下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

監督ダービー、今度は名セカンドの黄金時代OB???

今年のBクラスが決定し、
次期監督の噂またまた出てきました。


今度は、
かつての黄金時代の名セカンドの
辻発彦氏
の名が挙がってきました。


辻氏というと
打者が打つ直前に動くという職人技を魅せる
鉄壁の守備力を誇る名選手でしたね。


ある意味、宮本氏と類似したタイプです。


でもここ30云年の中では、
1、2を争う名セカンドだったと思います。
※今の広島の菊池もすごいけど。


まあオーナーの言っていた
「球際に強いチーム」
ということから推測すると、
守備力のある監督=球際に強いチーム作り
という短絡的な考えがフロントにありそうですが、
やはりその点を根本的に強化したければ
コーチの布陣が重要と思います。


辻氏にしても、宮本氏にしても
守備・走塁コーチで招聘なら
効果が十分期待できると思いますが、
当然、未経験だから
1軍の監督としては未知数ですよね。


双方とも野村ヤクルト時代があり、
野村IDを知っているかも(?)
というメリットがありますが、
宮本氏の場合は、
①指導経験なし
②パリーグ知らない
③今のヘッドコーチ等を残せば
 お飾りになる恐れあり
という懸念があります。


辻氏の場合は、
前述した宮本氏の場合の懸念①~②は
薄いと思いますが、
今年は中日で谷繁氏の解任後、
2軍コーチから
1軍作戦兼守備コーチに帰り咲き、
森繁監督代理を助けていますので、
今の森繁監督代理の行く末など含め
中日とのしがらみを断ち切れるか?
落合が離さないのでは?
森繁が監督になったら
もっと離れないのでは?
実現性という意味でどうか?
が懸念材料ですね。


あとは宮本氏の場合の③に類似して、
投手陣のことはあまり詳しくないから、
もし今のヘッドコーチが残れば、
今年同様に投手陣のことは
今のヘッドに一任しちゃうかも?
という懸念があります。


ただ橋上コーチよりは
野球を十二分に知っている方
と思います。


中日では、
二軍監督時代に優勝経験もあり、
落合監督時代に、森繁ヘッドとともに
総合コーチとしてチームを支え、
セリーグ優勝も経験しています。


指導力はそれなりにある可能性がある
と考えていいかもしれませんが、
それ故に、中日が手放すか?
と、正直、懐疑的です。


一層のこと、
田辺氏、潮崎氏、橋上氏を
中日に売るというのは、どう?


あと、もう一つの懸念材料は、
今のライオンズカラー※と馴染むか否か?
(※フロント、コーチ、選手一同)
ですね。
特に選手にとって、厳しい面もありますから、
伊原二次政権時代のようにならるかどうか?
(本来、厳しい一面も必要なんですが)
最近の若い者と合うかどうか?
以前は中日で指導者として支えて成果も
出していましたが、
復帰してからのここ何年かは
中日の今の成績が示す通りですから。


また今のライオンズでは
フロント、コーチ陣にも
不安がありますしね。


まあ、
今のライオンズで
チーム改革を進めるにあたっては、
どの方が監督になろうとも、
当然、コーチ陣の構造改革を行い、
フロント陣も見直していくことが
監督交代と付随してくる喫緊な課題

として、根本的にあるのですが。。。


さて、この監督ダービーは
どうなるのでしょう???


ただ、辻氏と第三の名前が
挙がってくるとなると、
先日、噂になっていた
秋山氏、宮本氏は、
現時点で回答が後ろ向き
なんでしょうかね???


もしかしたら、
鈴木本部長の
>何も動いていないし、
>シーズンが終わってから。
>誰にもオファーは出していない。
が本当の話であったら、


噂に出ている
秋山氏、宮本氏、辻氏
というのも、
実は、今のフロント陣の
勝手な思い込み、単なる希望
ということにすぎず
結局、誰とも実現しないで、
そのままS崎ヘッドの昇格
ということになったりして。。。

(これは私の勝手な心配ですが)


【サンスポより転載】



 (パ・リーグ、オリックス5-2西武、24回戦、12勝12敗、21日、京セラD)西武の新監督候補に、球団OBで中日1軍作戦兼守備コーチの辻発彦氏(57)が急浮上したことが21日、分かった。チームはこの日、1981年以来35年ぶりとなる3年連続Bクラスが確定し、クライマックスシリーズ出場の可能性が消えた。今季は12球団ワーストの97失策、3年連続1000三振。大味な野球からの脱却へ、指導経験豊富な黄金時代の名二塁手に白羽の矢を立てた。28日の西武、中日両球団のシーズン最終戦を待って、複数の候補から一本化を図る。


  西武はこの日、オリックス戦に敗れて3年連続Bクラスが決定。1979年に西武球団となり、まだ弱かった81年以来の屈辱となった。鈴木葉留彦球団本部長(65)は「やるべき野球ができなかった。打てる打線ではあるが、つなぐことができなかった。投手を含めた守りも、Bクラスになった理由だ」と敗因を分析した。


  すでに田辺徳雄監督(50)は「優勝という目標を掲げているわけだから。それができなかった以上は…」と話し、今季限りでの辞意を固めている。球団では水面下で新監督候補のリストアップに着手。前ソフトバンク監督の秋山幸二氏(52)の招へいや、潮崎哲也ヘッドコーチ(47)の昇格が有力視されたが、ここにきて辻氏が急浮上した。


  辻氏は1984年にドラフト2位で西武に入団。ゴールデングラブ賞に8度輝く鉄壁の守備と、右方向中心の打撃で93年に首位打者を獲得するなど、主に1、2、9番を任されて黄金時代を支えた。同期のドラフト1位は渡辺久信シニアディレクター(SD、51)で、98年にヤクルトでも一緒にプレーし、野村ID野球を学んだ。


  現役引退後はヤクルト、横浜(現DeNA)、中日でコーチを務め、中日2軍監督としては2度のウエスタン・リーグ優勝。2010年に中日1軍コーチになると、レギュラーの井端(現巨人内野守備走塁コーチ)、荒木らにも厳しい態度で接した。今季は当初2軍コーチだったが、谷繁監督の休養(解任)に伴い1軍に昇格。オーダーや作戦の決定など、野手全般を任されている。


  まさに西武再建にはうってつけの人材だ。チームはこの日も遊撃手の呉念庭(ウー・ネンティン)が適時失策を犯すなど、チーム97失策は12球団ワースト。攻撃でも、前日20日に3年連続でチーム1000三振を突破し、この日も12三振(1013個)。大味な野球からの脱却が急務だ。


  後藤高志オーナー(67)は「失策が多かったり、決めるべきときに決めきれなかったり。(目指すのは)一言でいえば球際に強いチームですね」と理想を掲げ、最少得点でも守り勝てる監督を求めている。


  鈴木球団本部長はこの日、改めて「何も動いていないし、シーズンが終わってから。誰にもオファーは出していない。これから動かなければいけない」と強調した。西武、中日とも、シーズン最終戦は28日。その後、球団内で辻氏に一本化できれば、速やかに監督就任のオファーを出すことになる。