下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鷹10回戦(福岡)】野球は9回まで行うスポーツであるが、 鷹戦は9回までに非ず! 序盤戦を制すは鷹に勝つための「必要条件」(十分条件ではないが)を十二分に認識して挑むべし。まずは序盤3イニングを必死に戦い、第一関門を突破すべし。そこでコケたら「The END!敗退、桜散る!」を覚悟するくらいの意気込みをもって死に物狂いで!

昨日は鷹のサービスゲーム
着実に勝ち星を稼がしてもらいました。


とにかく、この鷹戦カード
2勝4敗のラインを死守したいですから、
(鷹金融から借金を作らないこと)
早期に2勝を実現したいところです。


2勝4敗でGO TO 福岡!キャンペーンを凌ぎ、
札幌で4勝2敗と稼いで、
この二週間のGO TO キャンペーンを
6勝6敗で切り抜ければ御の字です。


で、今日は、負けないニール神を先発に掲げたわけですが、、、
結局、そのニールの記録は、
鷹にねじ伏せられ、吹き飛ばされましたね。

今日は帰った時にはモイネロが出ているところで、
それまでは一球速報をチラチラ見ておりました。


今日の試合については、
2回表、東浜中村、栗山に連続与四球と、
しかも、次のスパンジーに対しても
3球続けて外し、カウントはB3S0のボール先行に。


東浜自身、制球を乱し、
崩れかけて苦しんでいましたね。

ある意味、この2回表は東浜を打ち崩し、
序盤戦で得点を稼げる大チャンス
でした。
おそらく、5回途中で降りた要因になった
何らかのアクシデントが響いたんでしょうね。


それだけに、
手負いの開幕投手を討つ大チャンスでした。


ところが、スパンジーは、
B3S0のボール先行と有利なカウントなのに、
なぜ、空三振!?という結果に終わり、
(バットを振らなけれな・・・)
源田は遊ゴロ、川越は空三振に倒れ、
結局、その大チャンスを潰しました。


稼げるときには、きっちり稼げ!
手負いの敵は、徹底的に叩き潰せ!

それは勝負の鉄則ですね。


それでも、3回表、
東浜を得意としている山川
先制『どすこい』弾を放ち、

中村2ラン『おかわり』弾
打ってくれましたね。


獅子の両横綱によるアベック弾により、
序盤3回表までに3得点を稼ぎました。


しかし、3回裏、一死から
甲斐による不運のボテボテ三安打を突破口とされ、
それ以降は、
鷹に高い集中力を見せつけながら
激しい波状攻撃を食らい、
一気に逆転されてしまいました。


ニールも、走者一掃した今宮には、
真ん中ちょい高めと打つのに絶好球を投じる失投でしたね。
6回裏に一発被弾した明石にも似たような失投でしたね)


結局、3回終了時は、
獅子のリード展開許してもらえず
逆に鷹がリードし、
鷹が得意とする先行展開に持ち込まれましたね。


※表と裏の関係から、獅子が先に先制していますが、
 ここで言う「先行」とか、「リード」とかは、
 そのイニング終了時のことを述べています。


確かに、甲斐による三安打は不運でした。
内角球で詰まらせて、完全に打ち獲りましたが、
ニールがその打球を捕球できず、
中村がカバーしましたけど、
打球が弱く浅めのゴロになって、
間に合いませんでしたね。


ただ、鷹の場合、
ポテンヒットを突破口にして、
一気に得点を稼ぐなどのように、
しょぼくても、小さな隙からでも、
必死に突破口を開き
そこからは、
高い集中力をもって
一気に攻めてくるケース
がよく散見されますね。


まあ、その突破口を機に、
こちらが恐怖心を感じて
一気に崩壊すること
も多々ありますが。。。


特に福岡では。
ポテンヒットの練習を
しっかり、やっているのではないか?
相手を落胆させるために、
わざとポテンヒットを打っているのでは?
なんて思わされるほど、イメージが強いです。


鷹の場合、
工藤監督が「先手必勝」とよく口にしますように、
鷹自身、自分たちは
『先行逃げ切り』が最も得意な展開である
ということを熟知していますから、それをわかっていますから、
特に初回を含め、
序盤戦でリードできるよう
必死にやってきますね。


それには、
強靭の勝ちパのリリーフ陣を備えているからであり、
先行していることの大事さを知っているため、
 ※リードしていないと
  勝ちパ投入の意味が半減するからですね。
  ある意味、サファテの存在が
  彼らにそう意識づけさせたと思います。
  サファテは同点でも登板を嫌がっていましたから。
一旦、先行すると、リードすると、
なかなかそのリードを奪い返させてくれませんね。


それ故に、鷹は先行すると恐ろしく、
「先行させてはいけない」
鷹に勝つための必要条件になりやすいですね。
 ※ただし、それは十分条件ではないです。


獅子の場合、本来、
先発が球数嵩んだ頃の中盤に攻める野球
多く見られますね。


そこが獅子と鷹における特性の違いであり、
そこは、例えば、イニング別得点を見てもわかりますね。

もちろん、
どこのイニングを序盤戦と見るか?はありますが、
普通に打者一巡するまでの3回終了時点で考えると、


一般論から見ても、
今の野球は、勝利の方程式とかがしっかりしているので、
リードした方が、先行した方が
試合を制しやすい傾向(①)はあります。


それでも、獅子は、鷹以外が相手なら、
3回終了時にリードを奪ってなくても、
試合に勝つ確率は、五分五分近いなどのように
鷹戦よりも、高い傾向が見られています。


中盤以降で山賊化して逆転するなどの光景は、
よく見られて、記憶に残っていますね。
それだけに、獅子の野球では、
負けていても、最後まで帰れないですね。


しかし、鷹戦になると、
前述した一般論である①の傾向、
リードしていないと勝てなくなる傾向
顕著になりやすく、実績がそれを物語っていますね。


やはり、その要因としては、
鷹が『先行逃げ切り』を

得意な展開にしているからですね。


下表は、いつも掲げている表ですけど、
獅子と鷹の戦いにおいて、
3回終了時の結末と、試合の結末を整理したものであり、
3回終了時の結末別の勝敗数&勝率を
点差毎で整理したものです。


辻政権になった2017年以降で、
今日のゲームは含めず、
昨日(7/30)までの公式戦(CS含む)を対象に整理しています。

3回終了時の点差を考えずに、
鷹戦の全体で、3回終了時に
リードしていたか?、していなかったか?
で考えると、
ビハインドでも、イーブンでも、
獅子が3回終了時に
リードを奪えていない場合、
獅子が勝つ確率は、昨日までの結果で、
木村の打率(0.222)にちょっと加えた程度の
2割3分2厘(23%)と低いですね。


でも、それはメラドも含め
場所を考えていない全体の試合での話です。


これを苦手な福岡(ペイペイ&北九)で見れば、
ただでさえ、全体の勝率が低迷していますから、
獅子が3回終了時にリードを奪えていない場合における、
獅子が勝つ確率は、当然、もっと下がり、
1割5分4厘(15%)とかなり低いですね。


一方、鷹が3回終了時に
リードを奪えていない場合、

鷹が勝つ確率は、昨日までの結果で、
4割7厘(40%)と獅子より高いですね。
(22勝32敗)
勝つ確率は単純なら1/2(5割)ですから、
鷹はその8掛け程度ですけど、
獅子はその半分未満まで率を低下させる事態に陥ります。


要は、鷹の場合、ある意味、
自分らがリードしてなくてもイーブーンで良いけど、
獅子の場合は、リードしていないと
勝つ確率が2割ちょっとに低減する
から、
(ましてや苦手な福岡では2割にも満たないから)
何が何でもリードしないと苦しい
ということですね。




とはいえ、リードをしたとしても、
得点別の確率を見ると、
1点差リード時における勝つ確率は、
リードしていないより、だいぶアップしますが、
それでも5割に達していないんですよね。


すなわち、
獅子が鷹に勝つためには、
3回終了時にリードしていること
『必要条件』になるものの、
それは『十分条件』ではない
ということですね。


逆に、昨日のように
3回終了時に3点差リードで通過すると、
勝つ確率は8割以上まで高まり、

3回終了時に4点差以上のリードで通過すると、
勝つ確率は10割ですね。


でも、3回終了時に
3点差以上離されたビハインド展開なら、
13戦全敗で勝つ確率は0割ですね。


もちろん、これはあくまで確率の話であり、
過去の実績からの数字であるわけなので、
これからの話をするとき、
3点差以上離されたビハインド展開でも、
本当に勝つ確率が
0%の負け確定ということは無いですね。
奇跡的に勝つことも無くはないですね。


しかし、今までの実績から見ても、
そうなった場合、
極めて厳しい展開
追い込まれることは確かですね。


それを考えたとき、
獅子は鷹に勝つために、
何が何でも、死に物狂いで
3回終了時にリードして通過すべき
ですね。


鷹もそれがわかっているから、
監督が「先手必勝」というように
必死に死に物狂いで得点を奪いにかかってきますので、
鷹戦は序盤から動くことが目立ちますね。


それ故に、
3回裏に、いくら不運な内野安打だったと言えども、
連打(四球挟むけど)による波状攻撃で
逆転を許してはダメであり、
そこは大きく痛かったですね。


でも、それだけではありませんね。


やはり、東浜が崩れかけた2回表は、
遠慮なく、徹底的に叩き潰し、
得点を稼げるだけ稼がねばなりませんでしたが、
実際は、チャンスを潰して、
全く稼げず無得点で終えましたね。


まあ、こういうような絶好なチャンスを潰すということは、
序盤戦云々の話に関係なく、一般論でも、
逆に溺れかけた相手を「助かった!」と安堵させてしまい、
相手へ流れを引き渡しやすくなりますね。


要は、相手から見たら、
『ピンチを凌いだ後にチャンスあり』

こちらから見たら、
『チャンスを逃した後にピンチあり』

ということですね。


2回表のような拙攻こそ、3回裏に見られたような
波状攻撃を仕掛けた
鷹の集中力を見習うべきです。
それは『勝負強さ』とも言いますね。



確かに、野球というのは
9回まで行うスポーツ
ですが、
鷹戦は9回までに非ず!


鷹戦においては、
まず序盤戦が第一関門であり、
そのハードルを越えられないなら終了!

まず序盤戦が一次試験になり、
その一次試験が不合格なら終了!
まず序盤戦が予選のようなものであり、
その予選が敗退なら終了!


鷹に勝ちたいなら、
それを十二分に認識して、
初回から必死に戦うべし!

それが鉄則ですね。


確かに、それなら、鷹戦においては、
オープナーのようなやり方もありますね。


でも、前述した得点別の確率を見てもわかるように、
イーブンでも苦しいことに変わらず、
ゼロに抑えるだけではダメであり、
序盤から得点を稼ぎまくることも必須ですね。


とにかく、高き集中力を持ちながら、
稼げるときには徹底的に稼げ!
弱りかけた相手は徹底的に潰せ!
です。


やらねば、やられるだけです。