下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

6/28ロッテ10回戦(in那覇)終盤の痛恨なミスで試合を落とす。でもミス以外に打撃の決定打不足も大きく響く。とにかく今の西武には流れがなく、球宴までの5連戦+7連戦が踏ん張り処。森コーチへ悲願の朗報を届けるためにも、ここは正念場。

昨日は雨でノーゲームに。
やられている展開だったので
恵みの雨になりました。


今日は多和田vs佐々木で始まりました。
ある意味で、
多和田も、佐々木も似たタイプです。
◇ドラ1
制球力が良くない。
シュート回転しやすく、
 弱点にもなりやすい。
 ハマるときもあるが。
立ち上がりが苦手
 ※今年のイニング別失点
 ・多和田
  1回7点、2回1点、3回3点
  4回0点、5回6点、6回0点
 ・佐々木
  1回17点、2回2点、3回5点
  4回2点、5回4点、6回0点
  7回3点
左打者が苦手


さて、今日は。。。


【1回表】
多和田、課題の立ち上がりを
わずか10球で三者凡退。
ストライク先行で低めに集めて
良い感じで課題の立ち上がりをクリアします。


【1回裏】
佐々木は、先頭の秋山を打ち取るも、
源田が内野安打でギリギリ出塁。
走者を置いた佐々木は、
いきなりシュート回転が抜けやすく
コントロールも乱れます。
ここはチャンスです。
浅村が倒れた次に
おかわり君が与四球で出て二死一二塁。
しかし、栗山がど真ん中ストレートを左邪飛。
微妙にシュート回転がハマり、打ち損じに。
でも、栗山も調子が良くない。


佐々木は、苦手な立ち上がりの中、
出塁を許して崩れそうだったのに、
西武打線は「あと一本が・・・」


【2回表】
多和田は、角中に打たれ出塁許しますが、
落ち着いて、続く2人を処理。
ボール先行にならないし、
集中して低めへ丁寧に集めている。


【2回裏】
佐々木、メヒア相手に
力んで球抜けてボール先行しましたが、
最後はメヒアが大外に外れたカーブで空三振。
外崎にはストライク先行から
外角低めカーブで空三振。
「ハイサイおじさん」
で登場の岡田も見三振。。。


三者連続三振!!!
ストレートとカーブに
翻弄させられます。


これは佐々木に自信をつけさせました。


【3回表】
一死から中村に
真ん中甘めのスライダーを叩かれ左二塁打


次の伊志嶺には、フォークが抜け気味など
ボール先行で甘い球も打たれますが、
浅村の好守で助けてもらいました。


しかし左の加藤には
左中間抜ける三塁打タイムリーで失点。
加藤に対し、外角低めを攻めますが、
全て外角低めの直球一本槍。
これでは相手もタイミングを捕らえてきます。


【3回裏】
金子はあっさり三ゴロ。
秋山にはビビリがあるからボール先行するが、
最後はど真ん中をさし込まれて中飛。
源田はあっさり三ゴロ。


ここは粘り強はずの韋駄天トリオ
僅か9球であっさり三者凡退。
流れを引き戻したいのに、
逆にこの淡泊な攻撃は、
西武へ傾く流れを止め、
下手したら

ロッテへ流れが傾くことを促進。


多和田には辛抱が課せられます。


【4回表】
田村イチローの宿敵のパラデスは凡フライ。
角中は中村必死の守備で三ゴロ。
ペーニャにはお見事な奪見三振!


ここは
ロッテには流れを引き渡さないぞ!
という三者凡退で多和田が堪え忍ぶ。


【4回裏】
初球大好きの浅村君、
初球甘いど真ん中見逃し、
同じような3球目を打ち損じ遊ゴロ。


中村、初球甘いど真ん中を打ち損じ遊ゴロ。

早打ち打ち損じ祭りは
佐々木を助ける。


栗山は6球稼ぐが、
ど真ん中でミートしたけど右飛。


佐々木も甘い球を投げてくるが、
シュート回転で微妙に球が動いているためか、
打ち損じ祭りの三凡花火
多和田、
勝つまでは欲しがりません。


【5回表】
三木には、
一瞬、冷やっとする特大ファウルを浴びるが、
最後はカーブで遊ゴロ。


田村には緩急も使い、きっちり遊ゴロ。
まあカーブが想像以上に曲がりすぎ、
岡田のタマに球が当たり、
岡田も痛い中を頑張ります。


中村にも
先ほどの仕返しとばかりに奪三振!


多和田、下位打線とはいえ、
頑張って踏ん張ります(岡田もね)。


【5回裏】
メヒアには1打席同様に
ボール先行から先頭与四球で出塁。
走者出した佐々木は制球バラバラとなり、
外崎にも与四球!


ただし、岡田がバント失敗。
打球は投手真正面でメヒアが三塁でアウト。
しかし、金子がきれいにタイムリーを放ち
同点に追いつきます。これで一死一三塁。


しかし、ロッテベンチは
ここで佐々木を降ろし、
2番手松永を登板させます。
どうやら、佐々木には課題があったようで、
与四球を重ねての失点がNGらしいです。
ただ、西武にとってこの交代劇は
正直、佐々木の方が楽だったので辛いです。


秋山、外角低めや内角を厳しく攻められ、
何とか食らいつくが、
内角を意識させられて外角低め空三振。


源田も投ゴロ。


結局、この回は
追いついたけど勝ち越せず。
勝ち越して多和田を援護したかったですが、
伊東監督の継投が成功します。


【6回表】
多和田の方も
先頭の伊志嶺を与四球で出します。
ただし、左の加藤はバントできず空三振。
西武、ロッテともにバント下手です。
でも、伊志嶺に盗塁許し、鈴木を与四球。


多和田は、ここで交代となります。
まあ勝ち星は得られませんでしたが、
今日は思った以上に試合を作りました。
しかし、一死一二塁で登板の
2番手武隈がピリっとしません。


パラデスは、追い込んでからの落ちる球で
いつもの如くの空三振を奪います。

おかわり君の定番パターン三振です。


しかし、角中に内角低め攻めますが、
粘られながら、最後は粘り負けて甘く入り
左安打タイムリーを浴びます。
また次のペーニャにも
上手く流され、もう1点失います。


武隈も、例年、
この時期は下降線になりやすいです。
どこかで休ませないと、厳しいでしょう。


結局、このイニングに2失点し、
多和田に自責点2が加わり、負け星も点灯。


もちろん、
この攻撃でロッテが流れ乗ります。
ただし、相手はソフバンや楽天ではなく、
ロッテですから、
どこかに攻める突破口があるはず。

2点差なら追いつけ、追い越せ!は可能。


【6回裏】
ロッテの3番手にルーキー有吉が登板。


初球大好き浅村が
初球を右安打で口火を切ります。


しかし、中村は、
簡単に追い込まれ、ぶるんと空三振。
栗山も初球を半端な投ゴロ。
この2凡退が
取り戻したい流れの勢いを
鈍らせてしまいます。

一応、メヒアは与四球ででますが、
外崎が初球を三ゴロ


流れを引き戻すはず場面が、
逆に相手へ流れが傾くのを
アシストする粗雑な攻め。


【7回表】
しかし、3番手で登板した大石が、
田村を一ゴロ、中村を三球三振、
伊志嶺も空三振と、
きっちり三者凡退を奪って
流れを変えるきっかけをつくります。


特に早大の後輩・中村には、
三球とも空振りさせて、三球三振を奪い、
早大先輩としての威厳を魅せます。


【7回裏】
岡田に代わって今日誕生日の水口。
でもど真ん中初球を打ち損じて一ゴロ。


ロッテは、金子のところで藤岡に交代。
金子は二ゴロも、
次の秋山は、高めを叩き15号ソロ弾!
源田も続いて中安打!


ここで右に入るので、
ロッテは藤岡から大谷に代えるが、
次の浅村が同点タイムリーを放ちます。
その後、二死二塁で中村が
ボール先行から敬遠気味与四球。


しかし、二死一二塁で栗山は、
打つ気満々でイレ込み、三球空三振。
三球ともかわされながらブンブン丸とは
「栗山らしくない」。焦っているんですかね。


【8回表】
シュリちゃん登板
加藤を2球で一ゴロ。鈴木には初球で中飛。
あっさり2人は片付けるが、
パラデスはフルカウントから与四球
でも角中は遊ゴロ。
源田の好判断で二塁で刺す。


【8回裏】
大谷続投。
メヒアは緩いカーブに
タイミング合わず空三振。
外崎、高めだけど詰まらせて中飛。
途中出場の銀、二ゴロ。。。


均衡状態ですね。。。


【9回表】
気迫十分の増田と銀。
今日はストライク先行。
いいときの増田はストライク先行。


ペーニャ、初球を右飛。外角低めを突く。
三木は三球三振!
田村は一ゴロ。


まあ相手がロッテとはいえ、
増田、銀の気迫で三者凡退に。


【9回裏】
こちらは防御率0.74の守護神・内が登板。
先頭・金子は三振。
次の秋山、内も力んで初球すっぽ抜け。
3球目は良い当たりも惜しくファウルで、
最後は落ちるスライダーを空三振。
源田も一飛。


内を全く打てず。


【10回表】
延長戦突入。
こちらには牧田が残る。他にも一応3名残る。
相手も益田がいるけど、今年の益田は不調で
あとは宮崎のみ。
内、益田が回を跨ぐしかない形。
延長戦になって、
こちらの方が分がある気がするが。。。


牧田が投入され、
中村を遊ゴロ。
岡田を三ゴロ。
おかわり必死守備。
加藤を二ゴロ。


あっさり11球でトリプルゴロ!
もう1イニングは行けそう。


【10回裏】
内が回を跨ぎます。集中力がもつか?


浅村、低めに外す厳しい縦スラを
当てただけの遊ゴロ。
見逃した2球目甘い
スライダーがもったいない。


でも中村が直球狙いで左中間安打。
栗山も四球を選ぶ。

しかし、メヒアは空三振。
今日のメヒアは、与四球2つありましたが、
全体的に合ってなく、空回りしていました。


外崎も連投フォークで空三振。


チャンスをモノにできません。
でも内も立派でした。


【11回表】
牧田が回を跨ぎます。
ロッテは円陣組みます。


鈴木は一二塁抜けそうも、
浅村好守により二ゴロ。


パラデスも一ゴロで打ち取りますが、
メヒアが痛恨のポロリ。
牧田も回を跨いでいるだけありますから、
このミスは集中力が切れそうです。


角中には最後に甘く入り右安打。


ペーニャは一ゴロで打ち取るも
走者が進み二死二三塁に。

そして、三木に対して、
外角低めを攻め続けますが、
結局、スライダーを叩かれ
勝ち越しタイムリー左安打を被弾。
正直、インハイに
1球欲しかったです。


【11回裏】
ロッテは益田が登板。
一方、西武は銀の打順で
そのまま銀で勝負。


ところで、
1点ビハインドの最終回の場面
ベンチには、直人、上本が残る状態。


何故、ここで銀で勝負なのか?
何故、代打出さないのか?


ここは直人を代打に出して、
もし12回があるなら
上本を捕手で使うこともあるはず。


正直、直人や上本を
ベンチに残して終わる
ということに、
相変わらずの疑問を残します。
しかも崖っぷちの瀬戸際の場面なのに。


銀は空三振。
この奪三振が
不調だった益田に
勢いと自信を取り戻させます。


益田には怖さが全く無く
ノリノリとなり、
腕を思い切り振りきって
金子も空三振。
秋山も三ゴロ。


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結局、
11回まで行って
ロ4-3西

と、ショックが残る敗戦。


しかも、ソフバン戦に続き、
牧田のときに一ゴロ処理を誤るミスが生じ、
その終盤のミスが影響した負けですから。


やはり1つのミスが致命的になる
という教訓的なゲーム
でした。


でも、最近の西武は、
ミスで余計な失点を献上し、
勝てる試合を落とす
というケースが増えています。


ただ、今日に関しては、
最後のメヒアのミスが
決定的な痛手になりましたが、
その前に、
序盤から佐々木を打ち崩せず、
多和田に苦しい堪え忍ぶ展開を

もたらしたことも敗因と言えます。


2~4回は三凡祭りなど。
佐々木が良かったというよりも、
西武の攻撃も粗雑すぎました。
しかも、今日の佐々木は、いつもの如く
走者を置いたら崩れやすい傾向
なのに、
その走者すら置けませんでした。


もっと得点することができていたら、
もっと楽な展開となり、やりやすかったはず
です。


これで6/12以降の3週間遠征は、
3勝7敗という結果に終わり、
所沢へ帰ってきたら、
ホームで金~日にオリックス3連戦。
東京ドームで月~火に日ハム2連戦と
変則5連戦となります。
ただし、7/5(水)が休みと言っても
翌日の札幌での日ハム戦のため
その休日は移動日になります。
そして7/6(木)以降は、
札幌の日ハム戦
仙台の楽天との3連戦(岸と対決有り)
所沢のロッテとの3連戦と、
変則7連戦になります。


結局、オールスター前まで
移動日で疲れの残る休日を挟んで
12連戦みたいなものになります。


しかも、
今の西武そのものに
流れがありません。


反省するところはするものの、
パッ!と忘れることが一番。
ぐずぐず引きずらないで
開き直って
気分を一新させて挑むこと
が当然です。


当然、暗いムードになれば
負のスパイラルに陥るのは必須です。
真面目すぎることは、
毒になることもあります。
考えることは必要ですが、
考えすぎてはダメです。


調子が悪いときほど
好転させるために、
前向きに明るく振る舞うことです。


また、流れを変えるためには、
メンバーを一時的に代えてみる
ということも手です。


特に、明るい山川などもカンフル剤になります。
ただし1軍に上がると借りてきた猫になるので
そうならないようにしないとダメですが。


オリックスも
自力優勝が無くなりました。


とにかく、オールスターまで
しんどい疲れが溜まる茨の道が続きます。
でも、今の立ち位置にいる西武にとっては、
ここのオールスターまでの17戦は、
今後のペナント争いの正念場になります。


開き直って頑張りましょう。


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【追伸】森コーチ急死。
一昨日、森コーチが病気のため休養に入り、
西口氏が一軍コーチに昇格となる
という報道があったばかりでしたが、
多臓器不全のため福岡市内の病院で
亡くなられたようです。


正直、突然のことで驚かされています。
まだ42歳ですよね。
厄年とはいえ、私より若いです。


一体、何があったのか?わかりませんが、
本当に残念ですね。
関係者の方々のショックは計り知れないと思います。


今までありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。


先日の永射氏の件も含めて、
最近の西武には流れがありません。


とにかく、
亡き森コーチのためにも
今年は朗報を届けられるよう、
頑張ってください。
我々もそのつもりで応援し続けます。





<訃報>森慎二さん42歳=プロ野球・西武投手コーチ
6/28(水) 23:38配信
 プロ野球・西武の森慎二(もり・しんじ)投手コーチが28日、多臓器不全のため福岡市内の病院で死去した。42歳だった。球団が明らかにした。25日の試合前に体調不良を訴えて入院。西武が27日に病気による休養を発表したばかりだった。葬儀日程は未定。
 山口県出身。岩国工高から新日鉄光(当時)入り。部活動の整理・縮小に伴い新日鉄君津(同)に移籍して、1996年の第67回都市対抗野球では大会優秀選手に選出された。
  西武からドラフト2位で指名され97年に入団。189センチの長身を生かした速球を武器に主に中継ぎで活躍して、431試合で44勝44敗50セーブ、防御率3.39をマークした。
  2006年1月にポスティングシステムで米大リーグ・デビルレイズ(現レイズ)と2年契約を結んだが、3月のオープン戦で右肩を脱臼し、登板がないまま07年に解雇された。09年から独立リーグのBCリーグ・石川の監督などを務め、15年に古巣の西武にコーチとして復帰した。