①【源田へのインタビュー記事】今年は真価が問われる2年目、大きく期待できる2年目の辻チルドレン。②レジェンド稼頭央は主力選手(金子・源田以外)らと溶け込んでいるのか?
①源田へのインタビュー記事
昨年活躍した源田は
やはり注目の的であり、
色々と取材も多くなっています。
そこで、それら取材を
かいつまんでみました。
週刊ベースボール2018 2/12&19号
「同級生はみんなすごい!」
現役「最強世代」を探せ!
という特集が組まれており、
源田へ同世代に関するインタビュー記事
が掲載されておりました。
その中で、
「源田選手は何世代?」との問いに
「うーん、やっぱり、僕らの世代は
『山田哲人世代』じゃないですかね。
山田選手とは面識がありませんが。」と。
その後は、同世代でよく知る
ソフバンの甲斐捕手に
関するインタビューが続きます。
Q:高校時代に対戦は?
源:高校2年の夏と秋に。
結果は負け、負けでした。
僕の中では「強打者」の印象。
当時はめちゃくちゃホームランを打ってました。
Q:昨年は強肩振りが評価されていましたが。
源:そのときは守備より打つ方のイメージが強かった
です。でも、昨年、プロに入って対戦し、
やっぱり他の捕手とは肩の強さ、球の速さが違うので
よりきちんとスタートを切れたときじゃないと、
盗塁を成功させるのは難しいなというのは
ありました。
<中略>
Q:打席での捕手・甲斐選手の印象は?
源:小声でささやいてくるタイプ。打席に入ったら
「はい、初球打つバッター来たよ!」とか、
「どうせ初球打つんだろうな」と
ボソボソ言っている。厄介ですよね。
もちろんシカトです。
Q:さらに投手が同級生の千賀だと?
源:すごっく嫌です!たぶん昨年、僕は千賀を
打っていないと思います(8打数0安打4三振)。
対戦して改めて「本当に凄い投手だな」と。
千賀というと一般的にフォークのイメージがあり、
僕も最初、そのイメージで入ったのですが、
150キロを超えるストレートも良いところに
投げてきますし、で、フォークは本当に消えたので。
高めの甘いところから落ちてくるように見えたので
「抜けフォークだ!」と思って飛びついたら
ワンバンドでキャッチャーが止めていて。
「うぇ~っ??」って驚きでした。
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盗塁王を奪われた同期の西川については、
源:スタートも速いし、スピードも速いし
スライディングも速いし、言うこと無いです。
完璧ですもんね。
Q:盗塁の話を2人で直接することは?
源:そこまで深い話はしたことがないです。
盗塁に関して話したことがあるのは
西川が「お前、走んなよ!」と言うので
僕は「いや、俺、走るよ!」と言ったら
「じゃあ、俺も走るよ!」と言われて(笑)
2年目のジンクスについては?
Q:2年目のジンクスは意識しますか?
源:今のところあんまり気にしていないですね。
自分ができることをやって、ダメだったら
また考えたらいいかなと。
ただ「今年が大事だぞ」というのは、
いろいろな方から言われていますし、
僕自身も「今年やらないと」と思ってます。
<中略>
Q:打撃面での目標などは?
源:四球数や出塁率を上げたいですね。
出塁率のことは辻監督にも言われていますし、
塁に出れば、走らないにしても、
ランナーがいるだけで相手が
配球を読みやすく変えてくれれば、
それも1つの仕事。なので、何とか
ファウルを打ったり、追い込まれたら少し
考え方を変えたりしてやりたいなと思います。
やはり足のある源田が塁へ出れば
相手投手は厄介になりますから
できる限り出塁率は高めたく、
それは金子や外崎らも同様です。
機動力は天敵投手のリズムを崩す
突破口の一つにもなるでしょうし。
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「がっつりプロ野球」Vol20の方でも
源田のインタビューが特集されていました。
昨年の今頃について
打球への入り方やステップの刻み方、
さらにはグラブの使い方まで
メスが入ったそうですね。
「馬場コーチや辻監督からは
『余分な動きが大きい』と言われました。
今までやってきたことは、打球に対して
右から入って左へ・・・という動きだった
んですけど、『右から入る時間があるなら、
もっと速く打球に行ける』と言われました。
足の使い方をしっかりすれば、
送球も問題ないと。」
「今までクラブを体の外に動かしていたのを
『体の中に入れろ』と指導されました。
それはこれまで気にしていなかったです。」
昨年、2月当時、馬場コーチは
「源田選手は守備が長所ですが、、、」の問いに
「そうなの?プロの内野手は、
いかに基本の動きをやってくれるか。
アクロバティックな動きより、
いかに堅実にできるか。
投手が打ち取った打球をしっかり捕る。
その積み重ねだからね。その意味で
クリアすべきことは多いよ。」と。
この守備への考え方は、
普通にさばくという精神は、
辻監督もそうですし、
昔の広岡イズムが
引き継がれていますね。
突然の打撃開花に関しては、
「重心を下げて、下半身を意識して
打つようになりました。あと社会人
時代は流して打つバッティングばかり
していたんですが、
『引っ張らないとダメ』と言われて
ちゃんと強く叩けるようになりました。」
当初は内角の打率が低かったですが、
シーズン終了時には
しっかり叩くことがデキるようになり、
内角の打率を上げてきましたね。
また辻監督も現役時代は、
流して打つイメージがありましたが、
本人は基本的に右に打とうと意識は
していなかったそうです。
広岡監督の指導通り、
ベース寄りに立って
ボールを引きつけて
思い切り引っ張った結果、
打球が右に飛んでいったというもので、
基本は引っ張りの打ち方だったそうです。
バットを一握り余して短く持ち、
より近くまで球を引きつけて
上から最短距離で引っ張る
という考え方で引退まで続けてました。
源田にも引っ張り方を
伝授したのでしょうね。
守備に関しては、
「たぶんインパクトの瞬間、両足は
浮いていますね。といってもジャンプして
いるわけではないですから、ほんの少し
だけですけど。いつの間にか自然と勝手に
そうなっていました。
一歩目さえ、ちゃんと切れれば、
守備範囲も変わるし、あとはどうにかなる
と思うので、動き出しやすい構えを探したり、
どこで動くかのタイミングを計っています。」と
源田、恭平、水口らは構えるとき
スプリットステップを踏んでいますよね。
おかわり君は足は地べたから離れませんが、
気持ち腰がちょびっと動いている?
逆に浅村の場合は、
野生の感に長けているので、
その直感力で動物的に動けるので、
瞬時のファインプレーとかも多いのですが、
投手が動作に入ったときも、
走者がいるときでも、
両手が膝の上に載せたままで
動きがありません。
その分、動きが鈍ってしまうので、
一二塁間が狙い打ちされやすい
という短所が残っていますね。
さて、辻チルドレンの源田は
今年は真価が問われる2年目。
もちろん大きく期待できる2年目
でもあります。
もちろん、その他の外崎ら辻チルドレンも
今年は真価が問われる2年目ですけど。
まあ木村文は
今年が崖っぷち勝負の年ですかね。
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②レジェンド稼頭央
最近のインタビューでは、
どの選手にも
「レジェンドの松井稼頭央さんが入って
どうですか?」という問いが多く、
どの選手も
「勉強になります」
定型的な回答が目立ちます。
もちろん勉強にはなるでしょうが、
気になるのは
仲の良い金子や源田ら以外と
溶け込んでいるのか?です。
明るい性格だから大丈夫とは
思いますが、
浅村や秋山、栗山ら主力からの
「話はしていませんけど」
という言葉が気になります。
「話をしなくても見ているだけで
勉強になります・・・」
「若い子達には話をしてくれて
いろいろアドバイスしてくれていると
思いますけど・・・」
しかも、キャンプ中の食事では
コーチ陣の方に座っているから
話ができない???
まあキャンプは
まだ1週間も過ぎていないですから、
ネガティブ懸念ではありますが、
キャンプも中盤以降になれば
色々と溶け込むことは
デキてくるとは思いますが、
稼頭央の役目は
現役選手としての活躍もあるでしょうが、
他選手の兄貴的存在になること
ある意味で、昨年まで在籍していた
渡辺直人のような役回りは
担ってもらわないと。
そのためには、一日でも早く
壁をつくらずあちこち浸透してもらいたいです。
キャンプ中の食事の席で
形式上の枠はあっても、
コーチ陣の末席で
食べていたらダメですよ。
あちこち自ら動いて
選手らの間に入って
色んな選手らと語りながら
食べて欲しいですね。
稼頭央なら
それができるでしょうから。
来たばかりでやりにくいでしょうし、
おかわりや浅村とかも
とっつきにくい面があり、
栗山あたりも本音はわからないでしょうが、
稼頭央なら
コミュニケーションを上手くやっていくことを
難儀にしない面があるでしょうから
遠慮せずに枠なんか取っ払って
早く上手く溶け込んで欲しいですね。