【春野】B班キャンプ終了。出だしからコケ気味でしたけど・・・ね、潮崎さん。1軍へ送り込めそうな戦力候補を多く出さねばならぬ若手投手勢は未だ五里霧中状態というのが現実か。。。
B班の春野キャンプが終了しました。
呉と熊代は、そのまま残留して
A班に合流します。
今年のB班春野キャンプは、
いきなり愛斗から始まり、
野田コーチ、愛斗、玉村、熊代、與座と
インフルエンザ感染にのまれました。
とりあえず、この6名で済み、
4年前の大惨事ほどではなかったですが、
球団の危機意識、リスク管理の甘さが露呈
されました。
春野の宿は球場の目の前で便利ですが、
インフルのような感染を防ぐには
微妙な合宿所ですから、本来なら
高知市内の別宿に隔離するなどの対応
をすべきでしたが。。。
また今井の不祥事も
キャンプ早々に発覚しました。
高木勇談でもあったように
西武はコンプライアンスが
しっかりしている、と言いますが、
また選手らは個人事業主という考え方
もあるでしょうが、
所詮は高卒二年目で未成年の社会人です。
普段から、球団の教育が
行き届いていなかった証であり、
球団側も「やりました」という
形だけの対応振りだったという印象
を残しました。
そのような形だけの対応振りで
取り繕う球団側の性根は、
数合わせだけに終わった補強対策
にだってつながる話でもあります。
さてB班(2軍)における課題は、本来、
1軍で通じる戦力をできる限り上へ送ること
であり、本気で優勝を狙うのであれば
今年はその課題を
しっかり実現することが必須であり、
不足する投手陣が喫緊な状態です。
B班投手陣は、
今井、川越、藤原、與座、佐野、玉村、
田村、相内、豊田、福倉、南川、平良、
松本、藤田、郭と15名がおり、
終盤になって豊田がA班に上がり、
本田、國場がB班へと入れ替わりました。
ただし、豊田については、
A班に昇格したことはいいことであり、
是非ともそのチャンスをモノにして欲しいですが、
安芸にいる阪神との練習試合を見ると、
フォーク等の変化球の制球が定まらず、
直球一本に頼らざるを得ない様相のため、
決め手不足の感があって
正直、上で通じるのもそう簡単ではなさそう
という印象です。
年齢も行って瀬戸際の立場にありますから、
今回の昇格の狙いは『最後の見極め?』
なんていう懸念もあります。
厳しい状況は残ってますが、
今、転がってきたチャンスは
死に物狂いでモノにしないと
さらに追い込まれそうな気がします。
まず経験を積みたいルーキー達は除いて、
昇格を見据えたB班上位勢(候補者)というと、
藤原、泰雄、誠、南川、田村、福倉あたりか。
その中でベテラン藤原は、
まあ本人の状態とチーム事情に応じて
のらりくらりと1軍2軍を行ったり来たり
でしょうから、それほど気にしてません。
一応、キャンプの締め役でした。
泰雄については、
負傷から復帰しているのはいいのですが、
復調まではもう少し時間がかかりそうですかね。
泰雄の方も、状態・調子次第の面がありますが、
もう少しのステップアップ(特に制球力向上)
は欲しいですね。
問題は、
1軍で通じるのか否かが問われる位置にいる
誠、南川、田村、福倉あたりです。
誠については、先日のハンファ戦で
3回を被安打2でソロ被弾の1失点でした。
ところで、田村についても、
そのハンファ戦で登板すぐの1人目に
出会い頭でソロ被弾を浴びました。
まあその後は抑えているのですが、、、
確かに、ソロ被弾は
連打されることに比べれば
そこまで気にする必要はありません。
ただし、軽い球を投げる誠や
シュート回転がネックの田村にとっては、
一発病が肝心な課題になっていることから、
2人とも格下相手に
1発被弾したことは楽観できません。
まだ1軍で通じるレベルには無さそう
というところでしょうか。。。
まあ田村の方は、誠に比べれば
課題克服早そうという気がしますけど、
とにかく開幕までに
シュート回転を克服すること
でしょうね。
南川については、先日の阪神戦で
変化球が甘く入りやすく、
簡単に打たれてる面を残しました。
決め手不足も不安材料です。
福倉については、
練習試合に出ていないので不明です。
となると降格した本田、國場といった、
上下を行ったり来たり組くらいでしょうか。
昨日の紅白戦では、及第点のような感じでした。
ただ、B班へ降格したことからも
わかるように、
今すぐ1軍で行けるか?というと
まだ厳しいんでしょうね。
いずれにしても、
近々に1軍で目処の立ちそうなタイプは、
現時点では乏しいことは否めません。
もちろん、まだ始まったばかりであり、
これから出てくればいい話です。
ただ開幕までには1ヶ月有りますが、
もう1ヶ月しかありません。
泰雄あたりは徐々に上げてくるでしょうが、
他の若手投手陣については、
1軍へ送り込めそうな戦力候補が
まだまだ見えてきていない
という五里霧中の状態にあるのが
現時点の現実でしょうね。
時間がまだかかりそうです。