下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【CS1stステージ(楽天戦in所沢)】投手陣に関して:相手の先発布陣に関わらず雄星の緒戦は白星必須(先手必勝)。問題は第三戦にこじれた場合。岸は出てくるのか、逃げるのか?一方、中継ぎ陣は全員がストッパーになる充実度を備えるだけに「勝利の方程式」は柔軟自在に組みたい。

さて、間もなく開催される
クライマックスシリーズ
1stステージは所沢で楽天との対決です。
今日、パ・リーグの
レギュラーシーズン全日程が終了しますので
そろそろCSについて書きたいと思います。


投手陣について、野手陣について
2回に分けて書きます。

楽天とは様々なことがあり、
因縁深まった2017年になりました。
レギュラーシリーズでは
楽天に勝ち越し、順位も先着しましたが、
最後に笑うのは、
このCSの大舞台で勝ち上がった方ですから、
炎獅子祭りの勢いでCS1を突破しましょう。


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まず先発投手について。
今年の西武先発投手陣の鷹・鷲戦成績は
次のとおりです。


楽天と対峙するCS1については、
実力と相性を踏まえれば、報道通り、
第一戦:雄星、
第二戦:十亀
で順当でしょう。

確かに雄星では絶対に負けられないので、
相手の第一戦が則本と思われるから
雄星で負けるリスクが残るので、
第二戦が美馬とかなら、
第二戦に雄星をぶつけて着実に勝つ
ということも考えられます。


※楽天の緒戦先発は、
 8日ソフバン戦で登板した則本は
 89球しか投げずに降板したので、
 中5日でCS1緒戦に挑むでしょう。


しかし、
CS1は2勝したもの勝ちの
超短期決戦であることから、
先手必勝の方が有利です。


雄星を第二戦にまわす場合、
雄星が楽天に無敗とはいえ、
この第二戦は、
追い込まれた状況での戦いになるので、
こちらが不利になります。
やはり報道のとおり
雄星は緒戦でぶつけ、
緒戦を獲って王手を掛けた状態
第二戦は十亀で行きたいです。


もちろん、
雄星が楽天に無敗の8連勝であり、
則本をある程度打ち崩してきたとはいえ、
則本を一線級を相手にする大舞台では
則本も万全に気合を入れてくるので、
勝算は五分五分又は六分四分
というところでしょう。
貧打に伴って雄星見殺しというケースが怖い)


とにかく、2勝した者が勝ち
という超短期決戦の戦いであることと、
絶対的な信頼を置ける先発
こちらには雄星しかないのに対し、
あちらには則本、岸の二枚看板がいることから
CS1は、基本的に
楽天の方に分があること

を否めません。


その看板枚数の差を考慮すれば、
こちらは雄星で負けるわけには行かず、
雄星登板時は勝算が五分五分であろうが、
こちらがCS1を優位に戦っていくためには、
雄星で緒戦を必勝すること
が重要な条件になります。


逆に楽天側から見れば、
雄星vs則本で緒戦を落としても
岸で必勝すれば、あと1戦は出たとこ勝負
という感じ???
ただし、
岸は10日ロッテ戦に登板なので、
岸はCS1に出てきたとしてても
中5日で第三戦になりそうです。

中4日で第二戦はないでしょう。
でも、第三戦は美馬という報道もありますから、
岸はCS1に出てこない???


となると、楽天は
第1戦:則本、第2戦:藤平か誰か
第3戦:美馬ということ???
第三戦=美馬という報道はブラフな気もしますけど。。。


もし私が楽天の監督なら、
岸を消化試合である今日のロッテ戦
先発させず、CSへ向けて温存します。


しかし、今日は楽天にとって、
レギュラーシーズン最終戦・・・・
しかもホーム最終戦だから、
CSより最終戦の営業面を優先したのか?
(岸でホーム最終戦の集客効果を期待?)
でも、今日のロッテ戦で出したとしても、
普通は中5日で第三戦に岸を用意させますね。
(美馬は第二戦)
またまたレギュラーシーズンに続いて
獅子をナメて鷹を重視して温存?
もしくはブーイング予感の所沢を回避?
(登板拒否?)


とにかく、
楽天先発投手陣の中で
一番打ち崩せない相手は岸です
から、
岸がどこに出てくるか?
CS1の重要な焦点になります。


もし鷲さんがレギュラーシーズンのように、
獅子をナメて、鷹を重視して
岸を鷹戦に温存してくれるなら、
ちょっと腹立たしいですが、
それほどありがたい話
ありません。

そうなれば、
絶対的信頼を置く先発が
双方1枚ずつとなりますから
(こちらは雄星、あちらは則本)
五分の戦いに持ち込めます。
万一、雄星vs則本の第一戦を落としても、
第二戦、第三戦の美馬や藤平などを
潰せばいい
わけですから、
そこでも五分の戦いになります。
岸ではなく、美馬やその他になった方が
こちらの勝算は高くなります
から。。。


でも、一応、岸も待機はするでしょうから、
第三戦に持ち込みたくはないです。
もし、CS1が第三戦に持ち込まれて、
岸がCS1の第三戦に登板となったら、
第三戦は勝った者がCS2へ行けるわけですから、
厄介ではあります。


こちらは先手必勝の土日連勝で
第二戦目までに決着つけたいです。
とにかく
岸の出番無く鷲を撃沈せよ!
岸という宝を持ち腐らせよ!
です。

まあ所沢で開催だから、
 営業面からは第三戦をやった方が良く、
 3億円は魅力であるが、、、
 日本シリーズに行きたければ、
 その第三戦の収入3億円は捨ててでも
 第二戦までに決めた方が良い。
 第三戦がない方がCS2でも助かるでしょうし、
 日本シリーズに行ければもっと儲かる。
※どのみち、第一戦は勝利必須です。


さて、西武側の
先発の布陣に関する深刻な問題は、
1勝1敗となって
第三戦にこじれた場合です。
岸が出てきたら不利ですし、
他が出てきても
ヒケをとるわけにいかないです。
では、第三戦の先発を誰に?
です。


まずウルフについては、
好鷹嫌鷲の傾向ですから、
CS2の鷹戦に温存は明らかです。


となると、
野上多和田洋介光成から誰か?
でしょうね。
鷹・鷲の対戦成績で見れば、
野上鷹の方がまだマシ?
多和田鷹の方がまだマシ?
 ただ鷲に対しては不調の時だったので
 ある意味では、未知数でしょう。
 昨年は楽天を抑えていますが、
 楽天が昨年とは違いますから
 参考になりません。

 でも、楽天は左打者が多いです。
洋介鷲の方がマシですが、
 最近の投球ではどうでしょう?
光成気持ち一つで変わるので、
 どちらにも未知数でしょう。
 (どちらにも苦しいかな?)


理想的なのは、
第三戦に洋介を投入して、
野上、多和田をCS2に温存できること
でしょうが、
さすがに瀬戸際となった第三戦
野上、多和田を使わずして
洋介に全てを託することは
現実的に無い
でしょう。
普通に考えれば、第三戦は、
野上または多和田のどちらか
でしょう。では、どちらか?


やはり多和田の場合、
左打者がネックです
鷲戦の場合、茂木、ペゲ、
銀次、島内、岡島、藤田と並べられます。
鷹戦の場合、
柳田の状態次第もありますが、
高田、中村、明石、上林です。
それを考えると、
多和田左打者の多い楽天より
少しは減るソフバン戦に回し、
消去法で野上がCS1の第三戦でしょう。


CS1の先発について、
第三戦まである場合を見据えると、
第一戦:雄星、
第二戦:十亀
第三戦:野上で考えます。


でも第一戦、第二戦で連勝し決着をつけて、
野上らを鷹戦に向けて温存したいです。
もし温存できれば、鷹戦においては、
野上、多和田、ウルフで行って
次に雄星を持ち込めるからです。
確かに雄星は鷹戦で全くダメですが、
光成や洋介もアテにはなりません。
なら同じ負けるなら、
雄星で負けた方がマシです。


とにかく、
CS1は第三戦に持ち込みたくないですね。
(営業面では得しませんが。。。)


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一方、中継ぎ陣について。
1軍メンバーには、
牧田シュリ増田
武隈トモミ野田平井の7人
までが当確でしょう。
状態次第でしょうが、
大石も間に合うと大きいです。
一応、大石の加入を見据えているようです。


現在、勝利の方程式には、
牧田、シュリ、増田が担っていますが、
最近はその方程式が崩れることも
散見しています。
牧田については、
 左打者への不安のほか、
 タイミングを狂わせること
 が必須。
シュリちゃんについては、
 制球難からの自滅への不安
 三振を奪えないことへの不安
 です。
増田については、
 直球・スラの二者択一投法のため、
 ハマると打たれやすく、
 一発被弾が不安です。


その反面、今の中継ぎ陣は
牧田、シュリ、増田、
武隈、トモミ、野田、平井、大石と
どの投手も勝負できるタイプばかりで、
敗戦処理で終わらすタイプがいないくらい
充実しております。
それだけに、
武隈、トモミ、野田、平井、大石も
勝利の方程式を担うことができる
と思います。
すなわち、上記のメンバーであれば、
全員がストッパー役を
担うことができるので、
勝利の方程式は固定概念を捨てて
状態や相性に応じて
柔軟自在に組みたい
ですね。


そこで上記のトモミ以外7人の鷲・鷹戦成績は、

こう見ると、鷹戦はボロボロです。
それでも、武隈、野田、大石の
被安打率が低いことが救いですが。。。


一方、鷲戦になると、
今まで連勝してきただけあって、
好成績が目立ちます。
ただし、シュリちゃんについては、
鷹、鷲の双方でやられています。
(元々鷹、鷲以外で好成績でしたからね)
それを考えると、CSにおいては、
シュリちゃんは勝利の方程式ではなく、
他で使った方が無難である
と考えます。
状態次第でしょうが、
トモミをシュリちゃんと入れ替えてもいいし、
武隈、大石、野田でもいいでしょう。


まあ、CS2の鷹戦においては、
可能であるならば、
抑えは増田ではなく、
トモミ、大石あたりを使いたいですが。。。
防御率を見てわかる通り、
増田の二者択一投法は鷹相手では
通じぬ危険性が高すぎますから。


なお、前述のとおり、
今の中継ぎ陣は充実していますから、
雄星以外の先発においては、
5回まで持ってくれればいいと思います。
それ故、交代時期に関しては、
6回とか、イニング終わりにこだわらず
その状況に合わせて適切に対応してほしい
ですね。