下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鷹戦カード】鷹が得意とする『先行逃げ切り』に持ち込まないこと!それができなければ『敗戦濃厚』/それが「鷹戦であること」を認識すべし!序盤から全身全霊で集中して尽力せよ!ゲームのポイント時での対応を「棚上げ」するべからず!

昨日から苦手な福岡鷹との3連戦カードですね。


残念ながら、昨日は仕事で朝帰りだったので、
まともに見ることもできませんでした。


現在、鷲、鴎、ハム、牛を相手に
各個撃破を繰り広げ、
4連続カード勝ち越し中です。


当然、頂点に君臨するにも
勝ち越しは必須です。


この5カード連続が懸かる福岡遠征は、ある意味、
一面のボスキャラとの対決のようなものですね。
ボスキャラをしっかり倒して
「勝ち越し」をゲットし、

次週の二面へ進まねばなりません。


でも、昨日はいきなり出鼻
くじかれましたね。。。


ところで、昨日の試合前に
一軍と二軍の入れ替えがありましたね。


平井戸川が抹消され、
伊藤髙木が昇格しました。


まあ、平井はやむを得ませんね。
先発でも、中継ぎでも危ういですから。
ここは一息入れて調整されるのもいいでしょう。
しっかり調整して戻ってきて下さい。



一応、伊藤が昇格し、
ロング要員としては期待できます。
ただし、今の伊藤の力を鑑みれば、
敗戦処理展開で、
最大が3イニングというところでしょうか。


ただ、前日に消耗した武隈はベンチ入りしていましたね。


武隈そのものも、今の状態では
一軍相手では、苦しいですから、
しっかり二軍で調整させたいところだから、
ここは武隈を抹消して、誰かを上げて
リフレッシュ化も図りたかったですね。


確かに、武隈は、二軍戦になると、
今年は12試合して14回1/3を投げ、
失点したのはわずか2試合であり、
防御率は1.88ですから、
それだけを見ると、
一見、昇格してもおかしくはありません。


しかし、与四球率は4.40、
WHIPは1.53ですね。
7~8月の10試合、11回1/3で見ると
9試合は無失点に抑え、防御率が1.59ですが、
与四球が7個、与死球が1個、被安打が10個です。
与四球率は5.56、WHIPは1.59です。


まあ「出塁を許しても、失点許さず」
苦境に陥っても踏ん張れる、と評価されての昇格なのか?
よくわかりませんけど、
その成績は【二軍戦】のものですからね。


二軍が相手だから、失点しなかったかもしれないけど、
一軍が相手だったらもっと歩かせ、打たれるから、
溢れてホームに生還するし、炎上しておかしくないですね。


さすがに一軍で活躍することを見据えれば、
野手ほど、二軍成績が直結しにくいかもしれないけど、
せめて、もう少し二軍打者を抑えてないと厳しいですね。
結局、二軍戦で結果オーライの形で、
内容はダメ、という状況です。


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ところで、この鷹戦カードに話を戻しましょう。


最近の野球は、
後ろに勝利の方程式がしっかりしてきているため、
勝って行くには
『先行逃げ切り』が基本的に有利です。


獅子は逆転勝ちの展開が比較的、得意なタイプです。
(特に昨年までは)


しかし、鷹の場合、
イニング別得失点を見てもわかるように
勝つための基本に忠実となっているように
『先行逃げ切り』を得意とするチームであり、
それを意識して戦ってきますね。


獅子の球団別対戦の傾向も、
他球団には序盤にリードされていても
中盤で巻き返す展開は目立ちますが、
鷹戦の場合、そうもいかないことが多く、
勝つも、負けるも、
『序盤を制した者が試合を制する』特性が
他よりも濃い傾向にあります。


※3回終了時にリード、
 ビハインドのときの勝敗数
 (獅子の各球団対戦別2019年)


※3回終了時にリード、
 ビハインドのときの勝敗数
 (鷹戦2017~2020)



しかし、
昨日は、3回裏に先制点を奪われ、
それでも、その直後に追いつきましたが、
あっという間にすぐ引き離されて、
リードを再び奪い返され、

結局、鷹に主導権を奪われ続け、
鷹が得意とする展開のまま

先行逃げ切られた敗戦でしたね。


ニールは良く投げましたけど、
やはり打線が厳しく敗因ですね。


獅子の場合、
2得点以下しか得られなかった試合の勝敗を見ると、
今年は、先日、光成が勝ちましたけど
勝ったのはその勝利のみで1勝12敗
昨年は4勝27敗でしたね。


今の獅子が
2得点以下しか得られなかった試合を勝つのは

他球団以上に困難です。


ところで、昨日の試合で
まずは驚きだったのは、
こちらの打線のスタメンですね。。。


8番、ライト熊代・・・
まさに『ライパチくん』ですね。。。


現在、木村&将平の不在により
ライトに穴が空いた状態です。
それでも、
髙木&川越が入っておりますが、
確かに、守備の面では熊代の方が上です。


でも、問題は『打撃』ですね。


自動アウトの打席を設けると、
当然、打線は苦しみますね。


たぶん、栗山川越は、左腕が苦手なので、
中村不在で三塁手も穴があり、
山川では不安だから、任せず、
本職のスパンジーを持ってきて、
その分、メヒアと山川を出すために、
メヒアが一塁手、山川がDHとなり、
栗山は、疲労への配慮をして、
でも、DHの席は山川によりもう無いから、
自動的に繰り上がる形(消去法の形)で
レフトを髙木で埋め、ライトを熊代で埋めた
というところでしょうか。


しかし、いくら栗山が左を苦手と言っても、
熊代との比較では、
打撃力の絶対値の違いから、
熊代より、苦手な左を相手にする栗山の方がマシですね。


ある意味、
好調の打者が左腕を苦手としているので、
少し打てる投手を打順に入れてみた、
というのと似ているような問題点とも思います。


でも、今年の栗山の特徴の一つとしては、
今年の栗山は
左腕から打っているこですね。
その左腕から打ちまくっていることは、
ある意味、苦手・弱点の克服に伴う底上げにつながっており、
今年の栗山が好調であることの一因にもなっていますね。


栗山の左右別成績を見れば、
 対右:打率0.269、出塁率0.357、OPS0.782
 対左:打率0.356、出塁率0.479、OPS0.988


ただ、今日は栗山を休ませる!と決めていたからこそ、
今日のスタメンになってしまったのか?


でも、休ませるなら、それは、
こちらの駒レベルを上げたい強靱の鷹戦の時ではなく、
手頃なオリ戦の時が有効的、と思いますけど。。。


まあ、もし今日、急遽、栗山が体調を崩したとかだったら、
そのアクシデントでは、さすがに栗山を使えませんね。


となると川越ですが、
川越は、対左をもの凄く苦手にしていますからね。。。
今年は集計してませんけど、
昨年の二軍戦では、
左腕相手での打率は0.159と低迷してましたね。


そうなると、スパンジーを外野に持って行って、
次ぎに山野辺に白羽の矢を立てることになりますが、
山野辺も対左に弱いので、
打撃ならの方が選びやすいですけど、
呉のサードは、
フライの軌道を読めず、絶対NGレベルですね。


そうすると、熊代のスタメン策は、
消去法で残るかもしれませんね。


ただし、それには
栗山に直前までに何かアクシデントがあった
(体調不良、疲労蓄積等)、
ということが、
熊代スタメンの前提条件になりますね。


結局、熊代を「ライパチくん」で起用しましたが、
結局、打てない展開で負けそうな状況の中でも
代打すら出さず、控え野手は福岡まで来て
ベンチで野球観戦をしていましたね。



例えば、7回表の二死での熊代の打席


もちろん二死で厳しい場面ですけど、
8回になればモイネロ
9回になれば金ジャラ森が出てきますから、
事実上、7回二死は
最終回二死のようなものでした。



確かにビハインドでも1点差の場面ではあるから
まだまだわからないじゃん!とも言いたいですけど、
モイネロ&森は、
ここ1週間で1登板しかしていなく、
フル充電されている状態です。
フル充電されている奴らから
打ち崩すのはそう簡単ではありません。


その事実上、最終回の二死ともいえる
7回二死の場面で

熊代をそのまま打席に入れて
代打も使わない。。。


しかも、鷹は7回を投げる中継ぎを苦にしていましたから、
先発のムーアが7回も続投しました。


それだけに7回表は
球数が嵩んだムーアを攻める勝負処のイニング、
流れを変える可能性のあるイニング
でしたね。


しかし、あっさりとその7回表は終了。。。
鷹は、ここまでクリアすれば
もうゴールテープを切ったようなものです。


詳細はわからずとも、
一球速報を見ていて、
この時点で『負け』を確信しましたね。


まず、モイネロ&金ジャラ森の
実力とフル充電の状態を考えず、

勝負処を棚上げしたこと
鷹戦ではとにかく
鷹が得意とする
『先行逃げ切り』展開に
持ち込んではいけない
という意識が薄く、
しかも、それが終盤になったら
もっと厳しいことを考えていないこと


そういう首脳時の弱さ、浅はかさが
露呈された7回二死の熊代の打席でした。



そういうポイントを棚上げして
「もうちょっと後で」なんて
のんびりしたこと、チンタラしたこと
言ってられないのが鷹戦です。


もちろん、
獅子が序盤からリードしたからと言っても
それは勝つための『必要』条件であり、

『十分』条件ではありません。


しかし、必要条件ならその展開に持ち込むべし!


少なくとも
鷹が得意とする『先行逃げ切り』に
持ち込まないこと!


それができなければ『敗戦濃厚』
それが鷹戦ということを認識すべし!です。
序盤から全身全霊で集中して尽力せよ!
ゲームのポイント時での対応を
「棚上げ」するべからず!
です。


とにかく
今日&明日の残り2戦は
勝ち越すためにも