下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【オリ最終戦(MLD)】貧打の中、共熱カップル!?ネコ源のタイムリーが決め手となるギリギリ『れおほ~\(^o^)/』最後の最後まで「スリル演出」を盛りすぎのエンターテイメント。そんな「演出」はいらんねん!

昨日は打てずに今年のオリ戦「負け越し」を決めました。
今日はオリとの最終戦です。

今日は観戦しにメラドへ行きました。
ここから応援です。
A席も近いですが、
S席は、球筋もわかりやすく
A席とは格段に違いますね。
たった千円差ですから、
プレミアムシートなら断然S席ですね。


今日のスタメンです。

今日は、昨日、2打席連続見三振した木村を下げ、
外崎をライトに据えて、山野辺を9番セカンドに入れました。
マスクは、岡田に被らせました。


一方、オリの方は吉田正が4番に入りました。
立ち上がり初回に不安を抱える松本にとって、
必ず初回に回ってくる3番の吉田正の方が嫌ですから、
ある意味、
松本が初回を気楽に投げるためには、
この打順は助かりました。


で、今日の結果については、
ギリギリでしたが、オリ最終戦を
何とか『れおほ~\(^o^)/』で凌ぎました。

序盤2回裏に
ネコ源の連続タイムリーで
先制し、それで雌雄を決しましたが、
相手のドラ1宮城に立ち直られて、
打線はそれ以降、店じまい。。。


『しげる』降臨!


まず初回表についてです。


先発・松本に関して、
不安を抱える立ち上がりの初回表
になります。
しかし、松本は
テンポ良く投げ込んで、
自慢のストレートで推して、
最後の安達には、
変化球で緩急を活かして交わし、
危なげなく三者凡退に仕留めました。


◆福田から奪見三振

◆ストレート攻めから変化球を投げ込み、
 安達のタイミングをハズして中飛に凡退


初回裏には、
相手の先発ドラ1宮城
ストレートとキレのあるスライダーで
緩急を活かしながら、投げ込まれます。


二死から栗山
体勢崩されながらですけど、
外角スライダーを踏み込んで
腕を伸ばして合わせながら流し、
左安打で打って出ました
が、
栗山がそうして打たねばならぬ状況下に陥ったように
宮城のスライダーもキレがあります。

しかし、山川が続きません。
2球目の内角攻めで手が出ず、
内角を意識させられながら迷わされ、
3球目の外角球へ踏み込めず手が出ず、

そのまま追い込まれます。
で、最後の4球目は内角スライダーを
低めに決められて空三振です。


◆山川1打席目(初回)3球目
 前の球で内角を意識させられ、
 踏み込めず、外角球に手が出ず。

◆山川1打席目(初回)4球目
 追い込まれて、内角低めスラで空三振


山川について、昨年までを対象に見ても、
ホームランを大量生産してきましたが、
全盛だった中村と違って、
投手は、内角に投げ切ってしまえば、
山川の一発はほとんど阻止できるという
くらい
山川自身、
内角攻めへの苦手意識
を抱えています。


今までのホームランを見ても、
山川の本塁打のほとんどは
内角以外で打ったものばかり
です。
ここは、良い頃の中村との違う特徴ですね)


確かに、千葉でロッテ福浦の引退試合で
空気が読めなくてスミマセン逆転弾を
内角球で打ったことなどありますが、、、


山川の内角に対する成績は次のとおりです。
2016年 28打数 7安打(打率0.250)4本塁打
2017年 52打数15安打(打率0.288)3本塁打
2018年 105打数 28安打(打率0.267)2本塁打
2019年 98打数11安打 (打率0.112)2本塁打
2020年 56打数5安打 (打率0.089)1本塁打
(2020年は昨日まで)


今年を含む通算5ヶ年における内角球の成績は、
339打数66安打(打率0.195)12本塁打


結局、通算で見ると、
全ホームラン153本のうち、
内角球で打ったホームランは
たったの約8%の12本のみですね。


また、昨年&今年出見れば
内角球の打率が低迷
しており、
相手投手は、内角に投げ切れば、
山川にはほとんど打たれません(打率0.104)。

あからさまに苦手になっています。


逆に、例えば、中村の場合は、低めが弱いんですが、
昨年の内角における成績は、
102打数28安打(打率0.275)であり、
全本塁打30本のうち5本を内角から打っています。


中村は一昨年とか不振の波もあったので、
最後に本塁打王の座に輝いた2015年を見ると、
(2011年はデータ入手できず)
中村の2015年における内角の成績は、
118打数37安打(打率0.314)であり、
全本塁打37本のうち11本を内角から打っています。


それだけに、
山川も、この苦手な内角攻めを講じられ、
来る球が「内?」or「外?」で
惑わされているため、
金縛り状態になって
身体の動きが鈍化しているから、
手が出ずに見逃したり、
反応も遅れて凡打や空振りになったり、
半端なスイングになって倒れていますね。


山川の次ぎの2打席目も、
追い込まれてはいましたが、
2球目にインハイを攻められて、
最後は、泳がされながら
外目のボール球へ強引に手を出して、
三ゴロに引っかけていましたね。


やはり山川が
戸惑いを少しでも減らしていくためには、
(また苦手にしているから戸惑いも増す)
良い頃の中村が内角球を仕留めていたように、
山川自身も、
内角球の苦手さを克服して

打ち込むことがでいなければならず、

今は、苦手を克服して
もっと上へ行けるか?否か?
それが問われる、その分岐点に
差し掛かっている気もします。


とにかく、
獅子威し打線の中核である山川
活躍できないと
獅子の未来は閉ざされたままですね。
目覚めてくれないと、困りますね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の2回表については、
先頭の吉田正に打ち込まれましたが、
ライト外崎がダイビングキャッチ
松本を助けましたね。


外崎の守備能力は凄いですね。
いきなりライトでも動けるわけですから。
外崎は、ライトの場合、
前に突っ込む捕球が上手いですね。


ただ、モヤ外角低めを弾き返されて
中安打を打たれました
ね。


モヤのリーチは長いため、
外角低めでも
ストライクゾーン内では届きます。
ボールゾーンで勝負せねばなりません。


そのため、モヤを相手に外角を攻めるなら、
偶然の産物となるシュート回転した球ではなく、
意図して制御するシュートを駆使して、
ストライクゾーンから外のボールゾーンへ流すこと
有効になります。


ただし、
内角を攻めてシュートでフロントドアを決めるには、
ギリギリに直前で入れないと危険です。


外角低めに落とすのであれば、
もっと落とし込んで投げ込むか、
(この打席では落とし切れていませんでした)
シュート変化しながら落とし込む
サークルチェンジで攻められたいです。


松本はサークルCやシュートを持ってませんから、
フォークをもっと落とさねばなりません。
それでもファウルで当ててきますが。。。


ところで、話は変わりますが、
今日、9番セカンドでスタメンだった山野辺について。


ちょうど、モヤの打席において、
守備に関して気になったことがありましたので。


今日の山野辺は、打撃において
2回裏に与死球で出て先制点奪取に貢献し、
7回裏に外角高めのボール球でしたが、
ストレートを捉えてフェンス直撃の二塁打を打ちましたね。


◆2回裏の与死球
 ちょうど売り子のお姉さんが通過して
 過ぎたら、山野辺が踊ってました。

◆7回裏の左二塁打
 完璧に捉えました。


また、8回表二死では、
安達の二遊間を抜けそうな当たりを、
スライディングキャッチで好守を魅せ、
次の吉田正に回さず、平良を助けましたね。
これはこれでGood Job!であり、
最終的な点差を考えると、
この好守は勝利に貢献したと思います。


ただし、このときの安達の当たりは、
捕球できなかった
2回表のモヤの中安打のときとよりも
打球の速さは遅かったです。

(打球コースはどちらも似ています)


8回の打球が捕球できるならば、
2回の打球も捕球できる可能性はありましたが、
結局、それらの結果の違いには、
基本的に打球の速さの差が響きましたね。


ただし、2回表、モヤが打った時の
山野辺の動きを見てみると、
始動がちょっと遅いですね。


打球が松本の横をすり抜けるタイミングで
山野辺自身、動き始めていました。


山野辺自身、
セカンド技術を上げるためには、
そういう始動の機敏さを向上されたいです。


そのためには、
打球方向を瞬時に判断する感性
もっと鋭くしなければならず、
確かに、それが難しい課題であるわけですが。。。


外崎の場合、
野生の感&身体能力の高さが凄いことが大きいですから。


少なくとも、少しでも早く動けるよう、
スプリットステップくらいはやりましょう。


西武内野手陣では、
源田や水口がスプリットステップをやっていますね。


とにかく、やれることは何でもやる!
構えているだけでは、動きは速まりませんから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
話は反れましたが、
2回表に話を戻しますと、
松本は走者を出しましたが、失点を許さず凌ぎます。


その直後、2回裏には、
一死から外崎がボテボテでしたが、
間に合って内野安打で出ます。
このとき、リクエストになるかな?
と思いましたが、大丈夫でしたね。


で、次の中村は、
打ち上げたかな?と思いが、
ポテンヒットで上手く打ち込みます。
相手も深く守っていたので、
余裕で間に合いませんでしたね。
外崎が三塁まで一気に陥れます。

ただし、岡田が三振に倒れて二死になるものの、
山野辺が死球で出塁し、
二死満塁で金子の打席を迎えます。


それで、金子は追い込まれていましたが、
低めを上手くすくい上げて
見事に技ありの2点タイムリーを放ちましたね。

しかも、次の源田も
高め初球を軽く流してもう1点奪います。

ネコ源の連続タイムリー
チャンスをしっかりモノにしましたね。

二死に追い込まれながらも
打線が続いたことは評価できます。


どんだけ、仲が良いんだ(^_^)


ただし、ここで獅子打線は
2限目で早退するような
店じまいになってしまい
これ以降、得点を稼ぐことが
できませんでしたね。


しかも、相手の先発ドラ1宮城には、
それ以降、立ち直られてしまい、
無安打無四球の三凡祭りで料理されましたね。


次に打ったのは、投手が交代した
7回に山野辺が1本、8かいに栗山が1本のみでした。


オリ宮城もルーキーですが、
ドラ1なのも伊達では無かったですね。

えなり君を老け込ませたような顔ですが、、、
宮川も顔はルーキーではなく、
平井と並んで、どっちが先輩?という風格ですが。。。


ストレートキレのある変化球
緩急を活かされながら、
獅子打線は翻弄させられました。


ちなみに、次は6回裏にスパンジーが
外角低めスライダーで空三振をしたときの
連続写真の抜粋を示します。
スライダーが
かなりキレ良く曲がっていましたね。

↓↓↓ここでスパンジーが打ちに始動します。

↓↓↓スパンジー「あっ、曲がる!?」

↓↓↓スパンジー「あっ、球が逃げていく!でも、もうバットは止まらん!」

↓↓↓スパンジー「嗚呼、やっちゃった(><)」


結局、宮城から打ったヒットも、
源田は、相手が失点して動揺している隙を突き、
初球の甘く入った高めを打ち込みましたが、
栗山も、金子も、巧みに打ったヒットでしたが、
体勢を崩されながらでしたね。
外崎や中村のヒットは、
打球としては打ち獲っていましたから。


確かに、ソフバンあたりは、
序盤や前半戦に得点を稼いで、
その後は店じまいとなって、
あとはそのリードを死守する
『先行逃げ切り』野球が目立ち、
そういう展開を得意としています。


なんか、福岡で鷲に三タテ食らわして、
目下8連勝と、勢いついていますが、
例えば、金曜日&土曜日の鷲戦では、
金曜日は3回までに7点を奪取して、
土曜日は前半5回までに5点を奪取して
打線は、それ以降、店じまいで
先行逃げ切りで勝っております。


その2戦はともに大量点を稼いでいますが、
ソフバンの場合、
序盤や前半で点差をそこまで離さない
小差リードでも「先行逃げ切り」を果たします。


だから、鷹は
自らが「先行逃げ切り」を
得意としていることを熟知している
ので、
序盤に得点を稼ぐことに
もの凄く集中、専念してきます。


そのようにソフバンが得意とする
「先行逃げ切り」展開は、

ある意味で、
後ろの「勝利の方程式」が確立している
今の野球において、
勝つための『基本展開』であり、
(今の野球では、先行した方が有利になる傾向)
ソフバンは
その基本に忠実な戦い方をするので、
安定して結果を残しやすいです。


それには、
①先発が試合を築くこと、
②後ろに強靭なリリーフを
 備えていることと、
投手陣の働きが重要な要になります


その他に、
③相手より先に得点する攻撃力も必須ですが。


獅子も、今年は、昨年と比して
森脇や平良の成長、宮川らの加入により、
後ろに強靭化を図っております。


まあ、来年のFA騒動でどうなるか?の懸念は残りますが。
また、適切に運営しなければ、
その宝は機能せず腐らしてしまいますが。。。


少なくとも、それら懸念事項は置いておけば、
勝ちパの強靭化を
図ることができていますから、
『序盤から先行⇒逃げ切り』展開
基本的に狙う野球やっていく方が
安定して勝つためには得策であり、
近道とも言えます。


昨年までの獅子は、どちらかと言うと、
(今年もそうですが)
イニング別得点を見てもわかるとおり、
序盤で得点を稼ぐというよりも、
中盤で得点を稼ぎやすく、
逆転野球の方が得意だったりします。


ただ、その展開は、基本的に
相手が勝ちパを投入しやすくなるので、
得点を稼ぐのが難しくなりやすいし、
こちらも勝ちパを投入する際、
イーブンやビハインドでも
接戦展開なら投入せねばならなくなり、
リリーフの消耗度が大きくなりやすいです。


すなわち、
中盤で得点を稼ぐとか、
逆転野球というのは、
序盤からの先行野球より、
勝つためにあまり効率的ではなく、
安定度は低くならざるを得ない
という
デメリット
があります。


せっかく後ろに宝となるリリーフがいるのだから、
それら宝の勝ちパを投入しやすい先行展開に持ち込みたく、
できることなら、序盤からリードして
先発投手の援護もされたい
ですね。


要は、鷹のような
先行逃げ切り野球を目指したい
です。


ただし、先行逃げ切り野球をするには、
もう一つの条件「①先発陣の働き」
欠かせませんね。


鷹の場合、小差リードでも、
投手陣の働きでそのリードを死守して逃げ切ります。


ただ、獅子の場合、
まあ、増田とか、今日のように、
スリル満点のエンターテイメントにしやすいですが、
基本的には、勝ちパ投入ができる展開を
終盤まで持ち込めば、計算が立ちます。


一方、先発に関して、
次期エース候補性である光成や松本には、
ただ試合を築くレベルで止まらず、
たとえ、ロースコア展開でも、
相手より先に失点しない、
リードを奪われない
勝つ投球ができる
エース級の投手になってもらいたいので、
3点ももらえたら、
しっかり逆転を許さず勝ちパに継投するか、
自ら最後まで投げ切るか、が求められるので、
勝ち試合に導かねばなりません。


ただし、チームが優勝を狙って行くためには、
当然、その2人だけでは足らず、
でも、チームの状況を鑑みれば、
先発が必要な6駒の大半が
そのレベルまでに達することは現実的に難しいから、

光成や松本以外のときに
負けやすくなってしまいます。


それでは、単純に考えても
6連戦で2勝4敗、3勝3敗のペースから
抜け出せなくなります。


しかも、
6回を投げ切れないことも多いですから、
リリーフ陣に負担も嵩みますので、
②の勝ちパが機能しなくなる面
もありますね。


ただし、今年のリリーフ陣が疲弊した理由には、
先発陣がしっかり長く投げることができなかったこと
もありますけど、
そればかりではありませんね。
ここでは、それを語りませんが、
それは肝に銘じておかねばなりません。


ソフバンと違って、
打線の方も、序盤を稼ぐとともに、
ビックイニングでなくても、
中押しダメ押しが欲しいですね。
少なくとも、
そのどちらかが欲しいですね。


今日の展開であれば、最低限、
中盤までにもう1点欲しく、
それがダメだったら、せめて、
7回又は8回の走者を
しっかり還して欲しかったですね。


要は、先行逃げ切りの野球を
基本的に目指すものの、
そのためには、
①先発陣の働き、
②勝ちパの働き、
③序盤から得点する攻撃
が求められるわけですが、
獅子の投手陣(特に①)は、
鷹ほど強靭ではない
ですから、
鷹のように打線を早々に店じまいして
中だるみ、後だるみをしている余裕が無いため、
投手陣は①②を実現するよう、
でできる限り頑張る
とともに、
昨年までのように、
得点の荒稼ぎまでは行かずとも、
打撃陣も
③の序盤の得点ゲットのみならず、
もう少し追加点を稼ぎ投手陣を支え、
投打で相互に働かれたいです。


今月10月は15試合を消化し、
1試合平均失点は4.0点であるのに対し、
1試合平均得点は3.2点しかありません。


先月9月の26試合では、
1試合平均失点は4.5点でしたから、
今月の投手陣は先月より良化していますが、
1試合平均得点は3.8点と大きくなく
今月はその得点よりさらに低下しています。


1試合平均で見るならば
せめて
失点は4点未満に、
得点は4点超を目指し、
その得失点差を毎月プラス
にしておきたいですね。


今年、通年でみれば、
前半で稼いだ得点があるので、
1試合平均得点は4.05点ですが、
月別で見たときに、
4得点以上はキープしたいです。


さすがに平均得点が3点台前半では、
投手陣も現実的に厳しくなりますから。


結局、今日も3点しか得られなかったのは、
しかも、攻略は1度のみで終わり、
反復攻撃をできなかったのは、
確かに、宮城がドラ1らしく
立ち直ったこともありますが、
どちらかというと、
獅子打線の状況の悪さの方が
大きな要因になっています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
話はだいぶ逸れてしまいましたが、
そういえば、無失点で凌ぎましたけど、
看過できないのは、
3回表における松本の悪送球ミスですね。


前回の楽天戦でも、
バント処理を悪送球でミスをしました。


3回表、一死から小田に出塁されましたが、
次の佐野を投手ゴロに打ち取りましたが、
一塁走者を刺そうと、二塁へ送球したとき、
悪送球になって源田が捕球できませんでした。
山野辺がカバーをして後ろに逸らさず済み、
三塁ベースを陥れられなくて良かったですが。


先制点をもらった直後の出来事であり、
気が緩んだ?という見方もできると思いますが、
ハタから見て、思ったのは、
小田も、佐野も足は速いですから、
二塁を急いで刺さなければ!という
気持ちがあまりにも過度に強すぎたため、
要は、気負い過ぎているため、
気持ちばかり焦って手元が狂った、


しかも、このイニングは援護してもらった直後ですから、
何としてでも無失点に凌がねば!
意識をしすぎて、併殺も頭によぎって
さらに焦った可能性もあります。


前回の楽天戦でも、
Aクラス入りを決めなければ!意識しすぎたのか、
立ち上がりを抑えなければ!意識しすぎたのか、
何を焦っていたのか?わかりませんが、
気負い過ぎて、動きが鈍化しており、
手元は狂って制球が乱れ、
第一歩の始動は遅くカバーも遅れたし、
焦りばかりで悪送球もしていました。


これは、松本に限らず、
他の者にも通じる話ですね。


例えば、今の貧打線もそうです。
打てない
 ↓↓↓↓
打たなきゃ!
 ↓↓↓↓
迷う・戸惑う・悩む

どうすりゃ良いか?
球筋が読めない、裏目に出てしまう!!!
 ↓↓↓↓
冷静さを失い焦り(大振り)、
力み(凡打)、金縛り(見逃し)など
 ↓↓↓↓
打てない


まさに、不振に陥るときによく見られる、
パニック気味の負のスパイラルです。


しかし、そこの感情コントロールを
していかなければ、勝ちは見込めません。
心は熱く、頭は冷静になるようにしていくための制御です。


技術的な差も勝敗に響きますが、
プロの一軍というレベルにもなれば、
レベル高いプロの戦いになればなるほど、
感情の制御力の差が
雌雄を決しやすくなりますね。


一般的にも、
「勝ちたい気持ちが足りないからだ!」
「勝ちたい執念が足りないからだ!」
「気合が足りないからだ!」
「真剣さが足りないからだ!」などが言われたりします。


勝ったら勝ったで、
「気持ちが強かったから」
「執念が違ったから」などが言われたりします。


もちろん
「勝ちへの執念」はもの凄く大事であり、
それが足りなければ、戦えませんね。
ましてや、プロは高レベルの戦いですから、
その執念の強さが大事になってきます。


しかし、そこばかりがクローズされやすいですけど、
「勝ちへの執念」が強すぎるからと言って
勝てるわけではなく、

逆に強く意識しすぎることで、
自らを緊張状態に追い込んでしまい、

自らの身体の動きを萎縮させたり、
余計な力みを生んでしまうなど、
過剰に伴う逆効果も見られます。
ある意味で、
『空回り』『イレ込みすぎ』というやつですね。


「勝ちへの執念」を強く持ちつつも、
「常に冷静沈着」にいること

すなわち、
レベル高い戦いになればなるほど、
「心は熱く、頭は冷静に」
なることが大事になってきますね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、話は脱線しまくっていますが、
松本はもう1イニングくらい
行けそうに思いましたが、
6回できっちり交代してしまいましたね。


で、二番手、三番手には、7回&8回で
『菌活コンビ』の森脇&平良が登板しましたね。


森脇はフォークをあまり使いませんでしたが、
危なげなく抑えましたね。


◆今日、マルチ安打の小田を奪空三振
 高めストレートで奪空三振に。
 その前の緩い球からの速球で
 緩急を活かしてタイミングを狂わせていました。


平良はストレート中心で打ち獲ってはいましたが、
球速は一昨日より遅くなっていましたね。
山野辺に助けられた面もありましたが、
三者凡退に抑えましたね。


◆福田から奪空三振
 その前にカーブを見せておいて
 そのカーブで追い込み(福田も首をかしげていた)
 最後はストレートを投げ込み、
 緩急を活かして空振りを奪いました。
 最後は「着払い」となり完全に振り遅れてましたね。
 振っているときには、既にミットに収まっていました。



ただ、問題は最後の守護神・増田ですね。。


先頭の吉田正には、
左中間を割る二塁打を打ち込まれます。
まあ、吉田正だからしょうがないかな、という気はしますが、
ストレート一辺倒で単調すぎましたね。


それでも、モヤには、
ストレート勝負の中、
変化球で鋭いファウルを打たれましたが、
タイミングは振り急いで合ってませんでしたね。
また、打球は鋭く危なかったですが、
打球はライト線で右へスライスして流れたので、
ラインは、十分、切れる軌道でした。
最後は、インハイへストレートを投げ込んで
空三振を見事に奪い、
あと二人です。


で、前回の京セラで
一発を打たれているT岡田ですが、
2球目のストレートは振り遅れていましたが、
そのストレートでタイミングも修正されており、
次のストレートが真ん中に甘く入り、
弾き返されましたね。
背面捕球をしようとした金子は、
グラブで一旦、掴みましたが、
ポロリと落としてしまい、
タイムリーとなって1点差に詰め寄られます。


さらに、伏見にも、三遊間を抜く左安打を
打ち込まれて一死一三塁の大ピンチに。


これでもう1点入ると、同点となるので、
一塁走者も還ると、逆転になるので、
何としてでも死守して増田で締めたいところですが、、、
おいおい、大丈夫かよ?
いつもの如く盛り上げ、

スリル満載なサービスを。。。


そこで、しょんぼりジョーンズが代打で出てきて、
犠牲フライでも1点を失う場面でしたが、
初球の高め釣り球(ボール球)に手を出して、
打ち上げてくれましたね。

スパンジーが掴んで三邪飛で、
とりあえず、二死に持ち込みます。
(これで犠牲フライは無しに)


で、今日、マルチ安打の小田と対峙します。
最後は、内角球で詰まらせて
打ち上げてくれましたね。
山野辺が一塁線付近で捕球しました。


呉が後ろへ下がっているとき、
まさか、交錯しないよね?
お互いに遠慮してポトリはないよね?
一瞬、心配になりましたが。。。


まあ、クローザーの場合
リードを死守さえすれば、勝利で試合終了になるため、
例えば、3点差あれば、2点までは大丈夫、
2点差あれば、1点までは大丈夫
、と考えがちです。


以前、上原氏がそのようなことを言ってましたね。


その代わり、セットアッパーの場合、
3点差あっても、役目を終えてもまだ試合が続くから、
1点失うことで、流れを引き渡してしまうことを恐れるので、
1点も失点が許されない、と。


だから、上原氏は、
どんな状況でも絶対的に
ゼロ封しなければならないセットアッパーより
リードを死守さえすればいいクローザーの方がやりやすい
というようなことを言っていましたね。


ただ、増田自身、
抑えてセーブポイントを稼いで
救援失敗がほとんど無いのですが、
盛り上げすぎの
冷や冷やのスリル満点な演出

多く見られますね。


増田の場合、40試合登板して
失点したのは9試合あります。


防御率は2.02であるのに対し、
被打率が0.233、被出塁率が0.277
被長打率が0.353.被OPSが0.630
WHIPが1。08です。


参考までに平良を見ると、
平良の場合、44試合登板して
失点したのは8試合あります。


防御率は1.70であるのに対し、
被打率が0.121、被出塁率が0.305
被長打率が0.182.被OPSが0.487
WHIPが1。02です。


平良の場合、与四球が多いため、
出塁率が高い傾向にありますが、
増田の場合被打率や被長打率が高く、
「打ち込まれている」ことが目立ちますね


また月別登板数と三者凡退の試合数を見ると、


6月 5試合登板、三者凡退試合4個
7月 8試合登板、三者凡退試合6個
8月 9試合登板、三者凡退試合1個
9月 10試合登板、三者凡退試合3個
10月 8試合登板、三者凡退試合1個
合計 40試合登板、三者凡退試合15個(0.375)


猛暑の8月以降、三者凡退試合が少なく、
6月や7月と比して、
三者凡退で終わる試合の割合

少なくなっていますね。


疲労が蓄積される中、打ち込まれても
守護神として、
リードだけは何とか死守している
というところですね。


ちなみに、ソフバンの金ジャラ森の場合は、
44試合登板して
失点したのは11試合あります。


防御率は2.27であるのに対し、
被打率が0.209、被出塁率が0.265
被長打率が0.266.被OPSが0.531
WHIPが0.98です。


やや打たれている傾向はありますが、
増田ほどではないですね。


森の月別試合登板数と三者凡退試合数を見ると、


6月 4試合登板、三者凡退試合2個
7月 12試合登板、三者凡退試合9個
8月 14試合登板、三者凡退試合7個
9月 8試合登板、三者凡退試合2個
10月 6試合登板、三者凡退試合1個
合計 44試合登板、三者凡退試合21個(0.477)


終盤の2か月間は
三者凡退試合も少なくなっているようで、
疲労の蓄積が影響していそうですね。


ただし、8月までは抑えていたので、
増田より三者凡退試合数が1割ほど高いです。


増田の場合、変化球が覚えられないから、
平良ら以上にストレート一本槍の部分があるため、
(全体の3/4はストレート)
相手も絞りやすくはなっていますね。


※ストレートの投球割合
 平良:約58%、増田:約76%
 ギャレット:約61%


しかも、ストレートの頻度は、
昨年の約70%より増していますから、
相手はさらに絞りやすいのは確かです。


ただし、昨年と比べて、
被打率、被長打率は高くなっており、
奪三振率が減っています


ストレートの平均球速は、
昨年が148.8km/hであるのに対し、
今年は148.2km/hですが、
そう大きな差というわけではありません。
球速はそれほど落ちているとは言い難いです。


しかし、ストレートの被打率空振率を見ると、
昨年は、被打率0.200、空振率14.2%であるのに対し、
今年は、被打率0.248、空振率 7.2%で悪化しています。


もちろん、
ストレートばかり投げる頻度を増やし
一本調子、一本槍の傾向が昨年より強いので
絞り込まれて、打ち込まれやすいことは、否めませんが、
それと併せて、
ストレートのが低下している可能性も残り、
年齢的な衰えも否めませんね。