下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【4/12オリックス1回戦(MLD)】山賊の獅子らしからぬ1点を争う緊迫感高まる投手戦の展開に。獅子威し打線はオリ山岡&後続を攻め込めず多和田を支援できぬも、多和田はその苦境をはねのけるエースらしい好投を魅せ、最後は流れを引き込む気迫の投球で投げ勝ち、相手のグッバイ悪送球でサヨナライオン『れおほ~』に!多和田は完封で大きな価値ある1勝を得る。ただ外崎、右手小指は大丈夫か?明日以降、響くと痛すぎる代償に。。。

鷲に屈辱的な連敗し、借金を作りましたが、
今週末は不調のオリを相手に白星を稼ぎたい三連戦です。


今日のスタメンは、
先発投手は、多和田山岡であり、
おかわり君が復帰しました。


また昨日、球団9000号を放ったメヒアは、
今日は親子丼Wヘッダーと、
昼間の2軍戦もDHで出場し、
若獅子寮へ直撃する本塁打を放っています。



今日の試合は、山賊の獅子らしくない
獅子が多和田、オリが山岡その後続で投げ合う
息を飲む1点を争う投手戦の展開に。


最後は、多和田が9回無失点で投げ切り、
流れが獅子のサヨナラ勝ちへ傾きそうな雰囲気の中、
外崎が与四球でお散歩、
栗山がバント、おかわり君が申告敬遠で、
一死一二塁のサヨナラチャンスに。
ただ、その局面で愛斗が打席に入り、
B1S2のカウントから、
外角高め直球のボール球に手を出し、
遊ゴロ併殺打コースに。。。


まあ愛斗も相変わらず「過剰に打ち気満々」になって
相手も、B1S2の投手有利のカウント
3球目の愛斗の大振り空振りを見れば、
4球目は1球外してくる公算が高かったのに
あっさりそのボール球に手を出して
打球は遊ゴロ併殺打コースでした。


愛斗や山田などの若手
そのようにボール球の見極め率が低いため、
どうしても安定的な打撃ができず、
頭打ち状態になっており、
レギュラー争いも勝てませんでした。
ボール球の見極め率

最低70%以上に高めない
1軍レベルで通用しません。
そのボール球の見極め率向上
愛斗や山田ら若手の最大の課題です。


まあ、本当ならこれでこのイニングは万事休すでした。
ところが、愛斗は気迫で怒濤の勢いを持って走ったため、
相手遊撃手も急いで併殺を獲ろうとして
一塁へ焦って悪送球してくれまして、
三塁を回った外崎が一気にホームへ生還し、
オリのgood-byeエラーとなって、
サヨナライオン『れおほ~』に。


まあ多和田と森のバッテリーが、
最終回表の最後に強気で攻め勝ったこと
チームへ流れを引き込むきっかけになりましたね。


ただし、結果的に正解でしたが、
最終回裏の無死一塁での栗山のバント
正直、疑問が残りました。。。。


確かに1点入ればOKのサヨナラの場面ですから、
着実にスコアリングポジションに走者を置き、
ワンヒットでその1点を奪うのが定石でしょう。


でも、栗山の後は、後続はおかわり君、愛斗でありますが、
一塁が空くから、おかわり君が敬遠されるのも
相手から見れば、定石のような作戦で十分見込まれます。
すなわち、ノーヒットの愛斗勝負の公算は読め、
併殺の最悪のシナリオは十分懸念できます。


もし、おかわり君が敬遠されなかったとしても、
おかわり君も病み上がりで不安定ですから、
おかわり君、愛斗の凡打で得点できず
という展開も懸念されました。


栗山自身、7回裏の三打席目は
タイミングが合わず空三振でしたが、
その前の山岡相手の時には、
球筋をしっかり見極めることができ、
マルチ安打と打っていました。


今回、結果往来のサヨナラ勝ちになりましたが、
あの場面では、栗山の一振りで
チャンス拡大を期待したかった
です。
もし栗山がヒットを打てば、
おかわり君で無死一三塁の場面も期待できます。


一死の中で後続に不安が残っているだけに、
バントで余計なアウトを1つ与えるリスクの方が心配でした。
逆に、サヨナラの流れを引き込んでいますから、
栗山は打ってくれるのではないか、
という期待の方が高く感じていました。


まあ、これが2番源田で
後続が秋山、山川、森と続くなら
源田がバントでもいいですが。


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さて、今日の獅子威し打線は、
オリの山岡を打ち崩すことができず、
多和田を支援できませんでしたね。


山岡も序盤にお試しのフォークを投げてきて、
「球種は沢山あるんだよ。
 さあ、獅子よ、悩め!迷走しろ!」

という空気を醸し出してきました
ね。


まあそれでも、
今日の獅子威し打線は、
縦スライダーを基本とし、
チェンジアップカットボール
縦の変化球&ストレートで
翻弄され続けました。


個々にバラバラで
山岡対策を考えていたのかもしれませんが、
そのような雰囲気はあまり見られず、功を奏さず、
チームとしても何か手を打っている、
という様相もあまり感じられません
でしたね。


山川あたりを見ると、見逃しになるけど
低めは我慢して捨てていた感じ?とも思いましたが、
(1打席目や追い込まれる前の2打席目)
まあ外角だったので、内角を意識しすぎて
手を出せなかった可能性が高そうですね。
最近の山川は、
内角を意識しすぎて、外角を手が出ぬ
という打席が目立ってます。
内角を意識しすぎるから、
身体も開いており、

踏み込みも弱く半端ですね。
それ故に、甘い外目手が出ず、
ファウルで仕留められず、
おまけに、
難しい球見極められず
手を出して凡打
という感じですね。。。


それでも山岡も、昨年後半とは違って
状態が良かっただけに、
攻め難かったという点はありますね。
当然、次回も警戒要です。


ただし、今日、山岡を打ち崩せませんでしたが、
球数を嵩ませたことは大きく、
そこが省エネ投球になった多和田と
大きく差が出ましたね。


そのため、山岡を6回で降板させました。
でも、その後の吉田一、澤田と
後続からも点を奪えません
でしたね。
少なくとも、
源田からクリーンアップの攻撃だった
澤田は攻め落としたかったですが、
淡泊に行きすぎましたね。。。


ところで、7回裏、出塁した外崎
牽制される際の帰塁時に右手を変にぶつけて小指が抜け、
一旦、ベンチへ痛みから治療しに下がりましたね。
下がるとき、小指が逆に曲がった状態でした。
一応、自分で抜けた指をはめて戻ってきましたが、
薬指と小指を合わせてぐるぐる巻きに固定していました。


もちろん、ここで外崎を下げていたら、
最終回の四球散歩は無かったかもしれませんが、


今、外崎に離脱されたら、
二塁手不在でチームの致命傷になりかねません。
ここで無理して、
後々に長期離脱とか、

調子下降線になる方が痛い
ので、
逆に、大事をとって、外崎をそのまま下げて
セカンドを守れる熊代や水口を
代走に出しても良かったという気はします。


一応、そのまま続けさせた以上、
明日以降に響かないという賭けに
負けるわけにはいきませんね。


大事に至らないことを願ってます。


まあ骨折ではなく(最初、骨折と思いました)、
脱臼のようですからまだ良かったですけど、
下手すると、癖になりますからね。。。


まあ昔、元中日&ロッテの牛島氏は
フォークを投げるとき、
普通に投げては、指で挟めないからといって、
グラブの中で、指の関節を外して投げていた
という昭和の伝説もありましたけどね。。。


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で、今日は何といっても
多和田の好投に尽きますね。


まあ、多和田は、オリに対しては、
昨年7試合で6勝を挙げており、
防御率も他球団より低く、

完全にカモにしておりました。
(一昨年は苦手だったんですが、昨年は一変)


当然、多和田の中ではオリに対する得意意識があるし、
逆に、オリには和田への苦手意識が強いですから、
心理的には優位にあり、
それがオリ拙攻にもつながりました。


正直、多和田はそんなに制球力が良いタイプではないですが、
オリは早打ち拙攻に打って出てくれたので、
今日の多和田は自分のリズムでテンポよく
球数省エネ投球ができました。


球数
1回10球、2回11球、3回5球、
4回13球、5回9球、6回14球と
5回までが1回平均10球を下回る48球で、
6回までが僅か62球と少なく
おまけに、
パーフェクト投球でしたね。


でも、今日の多和田は、
吹き上がるストレートの勢いが良く、
スライダー、カーブ、フォークの変化球もキレがあり、
また抜け球もありはしましたけど、
無駄なボール球は少なく、
ストライクゾーンでもコース際で勝負できてましたね。


まあ7回表二死で吉田正に意識過ぎて制球が乱れ、
初安打を放たれてパーフェクトは消えますが、
先に1点を許した方の負け、という
しんどい展開の中、一人で投げ抜いて
失点許さず完封して投げ勝った、

というのは、エースらしい投球を魅せ、
完封勝利大きな価値ある今季初勝利になりました。


特に最終回表は、
100球も超えてきて疲れが見られており、
福田を与四球で歩かしてしまい、
吉田には、歩かせることも覚悟しつつ、
慎重に隅をついてフルカウントに持ち込みましたが、
最後は、森が外に構えるものの、
中へ甘く入った逆球を右安打で痛打されて、
二死一三塁のピンチに陥ってロメスを迎えました。


ロメロ自身、当たってなく不調ですが、
制球を一歩誤ると、長打もあり得て
ここで失点すると、敗戦濃厚になり、
今までの好投も空虚になってしまう危機
でした。


で、初球のカウントを稼ぎに行ったスライダー
打者にとって、超甘い球であり、
ホームラン可能な絶好球、失投気味でしたが、
これをロメロがフルスイングで空振りしてくれて
大きく助かりました。


でも、そこから4球では、
森の勇気あるリードと
多和田の圧巻の投球を魅せました。


森は内角低めを要求し続け、
2~3球目は際どく外れてB2S1のカウントに。
でも、内角を意識させることはできているので、
そろそろ外角を攻めてもおかしくなく、
いつもの森なら外に構えそうでした
が、
それでも森は、4球目も内角を要求し、
それをロメロが大きく空振りしました。
これでB2S2と追い込んでおり、
最後は外へ曲げるスライダーや落とすフォークとかで
外角攻めで仕留めようとしてもおかしくなかったですけど、
森自身、その4球目の空振りで
ロメロは内角に合っていないと判断した
のか、
もう一度、内角に構えて、
多和田も間違えることなく

その要求通り投げ切り、
ロメロを空三振で仕留めました。


いわゆる『天丼』攻めであり、
ノムさんが良く言う、
合ってないと見れば『もう一丁』の攻めをして、
多和田もその森の要求にしっかり応える
見事な投球を魅せましたね。


この攻めの投球は、
9回裏のサヨナラムードを高めました。


『エースの投球』というと、
やはり『試合に勝つ投球』ですね。


そのため、エース投手には、
味方の援護が乏しくとも
相手に先制を許さない粘り、
相手との投げ合いに
競り勝つ勝負根性、
さらに
チームに流れを引き込む
きっかけを築く勢いなど
必勝の投球を望まれます。
そして、エースとして、
極力、長いイニングで投げ切り、
他投手の負担を
極力、節減させること

も望まれます。


今日の多和田は、
そんな投球ができましたね。


もちろん、カモにしている球団以外でも
そんな投球ができるように育ち、
『真のエース』になって欲しいです。



もちろん、それは多和田に限らず、
今井光成、いずれは松本航と、
獅子ドラ1四銃士の全員への要望であり、
彼らがエース級の存在に育ち、
獅子エース四銃士という
エース格集団を形成してくれれば、

獅子投手陣の将来は明るいです。


さて、明日は今井が先発します。

とにかく、
まず大きな課題としては、
無駄なボール球を、
無駄な球数を節減しつつ、

しっかり牛打線を封じたいですね。