下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【9/11鷹24回戦(MLD)】頂上決戦・天王山カード緒戦を制し、ついに首位の座を逆転奪Sh!皆が集中力を切らさず、1プレー1プレーで全力を注いでもぎ取った勝利。序盤戦で『先手』を打って最後まで逃げ切る!一番手先発・ニール神→セットアップ・平井神から最後は守護神・増田に託し、鷹打線を抑える好投リレー(最近の獅子にとっては、なかなかお目にかかれぬ展開)。やはり投手陣がしっかりロースコアに抑え込むことが基本ということを教えてくれる一戦に。さあ、明日の十亀さんも『一日天下』にならぬよう宜しくお願いね。

頂上決戦・天王山カード緒戦を制し、
130試合目にして首位の座を逆転奪取しました。

が集中力を切らさず

1プレー1プレーで全力を注ぎ、
勝利をもぎ取りましたね。


まあ連戦が続きますから、
平井らを温存
できればベストですけど、


相手は鷹、しかも高橋礼が先発ですから、
そのような展開は厳しい
ですね。


でも、今日の試合は、
先発のニールが本領を発揮しながらデスパの1発で抑え、
平井が気迫の投球で連続奪三振により流れを完全に引き込み、
最後は増田がきっちり締めて勝つ、という
久々に投手力を示した勝利になりました。

通算100セーブ、おめでとうございます。


しかも、集中力を欠かさず
全力を尽くす好プレーも数多く見られ、投手陣を救いました。

内川の鈍足&暴走が大きかったですけど。


打線は、山賊化する大暴れにはなりませんでしたが、
(高橋礼が相手だからそれはやむを得ない)
最初に得られたチャンス
効果的に活かすことがデキ、
序盤3回終了時までに

先制リードを果たすことができましたね。


低めボール球でしたが、初球から積極的に攻める。
低めを上手く拾い、思い切り引っ張り打ち!


鷹戦の場合、少なくとも前半でリードしておきたく、
双方どちらにとっても、
勝つためには『先手必勝』がかなり重視される条件になります。


ここ3ヶ年の対決を見ても
3回終了時にリードしている方が
その試合を制する、という傾向があり、
その傾向は、
他球団(鴎・鷲・ハム・オリ)と
戦うときよりも顕著に見られています。


昨年の天王山6戦やCSのほとんどでも
その傾向が見られており、
今年の対決も半分以上でその傾向が見られており、
結局『鷹戦は3回で決着が濃厚』
と言っても過言ではないですね。


結局、今日もその傾向が見られました。



さて、今日の試合結果について、詳細な一覧を示します。


今日の先発・ニールに関しては、
今年の中でも優れた好投だったと思います。


7回83球を投げて1失点でHQS達成し、
相手にリードを許しませんでした。
7安打は打たれましたが、
そのうち2本はゴロヒットであり、
ニールのバロメータになるゴロアウト
併殺2つを含み10個を稼ぐことがデキでした。


しかも、4回まではパーフェクトでした。
初回の1球目を投げたとき、
ネックレスが切れて落ち着かない様相でしたが、
投球そのものは冷静に投げており、
技でタイミングを狂わしながら
安定の三凡祭を繰り広げていきました。


最初の被安打は、5回表、先頭のデスパに
逆球になった外角高め
パワーでレフトスタンドに運ばれたソロ弾でした。


まあそのソロ被弾そのものはしょうがない結果とも言えますが、
5回に入ってから、ニールの投球は、
初球がボールから入るようになったり、
 ※それまでは初球ストライクが目立っておりました。
  まあ審判のストライク判定範囲が広め傾向でもありましたが。
逆球も目立ち、球も高くなってきましたね。


それでも、
木村~外崎~森の内川本塁走塁死や
(内川の鈍足&暴走が大きいですが)
柳田の不調振りなどに助けられましたが、
ニールの真骨頂となる
併殺でピンチを凌いだり、
今まで培ってきた投球術
切り抜けましたね。
相手のタイミングを狂わしたり、
動く球を駆使してゴロアウトも重ねました。


ニールについて、
2シームシュート気味に沈み、
そのまま球の頭を叩いてしまって
ゴロアウトの餌食になります。
チェンジアップは、落ちた方が大小様々であり、
それぞれを使い分けながら、
小さい変化ではタイミングを狂わし、
大きい変化では落として引っかけさせます。


ただし、前回のオリ戦においても、
50球を超えてからは、
球が浮き始めてきて荒れ具合が増しました。
今日も5回に突入して
投球が乱れてきたのが45球以降でした。
やはりスタミナ不足はまだ課題ですね。


まあ米国時代でも先発して、
昨年は5回前後の登板でしたから、
しょうがありません。


ちなみに、ニールは来日して慣れなかったのが
日本での登板間隔の中6日をどう調整するか?
だったみたいですね。
米国時代では中4日などの登板間隔だったので、
来日して中6日になり、
開いた間隔をどう過ごすか?に戸惑ったようですね。
今では登板翌日は1日休む(完全オフ)にしているようです。


ただ、米国時代では、
1試合当たり85球程度と、今日くらいの球数でしたので、
本人がもし中4日の方がやりやすいなら、
彼だけ特別枠で
中4~5日運用を考えて見てもいいかもしれませんね。
ただし、今の日本と米国時代で見比べて、
投球直後にどちらの方が疲労がたまりやすいのか?を確認した上で、
調整に関しては、本人に一任し、
用意できるものは全て用意することが必要であり、
球数は米国時代と同じ85球以下とすることが前提です。


とはいえ、ニールについては、
これで9連勝をしての10勝目です。
獅子の外国人投手の中では、
郭泰源に並ぶ9連勝となり、
2ケタ勝利は張誌家以来となりました。
しかも、10勝1敗であり、
貯金も9つも稼いでくれて言います。


現在の獅子投手陣の中では、
堂々と一番手の先発投手であり、
歴代の中でも
めちゃめちゃ優良外国人先発投手ですね。


まさにニール神が救世主になりましたね。


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二番手の平井について、
今日は気迫が違いましたね。


まあデスパなど主力が相手ではなかったですが、
今日はフォークが見事に落ちて
福田&明石から連続奪三振を決めました。


平井の場合、15~20球を超えると、
不安定になりやすかったですが、
今日は9球で片づけられたのも大きいです。


でも、連続で空三振を奪ったこと
流れを完全に引き込むことができ、
8回裏のダメ押し追加点への弾みになりましたね。



最後の増田に関しては、
ファウルで球数を節約できませんでしたが、
安定した三凡祭に仕上げて締めました。
100セーブ達成、おめでとうございます。


まさに、今日、この大事な天王山初戦を
先発の神・ニール中継ぎ神・平井
守護神・増田でつなぎ、鷹打線を抑えました。


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一方、獅子威し打線については、
相手の先発・高橋礼
初回の立ち上がりで、
力んで抜けが目立っていましたが、
三凡祭に終わってしまい、
その立ち上がりを攻め込めませんでした。


しかも、2回裏は、
おかわり君、栗山、外崎と
三者連続奪三振を決められ、
流れを奪われそうな嫌なムードが漂います。


でも、3回表はニールが安定の三凡祭を展開して、
鷹に流れを傾かせることを阻みます。


そして、3回裏、先頭の山川は、
内角球で芯を外され、詰まらされますが、
思い切り引っ張って、
バットを完全に振り抜いたことにより、
レフト前に押し込むポテンヒットで出塁します。


正直、最近の傾向を鑑みると、
次の木村では
無死一塁からのバント作戦をやるのでは?
と思いましたが、
ヒッティングの強行策に出ましたね。
やらなかったのは、前回、バント作戦で
山川の足が遅かったから?という気もしますが。


確かに木村の場合、
低打率・低出塁率であるため、バント作戦もあり得ますが、
まだ序盤ですし、
高橋礼を相手に一死を献上することは
もったいないですね。
(一死献上で得点確率を20%程度低下させますから)


その策が功を奏します。
4球目まで引っ張っていましたが、
5球目、差し込まれ振り遅れながらも、
一二塁間を抜けて、右安打を放つことに。
山川も猛ダッシュで三塁まで駆け抜け、
無死一三塁のチャンスを得ます。


ところで、高橋礼の場合、
今年の被安打状況を鑑みると、
打たれ出すと
集中的に打ち込まれやすいケース
比較的見られています。
 ※6/22巨人戦3回、7/2楽天戦7回、
  7/9西武戦5回、7/30西武戦4回、
  8/21オリ戦4回など


打たれてどっかで歯車が狂うんでしょうね。
今日も金子侑を一ゴロに仕留めますが、
秋山の尻にぶつけてしまって、一死満塁になります。


とはいっても、
こちらも一死満塁のチャンスを
活かせないとヤバイですね。


源田が一ゴロに倒れて二死まで追い詰められますが、
次の打撃の天才児・森低めボール球でしたけど、
初球から積極的に
上手くタイムリーを打ち込みましたね。


内角の低いボール球を一歩引いて溜め込んで上手く拾い打ち
走者一掃となる貴重な大きな
先制3点の奪取に成功しました。
ただ、森は暴走して森が三遊間してアウトになりましたが。


でも、高橋礼はその後も
渋太い粘り強い投球を繰り広げられ、
追加点を得ることができません。
6回には二死からおかわり君栗山が、
双方とも同じように
軽打狙いで、外角球に逆らわず合わせて流し
彼らの連打によりチャンスを築きますが、
外崎が打球が伸びきれずそれを活かせませんでした。


外崎も四球は2つ選びましたが、
高橋礼には全く合ってませんでしたね。


結局、高橋礼には6回を投げられてしまい、
5安打&1四死球で3点しか奪えませんでした。
3回終了時までにリードを奪えたのは良かったですが、
その後が続きませんでしたね。


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で、鷹の二番手には、点差が2点しかなく、
鷹の方も負けられませんから、
また勝ちパは高橋純以外、2日は休ましていますので、
鷹はビハインド展開でも勝ちパのモイネロを投入します。



ただし、モイネロは抜け球も多く目立ち
制球難の状態に陥っていましたね。
実際にその隙を突いて、
四球を絡めてチャンスを築きましたが、
それを活かせず追加点を得られずに終わりました。


球は荒れているのですが、
ストレートは妙に決まったりしており、
制球が乱れて自滅しそうでも、
155km/h前後になるストレートを投げ込まれて
タイミングが合いません。


とにかく、
カーブやスライダーの緩い変化球と
さらにその速いストレートにより
緩急を活かされて
モイネロを攻めきれませんでしたね。


でも、8回裏、三番手の甲斐野が
連続与四球になって自滅しかけます。
そして、一死一二塁で打席に入った山川は、
初球を弾き返して、貴重な追加点を稼ぎました。
このときの球はど真ん中であり、
(与四球が連続してストライクが欲しかった?)
まさに『四球後の初球を狙い打ち』の格言の如く、
初球のど真ん中を弾き返し、
貴重な1点を得ることができました。


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さて、下表は優勝ラインです。


とにかく、今日の勝ちはとても大きな1勝となり、
その結果、首位の座を奪えて良かったわけですが、
首位の座もまだまだ流動的です。
今日の勝利で一番良かったことは、
獅子が勝って、鷹が負けて
1試合消化したことにあります。


明日、千賀に抑えられて、
十亀が滅多打ちになってしまたら、
まさに『一日天下』になってしまいます。


そして、一番不安なのは
鷹がハム&オリと各々5戦当たる10試合ですね。
確かに、ハム&オリはこれ以上、
失うものがないから、ノビノビ戦ってきます。
しかし、
オリは鷲の岸を打ち込んだのに逆転負けを喫しているし、
ハムも昨日は目標のある鴎に完敗しました、
さらに、今日のハム&オリは、ともに、
CS出走権を賭けて戦う鴎&鷲に敗れています。


結局、ハム&オリは目標を見失って気力も低下
という印象ですね。


そうなってしまうと、
ハム&オリと戦う試合が残っているにとって
ハム&オリ戦は絶好のサービスタイムになってしまい、
鷹はハム&オリを相手にする10戦が
下手をすると10戦全勝とか、9勝1敗とか
今後の優勝争いに大きく響きそうな懸念があります。


もしそこで9勝1敗をやられてしまうと、
前述した「優勝ライン」一覧表を見ると、
こちらは残り13試合で10勝を挙げないと厳しいです。


首位に立ったとはいえ、
まだまだ予断を許さぬ問題点が山積しています。


いずれにしても、
勝って!勝って!勝ちまくれ!という
過酷な優勝争いはまだまだ続き、
それを乗り越えて行かなければ、
目標の実現はありません。


明日は千賀が相手であり、
基本はロースコア勝負の展開になりやすいので、
十亀さんには、楽ではないけど、
踏ん張ってもらいたいです。


一方、獅子威し打戦の方は、、
やはり鷹に勝つ基本は、先発を叩いて
序盤からリードすることにありますから
鴎がノーノーをやられたときのように
千賀が無双モードに入ると辛いですが、
千賀自身も前回130球を投げて
今回は中5日で挑んで来ますので、
また鷹も追い込まれているから、
立ち上がりには不安を見せる可能性もあるので、
その隙を突いて猛攻しかけたいですね。


鷹がハム&オリ戦に当たる前に
獅子が自ら離せるだけ離す!
明日、厳しいことに変わりはありませんが、
この直接対決の最終戦は、自らが戦えるので
それを実現する可能性がある戦いですから。