下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

好調な西武ライオンズ商法「野球は負け続けても儲けはがっちり・・・」と批判された時代も。。。ところで、後藤さん、まさかそんな考えをしていないですよね。。。

図書館で仕事の調べものをしておりまして、
そのついでに、西武に関するこんな記事を見かけたので
紹介します。


※出典「月刊経済」
  (昭和54年6月1月発行 (株)月刊経済社、PP30)


所沢に移転してきた初年度(1979年)のことですね。


当時、福岡時代からいた
東尾、大田、土井、山村、若手の立花のほか、
阪神から田淵や古沢、ロッテからノムさん、山崎をトレードで獲得し、
新人では兄やん、弟やんの松沼兄弟、
森繁和(今のようなヤクザ風の外見は想定外でした)
選手を揃え、福岡時代の「野武士集団」の名を受け継ぎ
所沢を新たな舞台としてスタートしましたね。


しかし、結果は散々で
開幕から2分を挟んで12連敗。。。
その後も勝つこともありましたが、
見に行くときはほぼ負けゲーム。。。
当時、子供の頃、日記にも
「きょうはやきゅうをみにいきました。
 どいがうちましたが、
 ふるさわがうたれてまけました」
というようなことをいつも書いていた記憶があります。


当時は、1シーズンが前期、後期に区分されており、
前期は勝率0.310で弱い南海にも置いて行かれる状況でしたね。
昨年の秋山の打率より低い勝率です。
第二次伊原政権時代に、
それに匹敵する危機がありましたが。。。


初年の1979年のスタートは、
4月は置いて行かれるドベにあり、
5月はぶっち切ってのドベであり、
上記記事の「ひどい負けっぷり」は適切な表現でしたね。
後期は南海を差し置いて5位に浮上しましたが、
通年では南海の0.5ゲーム差で最下位でしたね。
まあ、この年は西武と南海の2弱で
通年成績も5位南海は
4位のロッテに10ゲーム差くらい離れてましたね。


ところが、上記記事にあるように
当時、施設だけは日本一の最新鋭であり、
 ※周辺施設は今では時代遅れで
  老朽化しようやく180億円かけて改修しますが。
その他のサービスも画期的でしたから、
また目新しい部分もありましたので、
確かに人気はありましたね。
まあ、後楽園を本拠地にしていたハム
人気はありましたから、
首都圏で人口が多いこともあったでしょうが。


ところで、先日、フルボッコにされて
悲劇の日曜日になった鷹戦は、
平成最後のホームゲームだったので
屋根なし西武球場の記念切手が配布されましたね。
令和最初の5/1ハム戦では、
メラドの記念切手が配布されるそうですが。



その西武球場に関する建設当時の文献も紹介します。
当時、最新鋭の球場であったことをまとめてます。

※出典「月刊 体育施設」
 (昭和55年2月 (株)体育施設出版、pp69-72)



ところで、昨年は所沢移転からの40周年であり、
メラド及びその周辺の180億円改修を進め、
また、何が何でも優勝するんだ!の意気込み
時期は遅めでしたけど、補強を行ってきました。
その効果もあり、リーグ優勝を実現しました。


今年は福岡時代を含めて
球団誕生から70周年
と、言われていますが、
今年は「育成」「新たな選手の台頭」を重視し
数は加えましたが、補強はしておりません。
育成を隠れ蓑に、好都合の口実にして
堂々と補強をしていない気もしますけど。。。


後藤さん、
「野球は負け続けても
 儲けはがっちり・・・」
なんて思ってないですよね。。。


いくら180億円改修したって、
当時の所沢移籍初年1979年とは、
状況が違います
からね。


それでも、1979年は、
開幕前の補強が大型であり、
シーズン途中も補強が早かったですからね。


当時、三塁手、遊撃手のポジションが弱く、
シーズン途中で
ハムから遊撃手・行沢をトレードで獲得し、
外国人はミューサーを途中解雇して
タイロンを招聘しましたね。


行沢はその後7~8年在籍して
ユーティリティとして活躍されました。

タイロンは2年在籍して活躍し、
その後、南海にトレード移籍して、
そこでも活躍していましたね。


まあ、当時はお金がっぽりとあり
現在とは比べられませんが、
現在、お金が無いわけではありませんから、
貧乏なので補強はできない、とは言い難いです。


昨年、鈴木前本部長のインタビュー
「お金がないわけではない」と明言されており、
そのときと比べ、今は、
主力流出に伴う補償金
支払わずに済んだ預金がありますから。
昨年の優勝特需活躍選手の年俸はアップしてますが、
(していない選手、ダウンの選手もいますが)
球団の総年棒では
昨年より安価になってますから。
もちろん、
改修事業の180億円はありますけど、
それは別予算を組まれているでしょうし、
堤氏からの250億円返金もありますからね。


やはり、昨年がそうでありましたように
強ければお客は来ますからね。
まあ、グッズの無料配布とかで
お客を釣ることは別に良いと思いますが、

あくまで、それは付加価値にすぎません。


やはり、目指すべきは、毎年、
「野球は勝ち続けて、
 儲けはがっちり・・・」ですよ。


ねえ、後藤さん。