下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリックス4回戦(京セラ)】初物への弱さを露呈。新外国人アルバースの前に凡フライの花火をドッカン・ドッカン打ち上げる獅子打線。天敵にせぬよう考えないと。一方、高木勇はイレ込みすぎたか。/明日は最近打ち込むディクソン。天敵復活にならぬように。

今日から月が変わって5月に。
GW9連戦中盤の大阪遠征に。
京セラでオリックス4回戦です。
オリックス
ソフバンに何とか勝ち越し
5月に入って軌道に乗りたいところ。


今日のスタメンは次の通りです。


今日のスタメンについては、
森や栗山を使わず、メヒア、木村を選びました。
その理由としては、
相手の先発・アルバース左腕であり、
左打者に滅法強いということと思われます。

ちなみに
西武打線の投手左右別打率は、

秋山、源田右高左低傾向ですが、
そこまで気にする必要も無さそう。
源田に関しては、
昨年は左打者の方が高いです。
山川左投手の打率が低いです。
山川の左右別打率は
昨年も右打者0.310、左打者0.231
でした。


ところで、
西武は初物に弱い傾向にあります。
ちなみに
アルバースについては、
変則フォームであるとともに、
球速こそ遅いが、ストレートに加えて、
シュート(2シーム)、スライダー、
チェンジUpと多彩の変化球を有し
制球力が良いので、
緩急をつけながら翻弄してきます。
で、厄介なのが
バックスピンが効いているので
強引に打ちに行くと、
凡打の山を築く蟻地獄にハマります。


©2018 Baseball Geeks.のHPでは、
アメリカ時代の回転数等のデータを基に
新外国人投手等の分析
をしており、
その中にオリックスのアルバースもあります。
ちなみにカスティーヨも分析されています。

ここでは、アルバースの球については、
回転数がメジャー平均より少ないけど、
回転軸がバックスピンに近いため、
ホップ成分が大きいので「伸びる」

と評価しております。


↓↓↓アルバースの縦横変化量


ちなみに、カスティーヨ
回転数が少なく、ホップ成分も平均を下回り、
浮き上がるような球質というよりは、
シュート成分の大きなボールで、
球速くらいが売り。


なお、アルバースについては、
残念ながら、GW9連戦入る前に
不安視しているとおりになってしまいました。
しかし、今日の中継ぎ陣は
しっかりしておりました。

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さて、今日の結果については、
残念ながら、オ4-2西と敗戦。


今日の西武打線の結果は次のとおりです。

今日の敗因は、
先発の高木勇が崩れたこともありますが、
一番の理由は、
相手の先発・アルバースを
打ち崩せなかったこと
でしょう。
それでも2点を奪っているのだから、
というところはありますが、
今の雄星以外の投手陣を踏まえれば、
2点しか入らなければ、

苦しい展開は避けられません。


ところで、
今日は秋山&木村がマルチ安打となりましたが、
全般的にアルバースに抑えられました。
打ち獲られた内容を見ると、
凡フライを打ち上げる傾向が目立ちました。
前述のとおり、
バックスピンが効いているので、
球の下を叩いてしまい、
そのまま打ち上げてしまう
のでしょう。


また右打者においては、
内角高めのボール球
いとも簡単に手を出して、
空振りや凡打を繰り広げていました。
(特に2回表)
普通なら見送るようなボール球ですが、
バックスピンが効いているから、
打者の目には
ただのインハイ・ストライクなのに、
打つときに浮き上がって伸びるから、
空振りや凡打を積み重ねる
のでしょう。


しかも制球力が良いから
ストライク先行の投球となり、
投手優位の状態で展開し、
与四球も出さないのが厄介です。
またその制球力で際どい所を突かれて、
見逃すか、凡打するかになってしまいます。


それでも
今日は相手の6安打を上回る
8安打を放っております。
しかし、あと1本が出ない状況でもありました。
試合の流れは
オリックスが序盤から握っていましたが、
オリックスも
小石らの締めにより
残塁祭りを続けるほか、
所々にポカミスもあり、
そこに流れを変える潮目がありました。
しかもビハインドですが、
7回以降で2点差なので
ワンチャンスで返せる点差です。


ところが、獅子打線は、
その勝機をほとんど活かすことができませんでした。
ボークチャンスは活かしましたが。
福良監督は回が終わってから
文句を言っていたけど、
言うならその場で言わないと。


その最大の勝機は7回表でした。
まずその前の6回裏
一死一塁で若月がバントするとき、
何故か打った球と一緒に飛び出て
守備妨害でバット失敗と
あり得ないポカミスを。
その後は小石が
後続をしっかり抑えてリズムを作ります。
そして7回裏
一死から木村が右安打で出て
次の岡田の打球は遊ゴロで併殺打コースでしたが、
ショート安達がまさかのエラーにより
一死一二塁のチャンスが訪れます。
次が金子であり、金子が倒れても
秋山、源田、浅村へ回ります。
まさにここで追いつかずして、
どこで追いつく?というくらい
この7回表貴重な
同点&逆転チャンスになりました。
しかし、金子は岡田と同じ
遊ゴロ併殺打コースに打ち、
さすがに次は併殺完成となり
その最大の勝機を失いました。


また7回裏平井が先頭を歩かせますが、
次のロメロの深いゴロ打球を
源田が好守で上手く処理して
その後、平井もしっかり抑えます。
好守はリズムを作り
流れを変えるきっかけにもなります。
で、その後の8回表
一死から源田が出ますが、
次の浅村バットを折られながら
三ゴロ併殺に終わり、チャンスを活かせません。
まあ黒木に力でねじ伏せられたわけですが、
浅村自身が外角より苦手の内角でしたから、
手を出した初球が厳しい球でした。


ちなみに、アルバースは研究熱心のようで
「左投手への西武打線の対応を研究した」
らしいです。


あと、 山本のカットボール
にもやられましたね。
山本誰もが「良い投手になる」
と評価している逸材です。
でも、そのままやられるわけに行きません。

【西武】山川、オリ山本に脱帽「見たことないカットボール…」
5/1(火) 22:03配信
  西武の4番・山川が、プロ初セーブを挙げたオリックスの高卒2年目右腕・山本由伸に脱帽した。
 2点を追う9回先頭。最速154キロの直球を見せられると、カウント2ボール2ストライクから、外角低めに鋭く逃げる148キロの高速カットボールに空振りを喫した。この日の試合前までに12球団トップの11本塁打、33打点を誇る主砲は見たことないカットボール。真っすぐに見える。腕の振りもいい。初対戦で、いいところに決まったら、打つのは難しい」。チームの連勝を3で止められ、19歳の剛腕にお手上げだった。


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まあ今日は獅子打線が暴れることが
デキなかったのが大きかったです。
問題はその次ですね。
アルバースのようなタイプは、
西武打線の苦手な部分が多いので、
新たな天敵になりやすいです。
また山本も
このままだと厄介
です。


せっかく、ディクソン
最近、打ち込む傾向を見せており、
脱・天敵となりつつあるのに、
そこで新たな天敵を作っては
昨年のようにオリに負け越し
というようなことになりかねません。


アルバースや山本への対策を
しっかり立てて講じて
次は潰して欲しい
です。


ところで、
明日の先発はディクソンです。
ディクソンは、ピークが過ぎたのか、
最近は好成績を残せずにおり、
西武打線も昔は苦手だったけど、
最近は打ち込む傾向にあります。


当然、明日は抑えられるわけに行きません。
天敵復活にならぬように。


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一方、今日の西武投手陣の成績です。

2番手以降の小石、平井、野田
小石や平井に危ういところもあったけど
3人ともしっかり無失点で抑え
試合を最後まで壊さずにキープしました。


小石に関しては
前回、一発を簡単に打ち込まれたけど、
今日はしっかりと投げましたね。
ただ1つ指摘するとしたら、
見事に三振を奪った直後、
次の打者に
1~2球目で積極的に打ち込まれています。
集中力をしっかり保ちたいですね。


さて今日の問題は、
先発した高木勇です。
まずは無駄な与四球が多かったですね。
さすがに与四球を重ねると
相手優位になりやすくなりますからね。


また1回表に二死を奪ってから
ロメロへ死球を与えます。
確かに
打率の低いロメロを歩かせるのは
もったいなかったです。
また今のロメロは外角をぶんぶん振る傾向
(うちのメヒアみたい?)
なので、ロメロは外を攻めるべきでしたね。
まあすっぽ抜けたからぶつけたのでしょうが。
ただ内角を攻める意気込みはOKです。
一番マズいのが、この与死球により
内角を攻めれなくなることでした。
後々のマレーロには
内角をしっかり攻めていたのでOKでした。
しかし、
その他は今一つ攻め切れませんでした。
例えば、
与死球のロメロの次の小谷野には、
小谷野は内角より外角の方が低打率なので、
外角攻めは正解ですが、
ロメロの与死球により、
また昨日の鷹戦での与死球騒動もあったので
内角が来ないと読まれ
外角を狙い打ちされました。

せめて内角に1つ見せ球が欲しかったです。


本人の後の談話によると、
「気合いが入りすぎて力んだ」
ということらしいですが、
同じ移籍組の榎田が活躍しているので
焦ったのでしょうか。


元々投げ急ぐというか、
投げ方が雑になりやすいのに、
その上に、
気負い過ぎたら自滅します。


これは山川へ贈られたのメッセージのようですが、
高木勇にも贈りたいと思います。