下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【9/20鷲21回戦(MLD)】監督「今日の試合の余韻、メヒアのホームランが出てから頭の中が真っ白でございます。そこまで来てます。明日からこの球場を離れますが、5試合その中で必ず2連覇を達成したいと思います!」/選手会長「パ・リーグ連覇、そして、日本一を、つかみ獲るために、最後まで戦い抜きます。」

今日はレギュラーシーズン・ホーム最終戦であり、
松井裕キラーであるメヒアさまさまや~2ラン弾で
超劇的なサヨナラ勝利を決めて、
マジック4としました。

メヒアさまさまや~

今年9度目のサヨナらいおん!です。
特にここ1週間で3度のサヨナラ勝ちをしているように
この優勝争いを通じて、獅子の勢いはノンストップです。

なお、鷲には今年3度サヨナラ勝ちを決めています。


そして、試合後にホーム最終戦セレモニーが行われました。


辻監督ご挨拶
まだ今日の試合の余韻、メヒアのホームランが出てから頭の中が真っ白でございます。今シーズン、始まってから本当に我が埼玉西武ライオンズ、なかなか調子も上がらず、勝てず、低迷している中、球団初の観客動員数の記録を作るなど、そういう中でファンの皆様が本当に我々に大きな力を与えてくれました(拍手)。
そこまで来てます。明日からこの球場を離れますが、5試合、その中で必ず2連覇を達成したいと思います(大歓声&拍手)。明日からのロードにも、皆さまの熱い心を背中にしょって、我々は戦ってきます。最後まで応援宜しくお願いします。

増田選手会長ご挨拶
今シーズンも、熱いご声援ありがとうございます。皆さんの声援が、えー(^_^)声援のおかげで、パ・リーグ1位、そして優勝を つかみ獲るところまでやってきました(拍手)。パ・リーグ連覇、そして、日本一を、つかみ獲るために、最後まで戦い抜きます。本日は、ありがとうございました。


さて、今日の試合については、
劇的なサヨナラ勝ちになりましたが、
やはり天敵・塩見を
なかなか打ち崩せなかったことが
苦戦の大きな要因になりましたね。


もちろん、内容よりも結果が求められる戦いになってますから、
勝ったんだからいいんじゃん、と看過してもいいでしょうが、
何度もやられている天敵が故に
そこは反省材料になりますね。


これが千賀や岸、山本とか一流投手なら
それもやむを得ない面はありますが、
確かに塩見は良い投球をしていたでしょうが、
他球団が打って相手を
天敵にしてはいけません。
というか、
他球団が打っているのにも関わらず、
獅子が打てぬ天敵が多すぎることが問題
です。


典型的な例は、明日、先発してくる福井ですね。
現在、福井には荒れ球が武器になって
獅子は三連敗中です。
じゃあ、他球団も福井に抑えられているか?というと、
鴎、牛、ハムを相手にフルボッコ状態です。
(防御率は6点台~12点台)


もしかしたら獅子戦では好調であり、
他球団との戦いでは不調だった???
確かに好調の投手を打ち崩すのは難しいです。
でも、他球団のときは不調だけど、
獅子戦のときばかりは好調なんです、
なんて
そう都合良い話はありません。


二線級や1.5線級投手が天敵になるというのは、
基本的に、打てぬ方に問題ありと思います。
しかも、厄介なことに
楽天には獅子キラーの天敵が多い
ですよね。


岸、塩見、調子の良いときの美馬、辛島、そして福井。
場合によっては、石橋や弓削もどちらかと言うと天敵要素大。


そういう状況だと、
CSの短期決戦や普通の三連戦カードで
天敵を並べられてしまい、
勝ち越しが苦しくなってきますね。


二軍で調整していた塩見福井
実際、今日や明日の獅子戦に投入していますように
残る5戦において、鷲の方は
既に獅子の天敵を並べる策を講じられています。


明日の福井が決まったとなると、
塩見→福井→辛島→岸→則本
という感じですね。
則本は序盤に叩けばカモですが、
前半、調子に乗られると手がつけられません。
福井には3連敗中、辛島も苦手系左腕、
岸は大の苦手な状況ですから、
獅子にとって面倒な天敵が並びます。


明日以降の話は、最後にまとめようと思いますが、
この先のCSや来年に向けて、
塩見は攻略しておかねばなりませんでした。


ところで、塩見というと、
一昨年までは、昨春までは大したことがなかったですが、
昨夏、6月末~7月下旬に三試合連続HQSを達成されて
そこからやっかいな天敵になってきています。
まあ、獅子自身、左腕が苦手という特徴がありますが。


塩見の成績を過去4年で調べてみると、
大したことの無かった2016~2017年の2ヶ年(5試合)、
天敵になってきた2016~2019年の2ヶ年(6試合)で整理すると、
(今日の試合は含めてません)


獅子戦での防御率は、
16-17年が4.88に対して、18-19年が3.05です。
獅子戦でのQS達成率は、
16-17年が40%に対して、18-19年が50%です。
獅子戦でのHQS達成率は、
16-17年が20%に対して、18-19年が50%です。
(18-19年は全てHQSを達成)


獅子戦の与四球率は、
16-17年が2.28に対して、18-19年が0.44です。
(もともと与四球率はそんなに高くないです)
獅子戦の奪三振率は、
16-17年が7.48に対して、18-19年が8.27です。
ちなみに、奪三振に関して、
見三振、空三振の構成を見ると、見三振の割合は
16-17年が21%に対して、18-19年が26%です。


すなわち、与四球率を低減し、
見三振を増やしている
ということから、
制球力が向上していることが伺えます。


個人成績の打率を見ると、
 秋山:16-17年が0.400(45-18)、18-19年が0.316(54-18)
 源田:16-17年が0.600(15-  9)18-19年が0.222(54-12)
 森 :16-17年が0.400(30-12)18-19年が0.400(30-12)
 中村:16-17年が0.182(33-  6)18-19年が0.200(45-  9)
 栗山:16-17年が0.125(24-  3)18-19年が0.000(15-  0)
 外崎:16-17年が0.250(12-  3)、18-19年が0.222(54-12)
 山川:16-17年が0.000( 6-   0)、18-19年が0.333(54-18)
 木村:16-17年が0.500( 6-   3)、18-19年が0.000(30-  0)
 金子:16-17年が0.167(18-  3)18-19年が0.000(30- 0)
 メヒ:16-17年が0.333(18-  6)18-19年が0.000(15- 0)


秋山は昔から塩見をカモにしています。
打率を16-17年は0.400からは低下してますが、
18-19年は0.316と3割を維持しています。


あと森が変わらず打率4割で安定しており、
山川は16-17年に対戦少ないものの、
18-19年で3割超になってます。


逆に源田、メヒアがダウンし、
中村は変わらず2割前後であり、
栗山、金子、木村は変わらず打てていません。


とにかく、塩見を得意にしている
秋山&森、山川を中心に塩見を攻め込みたいですね。
そのとき、秋山が1番で、森が3番で必ず巡る初回
塩見も久々の一軍戦で立ち上がりが不安でしょうから。
まずは初回を徹底的に攻めたいところでした。


そして、今日の塩見は、前回9/14に二軍戦で投げており、
今日は前回から「中5日」の登板ですから、
普段以上にスタミナが切れる可能性があり、
中盤にもう一度、狙えるチャンスが想定されます。
できれば、球数を嵩ませてスタミナ切れを助長したいです。


ところが、今日の塩見に対しては、
4回まで四球1つでノーヒット
5回に山川が初安打を打ちますが、
次の栗山がゲッツーに終わって3人で片付けられます。
塩見に対して
5回まで全く歯が立ちませんでした。


初回は速いストレートで攻めて、
最後は緩いカーブやフォークで締め、
緩急を活かしながら落とされて三者凡退。


2回はおかわり君は、追い込んでから落とされ遊ゴロ、
山川は、ストレート攻めですが、
苦手の内角(高め)で詰まらされて遊ゴロ、
栗山は外角スライダーを打たされて左飛で外崎は残塁です。


3回は初回と逆で
カーブやフォークで緩く攻めながら、
最後は速いストレートで締め、
緩急を活かしながら三者凡退。


4回は源田&森が初球拙攻です。
おかわり君が10球粘りましたが、三振に。
森の場合、初球は打率が5割近くあるから、
初球攻めは良いですが、カーブでタイミングを狂わします。


一方、一般的に初球の方が打率が高いですが、
塩見のカウント別被打率(戦前)を見ると、
B0S1は0.500、B1S1は0.400に対し、
初球は0.200と低いです。
それを考えると、森は初球の方が良いですが、
源田の初球拙攻は痛かったです(しかも先頭打者で)。


5回は、外崎がインハイで詰まらせて、
栗山は1打席目よりやや低いですが、
1打席目と同じような外角球を
強引に引っ張って一併殺に終わりました。


このように外角球を強引に引っ張って凡打というのが
2回のおかわり君&栗山、3回の金子、
4回源田&森、5回栗山と目立ちましたね。


で、ようやく6回に入ってから塩見は一変します。
6回は球数69球目からだったので、
そこまで球数を嵩ましたわけではありません。
むしろ、5回まではやや少ない球数でした。
(1イニング平均13.8球)
4~5回の早打ちが響きましたね。
 ※イニング別投球数(5回まで)
  1回17球、2回15球、3回14球、
  4回12球、5回10球


しかし、塩見の方は、
中5日で少し無理をして登板させており、
また久々の一軍戦であり、
気を緩められぬ獅子打線ですから、
普段以上にスタミナが消耗するのが
早かったかもしれませんね。


先頭の木村が粘って粘って
最後は真ん中付近の甘いカーブでを誘い、
タイミング合わせて弾き返しており、
その木村の中安打を突破口として
森のタイムリーでようやく2点先制しましたね。


そこで鷲は塩見から二番手の宗にスイッチします。


ただし、下表は9月のチーム防御率(戦前)です。


獅子党手陣がリーグ1位を誇っています。
それはさておき、
鷲の中継ぎ陣は0.844ともの凄く低いですね。
すなわち、
鷲の中継ぎ陣からは得点するのが厄介であり、
先発陣を打ち崩す方が勝ちやすいです。


は、おかわり君を
内角シュートを詰まらせ
遊ゴロ併殺打コース打ち獲ります。
しかし、6,4,3の併殺のはずが、
浅村が握り直したのか、送球が遅れて
おかわり君が間一髪で間に合い、
そのゴロアウトの間にもう1点追加できました。
ボテボテの当たりでしたが、
この追加点は大きかったです。


でも、その直後に追いつかれ
ブセニッツ、森原を全く攻略できず、
そのまま最終回で松井裕の登板を迎えます。


山川が強引に高めボール球を引っ張って左安打で出ます。
しかし、栗山の代打・熊代がバントを敢行しますが、
スリーバント失敗。
まあ、栗山も松井裕に対して、過去3ヶ年で
9打席ノーヒット(3四球)ですから、
しかも1点あれば良い終盤、最終回ですから、
ここはバント作戦もやむを得ませんが、
バントを失敗してはダメですね。


ただし、松井裕からはバントを成功刺せるのも難しく、
『バントは手堅い』ということは無い
という教訓を示しました。



しかし、次の木村の打席で
松井裕に相性が良いメヒアを代打で出し、
高めに外れるストレートを
レフトスタンド(ぎりぎり)に運びました。


今年、メヒアは6本のホームランのうち
3本が松本裕から打ち込んでいますね。
もちろん、松井裕には、ストレートのほか、
一級品のチェンジアップを有していますが、
松井裕は、ストレートで勝負したがるので
ストレート派の相手にはメヒアは強く、
力と力の激突となって、
メヒアが力でねじ伏せましたね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、先発の松本航も好投しました。


いつもの課題である無駄な球数については6回まで少なく、
ストライク先行で投げこみ、
浅村に与えた四球以外では、
フルカウントになることは
無かったです(6回まで)。


 ※イニング別投球数(6回まで)
  1回 9球、2回10球、3回14球、
  4回15球、5回10球、6回10球の68球

そして、
今日は自慢のストレートが
走ってましたね。

その分、変化球も活きました。


しかし、やっと先制してもらった直後(7回表)なのに
浅村のヒットを突破口にして、同点に追いつかれましたね。
浅村に対しては、外へ逃げてしまっていたのでボール先行となり、
最後はカットボールが真ん中ちょい高めの甘いコースに入り、
打たれました。


でも、6回終了時で68球と少なかったでした。
ただし、松本航自身、7回はスタミナというより、
相手がタイミングを掴んできたとともに、
塩見が打ち込まれて緊迫感が緩んだかな?
という気もしています。
逆に、塩見の好投に刺激されて
松本航も好投し続けて来れたかな?
という気もしています。



塩見も失点を許すまでは被安打1、与四球1であり、
松本航も失点を許すまでは被安打1、与四球1でした。
6回と7回の差はありますが、
双方とも同じような感じで先頭打者に打たれて
失点の突破口を開かれました。


今回の投手戦は、
松本航と塩見の双方が互いを意識して気力も高めて好投を続けていたけど
塩見が先につかまり、リードしたので安堵したことが響いた?
という気がします。



結局、二番手に平良が登板しますが、
平良の方もキャリアの浅さが露呈されたかな
という感じで打ち込まれました。


今日の平良は、緊張感からなのか、
力みが見られて、立ち上がりは制球も定まらず、
源田の好守にも助けられましたが、
リードを死守できませんでしたね。


まあ松本航&平良とキャリアの浅い若手が打ち込まれましたが、
そもそも苦戦展開になったのも塩見を攻略できなかったことが大きく、
松本航はそれまで完璧な結果を残していましたから
二人とも今後につまげる糧になったのであれば、
やむを得ず、今後に向けて貴重な経験を積んだ

と思います。


その直後、小川が島内から三振を奪って火を消して
逆転は許さず、それが大きかったです。


その後、平井&増田で鷲を抑えます。



増田も最後の藤田
外角低めを捕らえられて冷や冷やしてましたが、
右飛に終わってもの凄く安堵していましたね。


ところで、
疲労が蓄積している平井が登板した8回表は
この試合を決するのに重要な局面でしたね。


平井は茂木に対して、粘られて中安打で出塁を許します。
ただ、その粘られたのも、
6球目、フォークが落ちずカットされ、
7球目、フォークが落ちずカットされ、
8球目、キレが鈍化しているスライダーで粘られ、
9球目、インハイに抜けたスライダーを振り抜かれ
    詰まりながらもポテンヒットになってしまいました。


そんな感じでフォークやカーブ、スライダーが怪しい中、
無死一塁で迎えたのは浅村でしたから、
奴に決勝弾を打ち込まれるか?と懸念していました。


しかし、浅村には
初球は逆球で内角に入りましたが、
2球目のフォーク、3球目のスライダーも。
抜けてましたね
結果的に、6,4,3の併殺打で助かります。
そして、ブラッシュには、外角低めに決まっており、
平井が渾身の投球で凌がれました、



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さて、今日は鷹も勝ったので、マジックは4となり、
連覇に向けて大きな勝利になりました。


以下が今後の優勝ラインです。


数字上は、試合数が着実に減りながら、
順位は上にいるのですから、有利になっております。


確かに僅差の、紙一重の試合が、続いておりますが
紙一重でも勝ち続けるということは、
それは実力の賜、勝負強さの賜
と言えます。


昨年といい、今年といい、
優勝争い土壇場では強さを発揮しています。


特に、今月は投手陣が活躍しており、
先発陣が踏ん張っておりますね。
やはり投手陣がしっかり抑えれば、
勝つゲームも稼げやすい、
ですね。


ただし、今までホームゲームが多かったこともあり、
勢いを加速させて来れましたが、
明日からは敵地での戦いになりますから、
気を緩めず、気負わず、空回りせず、
集中力を維持して全力を注ぎたい
ですね。


一歩間違えると
敵地で勢いを削がれて
急降下という懸念も否めません。
実際、鷲戦では連敗していますからね。
連敗をしてしまったら、
まだわかりませんから。


そうならないためにも、リズムを崩さぬためにも
仙台遠征の緒戦である明日は必勝と思います。


もし、獅子が明日負けたら、
鷲に勢いがついてしまい、
鷲の勢いに飲み込まれて、
連覇の目標を阻まれる可能性はあります。


他球団が打ち込んでいる福井
きっちり猛攻しかけてKOし、
天敵の汚名返上をされたいです。


なお、鷲と鴎のCS出走権争いは
鷲が残り5試合で3勝2敗なら、
鴎は残り4試合を全勝しなければならぬそうです。


CSを考えた場合、獅子が優勝したら、
CSファーストで鷹退治をしてくれて、
獅子が勝ちやすい鴎の方が
CS参加してくれるとありがたいです。


また今まで鷹を足止めし、
獅子に貯金をくれた恩もあります。


こちらも鷲には勝ち越して優勝したいですから、
鷲を徹底的に叩き潰して目前で胴上げしたいです。


その獅子と鴎の利害が一致していますから、
仙台で大暴れして『楽天をぶっ壊す!』
そして、自力本願でマジックを消して連覇実現!


是非、実現しましょう!