下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン15回戦(MLD)】天敵・石川を鎮める獅子威し打線の尋常じゃない波状攻撃の嵐&将来を担う若獅子ら投手リレーの鷹封じにより『れおほ~!!』外崎2ランも輝くが、二死からの波状攻撃はあと1つのアウトが遠く感じる相手の戦意を削ぐ。しかもこのカードを勝ち越して鷹を窮地に蹴り落とす!また点差があったとはいえ、今井~大将~田村の若手で鷹を抑えたのは獅子投手陣の将来に明るい兆しを。今日の1勝は様々な付加価値をつけた1勝となりました。

昨日は鷹に倍返しをされて
今日は天敵・石川を前に
カード勝ち越しを賭けての
ソフバン15回戦(MLD)


なお、高木勇、本田が抹消され
今井、田村が昇格しました。
今後は光成の昇格なども見込まれているようです。
まあ光成に関しては
長期的な観点から
来年以降の絶大な活躍への期待を踏まえると、
今の時点で半端な状態で
上へ上げることだけは避けたいです。
今までの繰り返しになりますから。


雄星が居なくなる来年、
多和田、今井らと合わせて

三羽カラスのエースになるために
フォーム等も含めて
しっかり固めてから
上で自信を付けていって欲しいです。


今日のスタメンです。

控え投手は次のとおりです。


石川について、対戦成績を見ると、
 西 防御率1.24 3勝1敗
 日 防御率3.27 1勝1敗
 ロ 防御率6.75 1勝1敗
 オ 防御率1.13 1勝0敗
 楽 防御率4.80 1勝1敗


とにかく、獅子に対して
最も得意にしております。

でも、裏を返せば、
ロッテや楽天が攻めているくらいは
攻めることが可能なはず、
ということです。


で、今日の結果については、


2回表
デスパ被安打、中村与四球
森のパスボールが加わって、
長谷川の二ゴロ間に先制点を失いますが、
今井はここを最少失点で凌ぎます。
すると、その直後の2回裏に、
獅子威し打線の
尋常じゃない波状攻撃の嵐で
天敵・石川を一気に鎮め、
大量点のリードという状況下だったとはいえ、
今井が力投でHQSを達成し、
その後は、
大将、田村で鷹追撃を封じ、
若獅子による投手リレーで
鷹を抑える
という
獅子投手陣の将来に
明るい兆しを照らしました。


とにかく、
1~2年生の若い彼らが
鷹を相手に貴重な経験を
良い形で積み、
自信をもつことにつながるという
付加価値もの凄く大きいです。


しかも、この鷹戦カードは、
獅子を追う鷹が三連勝を狙っていたのに、
昨日のルーキーは逃したものの、
苦手な石川、千賀を打ち崩して
カード勝ち越しを決めた
のだから、
鷹の両羽根をもぎとって鷹を窮地に追い込み
Big Good Job!でしたね。


猛暑の中の過密日程となる
4週連続の6連戦シリーズ
良いスタートを切りましたね。
まあ6連戦シリーズの
最もしんどくなる地獄は、
疲れが溜まってきて
やりくりも苦しくなってくる
3週目、遠征となる4週目
に迎えるでしょうが。。。
6連戦シリーズの最大の敵は
『疲れ』ですからね。。。


まず最大の勝因になった
獅子威し打線の石川襲来
については。


今日の石川は、立ち上がりの初回裏
先頭の秋山には
制球乱れてボール先行しますが、
荒れ球も武器になって
最後は振り遅れの空三振を奪われます。
次の源田には内角低め、
浅村には外角低めをしっかり突かれ、
得意なPカーブを用いられて
ともに一ゴロで仕留められます。


とにかく、石川の立ち上がりは
危なげなく三者凡退に抑えられます。
ケチをつけるとしたら、
自慢のPカーブがストライクゾーンから
ストライクゾーンなので空振りが難しいかな、
というところでしょうか。


しかし、先制点をもらった石川は、
2回裏に入ると、
先頭の山川カーブを意識するあまり、
カーにとスライダーで翻弄されますが、
次の初球の低めストレートを中安打し、
外崎は、ベルト高さの甘い所に入る
外角カーブをジャストミートで打ち込み、
逆転2ランをレフトスタンド上弾へ放り込みます。

その後、メヒア三邪飛に倒れますが、
二死からの集中打、波状攻撃が
もの凄く効果的な猛攻となりました。


まず、おかわり君
外崎と同じような外角の甘い高さのカーブ
見逃さずレフトスタンドへソロ弾を放り込みます。

さらに、
斉藤外角ストレート右安打、
しかも出塁後に盗塁成功。
秋山は一度もバットを振ることなく
四球で出塁。
石川は、自慢のPカーブを含み、
変化球が明瞭なボール球で見極められます。
源田は初球の内角低めPカーブを見逃し、
外角の甘い高さに入るスライダー左中間へ快打
左二塁打で2点タイムリー
となります。
浅村外角高めのストレート初球
流して右二塁打でもう1点を追加します。
山川は一度もバットを振ることなく
四球で出塁。
は中の低めですが、
曲がりも小さくなったPカーブ
引っ張って右二塁打でさらにもう1点追加します。
ここで石川をノックアウトします。


この猛攻で最も効果的だったのは、
『二死から』の攻撃であり、
相手の鷹の立場から見れば、
あと1つアウトを獲れば
このイニングが終わるわけですが、
獅子の猛攻により
あと1つのアウトが
もの凄く遠く感じられたはずです。
となれば、
鷹の戦意も削ぎ、
イラ立ちをもたらす効果につながります。


また今日の石川については、
意図するところに投げ込む制球が鈍く、
高め傾向があるとともに、
Pカーブ等の変化球もキレが鈍く、
ストライクゾーンからボールゾーンへ行かず、
ストライクゾーンに残ってしまい、
獅子威し打線は、
ちょうど良い高さの甘い球を痛打していきました。
次に石川が好調だったら、まだわかりませんが。。。
これは千賀も同様ですけど。。。。
でも、千賀、石川に、この大事な三連戦カードで
やられっぱなし状態だけは避けることがデキましたね。
結果が大事な時期に来ておりますからね。


ただ、2番手の高橋礼になると、
与四死球で多くお散歩できますが、
アンダースローにタイミングがつかめず、
4回1/3を投げられて
安打もメヒアの僅か1つしかなく、
与四球3つの自滅型満塁から
三ゴロの間の1点のみ


しかし、阪神から移籍した3番手の松田からは
ダメ押しの追加点(2点)を奪いました。
ほとんど直球しかないですからね。
この松田は、
良いストレートを持っていますが、
変化球が有効になっていないから、
ストレート一本勝負で打ち込めます。
逆に変化球も有効に活かせれば、
自慢のストレートと合わせて
打ちにくくなって厄介な存在になりそうです。
おかわり君山川は、
荒れ球も武器になって
変化球も有効に効いたので
空三振を奪われます。

秋山の振り遅れは気になりますが。。。


この松田の課題(変化球の有効化)
こちらで言うと、
ヒースや増田にも通じる話です。
まあ増田の場合は、
肝心のストレートが危うくなっており、
その課題以前の問題が生じていますが。。。


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一方、先発の今井については、
7回を投げて2失点で済まし、
HQSを達成して2勝目を挙げました。


失点は2回表と6回表でしたが、
2回表森のパスボールが響き、
6回表おかわり君が
内川の打球を捕球できなかったことが響きました。


まず2回表は、
デスパの外角低めストレートを打たれた中安打、
次の中村を与四球で歩かしてしまい、
無死一二塁から長谷川の打席で
森がパスボールをしてしまって
無死二三塁にピンチが拡大
します。
その後の長谷川、松田、甲斐を仕留めますが、
走者を三塁に置いたことにより
長谷川二ゴロの間に1点を失いました。
でも、その間に二塁走者が三塁へ進み、
一死三塁のピンチが続きますが、
松田には左右を揺さぶりつつ
低めを突いて空三振で凌ぎ、
この局面で最も欲しいアウトを奪いました。
正直、犠牲フライでもう1点失っても
しょうがない場面でした。
結局、このイニングを
最少失点で凌いだのは立派でした。


6回表一死から内川に
三塁を抜く左二塁打を打たれますが、
内川の打球は三ゴロコース(次写真参照)であり、
あれはおかわり君が捕球してあげないと。。。
<内川の打球軌道>

おかわり君の場合、
打撃直後の初期反応がやはり鈍いんですよね。
その分、上記のような捕球でもスルーしやすくなります。
そのため、相手から見れば、
三塁方向が打つための狙い目になりやすくなります。
次のデスパの打球(次写真参照)も、
まあ少し三塁線寄りなので、
捕球は難しく、それを捕れというのは酷でしょうが、
三塁方向へ狙い打ちされやすくなることは課題です。


結局、この内川&デスパの連打
もう1点を失います。
しかし、次の中村
外角低めストレートを打たせて
遊ゴロ併殺で処理して、
ここも最少失点で凌ぎました。


今日の今井については、
確かに大量リードでゆとりがありましたが、
150km/h超のストレートが走っているほか、
スライダー、カーブ、チェンジアップが
低めに決まっておりました。
しかもそのスライダーがシンカーのように
落ちていきます。
その緩急も活かされており、
鷹打線は直球&変化球に翻弄されます。


今まではストレート中心になって、
そのストレートを簡単に狙い打たれていましたが、
今日は変化球が有効に活きていたので、
ストレートがいつも以上に効果を発揮し、
変化球も勝負球として十分使えました。


例えば、5回表松田に対しては、
最初の3球連続で外れて
B3S0とボール先行しますが、
外角低めストレートで空振りを奪って追い込み、
最後はかなり大外へ曲がり落ちるスライダーで
空を切らして空三振に仕留めます。


7回表先頭・柳田に対しては、
柳田も一発狙いでぶんぶん振り回していたこと
も効いておりましたが、
追い込んでからはファウルで粘られつつも
その間、岡田が右足、左足と
ファウル打球が当てられるものの、
今井は粘り負けせずに外角低めに落とす
チェンジアップで空三振を奪いました。


でも、柳田との対戦中に
白い歯をこぼすくらいですから、
その対決を楽しめるとは、
今井はやはり大物感が溢れております。
普通は初対戦でガチガチになりやすく、
心理的には気負ってしまいそうですが、
今井にそんな気負いは全く無く、
逆に柳田の方がイラだっておりました。


結局、7回111球で2失点
5被安打、2与四球、8奪三振。
最後の7回表は、
柳田を仕留めた後に気が抜けたか、
球数も嵩んでいるので、疲れが目立ってきますが、
ギアを上げて粘り負けすることなく、
最後まで抑えて投げ抜きました。


課題を挙げるとしたら、
今日はかなり投げ込みましたから、
次回へ向けて
肩の回復度合いがどうか?
ですね。
負傷に繋がりそうな無理強いだけはNGであり、
過密日程ですが、
間隔を開けることも見据えるべきです。


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残る8~9回の2イニング
今年のドラ1大将
~2年目・田村でリレーして
2人とも三者凡退で締めました。

田村に関しては、
気合い十二分で吠えていましたね。


大将については、
持ち前のスライダーが光っておりました。


面白かったのが二死からの内川の打席で、
初球、外角低めスライダーを見逃し、
2球目、外角高めにストレートを外し、
3球目、外角スライダーで
ファウルを打たせて追い込みます。
この3球目はベルト高さで甘い高さでしたが、
外一杯、又は微妙に外しているので、
内川もファウルにするのが精一杯でした。
そして、4球目はインハイを突いてファウルに。
ここで内角を意識させておいて、
5球目、外角低めのスライダーで
タイミングを狂わして引っかけさせて遊ゴロに。


田村については、
デスパに対しては、
ボール球ですが、
内角高め、内角低めを突きながら、
最後は外角高めスライダーで空を切らせます。
ただ1~2球目は連続ファウルで追い込みますが、
ベルト高さの甘いスライダーを
立て続けに投げており、
もし初球でタイミングをつかまれていたら
2球目で打ち込まれていましたが。。。


中村には内角を攻めきることができ、
詰まらせて一邪飛で処理。


田村に関しては、
制球がばらついて甘い球もありましたが、
荒れ球も武器にし、絞らせませんでした。


最後の柳田にも翻弄・迷走させて
抜けた外角高めカットボール
ハーフスイングのスイングで空三振を奪います。
ただ、最後のカットボールは
ボール球で外れていたので
柳田自身が選球眼が良いだけに
バットを途中で止めてしまって
ハーフスイングになった
わけですが、
もしストライクゾーンに入っていたら、
わかりませんでしたね。


いずれにしても、
点差があった展開になったとはいえ、
今井~大将~田村の
若獅子
鷹を抑えたのは
獅子投手陣の将来に

明るい兆しを照らしました。
また大将や田村が
頭角を現してくれれば
中継ぎ投手陣問題も
少しは改善が見出せそうです。


それだけ
若獅子だけで鷹を抑えたことは
有意義な価値を示しました。


今日の1勝は
鷹を優勝争いの崖っぷちに追い込むこと、
ハム戦を前に勢いをつけること

もありますけれど、
天敵・石川を打ち崩したこと、
投手陣の若手台頭の片鱗を魅せたこと、

そして、彼ら若手らが鷹を相手に
自信につなげる経験を積んだこと

など様々な付加価値をつけた1勝になった
と思います。


ただし、1点だけ重大な懸念事項が。。。
森が自打球で交代することになりました。
森の状況が極めて懸念されます。
もし、森が故障で戦線離脱になると、
かなりヤバい状況に陥るリスクが大
ですから。。。
大事に至らぬことを祈るばかりです。


さて、明日は雄星VS上沢で
ハムとの直接対決です。

雄星については、
前回127球の力投で9回を投げていますから、
今回、その反動が出ていないこと、
肩がしっかりと回復されていること
が大きな課題になりそう
です。


まあハムとの直接対決は
まだ10試合以上も残しているので、
明日、明後日で一喜一憂できるものでもない
ところはありますが、
追う立場のハムが狙う
こちらの三連敗だけは
絶対に避けること

とにかく大事です。