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主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【補強問題】獲得はまだ続くよね?年末大仕事はまだあるよね?/外国人の入れ替え進む(でも増えてない)&戦力外1人を雇用(支配下を無理に埋める補充?)/新外国人らの米国成績をチェック!

 契約更改は山川らも終えて、残すは遠征中の若獅子らと多和田くらいでね。
 一方、新外国人2人を獲得、といっても、実際はヒース&マーティンとの入れ替えと同義、そして、戦力外選手の補充が行われました。


 山川は2億1千万円と、森より1千万円リードをキープしました。その1千万円は森へのご馳走料になりそう???

 「森が2億いったのを見て、100万円でいいから勝ってくれって。森に1000万円勝ててよかった。森の食事代。誘うのは森だけど、おごるのは俺なので」byアグー


 外崎は倍増の1億4千万円でしたね。結局、連覇特需ナベQ奉行の大盤振る舞い施策により、主力16名で約7.8億円アップの『懐ホクホク祭り』に。ただし、メヒアの大削減&秋山渡米により6.5億円以上の節減費用はそのお祭りへの投資の足しになってますね。まあ今回の『懐ホクホク祭り』は、『活躍したらしっかり評価してもらえる』もちろん『活躍しなければ削減はやむなし』という認識が選手間の中でも強まる良いきっかけになりますね。


 ところで、今回の新外国人は、左腕のショーン・ノリン投手(6千万円)ユーティリティのメジャーリーガーであったコーリー・スパンジェンバーグ(8千万円)でした。「スパンジェンバーグ」って覚えにくく噛みそうな名前ですね。愛称はスパンジー(Spangy)とか。入団会見で何て呼んでもらいたいか、待ちましょう。


 また阪神を戦力外になった森越内野手を獲得したそうです。一応、源田・外崎の代替用らしいですが。オリンピックでの疲労低減も見据えているでしょうか。詳細は後述します。ただし、現時点では、契約金額はまだわかりません。今年の年俸は950万円でした。まあ今回は650~800万円くらいでしょうか。


 なお、十亀は以前、1億円/年という話もありましたが、どうやら7千万円/年+出来高のようですね。一応、出来高を含めて3年最大3億円なんでしょうね。今回の契約更改時の総年俸の修正に反映させます。
 メヒアについては、9割減という話がありましたが、どうやら500万ドル→100万ドルと8割減でしたね。ただし、1ドル108円ですから、今までは500万ドルですから、5億円では済まず5億4千万円とかですね。今回は1億8百万円で換算し、過去&今回の契約更改時の総年俸の修正に反映させます。


 現時点で今回の契約更改に伴う総年俸は、確定しているものを積み上げると、28億円4,610万円≓約28.5億円ですね。
 残っている面々(森越含む)の今年(2019)の年俸合計は1億7,720万円ですね。ただし、その半分近くが多和田の8千万円が占めており、次に多いのがトモミの2千万円ですが、彼らは減俸を免れません。多和田は2割減で6400万円、トモミは半減で1千万円というところでしょうか(合計2600万円減?)。
 他選手については、山野辺とかは増額かもしれませんが、減額や現状維持もいるでしょう。でも彼らは金額も大きくないから、総年俸には大きく左右しないか?という気はします。合計金額はやや下がる気はしますが、総年俸に比して四捨五入される誤差のようなレベルですから、一応、約7700万円のまま据え置きで想定します。


 ところで、多和田については、ファン感も欠席してましたね。かなり深刻かもしれませんね。多和田の場合、「頻脈性不整脈」ですから、心拍数が上がりすぎるタイプ(バクバクしてしまう)の不整脈ですよね。今まで鍛えてきた影響、スポーツ心臓症候群の影響であれば、脈拍数が少なくなる「徐脈性不整脈」の方が関連しそう(酷いと突然死もあり得ます)に思えますが。
 詳しくはないですが、「頻脈性不整脈」では心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍、心室細動、WPW症候群などにつながりやすいそうです。「心房細動」は馬でも見られるんですが、心房の中で電気が空回りして、脈が速くなる状態が起こります。馬の場合、レース中に発症したりします。一応、一時的なものであり、レース後は、特に治療を行なわなくても治癒することが多いです。 人の場合、心房細動の状態が続くと、心房の中に血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが脳にとんでいって、脳梗塞を起こすことがあります。
 「頻脈性不整脈」の治療方法としては、手術せずに治せる「カテーテルアブレーション」(細い管(カテーテル)を足の血管から入れて、その先端から高周波を流し、頻脈の原因になっている心臓の筋肉の一部を焼くことによって不整脈を抑制)などがあるようです。
 現在の医療技術なら、不整脈は治せる確率が高いですが、アスリート(プロ野球選手)としてどうか?はありますね。正直、再起まではかなり時間を要するかもしれませんね。


※参考文献


 あと、外国人は投手2名、野手1名の3名を獲得すると言っていましたから、少なくとももう1名は獲得してくれますね。誰を獲得するか?わかりませんが、この時期、新外国人は高くて1億円程度という傾向(実績)を鑑みて、三人目の新外国人は1億円で想定します。


 以上のことを鑑みると、今回の総年棒は約31億円(≓30億9730万円)と想定されます。今年(2019年)の総年俸より約1.5億円増え、『懐ホクホク祭り』ましたね。まあここで『秋山残留』という嬉しい誤算が生じてくれれば、さらに5億円プラスになりますけど。
 ただし、今年(2019年)の総年俸は、昨年、優勝したにもかかわらず、雄星や浅村の流出、さらに補強ゼロ施策に伴って昨年(2018年)総年俸より減額になっていたんですよね。結局、今回は昨年(2018年)の約31億円【連覇前の状況】に戻った(厳密にはまだ追いついていない可能性も)というのが正しいですね。


 正直、売り上げ(収益)や利益は、年々右肩上がりなんですから、本来なら今回はもう少し投資して昨年(2018年)の約31億円を上回ってもバチは当たらないと解釈できますね。



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さて、本題の新外国人2名についてです。

西武の新助っ人2人に米メディアも注目
左腕ノリンは「評判高いプロスペクトだった」
12/6(金) 21:23配信(Full-Count)

 西武は6日、新外国人選手として前ブルワーズのコーリー・スパンジェンバーグ内野手、前マリナーズ傘下のショーン・ノリン投手と来季の選手契約に合意したと発表した。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「西武ライオンズがコーリー・スパンジェンバーグ&ショーン・ノリンと契約」とのタイトルで詳報を伝えた。


 記事は、スパンジェンバーグがブルワーズでメジャー出場の前提となる40人枠から外されたため「FAとなることを申し入れた」と説明。さらに「マイナーリーグでプレーした2350打席で、打率.301、出塁率.362、長打率.433を記録したが、1380打席に立ったMLBでは目立った打撃成績を残せなかった(OPS=出塁率+長打率.704)」と指摘している。
 スパンジェンバーグは2011年のドラフト1巡目(全体10位)で指名された有望株。メジャーでは419試合出場、320安打、29本塁打、打率.256、出塁率.315、長打率.389。2017年には13本塁打を放っている。


 また、ノリン投手にも言及。キャリア開始当初は「評判高いプロスペクト」だったと指摘した上で、「トミージョン手術により2017年シーズンの全休を余儀なくされたるなど怪我に悩まされたこともあり、メジャーでの経歴は2013~2015年で投球回31回1/3となっている」と説明している。
 ノリンは2013-15年の3年間でメジャー8試合に登板し1勝3敗、防御率6.89の成績を残した。今季はマイナーで19試合登板(18先発)、7勝5敗、防御率5.34だった。


<参考映像>

西武新外国人 コーリー・スパンジェンバーグ 2018年のプレーまとめ

ショーン ノリン投手(西武ライオンズ新助っ人外国人)


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 なお、両外国人の成績データについては、下記アドレスのWebで掲載されているデータを参考にしました。


〇スパンジェンバーグ



〇ノリン





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1)スパンジェンバーグ内野手(右投左打)
 2011年のMLBドラフト1巡目(全体10位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入りしています。2014年(23歳の4年目)からメジャーへ昇格し、一時的にAAAへ降格することもありましたが、今年まで6年間、メジャーでやっておりました。
 メジャー通算成績は、419試合、1250打数、打率0.256、出塁率0.315、長打率0.389、OPS0.704、HR率0.023(通算HR29本)、三振率0.299(通算374個)、IsoD0.059、ゴロアウト/フライアウト比(GO/AO)1.63です。


 HRが多くないように長距離砲タイプではないですが、そこそこ打って、そこそこ出塁して(IsoDはやや低い)、そこそこ長打を打ってというタイプですね。ゴロアウト/フライアウト比を見るとゴロアウトが多いタイプですね。西武で言えば、源田や金子もそうです。ただし、三振が比較的多いです。


 なお、過去3ヶ年の成績は、MLBとAAAで区分して下表に整理しました。一昨年&昨年(2017~2018年)はMLBで、今年(2019年)はAAAで主にやっていましたね。2017~2018年はMLB、2019年はAAAの成績に着目して頂ければ、と思います。


 MLBの成績については、通算成績で前述した傾向ですね。
 一方、今年のAAA成績については、ゴロアウト/フライアウト比が低減しており(フライアウトが増える)、長打率が高まっていますね。AAAなら長打も増えているようです。ただし、HRは14本であり、HR率は高まってますが、0.033程度ですね。で、気になるのは3割を余裕で超える三振率の高さですね。
 また、メジャーでは6年間419試合で通算34盗塁(成功率0.773)でしたが、今年AAAでは盗塁が28個(成功率0.875)と目立っていました。やはり足はそこそこ速いようですね


 ところで、得点圏での打撃成績は次のとおりです(2017~2018はMLBを、2019はAAAを整理)。年間通算の成績と見比べると、やや得点圏の方が小さいスケールになっています。すなわち、得点圏より非得点圏の方が良好にあります。ただし、得点圏で弱くなるという感じではなく、比較的、状況に応じずコンスタントに成績を残しているとも言えます。
 なお、得点圏打点率は、単純に比較はできませんけど、概ね0.31~0.35くらいというと、獅子では0.396の外崎ほどはなく、栗山(0.336)や今年の秋山(0.331)と似たレベルにあり、0.3未満の源田や金子よりは上という感じですね。
 ただし、秋山は今年が低かったですが、昨年は0.454でした。



 気になるのは相手投手の左右別成績ですね。メジャー通算で左右別打率を見ると、対右投手は0.268(963打数、259安打)ですが、対左投手は0.211(288打数、61安打)と下がります。今年のAAAでは、次のようにやはり対右投手の方がかなり良く対左投手は対右よりも数値を下げています


【2019AAA:対左右別成績】
対左:打率0.264(129打数、34安打)、IsoD0.043、
   出塁率0.307、長打率0.388、OPS0.694

対右:打率0.329(295打数、97安打)、IsoD0.078、
   出塁率0.407、長打率0.546、OPS0.953


 もちろん打数の差はありますが、対右投手には問題がなく、場合よってはかなり良好の結果を得る可能性があります。反面、対左投手は苦手傾向が伺えますね。


 なお、メジャー成績を経年変化(2014~2019)で、打率、wOBA、OPS、三振率を見ると、次のとおりです。なお、wOBAは、打者の攻撃力を測る指標であり、安打や四球など出塁を伴う要素に得点価値を加重して算出します。
  メジャーで出場するようになって1~2年目まで(23~24歳時)は良かったですが、打率、wOBA、OPSと攻撃の指標が経年とともに下降傾向にあり、逆に三振率が右肩上がりですね。気になる懸念事項としては、『早熟タイプ?』『年齢的な衰えが出ている?』というところですね。
 まあ、それだから日本へ来たわけでしょうが。NPB野球に馴染んでV字回復を見せるか?ですね。



 打順については、2015年までは1番&2番を担っていましたが、大不振に陥った2016年の翌年2017年は5~6番を努め、2018年は5番を多くやりましたが、6~9番に同程度の頻度で入っていました。
 もしNPBで馴染んで成功するならば1番打者は試しても良いと思います。ただし、外崎より出塁率とかが高くマークできるか?はあります。


 一方、守備については、今年2019年のAAAでは投手&捕手以外の全ポジションに入ってました。守備イニング数は一塁81回2/3、二塁158回、三塁116回2/3、遊撃134回1/3、左翼218回2/3、中翼166回、右翼35回でした。本職は三塁手>二塁手>>左翼手というところですが、今年2019年はやたらに幅広く全ポジションにトライしていました。その意図は不明ですが、もしかしたら今年2019年はAAAに降格してAAAが主戦場になったことから、今後、守備をアピールできるよう、あれこれ試したんでしょうかね?


 ちなみに、2018年はメジャーで2試合2イニングで投手もパドレスを相手に務めてます。試合中、投手がいなくなったんでしょうね(多分)。まあ打たれていますけど。


 いずてにしても器用なユーティリティープレイヤーなので、使い勝手はいいかもしれません。二塁手をやらせて、外崎を外野手に回せますし、自ら左翼手に入ってもいいですし、中村が疲労していた場合、本職の三塁手にも入れます。


 ただし、守備の指標UZRでみると、そこまで高くないので『起用貧乏?』という可能性も否めません。


 UZRは守備に入ったイニング数に左右されやすい(少ないと低精度になりやすい)ので、それなりにイニング数があるときの数値を参考にしたいです。ただし、異なるポジション同士で数値の比較はできませんね。


 そこで、メジャーにおいて、各年で最も守備に入ったポジションのUZRを次に示します。
 2014年&2019年は守備イニング数が少ないので参考外とします。下記を見ると、2015年の二塁手ではプラス値でしたが、+0.4しかなく、平均的な二塁手だったこと伺えます。逆に三塁手で多かった2017年はー4.2まで低下していました。


2014年:三塁手 69回   UZRー1.5
2015年:二塁手 555回1/3 UZR+0.4
2016年:二塁手 108回   UZRー0.9
2017年:三塁手 766回   UZRー4.2
2018年:三塁手 293回   UZR+0.1
2019年:三塁手 39回   UZR+1.0


 ちなみに、主ポジション(二塁手、三塁手、左翼手)に関して、守備イニング数が200回以上のUZRを見ます。
 その結果については、UZRで見ると、どこも高くないですね。気になるのは、どのポジションでもRngRの低さ(守備範囲が狭い)ですね。

 一応、それなりに器用であり、そこそこの成績を見せたりしており、メジャー選手で8千万円ならお得感は少し感じます。ただし、実際はその価格通りの資質であり、『下降線の起用貧乏?』となる可能性はあり得そうです。


 やはり外野手が優先的に補強すべきポジションとなります。できれば、ハズレになるなどのリスクを見据えて、外野手として外国人野手をもう1人獲得して欲しいですね。


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2)ショーン・ノリン投手(左投)
 2013~2015年にメジャーでやっていますが、通算8試合しか登板していません。基本的にはAAAでの成績を対象に見て行きたいと思います。ただし、球種構成、コース別投球頻度は、AAAのデータを入手できなかったので、古いデータですが、メジャーのデータを参考にします。


 最も気になるのは、2016~2017年の2ヶ年が空白になっており、故障で投げておりません。すなわち、故障持ちタイプです。
 2018年はAAで復帰し、2019年6月半ばからAAAへ昇格しました。


 今年2019年のAAA成績は、
  15試合(先発14試合)79回1/3、6勝4敗、防御率4.76、
  与四球率2.95、奪三振率8.39、被本塁打率1.47本/9回
  被打率0.259、WHIP1.31ゴロアウト/フライアウト比0.72


 与四球率は悪くもなく、良くもなく、ちょっと悪いかな、という印象です。奪三振率は悪くないかな、という印象です。基本的に可もなく不可もなくと「並」という数字ですね。
 ただし、WHIPはやや高いですね。またゴロアウトよりフライアウトの方が多いです。その分、長打を飛ばされるおそれはあります。被本塁打率も1.47本/9回と高く、一発病を有する懸念はあります。
 参考ですが、今年はAAで4試合先発しており、16回2/3しか持ちませんでした。このとき、被打率0.356、WHIP1.92、被本塁打率2.70本/9回と不振でした。


 なお、単純に比較はできませんが、西武投手陣の被本塁打率を見ると、榎田が1.57本/9回でしたが、本田が1.28本/9回、今井が1.06本/9回でした。それを考えると、米国はパワーもありますけど、ノリンは一発病が懸念されそうです。


 先発時の1試合平均イニング数は、5回1/3~2/3ですね。球数は合計1230球を投げており、1試合平均投球数が約88球1イニング平均投球数が16.0球でした。
 またストライク率(ストライク投球数/全投球数)は64.8%でした。NPBでは平均的な数字です。


 与四球率


 球種構成については、メジャー通算になり、データが古いいですが、ストレートFB:55%、チェンジアップCH:18.1%、カーブCB:11.3%、スライダーSL:10.7%、カットボールCT:4.9%でした。ストレートは140km/hちょいくらいであり、変化球で緩急を活かす技巧派投手です 


 ニールのAAA成績と比較してみると、ニールで不安だったのは被打率の高さでした。被打率で見ると、ノリンの方が打たれていない印象です。また奪三振率もノリンの方が高いです。しかし、与四球率は圧倒的にニールの方が優れており、WHIPも与四球数が多い分、ノリンの方が高いです。またノリンの方は1イニングあたりの球数も多く、被本塁打率も高いです。
 決定的に違うのが、ニールはグラウンドボールピッチャー (ゴロアウト派)に対し、ノリンはライボールピッチャー(フライアウト派)です。そして、ノリンは豪速球のストレートとかを持っておりません。その分、変化球が甘く入れば、タイミングをあまり狂わせることができなければ、当てられると飛ぶ可能性があり、一発病が懸念されますね。


 AAA成績についてはニールと比べるとスケール感が小さいのは否めません。



 またコース別投球頻度(対左右別)もメジャー通算ですが、下記のとおりです。当時の状況(相手関係、バッテリーの捕手、チーム状況、展開など)に応じて左右やすいですから、あくまで参考程度ですが、内角をあまり攻めず、外角中心に投げていくタイプという可能性があります。
 右打者には、クロスファイヤーも見られてますが、腰高のコースが目立っており、一方、外角の腰高以上の高めが多いですね。甘く入って打たれる懸念はあります。
 左打者には、スライダーでボールゾーンへ逃げる外角低めが武器のようであり、そのコース(右下ボールゾーン)の頻度が多いです。ただし、外角も腰高くらいが目立っており、甘く入ると打ち込まれやすいです。



 正直、故障持ちなので負傷離脱~登板できずが一番怖いですね。
 そして、「左腕」というだけで、現時点では、特徴やスケール感があまり感じられない印象です。おそらく先発でやらせるでしょうが、榎田と被り、今年、不振だった榎田のイメージかもしれません
 ただし、中継ぎをやらせるにしても、泰雄のようにロングリリーフが良いとは思いますが、故障持ちなので泰雄のような酷使は厳禁です。米国なので中4日とかもやっていましたが、半分以上が中5~6日でした。2イニングを中継ぎで投げて中2日で先発を1度やっています。中継ぎで使うなら2イニングで中3日、3~4イニングで中4日という使い方でしょうか勝ちパでは使い難そうです。


 投手陣についても、あと1名は獲得する予定であり、中継ぎ当たりが想定されます。ただし、今年、酷使された平井も来年になってみないとわかりません酷使した翌年に消えていく・不振に陥る中継ぎはいくらでもいます
 それを考えると、あと中継ぎ外国人を2名獲得されたいです。技巧派ではなくて速球派を。



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3)森越内野手
 中日時代に辻監督が二軍で面倒を見た選手のようです。獲得目的は、外崎や源田に何かあったときを見据え、二遊のスペアとすることのようです。外崎や源田もオリンピックを控えていますから、疲労が蓄積するので、そのリスクを見据えた代替案を考えていくことは良いと思います。
 問題は、森越で大丈夫なの?というところですね。


 一般的に代替させるタイプを鑑みると、
 ①守備は普通にできればいいから、とにかく打てるタイプ
 ②そこそこ守備ができ、そこそこ打てるタイプ
 ③打撃は今一つでも、守備が優れているタイプ
でどれにするか?ですね。


 森越は上記③のタイプでしょう。ただし、本当に打てません。打率は一軍戦で1割前半(0.150を超えた経験なし)、二軍戦で2割前半です。


 そもそも一軍キャリアも乏しい31歳(来年32歳)です。守備は互角として水口や熊代の方がまだ打ちますから(二軍成績の比較で)、水口&熊代の方が上位と思います。。


 ちなみに、守備では一軍戦で2017年に二塁手として、88回2/3のイニング数を守りました(これがキャリアハイ)。ただし、このときのUZRはー1.9と高くありません
 でも、二塁手の名手が見込んで獲得したのでしょうから、守備面はかなり優れているんでしょう(二軍でもウエスタンなんで、正直、あまり知りません)。


 正直、補強ではなく、支配下枠を無駄に埋める補充という気はしています。
 それと同時に、肝心な最大の問題として、他の若獅子らがだらしなさすぎることですね。
 人数はいるのに、わざわざあまり成功しそうに見えない森越でも代替要員として用意しなければならないというところが、若手の守備は目も当てられず、辻監督は不安で不安で使うに使えず悩みの種になっている懸念があるということですね(普通は獲得せず敬遠しそうな物件なにに、そこに住むしかないみたいな)。


 確かに、二塁手のスペアとしては、水口&熊代がいますが、若手にいるのが守備下手の山野辺や呉ですから。それを考えると、金子一はあの若さでクビになっているので、何か致命的な欠点があったと思いますが、金子一をキープした方が良かったですね。もう手遅れですが。。。


 なんか、支配下者人数枠を無駄使いしてしまったという気がします。


 結局、現時点の補強施策の進行状況については、
 ①外国人の入れ替え遂行
  ヒース&マーティンがノリス、スパンジェンバーグに。
  まだ郭俊麟・カスティーの分の入れ替えを
  あと1人の外国人を予定通り獲得することで。
 ②新たに松坂&森越を招聘
 ③流出阻止の努力
  金子&十亀・・・残留、
  秋山・増田・・・移籍


 もう時期的に遅くなっていますが、正直、現時点では補強施策の序章のままでしかない気はします。


 金もある!支配下人数枠も余っている!
 それなら新外国人を投手陣(中継ぎ)2名、野手陣(外野手)1名の合計3名をさらに獲得されたいですね。年末までの大仕事はまだ山積しております。


 もし秋山が残留することになったら、外国人の誰かを育成に回してもいいですし。