下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン2回戦(MLD)】獅子の日に終始息のつけぬ接戦で鷹軍団に競り勝ち、破竹の勢いで無傷の5連勝。大好投ファビオ&猛打振るう相方・森友のバッテリーが主役となった『獅子’s Day!』に。ただファビオは走者有りのときのクイックと短気は、今後、致命傷にならぬよう解決すべき課題に。でも今日は鷹軍団の底力を思い知らされただけに、今日の苦しい勝利は喜びも一入でした。しかし、今後もその強敵を相手に勝って行くにはさらなる高みを求めたいです。

獅子の日の今日は、
ソフバンを迎えての2回戦(MLD)でした。

今日は今年初の生観戦しにMLDへGo!でした。
今日はここから応援でした。
今年から外野指定席も
攻撃時の立ち応援が可能に。
盛り上がります。

ところで、今年からはバズーカタイムで
新兵器バギーが登場していました。
これも40周年記念事業の一環?


さて、今日のスタメンは、

こちらの先発
前回のヤフオクで好投した
ファビオ・カスティーヨ。
あちらの先発
苦手としているバンデンハーク。


正直、ファビオも前回の登板から
研究されているであろうし、
いくら不調のバンデンでも
そう簡単に打ち崩すのも簡単ではないので、
戦前、一抹の不安をぬぐえない思いでした。
しかも、ファビオは、試合前、
遠投はしているものの、
ブルペンではあまり投げず、
大丈夫???という不安も。


ところが、終わってみれば、
ファビオOP戦時よりもパワーアップしており、
5回まで鷹軍団を相手にパーフェクト。
相方の森友今日の得点を全て築く猛打賞。
森の4回裏のソロ弾以降、
なかなか追加点を挙げられぬ中、
終盤まで鷹軍団の追撃があり、
油断できぬ緊張感の高まる接戦の展開になりましたが、
粘り強く鷹軍団の追撃を封じ、
接戦を制して、破竹の勢いで
開幕戦以降、無傷の5連勝
を決めました。

森、4回裏のホームラン時の歓喜

ファビオ&森友バッテリー
ヒーローインタビュー&万歳三唱

応援団二次会!


でも、今日は終盤まで
追加点をもぎとることができない中、
鷹軍団の追撃も止まず、

終始息がデキぬ1点差の緊張感が続く展開だっただけに、
鷹軍団の底力の高さ&怖さを思い知らされました。
それだけに、この接戦を制した
苦しい勝利は喜びも一入
でした。
それだけに、大いに盛り上がり、
マジ涙が出る感動したしびれた試合になりました。


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さて、本日の試合について、
帰宅後に録画や一球結果を見直しました。
外野指定席盛り上がるためにはもの凄く楽しめますが、
さすがに遠いので細かいところまでは見えませんからね。
まあフェンスの網目を参考にして、
投球の高め、低めくらいは分かりますが。


まず今日のファビオの投球結果を以下に示します。
※7回まで記載しているので、
 野田の投球も併記しています。


ファビオの投球について、
いくら自分のリズムに乗ったから、と言えども、
鷹軍団を相手に5回パーフェクトはお見事でした。
まあスタミナが微妙ですから、
さすがに完全試合、ノーノー達成は厳しいですが、
今後も期待できる存在になりそうですね。
今日は、ストレートが重く鋭く、
スライダーがOP戦以上にキレと制球力が増し、
また絶妙なところにも決まるので、
その2球種で鷹軍団を翻弄し続けました。
しかも、丁寧に投げてストライク先行で攻めるので、
自滅すること無く、自分のリズムで投げることができ、
鷹軍団もそのテンポであれよあれよと
翻弄し続けられている間に

修正できずに試合が進むという展開
二巡目に入った4回表には
早打ち作戦にも打って出て逆にハマりました。
とにかく、獅子が主導権を握りました。


ソフバン陣営の藤本打撃コーチは
まっすぐが思ったよりも手先で伸びていた。
 (オープン戦より)全然良かったよ。
 1回オープン戦で見ている分、
 ちょっと軽く見とったかもわからないね

狙い球をどちらかに絞らないと。
セーフティーバントで揺さぶりも入れたかった」
内川は
「(カスティーヨは)外から見てる
 イメージとそんなに変わらないと思う。
 打席で見たからといって、特別違う
 というのは感じなかった。」


もちろん、辻監督が試合後コメントで述べたように、
ソフトバンクさんですから、
 次は作戦を練ってきますから。
 初物って本当に分からないですよね。
 どんな球種が来るのか、バッターボックスに立って
 みないと。次は次で頑張ってくれればいいです」と
初物効果はまだ通用した点は否めず、
鷹軍団も次はしっかりリベンジに来る懸念
は当然ながら考えられます。


しかし、好投した反面で
致命傷になりかねない課題も残しました。
リクエスト要求で判定が覆り、
上林が一安打を決めた後、
走者を置いて急に崩れた場面す。
最終的に、
最小失点で凌いだのは立派でしたが、
相手の拙攻(本多併殺打)や
外崎好守、野田好投に助けられたことを否めず、
その内容は今後に向けて
相手からも攻め込まれる隙になる
下手をしたら致命傷になりかねない
重大な課題になりました。


上林の一安打以降、
それまでに見せていた制球がバラツキ、
安打、与四球でピンチを招きました。
その要因として考えられることは、
①球数が嵩んできて
 スタミナがなくなりつつあった。
②出塁を許し、気短の性格から
 抑えてやろうという気ばかり焦り、
 投げ急ぎ傾向、雑になる傾向が露呈された。
③クイック投法により
 さらに立ち投げ状態となり、
 雑さが増して制球力が低下した。
が挙げられるでしょう。


①や②に関しては、
OP戦でも観られていた懸念材料でした。
相手に揺さぶられれば
②はさらに露呈する懸念大です。
③に関しては、
②を助長する懸念材料です。


6回においては、
松田への好投やまだ70球弱だったので、
甲斐以降では、
①よりも②③の問題が大きく響いていた

と思います。
ただし、7回に入ると、
6回を何とか凌いだことから、
疲れも増していたでしょうし、
柳田にも粘られて行くに連れて
スタミナも球数以上に消耗していたでしょうから、
①の問題も乗じて①~③の問題が響いたでしょう。


①スタミナ問題については、
使い方を考えていくしかありません。
②気短の問題については、
周囲がなだめながら対応するとともに、
日常生活から教え込むしかありません。


致命的になりかねない問題は
③ファビオのクイック投法
です。
ただでさえ、立ち投げの状態ですが、
クイックになると投げ急ぐ面もあって、
さらに立った状態で投げています。


下記は甲斐に対する投球で
リリース時の写真
走者無しの3回のとき(左)、
走者一塁時の6回のとき(右)を並べました。

走者無しの3回のとき(左)は、
まだ頭が前へ向かっており、
頭の位置が低いわけですが、
走者を置いた6回のとき(右)は、
クイックになって投げ急いでいるので、
頭が(左)より高くなっており、
さらに立った状態でリリースしている
ことが伺えます。
そうなれば、
当然、球離れも早く、雑さも増し
制球しにくくなり、球威も減じ
やすくなります。
当然、相手もその隙は十二分に突いてきます。
走者への意識を減じ(盗塁はやむを得ず)
場合によっては、クイックせずに投げるか?
クイック投法を改良するか?
結構、厳しい宿題が残っています。


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一方、西武打線については、
結果一覧を次に示します。


今日は初回のチャンスで
きっちりタイムリーを放ち、
2点目となる貴重な1発も打ちました。
ただし、バンデンが万全ではない状態なのに、
森の3本、秋山の1本しか安打がなく、
引きずり降ろすことができませんでした。


鷹軍団が底力の高い相手であるが故に、
得点できるときは徹底して貪欲に
得点をもぎとっていきたいところです。
6回一死一二塁で外崎の併殺打は
本多の好守によるのでやむを得ないとしても、
1回表2盗塁を決めて
相手を揺さぶりつつ、得点圏にも走者を置き
チャンスを得ていたのだから、
1点にとどまらず、
2点、3点と得点を奪取して
バンデンの立ち上がりを崩すとともに、
こちらの投手の援護に貢献したかったですね。
今日はファビオが好投して主導権を握ったものの、
そう上手く行かない場合の方が多いのですから、
1回のチャンスを最少得点で終えることは
もったいなく、主導権を得られません。
ただでさえ、鷹軍団においては、
サファテなどの存在により
終盤の得点は見込めない
ので、
また鷹軍団が相手では、
こちらの投手陣も序盤から力みやすいので
早め早めに得点を貪欲にもぎとって、
試合の主導権も早め早めに握る

先行策を図っていきたいところです。
それ故に、1回にチャンスがあれば
無駄にしてはなりません。


また今日は終盤に点差が1点しかなかったので、
一発注意の苦しい展開を強いられましたが、
それを打破するには
8回もしっかり得点を挙げておきたかった
です。
しかも、相手はサファテではなく、
嘉弥真ですから、しっかり打ち込みたかった、
そこを打ち込めないと今後も苦しむ懸念
が残ります。


ちなみに、その1回、8回については、
おかわり君が入っていることが共通しており、
その影響が懸念されます。
もちろん、
おかわり君だけの責任ではありませんが、


年齢的な衰退が懸念される
おかわり君の打席が打線を途絶えさせている面
を否めません。
できれば、昨日4/3の8回のように
タイムリーを放ってくれればありがたいですが。


もちろん、メヒアもまだ状態が上がらず、
同様の問題を抱えていますが、
こちらは年齢的衰えというより、
我慢できないことがネックなんで、
そこを如何にたたき込めることができるか?
かカギです。


また2番手の石川については、
鷹軍団から見るとまだまだの存在でしょうが、
西武にとっては、得意ではないタイプです。
やはりパワーカーブに翻弄されがちであり、
西武の新たな天敵になる資質を有しています。
新たな天敵を生まないためには、
そのような候補生をしっかり叩いておくべきです。


いずれにせよ、
西武は、昨年結果からもわかるように
1点差、2点差ゲームに弱い面があっただけに、
鷹を相手に接戦を制したことは価値があります。
ただし、鷹軍団についても、
昨日の6回表の初球凡退の拙攻に続き、
今日も6回の本多併殺打8回の今宮盗塁失敗
と拙攻
が見られていましたように
まだ本調子では無い様子が伺えます。
しかし、シーズンが進むに連れて、
鷹軍団も調子を上げてくるでしょうから、
そのときにはそのような鷹の拙攻の期待、
他力本願は効かなくなってきます
ので、
こちらもミスはさらに許されないですし、
しっかりチャンスを有効に活かして
もっとリードしなければ苦しくなります。


今後もその強敵鷹軍団に勝って行くには、
そのようなことは、重要な課題であり、
さらなる高みを求めたいです。