は最近にかつての『獅子キラー』振りが復活しており、石川も基本的に苦手系投手です。椎野に関しては、最初の頃はフルボッコに打ち込んでいましたが、夏に入ってからは本格化していたのか、中継ぎが合って適性が活かされたのか?不明ですが、抑えられる傾向にあり、全く手が出なかったです。
 特に、CS1で温存された武田は、実力面といい、経験面といい、フル回転されたら、最も厄介な存在になる可能性はあります。どうも千賀が中4日で無理はせず、中5日で第三戦に投入されるようなので、千賀が登板する前の第1~2戦で2勝を挙げたいのが本音ですが、緒戦を和田&椎野の組み合わせで来れば、第2戦は武田が先発と考えられます。椎野や石川では、先発から遠ざかっていますし。


 それらを鑑みれば、鷹の十八番『第二先発』が出てくる前に先発・和田を『ぶっ壊す!』よう序盤から猛攻を仕掛けたいです。攻めるにしても、武田ら第二先発よりも頭からの和田の方が打ち込みやすいはずです。それができるならば、鷹が得意な『先行逃げ切り』展開をぶっ壊し、こちらが序盤からリードする分、色々と有利になります。
 なお、和田に対して、今年は秋山&源田、山川、森が打っており、秋山&山川がHR各1本ずつ放ってます。逆に昔の和田を知る栗山とかの方が手こずっている???


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 さて、今日は、鷹打線について、データも交えながら簡単に述べていきたいと思います。ただし、申し訳ありませんが、各データを表・図で整理する時間はなく、今日は文章のみで記載します。わかりにくく見にくくて申し訳ありません。


 なお、参考にしたデータは、下記2つのデータを参照しました。


 まず主力打線というと、打順不同で内川、デスパ、グラシアル、柳田、松田、今宮、甲斐、牧原、明石、長谷川あたりが挙げられ、川島が左専で控えますね。


 ただし、上林が一軍メンバーに入ってないんですよね。正直、それは助かりました。上林はあまり鷹内でも期待はされるものの、評価は低いですね。確かに打撃成績が悪すぎます。打率は2割を下回り、出塁率も2割5分を超えるのがやっとであり、OPSは0.614です。ボール球の見極め率はわずか62%しかなく(一軍なら70%は欲しい)、愛斗以下?みたいな状況です。当然、柳田の後継者とも言われるほど期待度が高いだけに、『喝!』を入れられても不思議ではないです。


 ところが、上林というと打ち込まれている印象が強いです(特にヤフオクで)。そう、上林は『獅子戦』だけは打つんですよね、、、何故か。前述のように全般的には低迷した成績なのに、獅子戦では、19試合出場し、56打席46打数15安打で打率0.326出塁率0.436、本塁打4本、OPS1.067!?、打点10点。。。ある意味、浅村に負けぬ『獅子キラー』であり、その傾向は昔からであり、今年を含む過去5年(257打席226打数)で打率0.292、出塁率0.365、OPS0.892、本塁打13本です。
 上林については、今年、全体的に絶不調で低迷していた中、獅子戦だけは強打者の如く打っていたのだから、普通、所沢に連れてきてもおかしくないのですが、今回、メラドに来ていないというのはとてもありがたいところです。


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 CS1stの土壇場で勝負強さを見せつけた内川は、当然、CSファイナルでも脅威の存在です。
 月別打率を見ると、8月に0.280を超えましたが、それ以外では0.250前後で横ばい傾向でした。また「走者の状況別」打率&出塁率を見ると、「走者無」より「走者有」の方がやや数値が高いですが、走者が「非得点圏」のときは打率0.272、出塁率0.307であるのに対し、「得点圏」になると打率0.194、出塁率0.256と低下します。しかし、CS1stの大勝負になると、打率0.363(11打数4安打)4打点であり、勝負処できっちり決めてきます


 打球方向は、「逆打ち」「流し打ち」の印象が強いですが、数字で見ると、打率は左方向(引っ張り)が0.318(179-57)に対し、右方向(流し打ち)は0.180(178-32)と低下しており、流すと打率は低下します。それは昨年も同様の傾向です。
 投球コース別打率を見ると、外角は高さに関わらず0.24~0.26ですが、内角の腰高が0.325、低めが0.583と高いように、内角の方が外角より打っております(腰高~低めは0.385)。そのため、左右別で考えれば、基本は内角球を逆らわず「引っ張る」ことで打率を高めている、と考えられます。
 ただし、左右への打っている方向は、各々40%と同程度の頻度で打っているから、状況に応じて打つ方向を自在に変えることができ、また頻度は約20%と少し減りますが、センター方向に弾き返すと打率は0.438ともの凄く高まります


 また、中村晃ほどではないですが、内川の空振り率は4.7%とやや低く見逃し率も29%と30%を下回っています。そのため、アウト構成比を見ると、三振は約13%と低めです。


 やはり高レベルの巧打者ですから、三振はなかなかしないし、状況に応じて巧みに打ち方を変えてきますから厄介です。CS1stの第三戦で1点ビハインドになった直後の4回二死一二塁の場面では、外角球を逆らわず綺麗に流し打って同点タイムリーを放ちました。
 なお、獅子投手陣との対戦別成績を見ると、右腕より左腕が得意なので泰雄は打たれやすく、他に松本十亀あたりも打ち込まれてます。逆にニール光成平井は抑えてます


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 デスパイネについては、CS1st二戦目で4打数3安打猛打賞1本塁打3打点と大暴れし、三戦を通じて10打数5安打と好調です。8月に打率が0.375と一時的に高かったですが、9月は打率が2割を下回って不調でした。しかし、CS1stで復調しています。ただし、デスパの月別打率を見ると、3&4月0.224、5月0.366、6月0.203、7月0.227、8月0.375、9月0.197とあるように、好調・不調の波が大きいですね。でも高い時が3割台後半というように、着火すると脅威の存在に変身してしまいます。
 また、普通、鷹軍団全般ではメラドよりホームのヤフオクの方が脅威になっていますけど、デスパに関しては、今年、ヤフオクで打率0.233(ヤフオクの獅子戦なら0.214)と低いですが、メラドになると打率0.4389試合で4本塁打と暴れているように、「メラドの方が打つ傾向」というのが厄介な問題になってます。


 またデスパは、ブンブン振ってきそうですが、ストライクゾーンのスイング率は約57%と6割を下回って鷹打線主力の中で最も低く、意外と見逃し率が約42%と鷹打線主力の中で最も高いです。昨年も似たような傾向であり、見逃し率は45%と少し高めでした。似たようなスイング率・見逃し率では、広島の西川がいます。
 アウト構成を見ると、三振が約36%と高いです。見逃し率が高いため、三振が全アウトの約10%を占めて高いですね。前述した広島の西川は、全アウトの中で空三振が約16%、見三振が約5%で三振合計が約20%と、三振の割合がデスパより低いです。


 スイング率の低さを考えると、意外と慎重に打って積極的ではないと考えられますが、見逃率の高さを踏まえると、デスパは「決め打ち」傾向が強すぎる可能性が伺えます。それがハマれば打ち込めますが、読みが違えば手が出ない、という感じでしょうか。


 一般的にどんなに動体視力が優れた打者でも、投手のリリース時から打つときまで、終始、球の軌道を視認することは不可能です。どこかの瞬間で球の軌道を見失っています。そのどこか?は視点でかわりますが。
 向かって来る球を経験上のデータから読むか、直感で読むか(「無」になって打つ森は直感派の天才児)、と読み方は人それぞれですが、球を打ち込む際には、事前に想定しつつ(来る球筋の読み)、球の軌道を予測して来る球をバットで合わせてミートさせます。それ故、打者の立場から見ると、その予測の不確実性を小さくしたく投手の立場から見ると、その予測の不確実性を突いて行きたいですね。


 話を戻しますと、打者は何らかの手法で必ず来る球を事前に想定しているわけですが、デスパの場合、その読みが決め打ち思考が強いのでは?という可能性が考えられます。もちろん、それが良い、悪いということは言えません。ただし、決め打ち思考が強いなら柔軟な対応が難しくなりやすくなるので、裏をかけば仕留めやすくなるから、デスパ攻略には『如何に裏をかくか?』『デスパの予測の不確実性を如何に突くか?』が大事になってくると思います。


 ところで、話が少し逸れますが、カウントによっては、外崎も決め打ち思考が強い?という印象があります。
 カウント別打率を見ると、ストライクカウントが増えず0のままで、ボールカウントが嵩む場合(B0S0からB1S0、B2S0になる場合)、一般的には、投手の方が苦しくなるから打率が高まります
 でも、外崎の場合初球(B0S0)は0.409と4割超なんですが、B1S0で0.229、B2S0で0.091と放射能のような半減状態になっています。B2S0は打数が少ないところもありますが、B1S0とB2S0の合算で見ると、46打数で全打数の9%を占め、安打数が9なので打率は0.196と2割を切ります。正直、何故???です。
 ここは推測ですが、外崎の場合、読みと違ったか?というような半端なスイングの見逃し(ハーフスイングで空三振)が散見されやすいです。初球ボールから入って次の球で凡退ボールカウントが2球続いて次の球で凡退と、ストライクが入っていなくボールカウントが嵩む状態での凡退でもあるから、そのとき『次はストライクで来る!』と読んで、でも来たのはボール球で手を出して凡退、、、と、ボール先行時は『次はストライク!』と決め打ち思考が強くなるのかな?という気もしています。


 脱線してスミマセン。デスパに話を戻します。


 デスパの球種別打率を見ると、ストレートやシュートには強く打率が3割以上をキープしてます。またチェンジアップが0.391と最も高く、鷹の主力打撃陣の中でも一番高いです(2位グラシアル0.385、3位今宮0.333)。ただし、カーブやカットボールは打率を2割半ばになっており、特にスライダーに関しては0.157(108-17)と低いです。ちなみにスライダーについては、昨年が0.228です。巧みに組み合わせてスライダーを有効活用されたいですね。


 デスパの投球コース別打率を見ると、外角球には強く、高めになればなるほど大好物です。アウトローは0.295ですが、外角高めは0.395、外角腰高は0.386と真ん中0.311より高打率ですね。外角高めなら高めボール球も射程内です。
 一方、内角は外角より打ってなく、高めになればなるほど打率を下げています。インローは0.263ですが、内角腰高は0.229、内角高めは0.207と下がってます。もちろん、内角攻めのつもりが内角へ投げ切れず、中に入ると打ち込まれます。ただし、中央の打率を見ると真ん中低めが0.448と最も高いですが、真ん中の高めは低くないけど0.278とそこそこです。まあホームラン打率は中央の低めが0.103、高めが0.134と高めの方が打ち込まれてますけど。
 如何にインハイへ投げ込めるか?ですね。また外角なら高めは、中央&内角なら低めはデンジャラスゾーンです。


 獅子投手陣との対戦成績を見ると、十亀、マーティン、増田が抑えていますが、それ以外はニール、今井、光成、平井、榎田が打ち込まれてます。


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 グラシアルについては、CS1stで3試合ともヒットが出ており、10打数3安打でしたが、何か静かでしたね。でも、月別打率を見ると、6月こそ0.299でしたが、毎月ほぼ3割を上回って安定していました。安定して3割を打つというのが厄介です。ホームランは5月8本、6月7本と固め打ちしましたが、9月も5本は打っています。


 投球コース別打率を見ると、アウトローが唯一の穴です(打率0.231)。しかし、それ以外は3割以上で安定しており、外角高め(0.450)、内角高め(0.368)、真ん中低め(0.409)はデンジャラスゾーンです。
 インハイを見せ球にしながら、如何にアウトローで仕留めるか?がグラシアル攻略のカギの一つですね。


 球種別打率については、昨年一軍で活躍し始めた頃は『スライダー』が苦手でした。特に外角低めのスライダーは有効であり、昨年、ロッテはそのスライダーで徹底的に攻めて抑えてました(外角低めも有効に使いながら)。


※下記は2018年8月28~29日の例です。


 しかし、今ではスライダーは打率0.313(83-26)ともう苦手を克服しており、チェンジアップも0.385、ストレートは0.358、カットボール0.348、シュートも3割以上と、死角が薄くなっています。あとは打率0.235のカーブくらいでしょうか。デスパより低打率です。フォークがあれば有効ですが。とにかく、緩急活かしながらストレートを見せておいて、カーブで縦に曲げる、フォーク落とす、、、。まあストレートを基本的に待たれると、時間的猶予ができる変化球に対応されるから、スライダーとかではタイミングは合わせて対応できる範囲内なので、もっと緩いカーブを上手く使ってタイミングを外す?
 それなら、最近、カーブでタイミングを狂わす十亀は? 前回9/12は初回に打たれましたが、そのときはカーブを投げず、外角低めでもフォークが落ちきれなかったところを打ち込まれましたね。


 獅子投手陣の対戦別打率は、ニール今井が抑えていますが、増田、平井、十亀、光成が打ち込まれています。特に十松田が天敵の代名詞になってる十亀は、グラシアルにも弱い傾向があります。ただし、5月21日の那覇ではカーブがど真ん中に入る失投で一発被弾しましたが、7月9日のヤフオクではカーブを駆使してタイミングを狂わし抑えましたそれ以降はグラシアルに対してカーブをカウントを稼ぐ初球で使うとかはありましたが、あまり駆使せず活かしていません


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 柳田については、8月から復帰しましたが、月別打率8~9月が概ね0.26~0.27と復調までは至っていませんでしたね。CS1stでは二戦目に同点弾を含み4打数3安打2打点と猛打賞で大暴れし、逆王手に大きく貢献しました。正直、この大舞台で着火したかな?と思いましたが、三戦目は4タコに終わってしまいましたね。


 投球コース別打率については、昨年に続いて内角低めが低めになっています(今年0.143、昨年は0.261で他に比べると低め)。ただし、インハイは昨年が0.225と低かったですが、今年が0.857と超デンジャラスゾーンです。内角腰高は昨年が0.577、今年が0.500とこちらもデンジャラスゾーンです。このため、内角を攻めるなら低めを突きたいです。


 現在、まだ柳田自身、完全復調に至ってません。しかし、CS1st二戦目のようにいきなり着火すると手がつけられなくなる可能性は十分あります。
 今年は対戦別成績を見ても、正直、参考になりません。でも、昨年の成績を見れば、十亀が14打数3安打(HR無し)で打率0.214と柳田を抑えています
ただし、十亀に関しては、昨年までと違って、今年から投げ方を『力を入れぬ投球』に変更していますから、未知数です(現在、今年は4打数1安打)。柳田には昨年のように思い切り力のある投球を投げてみては?とはいっても、今年はその投球を封印してきたので、いきなりそれができるか?はありますが。。。


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 中村晃についても、今年は長期離脱をして8月から復帰しましたね。8月は打率0.283をマークしましたが、9月は0.229と低迷し、CS1stでも8打数0安打であり、まだ完全復調していません


 中村晃の最も嫌な特徴は、とにかく空振りをしないことですね。2ストライクと追い込みはするんですが、そこから粘ってきます。一応、今年の空振り率は1.76%と相変わらず低いです。一昨年の2.58%、昨年の3.10%も低かったですが、それを下回りました。
 ただし、ボール球の見極め率が一昨年81%、昨年82%と高かったですが、今年は73%と低く、昨年までよりボール球に手を出していますね。


 またもう1つ特徴を挙げると、周東などほど足が速いわけではないですが(遅くもないですけど)、内野安打率が23.5%と鷹の中でも高いです。周東が30%と高すぎますが、牧原が約22%、源田が18.9%、金子が18.1%であり、それを上回っています。足で稼ぐ面もありますが、優れているバットコントロール技術を駆使して臭いところに打っていることが伺えます。


 ただ、鷹打線は、ホームランが多いですが、ポテンヒットなどで嫌らし所を突いてそれを突破口にされて攻め込まれることも散見されますね。狙って打っているのか!と思うほど、中村晃や内川らを始め鷹打線全体で巧みなバットコントロールを駆使してくるのは厄介です。


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 松田については、打つと鷹全体が盛り上がるため、一番打たせたくない相手ですね。十亀自身、鷹の防御率が低くても、肝心なところで松田に打ち込まれて試合に負ける(まあ十亀でなくても)とかが散見していましたね。昨年、マジック1になった天王山の最終戦で松田1人に鷹目前の胴上げを阻まれましたね
 ただ、そんな松田も衰えに勝てなくなっていますね月別打率についても、8月は0.182、9月は0.236と低迷し、CS1stでも一戦目で4タコに終わり、二戦目、三戦目とスタメンを外されました
 今年の松田を示す特徴の一つとしては、対戦チーム別得点圏打率です。オリ戦で0.545、ハム戦で0.340と高いですが、獅子戦で0.176、鴎戦で0.158、鷲戦で0.154と上位相手にチャンスで打てずチャンスを潰しています


 十亀についても、15打席11打数3安打1本塁打で打率0.273と昨年と比べれば改善されています松田自身の衰えは効いていると思います。ただし、まだ十亀自身に問題がありますね。「意識しまい」と思っていても、心の奥底で打ち込んでくる松田の幻影が残像として残っており、4四球を与えており、出塁率は0.467とまだ高いです。無意識でも今までのやられてきた記憶から条件反射のように体が反応するんでしょうね。いじめられっ子がいじめてきた悪ガキのまでで硬直するのと同じです。松田自身が衰えているのだから、十亀自身がしっかりすればもっと抑えられるでしょうが、今までやられすぎてきた被害意識が過剰になりすぎているので、今以上に望むのは酷とも言えます。


 とはいえ、やはりお祭り男です。何かの拍子で着火したらいきなり爆発的な活躍を勢いでやられてしまう可能性はあり得ます。8月成績が示しているように、8月末のメラド開催での天王山緒戦までは低迷していましたが、天王山2~3戦目でいきなり2試合連続で本塁打を打ち込まれましたね。その3日後、鷲を相手にもその余韻の勢いで1発放っていました。その後は再び止まりましたが。。。


 とにかく、好調が長続きしなくても、一瞬でも一挙に爆発的な大暴れをされると、それが致命傷になり得るのが短期決戦です。例えば、十亀が先発した試合で、松田自身の心奥底に眠っている『得意意識』が目を冷めたとき、いきなり3打席連続本塁打とかを打たれてしまうと、一気に流れを喪失してしまうリスクはあります。
 徹底的に眠らしたままに、目覚めても時既に遅しという状況にしておきたいです。



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 現在、張り切っているのがFA権利を手に入れた福田です。今、ここで大活躍をすれば、FAしたら他球団からは高値をつけてもらえるし、鷹も引き留めるために年俸を大きくアップしてくれるかもしれません。それだけに、FAドリームが膨らんでいる今は奮起しやすいですね。
 月別打率を見ると、8月は0.227、9月は0.143と低迷していましたが、CS1st二戦目で使われると、4打数2安打1本塁打の活躍を見せ、三戦目は3打数1安打と打ち込みました。短期決戦では、自分の評価額を上げるFAドリームを持って「台風の目」になる可能性は高いです。


 しかも、福田は獅子戦では他球団より打つ方であり(全体の打率0.259に対して獅子戦は0.276)、福田にやられた思い出も散見されますね。
 獅子投手陣の対戦成績では、打数が少ないですけど、増田が3打数2安打、十亀が6打数3安打1本塁打と打ち込まれています


 打球方向は、流し打ち&センター方向へ弾き返すが各々25%であり、半分の50%が引っ張っています。また打球方向別打率は、弾き返すと0.333ですが、流し打ちは0.241と下がります。しかし、引っ張ると0.441と高打率になっています。
 また投球コース別打率を見ると、内角が外角より得意です。それだけ、内角球を引っ張って安打を稼いでいることが伺えますね。逆に死角はアウトローですね。インハイはデンジャラスゾーンですから、内角は見せ球で使いつつ、アウトローで仕留めたいですね。



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 牧原については、そこまで打ち込まれてはいませんが、セーフティバントでも、スクイズでも、ガムシャラに何でもやってきますね。一応、対戦するときに警戒は必要ですね。
 昨年ほどファーストストライク狙いは減っていますが、基本的に早打ち傾向です。積極的に攻めてくるからもありますけど、悪球でも手を出してくる早打ちタイプですから、ボール球の見極め率が約56%と低すぎますね。
 警戒しながら、牧原のやる気のハシゴをはずすように、交わしていきたいですね。


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 その他、甲斐、今宮、長谷川、明石といますけど、そろそろ略していこうと思います(スミマセン)。その中で甲斐に関してだけ。。。


 甲斐は獅子戦では、メラドでは打つ方なんですよね。
 昨年も打率が0.219と低打率であり、OPSも0.6程度でしたが、獅子戦では0.259と打率が高まっています。ヤフオクに本塁打が偏ってましたが、特にメラドでは、打率0.303、出塁率0.343、OPS0.706と最も活躍している球場です。


 さらに今年は、全体成績が打率0.260、出塁率0.346、OPS0.733昨年より数字を高めております。またパの他球団の球場では楽天の宮城が最も優れていますけど、メラドではその宮城に次ぐ成績をおさめており、打率0.320、出塁率0.455、OPS0.975と、メラド大好き傾向はさらに高めています。


 とりあえず、投球コース別打率を見ると、内角が高めで0.131、低めで0.214と低迷し内角が苦手です。きっちり内角に投げ切って詰まらせたいですね。



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 あと、鷹打線の特徴の一つというと、対投手左右別打率を見れば、内川、デスパ、グラシアル、柳田、中村晃、松田が『左打者』から打ちまくってますね。右打者と比べると、打率が概ね0.08~0.14もアップします。
 とはいっても、獅子に左腕というと、榎田はブルペン待機なので、先発は不在でありますので、先発陣への影響は小さいと言えそうです。ただし、当然、榎田、泰雄小川は気を引き締めないとなりませんね。