下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

獅子党のハートを射抜くネコ砲『チームもファンの皆さんも、ライオンズ全部が大好き』『もっとライオンズの顔になっていきたい。ずっとライオンズでやれたら最高』/一方、ビビる森!固辞する増田!

契約更改が進んでおります。


まずは朗報です。

西武金子侑、6300万円増の1.2億円!
変動制の4年契約
「ずっとライオンズでやれたら最高」
12/4(水) 15:01配信

  西武の金子侑司外野手が4日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、年俸変動制の4年契約を結んだ。来季は6300万円増の年俸1億2000万円プラス出来高(金額は推定)。順調にいけば来季中に国内FA権を取得する見込みだが、「
チームもファンの皆さんも、ライオンズ全部が大好きよそに行きたいとか、話を聞いてみたい気持ちは芽生えなかった」と生涯ライオンズ宣言を誓った。
 今季は自己最多となる133試合に出場し、41盗塁で3年ぶりの盗塁王に輝いた金子侑。「うまく行かない時期もあったけど、立てていた目標はクリアできたし、チームは2連覇できた。最高ではないが、良いシーズンだったと振り返った。
  金子侑は順調にいけば来季中に国内FA権を取得する見込みとなっており、複数年契約を結ぶかどうかが注目されていたが、来季から4年契約を結んだことも明かした。「どうしようかと思っていたが、球団から『残ってほしい』と言っていただけた。それが率直に嬉しかった。
これからもライオンズで思い切り楽しみたいと思って」と、笑顔でチーム愛を語った金子侑。
  西武は例年、主力選手がFA権を行使して移籍するケースが相次いでいたが、「僕たちは野球選手。野球に人生をかけてやっている。人の人生なので色んな選択肢があるが、僕なりに考えて自分の選択をした」と清々しい表情を見せた。「4年という、短くない期間で契約してもらった。
もっともっとライオンズのために頑張りたい。ずっとライオンズでやれたら最高」と来季以降もチームの顔として躍動することを誓っていた。
安藤かなみ / Kanami Ando


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 金子は人気選手ですが、これで人気はさらに沸騰しますね(^▽^)


 正直、複数年契約してくれるかな?という印象はありましたが、「チームもファンの皆さんも、ライオンズ全部が大好き。よそに行きたいとか、話を聞いてみたい気持ちは芽生えなかった」、「もっともっとライオンズのために頑張りたい。ずっとライオンズでやれたら最高」とのこと。


 例年、この厳しいストーブリーグで弱る獅子党の心を完全に掌握するネコ語録ですね。男も女も獅子党の皆が『ネコ教』の信者になり、『ネコ神』をあがめたくなりますね。ネコグッズは今まで以上のレベルで飛ぶように売れます。


十亀さんも亀グッズを復活させてあげて!


 金子の西武愛は、源田らにも良い影響を与えますね。事情は違うかもしれませんが、十亀も残留を決めたように、GMが世代交代してからは、選手間にも『西武に残る』という心がちょっとずつは芽生えつつある雰囲気が出ているのは良いことですね。


 一応、4年契約ですから、今回の金子の契約が終わる頃は、源田らがFA権利を取得する年と重なる年ですね。その年は、源田、森、山川、平井が一斉にFA権利を得る可能性が高い『地獄年』です。多和田は今年が不振だったので、最短取得年から1年留年し、最短取得でその翌年ですね。しかし、外崎は源田らの前年が最短取得年です。


【FA権利最短取得年】
 2020年秋:増田、金子(4年契約)、熊代
 2021年秋:木村、榎田、岡田、武隈
 2022年秋:外崎、恭平、メヒア
 2023年秋:源田、森、山川、平井、金子


 もちろん、これからの金子自身の働き次第はありますが、今後、球団は、金子を邪険に扱って「西武に残ること」を後悔させるようなことをしてはダメですね。そんなことをすると、源田らに悪影響を与え、2023年に【ネコ源】が揃って出て行かれますからね。
 でも、金子も4年後は33歳ですから、微妙なところですね。多分、引退後はコーチ等のポストを用意すると思います。
 分岐点になる問題が生じるとしたら、衰えて球団は引退を勧告しても、本人が現役にこだわるなどのときですね。そのあたりは慎重に動かれたいですね。
 ミスター・ネコからミスター・獅子に!


 もう一つの朗報は、

西武・森友哉、2倍超の2億円
パMVP、「びびりました」
12/4(水) 18:30配信

 今季のパ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた西武の森友哉捕手が4日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億2千万円増の年俸2億円でサインした。1億円台を飛び越え2倍を超える大幅増に「びびりました。頑張ればそれだけ評価してもらえると改めて感じた」と満面の笑みを浮かべた。


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 こちらも「びびりました!」


 今年の契約更改は、大幅アップ祭ですね。平井も1億円に達し、源田も1億4千万円へ一気にアップです。おかわり君も3.5億円までアップ、他もアップ・アップと、わっしょい!わっしょい!の懐ホクホク祭りです。残っている主戦手の山川や外崎もアップしますね。
 小川など5千万円以下だった選手の年俸倍増はわかりますが、1億円手前や1億円以上の年俸で倍増とか、2.5倍増とかは想像を超えました。


 今シーズンの日程が全て終了した直後の10月下旬の記事で、球団が査定しそうな年俸を勝手に想定しました。
 まあ、このときは、総年俸がどのくらいになるのか?それをイメージすれば、その先の補強がどの程度までできるか?が見えますので整理してみたわけですが、今回はその想定を超える査定が多かったです



 次は、そのときに想定した金額と、今回の契約更改の結果を併記した一覧表です。


 上表で右欄が今回の契約更改の結果です。ただし、新外国人については、これから3名を獲得すると言っているので、1人当たり1億円で想定した金額を含めています。
 それでその新外国人の想定を含み、現在までに契約更改を終えたメンバーの年俸合計を見ると、26億2810万円です(①)。


 残っているのは、山川&外崎、多和田の高額選手と、現在、米国に留学している大将ら6名と、その他、何人かですね。彼らの今年の年俸を合計すると、3億4770万円です(②)。


 残っているメンバーが今年と同額の現状維持と仮定したら、上記の①+②で総年俸は29億7580万円≓約29億8千万円ですね(③)。今年が29億860万円≓約29億1千万円を超えてましたね。そこで、多和田は減額(2割減を想定)として、山川や外崎が倍増したら、(③)に1億6千万円超が加わり、今年の総年俸は概ね31億数千万円というところでしょうか。


 総年俸については、今年より約2億円弱アップということになりますね。ただし、昨年2018年(約31億円)と比較すると、ちょっと上を行っているくらいで、結局『昨年の総年俸に戻った』という感じですね。


 やはりメヒアの4億5千万円減、秋山への支払い無しで2億3千万円以上の減と、合計6億8千万円の節減森らの年棒アップアップ祭りに効いてますね。


 ところで、西武ライオンズの純利益については、過去3年を見ると、次のようにガッポ!ガッポ!うなぎ昇りです。


 総年棒は今回を上記のように見込みで見ると、昨年が約31億円今年が約29億1千万円来年が約31億数千万円という推移ですね。
 一方、当期純利益については、68期が1億7百万円→69期が4億8千万円→70期が約16億円⤴⤴⤴状態ですね。
 利益剰余金約19億円約24億円約40億円でこちらも⤴⤴⤴状態ですね。まあ、剰余金は会社の安定や成長のため、株主に対する配当のためにあるので、食いつぶすわけにはいきませんが。


 でも、平均観客動員率(チケット販売座席数/全座席数)を見ると、休日は前々から9割前後でしたが、平日は63%から73%まで増えています。もちろん、平日の試合において、「遅割チケット」やそのほか企画・プレゼントなど企業努力による賜物でもあります。でも、一番は獅子が優勝争いができるレベルにあるからとも言えます。
 すなわち、あれこれサービスを多様化していますが、やはり強ければお客は来ます。CS突破や日本一は逃していますが、ここ三年でリーグ「2位&連覇」という成績をおさめていることもあり、球団の収益はうなぎ昇りですね。


 それ故に、投資して補強すれば戦力もアップにつながり、勝負ができてお客が集まり、収益が促されます。しかし、投資をケチれば、補強も乏しければ、弱体化して収益も減る懸念がありますね。


 正直、西武の経営体力を鑑みると総年棒は35~37億円くらいまでなら利益も見い出せて耐えられる気はします。
 すなわち、これから新外国人は3名獲得の予定でしょうが、さらにあと3名は獲得できる弾はあると思います。1名当たり1億円~1億2千万円を想定してますが。
 もちろん、秋山が交渉失敗して残留することになってくれば、総年棒36億円超になりますけど。まあ、もし秋山が残ってくれたら補強作戦は大成功ですが。


 ところで、今回の年棒アップアップ祭りは、活躍しのだから渋らず良かったとは思います。下手に渋れば、不満を募らせますので、いずれのFA流出危機時に引き留めが難しくなりますから。


 ただし、森にしても、源田にしても、あとは4年後のFA取得年(最短)ですね。今の年棒アップペースでは、その頃は5億円になってます。
 森、山川、源田、平井のFA最短取得年は同一年です。また、その前年に外崎がFA流出危機年です。
 ということは、その頃の残留交渉では『5億円以上』の条件を提示する対象選手が何人も続出するという危機に陥りますね。


 メヒアは今まで年俸5億円の3ヶ年契約を締結していました。鷹に獲られる雰囲気があったので、鷹の横獲り阻止することが目的だったので、年俸が5億円まで高騰しました。結局、鷹はメヒアが獲れぬと諦めると、デスパに照準を切り替えて採餌に走りましたが。
 ただし、年俸5億円まで高騰させた原因はもう一つあります。それは大不振に終わった2年目のオフに1億8千万円から3億円までアップさせましたね。このアップが金額レベルの底上げになってしまいました。
 さすがに「年俸3億円」だったら、鷹が狙っていることも鑑みると、5億円くらいまでアップしないと厳しいですね。でも、年俸3億円から4億円へのアップでは、何か上がった感は薄まりますね。
 しかし、「年俸2億円」だったら4億円まで上げれば、それで『倍増』ですから増額への満足度も3億円→4億円のアップより大きいです。
 「給料をアップしてあげるよ」と言うと喜ぶのが人の心理です。でも、その満足度今もらっている給料の金額をベースに考えやすいです。よほど「何年も低賃金で働かされている」とか不満を蓄積していなければです。
 メヒアの場合、もともとから2年目はそう低賃金でもなく、しかし2年目は大不振に陥っており、負い目を感じている年でした。しかもそのときは、その不振もあって、他球団が狙う様相はありませんでした。
 すなわち、当時、1億8千万円から3億円まで大盤振る舞いをする理由もそれほどなく、でも、現状維持や減額では不満を残すから、一応、増額の形を取って2億2~3千万円を提示ししていてもサインはしたと思います。それなら、次は5億円までは跳ね上がらず、少しは節減できたでしょう。


 ただし、今回の森らの場合は活躍しましたからね。今までのように活躍したのに払わないと、不満が残りますからFA流出を促しますことは歴史が証明してますね。でも、大盤振る舞いしすぎて行けば、その先が破綻しやすくなりますね
 とにかく、そこが経営の難しいジレンマですね。


 もちろん、今回のアップは連覇特需が十分含まれたものです。確かに優勝を続けるというのは厳しいですが、査定は個人成績が主ですから。
 今後のステップとして、不振に陥れば減額もされていきますが、源田、森、山川レベルではそこまで不振になるか?ですね。
 多分今回2億円を超えそうな山川&到達した森は、この先、2.5~3億円をキープしていれば源田は次のラインが2億円でもう半歩さらに増やしていればFA権利取得時には浅村や秋山に提示した年5億円は条件額になると思います。浅村も、秋山も2億円前半から5億円の提示をしましたからね。まあ秋山の場合、2億円前半が安すぎた!というのはありますけど。


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 さて、最後に訃報、いや悲報です。


 金子と違って、増田の方は複数年契約締結に失敗しました。

西武・増田 複数年提示断り単年1・9億円でサイン
2019年12月04日 17時26分

 西武・増田達至投手(31)が4日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、球団が提示した複数年契約を断り、9000万円増の単年1億9000万円でサインした。
 今季は65試合に登板し、4勝1敗30セーブ、防御率1・81をマークして守護神復活を印象づけた。順調にいけば来季、国内FA権を取得する増田について、球団は下交渉で4年契約を結んだ金子に続き複数年を提示した。

 それを断り、単年にこだわった理由ついて「一年一年勝負していって、いい結果が出たので来年も一試合一試合を大事にしていきたい。来年一年しっかりやらないと、FAを取っても意味ががないので」と説明した。

西武・渡辺GM 複数年断った守護神・増田に言及
「彼の性格も分かっている」12/4(水) 18:48配信
  渡辺GMは「彼の場合は昨年の成績が良くなくて、今年最高のシーズンを送った。ずっと今まで一年一年勝負してきて、彼の中には“FAを取ってないのに複数年”という感覚がなかったみたい。FAを取ってから話をしたいという感じだった」とコメント。
  さらに「複数年を断って1年契約というと、みんな『じゃあ来年FAか』と見るファンの方も多いんじゃないかと思う。でも彼は単にそういう感じじゃないような気がしました。自分に厳しくしたいと。彼と長く付き合ってきて彼の性格も分かっている。あえて単年で勝負したいというものが伝わってきました」とファンに向けて見解を示した。


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 確かに増田は、人と違う独特な面があり、1イニング勝負の男ですから、、、ということは考えられます。


 『1年1年勝負』・・・
 今までそう言ってき消えた選手らから放たれ続けたフレーズですね。歴史は語ります。
 『FAマニュアル例文集』のp3、p11、p35に書いてあるフレーズですね(>_<)
 逆の意味でp8(来年改訂版ではp7)には「よそに行きたいとか、話を聞いてみたい気持ちは芽生えなかった」という例文があります(^▽^)


 1年勝負ということは、残るにせよ、残らぬにせよ、来年1年間に好成績をおさめれば、FAにおける自分の価値(金額)を高めるというFAドリームが膨らむチャンスでもあります。
 だから基本的には「勝負の年」であることには間違い(ウソ)はなく、残るにせよ、残らぬにせよ、その判断は後回しにでき、自分を高く売るいい機会になります。
 まあ、増田クラスになれば、その1年を失敗したらFA市場で下落するとしても、失敗しても今の在籍球団にクビを切られることはないので、むしろFA権行使の脅威が今の在籍球団にありますから、そこそこの好条件で今の在籍球団に残留することができるという選択肢が残ります。
 すなわち、来年1年勝負を仕掛けても、活躍すれば移籍・残留に関わらず自分の価値は高騰しますし、活躍できずも今の在籍球団にそれなりの好条件で残留できるように、ある意味、保険付きドリームジャンボ宝くじを買うギャンブルです。それがFA制度の選手側の効能の一つでもあります。


 結局、FA流出危機年の前年までに複数年契約をデキなかった・しなかったということは、活躍されればFA市場で高騰しますし【浅村型・過去多々】、活躍しなければFA市場で高騰しにくくなる(残留する可能性が出てくる)【十亀型】を示します。
(十亀の前年は、複数年契約どころか成績不振で減俸でしたけど)


 当然、抑え役の後任確保・世代交代は急務です。ただし、平良が筆頭候補生になるのですが、在籍選手の中では、現時点で他に『いねぇーんだよ』状態がネックです。今年のドラ1宮川君?今の時点でアテにするのは早計ですね。まず来年、適性を見極めないと。抑え役はセットアッパー等と違いますからね。
 それでも、抑え役は、新外国人の対応で補えるといえば、補えますもちろん主戦投手が一気に2人抜けたら厳しいけど。


 ただし、それには、真剣に金を投資して新外国人を獲得しようとする経営陣&フロント『やる気』『本気』『執念』が必須です。それが無ければ終わります。そこが現在進めているはずの補強施策も含めて大きな問題なんですけど。


 増田については、ダメもとでも、この先も水面下で事前交渉を先手先手(既に戦況不利の後手後手ですが)で重ね続け、しっかり引き留め対応の継続をお願いします。それでもし引き留め残留に成功すれば万々歳ですし、獲られたとしてもこちらが対抗することで、高騰化して相手に余計な出費をさせる可能性が生じますから。


 やはり増田を押さえるには嫁さんを押さえないとダメかもしれませんね。確か入団会見のとき、嫁さん同伴でしたよね。。。