今日は開幕カードのハム３回戦でした。
先発はこちらがウルフ、
あちらは先日OP戦で封じられた加藤。

最大の課題は『加藤攻略の成否』でした。
ハム加藤は昨年と比べて
スローカーブも習得し、
大きな緩急差を活かして翻弄してきます。

西武打線にとって、こういうタイプは
どちらかというと苦手な部類。
それ故、加藤攻略に失敗すれば、
加藤の自信度アップ、
こちらの苦手意識の強固となり
今年、加藤も
新たな天敵の仲間入りになる懸念がありました。

今日の加藤ｖｓ西武打線の結果は次の通りです。

序盤はなかなか攻略できず、
３回表はチャンスになるものの
松本の好返球により得点得来ませんでした。

４回表までの加藤の投球は
１５、１４．７、１３球／回と
球数もやや少なめで展開し、
４６ｋｍ／ｈ差の緩急差で翻弄させられます。
それまでに６奪三振であり、
２回は三者連続三振に抑えられます。

しかし、５回表から動きます。
先頭の外崎が真ん中に
甘く入ったスライダーを打ち込んで出塁。

その後、メヒア、銀と倒れて二死に至りますが、
その間、外崎が盗塁を含めとっとと三塁へ。
次の金子も高めストレートを
基本に忠実にセンター方向へ弾き返し、
外崎を還して先制します。

さらに金子が盗塁を決め、
加藤も次の秋山に対して力んで簡単に歩かせます。
そして、源田がファウルで粘って粘って
最後は粘り勝って、タイムリーでもう１点を追加。
最後は浅村もタイムリーを放ってもう１点。

この回、得意の機動力を活かし、
粘りも見せながら、つないで３点を奪取することに成功。

理想的な攻略ができたのではないでしょうか。
もちろん、できれば二巡目に欲しかったですが、
二巡目（３回表）は松本好送球により
やむを得ない感もありました。
でも、その次でしっかり攻め切ったことを評価します。

まあ逆に４～５番が機能せず、
打線を途切れた面はありますが。。。

ところで、打線を途切れやすい
おかわり君は山川とつなげたくない面があります。
それは、今日のように２人揃って途切れる面もありますが、
山川敬遠→おかわり勝負→相手の術中通りアウト
が懸念されるからです。

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一方、こちらの先発ウルフについては、
次の通りの結果でした。

与四死球ゼロはさすがですが、
８本の安打を打たれました。
しかも、その大半が
真ん中寄り、ベルト高さ寄りと甘めに入っており、
まだ本調子では無いという感じでしょうか。

しかし、ベテランの業師らしく、
調子が今一つでも
得点を許さず試合をしっかり作る当たりは
信頼度の高さを誇るところですね。
途中からカットボールも織り混ぜるあたりも
職人です。

もちろん、
相手がつながらない苦しむハム打線であり、
これが鷹、鷲、牛だったら、、、と思う面はありますが、
併殺を２つ含むゴロアウトの山を8個築き、
ウルフらしき投球を発揮して
相手に一線を越えさせなかったのはさすがです。

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ところで、２番手以降は７回から
武隈→平井→増田でリレーして抑えました。
まあ平井はど真ん中失投で中田に１発被弾しましたが。

ともみが抹消され、大石がまだ仕上がってないこと
また大石も肘に爆弾を抱えてること、
さらにはワグナーが使えないことを踏まえると、
勝利の方程式は、
『武隈→平井→増田』となるのでしょうか。

武隈も大変です、
先発に馳せ参じるときもあれば、
中継ぎとして６回等を任せられることもあれば、
セットアッパーとして
勝利の方程式の一員に期待されることもあれば、と
とにかくフル回転です。

それだけ投手陣問題は、未だに
前でも、中でも、後ろでも解決していない
ということです。

OP戦ではある程度、数が揃ってきましたが、
あくまで、それはガラスの仮面です。
負傷等で１人狂うと
いつ割れてもおかしくない状況。

現状では、いつ投手陣が崩壊しても
おかしくないリスクを抱えており、
それがシーズン序盤かもしれません。

その問題には、
若手が育っていないことと、
まともな補強がデキていないこと
に起因します。

シュリちゃんの解雇はやむを得ない面もあり、
ある意味で、間違っていない判断である可能性もありましたが、
後先考えず、シュリ以上の後釜を獲得する保証無く
見切り発車でクビを切ることを決断した首脳陣の方は
進退問題を問われるほどの責任が問われるべきでしょうね。
ワグナーが活躍できなければ、
辞表を出すレベルの見切り発車の決断をしたという自覚が必要です。

現在、榎田をトレードで獲得しましたが、
また今さらになってしっかりした投手の獲得が困難ですが、
それでも、補強対応を継続すべきであり、
速やかに二の矢、三の矢の獲得を実現すべきです。

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さて、これで開幕カードを三連勝しました。
それはそれで一安心というところです。

これが阪神ファンだったら、
尼崎の商店街だったら
マジック１４１と表現するんでしょうね。

昨年の今頃、尼崎に行ったとき、
商店街では六甲おろしが朝一から流れ
マジック１４３の看板を有したフグが動いていました。

ただし、もっと高みを目指すのなら
ハムさんの事情を踏まえれば
成し遂げて当然の結果とも言えます。

問題は次週のソフバン戦でどうなるか？
です。

ソフバンはOP戦不調でしたが、
さすが地力のある球団なだけに、
本番に入って牛軍団にしっかり勝ち越しています。

ソフバンに本気で勝ち越したいならば、
ヤフオクでの勝ち星も重要ですが、
ヤフオクが不利な場であることに変わりはないだけに、
本拠地での鷹戦は負けられません。
１つの負けが後々に響いてきますので、
本拠地開幕週は連勝する意気込みで挑みたいです。

とにかく、少なくとも本拠地での対決では
貪欲に多く勝ちまくることが大事です。
むろん、そう簡単では無いですが、
その貪欲な意気込みが欲しいです。