下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【4/7日ハム3回戦(東京D)】光成の力投&外崎のパンチ力による『アップル』劇場の逆転『れおほ~!』まさにマンガのような劇場型『山賊野球』ただ山賊たちも好き嫌いが激しいな。。。/光成は冷静かつ堂々と投げ込み成長の証を示す。「マウンドでおろおろすることもなかった」(by監督)あとは長く投げすぎたから、何事も無く次戦に登板してくれることを、今日の1勝の代償なんて無いことを、願うばかり。

今日はカード勝ち越しを賭けたハムとの第三戦でした。


先発は、ともに中6日の登板になる光成有原でした。

双方とも三塁手のポジション
おかわり君おにぎり君がスタメン落ちでした。
おかわり君に関しては、
赤田打撃コーチの話では、
「ちょっと疲れているだけ」ということから、
大事を取って休ませたとのこと。
後々に響いても困るから、その判断は正解でしょう。


有原に関しては、
昨年、それほど苦手にしていなく、
むしろ比較的、打ち込んでいる相手でした。
ただし、今年は2シームも覚えたようで、
今日は苦労させられて打ち崩せませんでしたね。


早速ですが、今日の結果は、、、


今日は、獅子威し打線
ハム有原を前にぐうの音も出ぬ状況となり、
光成その援護射撃を受けられず
苦しい展開
の中での踏ん張る力投を続ける。


試合の流れとしては、光成も粘るが、
こちらが負けそうな流れで最終回へ。
しかし、ハムの守護神・代役を担うハンコック
獅子威し打線が強襲して一挙4得点を奪取し、
最後の土壇場で逆転に成功。
最後は、増田が抑えて久々のSPをゲットし、
マンガのようの劇的な逆転劇で
カード勝ち越しを決めました。


まさに
光成の力投外崎のパンチ力による
『アップル』劇場の逆転『れおほ~!』でした。


詳細は次のとおりです。


今日の光成の結果は、
8回130球、2失点、HQS達成・初勝利
被安打8、与四球(敬遠)1、奪三振4と好投でした。
味方の援護射撃がほぼ無い苦しい展開
まあ相手の打ち損じ等もありましたが、
また有原の方が好投していましたけど、
これだけ好投できれば上々の結果を残しました。


結果の中で最も良かったのは、
敬遠以外で与四死球がゼロだった
ということ。
昨年まで与四死球で自滅しやすかったことを考えると、
その与四死球(敬遠以外)がゼロ
というのは大きな収穫です。


初回の立ち上がりは、
先頭の西川を外角低めフォークを引っ掛けさせて
一ゴロコースに打ち獲りますが、
西川の足がカバーより速くアウトにできず
出塁を許します。
しかし、素早い冷静な牽制で西川を刺しました。
この牽制は光成自身に勢いをつけるのに
価値が高い好プレーといえます。
最近の投球に伴う自信の表れなのか、
不安な立ち上がりでも
冷静かつ堂々に投げるようになってきました。


その後、大田泰を三ゴロに仕留め、
近藤にはカウントが不利になりながらも、
インハイ一杯にスライダーを決めて
手を出させぬ見三振を奪いました。
不安さを感じさせぬ
冷静かつ堂々とした投球でした。


ただし、今日の審判は、
左打者から見て内角側で、
右打者から見て外角側で
ストライクゾーンが広めの傾向でしたね。
2回表の中田のときも、
その恩恵を利用して奪見三振を決めました。


確かに今日の光成は、
甘い球が散見していたり、
それを打たれたりもしていましたが、
ストライクゾーンの低めで
勝負することを意識しつつ、
しっかり低めに投げ切り、
ハム打線を抑えていました。
特に苦しくなってくる6~8回
丁寧に低めを突いて抑えていましたね。


【8回裏:中田から奪三振】


もちろん、野手陣の援護は
打撃面では見られませんでしたが、
守備面では支えられましたね。


6回裏、二死二三塁、これ以上、失点を許すと
敗戦へ一気に加速しかねないピンチの場面

渡邉の打球は、二遊間を抜けそうでしたが、
そこを回り込んだ源田しれぇーっと処理して
タイムリーを阻みましたね。
この好守は試合を左右する値千金のプレーになりましたね。


いずれにしても
光成については、まだ不安定さはありますが、
今日のような
四死球を簡単に与えないで、
苦しい展開で粘り強く好投できたことは、
昨年までと比べて、
かなり成長しつつあることを示しましたね。


今までのように
怖がること臆することがなく、
冷静で、かつ堂々と投げ込んでいます。


監督は、「見事だったね。
マウンドでおろおろすることもなかった
とコメントしていましたね。


このままさらなる成長しながら、
多和田、今井、松本航らとともに
エース級の集団に育って欲しいです。


ただし、今日の投球において、
昨日の今井と同様
8回まで続投させたことは、
故障持ちであるだけに、
今後への懸念を残しましたね。


7回までは球数が108球になっており、
結果的に8回で130球に嵩みました。


本人は、
「(監督に)『どうする?』と言われたけど、
 交代する気はなかった。行けるところまで
 行きたかった」とコメント。
小野コーチは
「(8回の継投は)俺が弱気になっていた。
 自信がつくと思う」とコメント。
監督は、
8回は代えようと思ったけど、
 顔を見たら『いかせてください』と。
 おまえに(この試合を)やるわ、と」とコメント。




一応、首脳陣は
継投しないことを見据えていたようですね。
しかし、本人の意志を受けて
止めることはなく、スルーしてしまった感じ
ですね。


まず監督(ボス)から『どうする?』と聞かれれば、
まあ、よほど無理な状況でない限り、
まあ、図々しいタイプでない限り、
『行きます』と答えちゃいますね。
しかし、そこで無理をして勝ったはいいけど、
後々に響いて長く離脱するなどがあっては、
目が当てられませんね。
首脳陣は、しっかり状況を把握して導く、
止めるときは止めることをしないと、
ましてや、今は離脱者が増えて駒不足危機ですから、
安全側を見て、7回で降板させること
(今日なら平井や野田を投入できるので)
見据えていたか、どうかですね。


確かに今日の光成のヘロヘロ具合は、
昨日の今井ほどではなく、
7回まではそれなりに投げていましたね。
8回に入って、西川を打ち獲った以降、
115球目以降から、
力をふり絞って投げ込んでおり、
一杯一杯になっていましたね。


ただし、今は主力投手を
これ以上、離脱させるわけにも行きませんから
一見、大丈夫そうに見えても
『安全側』を見据えて無理をさせないこと
見据えておきたいですね。


まあ、今日の最後の土壇場で逆転できたのは、
秋山らをに火をつけた
のは、
光成の続投、力投が大きく促したこと
(光成を勝利投手にしたいという想いが)
否めないでしょう。


また本人にとっても、
投げ切ったことで、自信を促したこと
否めないでしょう。


ただし、
今日の1勝は大きな価値ある1勝でしたが、
この1勝を得た代償
貴重な主力の先発を1人失うことになれば、

それは大きな痛手です。
そうならないことを願ってます。


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一方、獅子威し打線については、
昨日の大暴れと違って、
今日は有村を前にしてぐうの音も出ませんでしたね。


確かに大暴れした次の試合で閑古鳥
ということはよくあります。


昨日の大暴れで気分が良くなってきた半面、
次の日は、
大振りになったりして攻撃が雑になっている
とか、
前日の疲れが残っているとか、
要因もいろいろあるでしょう。


ただ、今日に関しては、
単純に『相手投手の違い』『相手に応じて』であり、
すなわち、
昨日は単に打てる相手だったのに対し、
今日は単に打てない相手だった
というところです。


特に、獅子威し打線には、
相手投手に応じて
バカスカ打つ場合
スッカラカンで打てない場合
明瞭に区分けしやすい、
両極端になりやすい、
とてもわかりやすい特徴
顕著にありますからね。


ハムの有原は、確かに良い投球をしていました。
ただ、攻め落とせなかったか?
というと、微妙ですね。


初回に関しては、無失点で終わりましたが、
粘るに粘って30球/回も消費させましたね。
しかし、気づくと、7回終了時には99球で
1イニング平均14.1球/回に減っています。
もちろん、
有原自身がリズムに乗ってきたこともありますが、
初回のように、渋太い攻撃に努め、
もう少し球数を嵩ませれば、
5~6回で引きずりおろすこともあったかもしれません。


まあ、今日は有原から多くの三振を奪われましたね。
確かに、今日の審判のストライクゾーンは広めであり、
また、有原自身、低め(特に外角低め)
変化球が上手く決まっていたこともありました。
スライダー、カットボール、チェンジアップと
獅子威し打線の方が絞り切れていませんでしたね。


どうしても、チーム一体で攻めるというより、
個々に勝手に攻めているので、バラバラであり、
初回のように、
カットしながら粘って、みたいな攻撃
薄くなっているので、
有原のマイペースを完全に許してしまいましたね。


しかし、最終回、獅子威し打線らしく、
投手が『好物』になったら
一気に豹変しましたね。


ハムの方も、石川直らが今一つのようで、
まだ、勝利の方程式が定まってません。
そこで、新外国人のハンコックが
守護神の代役を担っている
らしいですが、
決め手の変化球が
スライダーくらいしかないようで、
獅子威し打線にとって、
落ちる球が乏しいハンコックは獲物でした。


まさに
単に打てない相手から
単に打てる相手に代わりました。


一死から秋山、山川、森、外崎の中軸4人
電光石火の如くハンコックを電撃して
一気に覆してしまいました。


【9回表 外崎:逆転3ラン弾】


でも、獅子威し打線は、
本当に、相手投手の好き嫌いが
明瞭すぎますね。
わがままな山賊たちです。。。


ただし、有原は今後の天敵にならぬよう、
次はしっかり叩き込んでおきたいですね。


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【追伸】桜花賞
今年の桜花賞は、
桁違いの女王誕生という結果でした。


8番のグランアレグリアが
早めに抜け出しそのまま後続を突き放して
桜花賞レコードの押し切る横綱相撲になりました。


他馬を完全に子供扱い、でした。


次の第二冠のオークスでもかなり有力ですね。


15番の2歳女王ダンスファンタジーは
掛かったのもあったけど、3着がやっと。


馬単の馬券は1着3着で外れました。。。