下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【8/14オリ20回戦(MLD)】ルーズベルトゲームを制し、鷹の連勝街道驀進に獅子も食らいついて連勝を伸ばす。ただし今日の試合は双方の『先発陣の投壊戦』(こちらは守乱あり)の前半戦から双方の中継ぎ陣による『投手戦』に転じ、『どすこい弾』が決勝打になり、最後はキャプテンの好守が勝利を死守する。でも結果は紙一重であり、どちらに転じても不思議ではなかった。事前布陣(なぜ昨日投げている大石らなの?)&試合内容にも課題を色々残すが、それでも勝った結果は大きい。明日も勝って連勝を伸ばし、鷹との直接決戦に向けて弾みをつけたい。

鷹が連勝街道を驀進していますから、
こちらは鷹との差をこれ以上離されぬよう
一心不乱に食らいついていかねば、
事実上、優勝戦線からの離脱を否めなくなります。


鷹との大決戦ハム&鷲戦も含む
盆明け9連戦は超重要な戦いになります。
でも、その盆明け9連戦に向けて、
しっかり鷹に食らいつくために、
鴎や牛を相手ではありますが、
こちらも勢いに乗って連勝街道を歩みたい処ですね。


さて、今日のスタメン控え
2軍との入れ替え公示です。


今日は金子侑がベンチスタートで、
栗山がスタメンで5番に入ります。
オリ先発も左腕ではないですからね。


こちらの先発・榎田は、
軸になってもらいたい逸材ですから、
貫禄を魅せて欲しい存在です。


一方、オリ先発・山岡は、
縦に曲がる・落ちる変化球を有するので、
嵌まると、獅子にとって天敵化しますが、
今年は多和田とのゼロ封展開の投げ合い以外は、
打ち込んでおり、最近も他にも今一つの成績です。
すなわち、5~6回を5点前後は奪われる傾向です。


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で、ブルペン陣に関する事前の布陣について。


1)二軍との入れ替え
今回、大将森脇を抹消して、
大石國場を昇格させました。


まず『2軍との入れ替え』を
遂行したのはGood Job!です。
ただし、褒められるのは、
『入れ替えた』という動作のみです。


まあ3イニングを投げて当分使えない大将、
ルーキーで、昨日の乱闘に直接関わった
ダメージが大きかった森脇を抹消するのも
Good Job!です。


問題は
『昇格対象者が
 なぜ大石&国場なの?』
という昇格対象者のチョイスです。


大石&國場は、昨日、二軍戦で登板しており、
もし今日登板したら『連投』になります。


そもそも二軍と入れ替えたい主旨には、
泰雄らがロングを下昨日の今日で登板は難儀ですから、
ブルペン陣(少なくとも敗戦処理班)を
リフレッシュしたいこと
がありますが、
疲弊しているブルペン陣に補充するのが
昨日登板している投手と
何で疲れている投手なの?
ということです。


他にいないならまだしも、
間隔が開いている二軍の投手は
田村、伊藤、高木勇、松本直とかいますし、
状態に問題なければ野田もそうですし、
昇格してその日に即使える者がいます。


例えば、今年の小石の二度の昇格においても、
同様の傾向
にありました。


6月下旬のときの一度目は、
二軍で先発して6回を投げた後に
中3日で一軍へ昇格させ、
その日に回跨ぎをさせました。


二度目二昇格したときも、
前日に二軍戦で使っており、
その日に使えば『連投』でした。


何故か?二軍で使っている投手を
一軍に上げる傾向があります。

ただし、この問題は、
今年に始まったわけでもなく、
以前から見られています。


もしかしたら、
二軍戦での登板はカウントしない、とか
(一軍首脳陣のあずかり知らずの試合なので)
一軍に上げる直前は
二軍で使って調子を上げる、とか
わけのわからない考えが
横行していたりするのでは?
と思うときもあります。


二軍から昇格させて、
一軍の先発を任せられたと思っていたら、
実は二軍戦でその直前に登板しており、
中4日でした
、なんていう話も良くありました。


その一軍戦において、
ただでさえレベルアップする相手にしなければならないに、
二軍戦の前回登板から間隔が短いという影響により
パフォーマンスを下げているため、
結局、打ち込まれてしまい、
そのまま凹んで二軍に舞い戻ることになり、
自信喪失になる懸念も生じます。


結局、以前から獅子球団においては、
そのような問題を引き起こす要因になっている
一軍&二軍の不連携さ
重要課題の一つになっています。


2)一軍ベンチ入り
ベンチ入りは25名までですね。


でも、今の獅子一軍ベンチ入りは
野手がスタメンを含めて
昨日と変わらず16名なので
その野手の人数を前提とすれば、
投手は先発を含めて9名までになっています。


そのため、昨日投げたヒース
今日投げたら連投になることもあり、
ベンチから外れました。
なお、今日の控え選手は、
前述したとおりのメンバー構成です。


もし今の一軍メンバーを前提にした場合、
誰をベンチ入りから外すか?


確かに育成目的で愛斗とかも大事ですけど、
ブルペン陣は消耗&疲弊している者が多く、
一方、源田や金子侑、おかわり君、森は
まだ負傷の影響が完全に解消されているわけではないですが、
熊代、外崎が内外野をこなすことができますから、
今はスクランブル状態にあるので
外野手が被る愛斗をベンチから外し、
ヒースを入れておくことが考えられます。


野手を今のメンバーで固定することを前提にするならば、
もし投手陣の中から外すなら
今日投げたら三連投になる平良を外したいです。


それは平良の三連投ヒースの連投の比較です。
連投状況から見れば、
三連投は相当の無理させる話ですから、
まだ連投の方が三連投よりマシです。
実力面から見れば、
今の平良ではまだ実力不足ですから、
ヒースなら勝ちパで使うことがデキ、
もし敗戦処理展開で
最悪の事態(完全に駒切れのとき)
そういう展開でも使えます。


どうしてもヒースを下げたいというのなら、
今日投げたら三連投になる平良も抹消し、
他投手と入れ替えてから、
せめてその代替投手を残したいです。


平良は昨日の与死球退場ダメージもあるし、
ヒースが不在である分、
もし勝ち展開になったら駒が不足しそうです。


いずれにしても、
『二軍との入れ替え』
『ベンチへの取捨選択』
対応を行うわけですが、
結局、その対応を行動していても、
その内容がチグハグになっており
そこに戦略が欠けている
気がします。


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今日の結果です。


今日の試合については、
ルーズベルトゲームとなり、
最後の最後までハラハラさせました。


ただし、前半戦は、
正直、双方の先発陣の投壊戦であり、
そして、こちらの守壊も加わりました。
後半戦に入ってからは、
双方の中継ぎ陣が
気を引き締める投手戦になり、
最後は、山川が再々逆転となる
『どすこい弾』を放って
試合を決しました。

山川も力むことなく
自然にバットが出て
バットを振り抜きましたね。


前回の鴎戦での33号も
力むことなく、
バットを振り抜きました


不振の打席では、力みまくって
バットを振り抜くのではなく、
バットを振り回していましたから、
そろそろきっかけをつかみ
復調するかもしれませんね。


ただし、試合の決着は紙一重であり、
どっちに転んでもおかしくありませんでした。


最終回も秋山のスライディングキャッチの
ファインプレーに助けられましたね。
しかも、秋山の好守は
今日は三度も見られました。

まあ、こちらに流れが無ければ、
紙一重で失敗していたおそれはあります。
流れが無いときは、
何をやってもダメなことが多いですからね。

しかし、内容には課題が多々ありましたけど、
紙一重でも勝った結果には
大きな価値があります。


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さて、まず今日の先発・榎田について。
正直、最後まで修正できず投壊しましたね。


初回表の立ち上がりは、
源田が西野の打球を弾いてしまったり、
モヤの凡フライの打球の落下位置を見誤ったり
 ※夕方のメラドは陽ざしの影響があるので、
  秋山も見失いやすく、
  昨日はオリ中翼手の佐野も見失いましたが。
守乱がありましたが、
榎田自身、終始
球が腰高以上に高い傾向にあり、
逆球も目立って制球が乱れており、
左打者から見たときの外角方向にも決まりにくかったり、
相手もタイミングを合わせやすく
打ち込んでおりました。


初回二死からの福田の中飛も、
秋山の好守に助けられましたが、
高めに投じた
ストレートに力がありませんでした。


せっかく3回裏に逆転してもらいましたが、
その直後の4回表、
外崎の後逸するファンブルがあり、
その失策タイムリーが逆転を許しましたけど、
(4,6,3の併殺に仕留めたかったですが)
榎田自身、前述の修正ができず、
先頭の福田には、
ボテボテに打ち獲ってゴロが浅すぎた分、
不運にも遊安打になってしまいましたが、
投げた投球はど真ん中のストレートであり、
(基本的に福田のミスショット)
吉田正には、腰高に甘く入る外角カーブ
簡単に合わせられて一二塁間を割られる
右安打タイムリーを放たれ、
ロメロには詰まらせるポテンヒットでしたが、
インハイのキレが鈍いカットボールであり、
しっかり振り切られて押し込められました。


まあモヤだけが外角球に合っていませんでしたけど。


せっかく逆転したにも関わらず、
その直後守乱も含めて、
榎田自身が修正できず、
再逆転を許してしまったというのは、
流れを喪失するきっかけになりやすいので
一番やってはダメな展開でしたね。


逆に、その再逆転により
山岡の方が立ち直ってしまいました。


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ただし、その後の小石小川
しっかり締まってくれましたね。


その彼らの活躍の前に、
問題がありますけど。。。


まず小石は、
昨日からの連投となり回跨ぎをしました。


次の小川一昨日まで
無茶な三連投(そのうち2戦は回跨ぎ)をしており、
それでいて、まだ中1日しか間隔がありません。
今日の小川登板においては、
右打者が続く場面でしたから、
今日は『左対左神話』崇高ではなく、
純粋に「小川は信用できるから」というだけでしたね。
すなわち、
小川の信頼度がアップしている証でもありました。


小石、小川以外において
今日のブルペンの中で
連投になっていない投手は、

平井&増田だけですね。


でも、まだ4イニングも残っています。


昨日、泰雄は回を跨いでいるし、
平良は連投で投げているし、
大石國場は二軍で投げています。


さすがに泰雄は無理です。
となると、
回跨ぎができるタイプは
小石、國場しかいません。
でも、國場は一軍の酷使経験は浅いから、
ブルペンの中で選ぶとしたら
小石にならざるを得ないのはわかります。
ただし、ロングができるタイプの中で
酷使経験に慣れている、という
糞みたいな理由からの選出です。


結局、最初に前述した
『二軍入れ替え』失敗が響いていますね。


連投になる大石や國場を昇格させるのではなく、
鴎戦で三連投と無茶をさせて
しばらく登板が難しい小川を抹消して、
間隔が開いている
田村、伊藤、高木勇、松本直、
野田(状態に問題なければ)とかと

交換しておきたかったです。


もちろん、
『榎田が長く投げてくれること』
計算し、それを望むことは大事です。
それをしないと先発ローテが組み立てられませんから。
しかし、采配は、その希望策プランAと並行して、
『榎田が早期降板するリスク』も見据え、
二の手となるプランBも考え、
それに対応できるように準備しておくべきです。


結局、相変わらず、いつも
『先発が長く投げてくれること』を前提として
その都合のよい一本道しか考えてなく、
もしそうならねば、
『知ったことか!』とばかりに、
あとは「野となれ山となれ」
体当たり特攻作戦になってしまいます。


そこが大きな問題になっています。


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それでも、
今日の小石小川
踏ん張ってくれました。


小石については、
6回表、先頭の西野には
外角スライダーで左飛に処理し、
その後、吉田正には、
真ん中に甘く入ったスライダーで
右安打を打ち込まれましたが、
ロメロに対しては、
低めのチェンジアップを引っ掛けさせて
三ゴロ併殺打で凌ぎました。


7回表は、
外角に合っていないモヤ
外角低めスライダーをバットの先で打たせて
ボテボテの投ゴロに仕留めると、
次の中川には高めカーブを打ち込まれ、
小石のグラブを弾きましたが、
源田がカバーして遊ゴロで料理し、
最後は西浦に、
ど真ん中のストレートを投げ込みますが、
小石の真骨頂である
「タイミング狂わせ術」で二ゴロで凌ぎました。


小石に関しては、
変則投法によりタイミングを狂わせること
最大の武器ですが、
雑になって単調になると打ち込まれます。
如何に丁寧になげるか?がカギであり、
今日は丁寧に投げていました。


小川に関しては、
下位打線の安達、若月ということもありましたが、
安達を低めスクリューで三ゴロを打たせ、
若月にはインハイのストレートで
詰まらせ
三ゴロに料理し、
福田には内角低めスクリューで
詰まらせ
一ゴロで凌ぎました。
9球で三者凡退に抑えました。


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最終回は、直前に再々逆転をしましたので、
増田が1点差で登板しました。
まあ、このときは
「増田でないと絶対にダメな」という局面でした。


前回登板では、
気迫のストレートを投げ込んでおり、
本人曰く「今の状態は好調」らしいです。


先頭の西野には、
ストレート攻めからの
最後はフォークで奪三振を決めます。
でも、吉田正&ロメロ
ポテンヒットが続いてしまいます。
吉田正には、真ん中ストレートを投げて打たれますが、
ロメロには、内角低めストレートを
詰まりながらも、上手く拾い打ちされました。


ここまでで15球を投じており、
次の代打・小島には
2球目が逆球フォークとなって見送られました。
そして、3球目、高めストレートを弾き返され、
ポテン気味の中前安打コースでしたが、
秋山の値千金となる
スライディングキャッチに助けられました。
もし、これを後逸していたら、
再々々逆転を食らっていた可能性は高かったです。


最後は中川を空三振で仕留めて凌ぎました。
(中川の方は完全に振り遅れ)


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一方、獅子威し打線については、


3回裏、先頭の木村の左本塁打を皮切りに、
打者一巡となる猛攻を仕掛けて
5点差をひっくり返しましたね。


木村内角低めストレートと、
窮屈になる難しい球でしたが、

腕を畳みながら上手く拾い打って
スタンドに放り込みました。

見事な技ありの一撃となりましたね。
今の木村は3カードで本塁打4本を打ち、
好調そのものですね。
若手との競争に奮起し、
結果をしっかり出している状況
です。
この最近の木村の活躍は、
若手らも奮起する材料にされたいです。

このとき、打撃のみならず、
機動力も活かしましたね。
森の中二塁打においても、
相手の打球処理が手間取る間に
秋山が一塁からホームへ突っ込み1点を得ており、
外崎も、外角高めカットボールを
逆らわず自然に流し打って右中間を割ると
快足を活かして三塁ベースを陥れ、
一塁走者の栗山も一気にホームへ突っ込み生還しました。


確かに3回裏の山岡も、
逆球抜け球も見られるようになってました。
栗山が打った右安打タイムリー
真ん中のやや高めに抜けた縦スライダー
打ち込んでおりました。


また木村だけではなく、
も16ゲーム連続安打であり、
おかわり君は7ゲーム連続安打を打ち、
好調そのものです。
5回裏には、
外角低めのカットボールを
身体を沈めて上手く拾い打ちました。
最近のおかわり君は、
膝を使って身体を沈めながら
低め球をコンパクトに打ちます。


7回まで山川以外、
スタメン全員の安打になりました。


ただし、
オリの二番手以降の増井近藤には
完全に抑えられました。


しかし、8回裏、海田に交代してから、
先頭の外崎が外角低めカットボールを
合わせながら拾い打ち、中安打を打ち込みます。


そして、次の山川は、前述した通り
ど真ん中の抜けたフォークの初球を見逃さず
レフトスタンドに放り込みました。
相手の失投ではありましたが、
その失投を一撃で仕留めました。


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とにかく5連勝まできました。
下位の鴎&牛を相手にですが)


ただし、鷹も連勝街道を歩んでいますから、
まだ鷹とのゲーム差は5つもあります。
試合数が減っている今、
この5ゲーム差はかなり高い壁です。
これ以上、離されたら事実上の致命傷になります。


明日の鷹の方はどうなるか?
わかりませんが、少なくとも
こちらは明日も勝って連勝を伸ばし、
鷹に離されないよう、
(可能なら1つでも差を詰めるよう)
鷹の尾っぽを噛みつき、
食らいつきましょう。


なお、明日は久々の先発として、
本田が登板しますね。


一方、オリ先発の張は、
野手から投手へ転向しています。
前回打ち込んでいますが、
相手も前回から慣れて成長しています。
でも、それを打破されたいですね。