下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ロッテ14回戦(MLD)】獅子威し打線が一発攻勢を繰り広げて天敵・石川を打ち込むも、投手陣が相手の攻勢に耐えられず、致命的な守乱により自沈。当然、猛省が必要な初歩的なミス。しかし猛省したら切り替えて前を向いて研鑽せよ!明日は前半戦最後の一戦、切り替えて是が非でも勝ち越せ!ただし、明日は平井&野田、浅村を休ませるべき。中継ぎ陣も本田等のロング可能な敗戦処理班を加えてリスクに備えておきたい。

球宴前の残り2戦
今日は天敵・石川を前に
ロッテ14回戦(MLD)です。


今日のスタメンについては、

昨日は5点差ビハインドひっくり返し、
ダブルスコアで押し切った『獅子威し打線』


今日は復調した天敵・石川が相手ですから、
『獅子威し打線』の真価が問われます。


で、今日の控え投手です。


今井を抹消して
ウルフが登録されました。
今井は球宴後には復帰して
リベンジに挑む
ようです。
ただし、泰雄は抹消されず休養となり、
ウルフが中継ぎとしてブルペン待機
です。


昨日は中継ぎ陣がフル回転しています。
もし、今日や明日が
序盤から敗戦処理の展開になった場合、
この面子では
平井野田なども敗戦処理で
出さざるを得なくなるということが懸念されます。


今の中継ぎ陣問題は、
①『いねぇーんだよ』の補強不足問題
②2軍で若手が台頭できず育成不足問題
リードだろうが、ビハインドだろうが
 見境無く使って疲弊させた
采配問題
が根底にあります。
それ故、負け戦の展開では
敗戦処理班だけで済まさないと

③の再発から中継ぎ問題を繰り返すこと
が心配です。


ただし、今日はウルフが中継ぎ待機であり、
ロングができます。

ウルフ次回先発予定は
球宴後のソフバン戦カードですが、
雨天中止で雄星らが後倒しになったので、
ウルフも今週の出番が無く
間隔が開いてしまうことで
今日は調整登板を目的として、
中継ぎで使うことを見据えて準備していました。


とはいえ、
まさか敗戦処理の展開で
もウルフに投げさせるの?
という疑問は残ります。
やはりここは泰雄も抹消して、
ロングがデキる敗戦処理班を1名
上げて控え9人体制にしておく

べきだったと思います。
※誠は一昨日2軍戦で投げているので
 本田など。


ところで、話は脱線しますが、
昨日は中継ぎ陣がゼロリレーで抑えましたが、
中継ぎ陣問題は未だ改善されていません。
そこで対策の一案として、
今日の十亀~ウルフのリレーのような
『先発二人体制案』が考えられます。
普段、Twitterでやりとりしている
tthgさんがこの『先発二人体制案』を
先日、提案されておりました。

例えば、
中6日の1人先発体制(単独班)を2人、
中4日の2人先発体制を3組6人で
組み合わせを仮定してます。
これら2人+3組の5班を
週を超えて配置します。
組か合わせは別途検討要ですが、
例えば、
①班:回復遅い雄星は
   単独班で120球が上限、
②班:疲れ不安のウルフは

   単独班で100球を上限
にして中6日以上で普通に登板させて
③班:榎田&高木
④班:多和田&カス
⑤班:十亀&今井で60~70球×2人を上限
にして中4日で週を越えてのローテ登板

と仮定した場合、
8月のような4週間6戦続きでも
 月火水木金土日
 休③①④②⑤③
 休④①⑤②③④
 休⑤②③②④⑤
 休③①④②⑤③
というようなローテも組めます。


もちろん、
◇疲労しやすいウルフを中6日でいいのか?
◇故障持ちの今井を中4日でいいのか?
高木は大丈夫か?
 昨日の2軍ハム戦で
 被安打4、与四球2は気になりますが、
 一応、5回無失点だったようです。
などの諸問題は残っております。
また上記は
雄星、多和田、十亀、榎田、
カス、ウルフ、今井、高木で例示しましたが、
その駒探し・検討も課題として残ってます。
場合によっては、
武隈や平井、小石もあり得ます。


それでも、今の現状を踏まえると、
球宴後の『先発二人体制案』について、
それら課題も含めて
真剣に考える価値はある
と考えます。


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話を戻しますが、
今日の結果についてです。。。


上記は西武公式HPの結果概要ですが、
今日の結果をまとめれば、
◇先発した十亀が今一つで
 5回早期降板になってしまった。

前半は天敵・石川の
 シンカーに翻弄される

 獅子威し打線。
それでも獅子威し打線が
 おかわり、まさかの源田、山川の
 一発攻勢で同点に追いつく。
 天敵・石川には6回まで投げられるが、
 石川にはダメージを与えます。 
◇中継ぎ控えで準備していた
 ウルフが6~7回は抑える。
◇悪夢の8回表
 〇ウルフが先頭与四球、次に被安打
  ついでに井上にも与四球で
  無死満塁形成
 〇ウルフ-銀のバッテリーで暴投
    進塁&盗塁を許し被害拡大。
 〇西武入団以来の初の中継ぎという不安から
  首脳陣がウルフを信用しきれず
  3連投野田を投入
  (野田はさすがに明日使えない)
 〇一応、投ゴロ併殺で
  失点許さず二死までたどり着くはずが、
  銀のまさかの悪送球
     ここで試合は決着
     The END!
  さすがに流れを完全に引き渡す
   致命傷の初歩的ミス


結局、平井まで投入するありさま。
ウルフから野田の交代は
譲ってやむを得なかったとしても、
それならそれで、明日は野田を使わずと決めて
野田を最後まで投げさせても
良かったのでは?とも思います。
それなら平井を温存できます。
しかも菅野、鈴木と左が続くのですから。
角中、菅野、鈴木と
そもそも左が続くから、
ウルフの交代要員に

野田を選んだはずです。
一応、野田は角中を打ち獲っていますからね。
もしかしたら、銀のポカミスにより
野田が動揺する?と考えたかもしれませんが、
それは平井だって同じであり、
そもそも平井は
このスクランブル登板の
準備できていたんでしょうか?

このウルフ→野田→平井の交代劇は
首脳陣のこっちにフラフラ
あっちにフラフラとした

采配の気持ちが迷走している
という印象も受けました。


もちろん、平井も中継ぎエースになるために
こういう局面でも抑えたい、という
更なる高みを目指す要求もあるかもしれませんが、
火消し役なんだからめげずに消せ!
という考え方もあるでしょうが、
昨日の緊迫した局面(泰雄の好投に応えたい)
今日の緊迫した局面(大ポカの火事を消さなきゃ)
では気持ちが全く違います。


昨日も今日も『やる気』はあったでしょうが、
昨日は攻めの気持ちで集中できていました。
しかし、今日は昨日の疲れもある中、
大ポカにより火だるま炎上中ですから、
「おいおいここで飛び込むのかよ」という
受け身ならざるを得ぬ気持ち
でしょう。
菅野ごときに出鼻を叩かれ、
リズムもへったくれも無い状況で1失点。
鈴木を奪空三振で凌ぎますが、
集中力も続くわけありません。


結局、今日も野田、平井の投入により
明日は使うべきでない状況
になりました。
まあ、「球宴休みがあるから」と言って
無理にでも使いそうな心配がありますが、
先日の野田&平井の不調
状況に関わらず見境無く使って
疲弊させたことにあります。

野田の場合、疲れてくると
ただでさえ普段の雑さが
さらに雑になって制球できなくなります。
平井の場合、疲れてくると、
腕だけで投げるようになってしまい
自慢のスライダーのキレがなくなります。
野田&平井を疲弊に伴う
不調に再び陥らせることは
避けなければならなく、
使い方次第でそのリスクを低減できるはずです。
それ故、
明日は野田、平井は
休ませるべきです。


ただ、ウルフも明日は使えません。
泰雄も明日までは難しいでしょう。
となると、もし明日が序盤から
敗戦処理展開になったらのリスクを見据え、
本田などのロング可能な若手を
泰雄と入れ替えるべきです。


それとも
ファビオに敗戦処理ロングを
やってもらいます?


話は逸れましたが、
決着がついた悪夢の8回表のあとは
もう余興です。


8回裏
浅村がソロ弾を放ちますが、
焼け石の水に終わります。
まあ今日は、
おかわり、源田、浅村のソロ、山川2ランと
一発攻勢で追撃しましたが、
ソロ中心の一発攻勢だけでは
5得点が精一杯です。


9回表
松本が三者凡退に抑えて好投します。
で、最後の9回裏
ポカミスした銀からの打席で、
銀には「獲り返せ!」と思いましたが、
延長線の場合はDH解除も辞さない方針
銀から代打・メヒアの采配に。
銀のポカミスに対してお怒りの交代
とも見えますが、
銀がもし凡退したとき、
ポカミスの傷心に塩を塗ることになるので、
銀への配慮の交代かな?
という気もしております。


しかし、この場面は、
自分のミスは自分で獲り返せ!
というくらいの覚悟を持たせて
銀自身を打席に
立たせるべきだったと思います。


今回のポカミスもそうですが、
銀も比較的、ミスは多い方です。
ただ、ここからは推測・妄想に過ぎませんが、
最近の出場機会の減少
雄星専用捕手になりつつあることも踏まえ、
昨日に書いた下記のようなこと
モチベーションが落ちていないか?
という懸念があります。
もともと森が入団してからは
銀は粗雑に扱われてきた歴史がありますからね。


まあそんなんで
モチベーションが下がったからといって

大ポカミスをするのは
完全にダメであり、

言い訳はデキない
ですけどね。
ベテランなんですから
あわわあわわと
なられても困ります。
しっかりと猛省して下さい。
ただし、後を引いてはダメです。
猛省したら切り替えて
前を向いて研鑽下さい。


しかし、
森や岡田が経験を積みつつある
といっても、
捕手力で見れば銀には叶いません。
プロの捕手は1~2年の経験では
そう簡単に育つほど甘いポジションではありません。
まあ一番、育つのに良い舞台は
短期決戦で様々な駆け引きも多い
日本シリーズが最適ですが。
また捕手出身者は引退後でも貴重な人材ですから、
そう簡単に手放してはダメです。
それだけに
銀の流出は大きな損失であり、
銀の流出は回避すべきです。
どうしても流出が回避できないなら
トレードで損失を低減したいです。


前述のような
既にFA前提とした采配の推測・妄想が
実際に無いことを祈っています。
その上で、
銀を流出させないよう
球団側も努力が必要です。


現在、先発投手で捕手も選択しています。
 雄 星:銀
 ウルフ:銀→森
 多和田:森
 十 亀:森→岡田
 榎 田:銀→森
 今 井:岡田→森
 高 木:岡田
 光成等:森
(ファビオ:森)
という感じでしょうか。


そこで森や岡田の捕手力が銀を上回らぬ限り、
銀を雄星専用にとどめることはせず、
 ウルフ:銀→森→銀
 榎 田:銀→森→銀
 今 井:岡田→森→銀
出番を増やしても良いと思います。
特に将来のエースの逸材で有り、
賢く勝ち気な今井には
銀に教育係を任せる方がいいと思います。


確かに3人もいるから、
なかなか出場機会が割れてしまうし、
岡田もいい年頃なんで悩みは多いですが、
銀の出場機会を増やすことで
モチベーションも上がるでしょうし、
来年以降も残留理由が1つできます。

まあ残留はそれだけでは実現しないでしょうが。


------------
獅子威し打線vs天敵・石川については、
5回までがおかわり君のソロ一発のみ
石川攻略に手間取りました。


5回までの球数についても
9球/回、16球/回、17球/回、
11球/回、14球/回の67球と
多く嵩ませるに至りませんでした。


本来なら石川を攻略するには、
球数を嵩まして早々に交代させる、
球数を嵩ました中盤に攻め落とす

が考えられます。
結果として、
70球近くなった中盤の6回
一発攻勢で打ち崩し、
そこで降板させることに成功しましたから、
合格点を十分与えられる結果になった
と思います。


ただ欲をいえば、
初回の9球/回や4回の11球/回は
もっと球数を稼がしたかったです。
(特に立ち上がりの初回)
5回終了時には80~90球欲しいですね。


でも、相変わらず
石川のシンカーにはやられましたね。


1回裏
〇秋山:外角低めシンカーで空三振
〇源田:外角中腰シンカーで二ゴロ
2回裏
〇栗山:中の低めシンカーで二ゴロ
3回裏
〇岡田:外角低めシンカーで空三振
〇源田:外角低めシンカーで一ゴロ
4回裏
〇山川:真ん中シンカーで左飛
5回裏
〇栗山:中の低めシンカーで二ゴロ
6回裏
〇秋山:真ん中シンカーで右飛


特に左打者への
外角へ沈むシンカーが厄介
です。


もちろんシンカーで直接やられる以外にも、
シンカーを意識させられることで
他の球種でやられることも多々あります。


まあ今日は一発攻勢で攻め立てましたが、
またホームランは盛り上がり
得点に直接つながる攻撃になりますが、
獅子威し打線は
本来一発攻勢でなく、
つなぐ攻撃が真髄です。
次はつないでつないで
石川を攻略したい
ですね。



ところで、
浅村の膝は相当悪いようですね。
長期離脱とかになったら
目も当てられません。
あまり無利しないで欲しいところです。
球宴でも休みがとれませんから、
明日は休ませたいですが。。。

※猫助さんTwitterより
(無断で転載して申し訳ありません)



また源田は、
デビューから連続フル出場記録が
長嶋氏の記録に並びました。
おめでとうございます。
ただし、先日の楽天戦で
与死球による影響もあったでしょうから、
状況が厳しいときは
あまり無理しないで下さい。
替えがきかぬ存在ですから。


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一方、先発の十亀については、
今日は今一つでしたね。
十亀も好投するときは好投しますが、
良くないときは良くないと、
相変わらず、波があります。
そこがもう一つ上のレベルに行けぬところですが。


十亀の球種構成については、
今年の構成と今日の構成を見比べると
ストレート:今年約48%、今日約30%
シュート :今年約 6%、今日約10%
スライダー:今年約25%、今日約31%
カーブ  :今年約16%、今日約14%
フォーク :今年約 4%、今日約15%
でした。


十亀の場合、
ストレートの球威が売りですが、
今日はストレートの球威が今一つ
たったこともあったのか、
スライダーやフォークなど
変化球で誤魔化していました。


しかし、
変化球のキレも足りなかった面もありますが、
制球も悪いところから、
変化球がボール球が明瞭になり
無駄球も嵩んでいきました。


正直、十亀については、
もともとから制球力は高くないので、
細かい所を突く投球では
逆効果になりやすく、
(自滅パターンもあり)
もっと大胆に、アバウトに
思い切り投げ込んで
球威で押し込む方が
力を発揮しやすいタイプです。


その中で変化球は見せ球として使えば
持ち前のストレートの威力も増しますし、
逆に自慢のストレートを意識させること
変化球もタイミング狂わせて効果を発揮できます。


光成とかもそうですが、
下手に変化球で巧みに投げようとすると、
もともとの荒れ球だから墓穴を掘ること

なりやすいです。


前回のハム戦での力投の反動が
あったのかもしれませんが、
ウルフの適用の是非は別として、
今日、ウルフを使うことを見据えていたのならば、
最初から5回上限を決め込んで
もっと全力で思い切り

投げ込んでも良かったと思います。


-------------------
さて、明日は球宴前最後の、
前半戦最後の一戦
になります。


明日は切り替えて、
是が非でも勝ち越して欲しいです。

ただし、
平井や野田等の中継ぎ陣の疲弊、
浅村の膝が心配です。