下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【9/21鷲22回戦(宮城)】敵地遠征緒戦をコケる。鷲の獅子キラー天敵オンパレードの前に完全降伏状態(これはCSで対決することあらば、その対決に大きく響く最も痛すぎる問題)。今の平井はセットアッパー機能を果たすことができず。それが明瞭なのに使う方の責任が大。勝利の方程式は見直すべき。鷲をBクラスに沈め、鷹に強く獅子に弱い鴎をCSに参加させるには、獅子が鷲に直対で勝ち越しを決めるには、獅子が鷲との残り3戦を全勝して鷲を叩き潰すことが必須(相手が岸だろうが、他だ)。

今日から残り5戦を敵地で戦い、
『連覇』の実現を目指します。


獅子の試合前に福岡では
鷹がハムに大差負けした朗報が入り、
マジックは3になりました。


しかし、獅子の方も鷹につきあって鷲に敗戦し、
敵地遠征緒戦で返り討ちにあってしまいました。

今日は、こちら獅子は今井が先発し、
鷲の方は、福井が先発するものの、
ショートスタータのような使い方をし、
辛島弓削を待機させて、
二番手先発に辛島が登板し、
あとは中継ぎ陣へつなぎました。


鷲の作戦意図については、
獅子が苦手としている福井
二軍から招聘してこの獅子戦にぶっつけ、
また獅子の天敵要素を有する
左腕の辛島弓削
を待機させ、
とにかく、
獅子キラーを徹底的に当てて
獅子威し打線を封じることを狙っての采配
でした。


鷲には、獅子が苦手とする天敵要素を有する投手が多々います。
(岸、塩見、福井、辛島、好調なら美馬や弓削、石橋など)
それだけに、
鷲は、もし獅子とCSで戦うなら
天敵のオンパレードにより
獅子威し打線を封じる作戦
が十二分に想定され、
今日のような戦い方はそのCSの予行演習にもなります。


結果については、
獅子威し打線は
福井&辛島の天敵を前に全く歯が立たず、
二人合わせて6回無失点に抑えられました。


今の鷲は、
中継ぎ陣が安定しているので(今月の防御率0.844)、
獅子はその6回までにリードを奪いたかったですが、
現実では全くそれができませんでした。


一方、こちらの今井の方も、
相変わらず荒れ球もありましたが、与四死球を全く出さず
力強いストレートを中心に鷲打線から
出塁(安打)を許しても、失点許さずの好投を果たし
双方、譲らずの投手戦を中盤まで繰り広げました。


ところが、
7回表にスクイズの小技を駆使して
こちら獅子が先制点を奪って均衡をやぶりますが、
その後の大チャンスを活かせず、潰してしまい、
そのスクイズ打点1つしか得られず、
最小失点で凌いだ鷲に
流れを引き渡すきっかけに。。。
鷲にとっては「ピンチを凌いだ後にチャンスあり」


それでも今井は7回を投げ切って無失点で凌ぎましたが、
獅子は、1点差リードの展開から
8回平井、9回増田の勝利の方程式で逃げ切ろうとしましたが、
平井が大炎上して完敗しました。



今日の敗因は、
①獅子威し打線が
 天敵(福井&辛島)に完全屈服したこと
②セットアッパーとして機能してない
 今の平井を絶対失点許せぬ局面で使った
 誤采配
に尽きます。


今日の結果がもたらした影響は、
1)今井の好投
  それにより
先発陣の強化
2)鷹敗戦に伴うマジックの1つ消し

  優勝争いは鷹より優位な立場を維持
というメリットがあった反面、
3)敵地緒戦を落とし、
  鷲を盛り上げてしまったこと
  →ホームで築いた良い流れを
   失うおそれを招いたこと 
4)勝利の方程式をみなすべき課題
  今回も露呈されていること
5)鷲のCS出走権奪取を促したこと
6)もしCSで鷲と戦うことになった場合、
  鷲が獅子をCSで負かす作戦の
  目処を立てさせてしまったこと
のデメリットが懸念されます。


特に6)は優勝争いとは別に、
今日の敗戦で最大の痛みになったと考えてます。


上記6)について、もう少し述べますと、
今日、福井を先発にして
辛島&弓削を待機させた鷲の作戦方針は、
獅子キラーのオンパレードにより
獅子威し打線を封じる目
的がありました。


福井は、獅子以外には炎上しているのですが、
獅子にだけは相性が良い特性を有しています。
そのことから、
今回、鷲が獅子殺しのために
福井を二軍から敢えて招聘して当ててきました。


獅子にとっては、
苦手タイプには慣れるまでに時間を要するのですが、
獅子のタイミングが合っていない
獅子キラーを福井、辛島、弓削(好調なら)を並べ、
ショートスタータの形で適用することで、
獅子に慣れる時間を与えず、
獅子を翻弄させたまま抑え、
イニング数を稼ぐという効果
をもたらします。


今日の敗戦は、
そのような鷲の術中にはまった痛手になりました。


まさに相手に応じて『タイプの違う相手の苦手投手』を並べ
ショートスタータの効果を最大限に発揮させる
理想的なショートスタータ作戦と言えます。


特に、CSや日本シリーズのような短期決戦は、
あっという間に終わってしまいますから、
流れを手中におさめることが大事であり、
また、投手の駒数がモノを言いやすい決戦になります。


一方、鷲には獅子が苦手とする投手が多く存在します。
特に、先発タイプに着目すると、
岸、塩見、福井、辛島と挙がり、
好調なら美馬弓削、石橋が該当してきます。


鷲の立場から見た場合、
もし鷲が獅子とCSで戦うことになったら、
上記のような獅子の天敵を
オンパレードすることにより、
獅子を負かすことができるという作戦が想定され、
今日の敗戦は、鷹には、
その作戦の有効性を確信させる
とともに、
天敵強豪中継ぎ陣を組み合わせる作戦の
目処を立てさせてしまいました。


しかも、それらの作戦は、
CSのみならず、来年に向けても、
相手にとっては
勝利に向けた価値ある作戦になります。
それだけに、
今日の敗戦は、優勝争いとは別に、平井の件とも別に、
福井&辛島の好投が最大の痛手になったと考えます。
(昨日の塩見も含めて)


確かに福井とかは調子がよさそうでしたが、
他球団は打ち込んでいるのに、
都合よく獅子戦だけ調子が良いというのも疑問が残ります。


二番手の辛島について、
今日は、決して本調子だったとは言い難く、
獅子はその本調子でない
辛島に抑えられました。


それ故に
「良い投球をされたから打てない」という言い訳はおかしく、
問題は獅子打線にあり!と考える方が自然な話と思います。


まあ、先ほど「優勝争いとは別に」と表現しましたが、
(CSで対戦したときが、最大の影響が懸念されるため)
明日は石橋が先発であり、
待機中の弓削とセットで6~7回を凌ぐ狙いがあることを否めず、
石橋や弓削が好調なら、獅子が抑えられる懸念が否めず、
さらには、
23日にはと対決する可能性が想定され、
そうなれば、苦戦必須となります。


最後の則本は、
調子に乗る前、序盤に叩くことが勝つための必須であり、
もし序盤に打ち込むことができず、
調子に乗らしてしまいますと、手が付けられなくなります。


そうなると、獅子キラー・天敵オンパレード作戦は、
鷲が獅子との残り3戦で適用すれば、
流れが鷲側に大きく傾きやすくなることが懸念されます。


それらを鑑みれば、
獅子も天敵対応を組織を挙げて
検討してその策を講じて行かねば!

さすが繰り返し抑えられる投手が多いのは
話になりません


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また、今日の大きな敗因の一つには、
上記②(失点許せぬ局面で今の平井を投入)がカギです。


確かに、平井プロには、
過度な働き、負担を背負ってくれたからこそ、
現在、優勝争いを繰り広げている獅子がありますから、
平井プロへの
敬意と感謝の気持ちは多々あり、
その気持ちは忘れぬつもりです。


しかし、その敬意と感謝の気持ちと、
勝つためにシビアに作戦をたてることは
全く別物です。



8月お盆以降は、
平井は20試合登板して
8試合で失点を許す傾向です。


その失点するリスクの高さを鑑みると、
セットアッパーとして機能できていない
と評価せざるを得なく、
絶対に失点を許してはいけない
という局面で登板させる
というのは

無失点で抑えて逃げ切るのは難しく
失点の危険度が高すぎる
と言って過言ではありません。


昨日、メラドで鷲を抑えましたが、
スライダーやフォークの抜け球は目立っていました。


すなわち、
失点を絶対に許してはならぬ場面での
今の平井投入は安心感より不安感が大きく、
大量失点は無くても、
1~2失点は覚悟しておかねばならぬ状態です。


まあ、今までのツケの蓄積がネックですね。
今までのツケにより、
少し休んだところで平井も本調子が戻ってません。


とはいえ、打たれたことに関して、
平井自身を責めることはなかなかできず、
現在が1つも負けることができない状況にも関わらず、
そういう平井プロの今の状態を把握せず
過信する采配をして、
勝つ確率を低下させていることが問題
です。


勝利の方程式をみなすべき課題
今回も露呈されており、
勝つ確率を高めたいならば、
今の平井をセットアッパーの役目から外し、
勝利の方程式を見直すべきです。


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ところで、上記で前述しませんでしたが、
今日、山川が2度チョンボをしました。


1つは一塁走者で栗山の打席のとき(2回表)、
ランエンドを仕掛けており、
山川は好スタートを切って二塁を回って三塁へ進むとき、
栗山の打球がレフトフライになったので、
山川が慌てて一塁へ帰塁しました。


タイミングは、余裕で間に合っていましたが、
戻るとき二塁ベースを踏み忘れており、
浅村の申請により「アウト」判定に!
結局、併殺で終わり、残塁しました。


もう1つは、5回裏、辰巳の一ゴロコースの打球を
ゴロが浅かったからか、
山川が突っ込んで捕球しようとし、
山川がスッ転んで捕球できず一安打を許しました。

普通に構えていたら、そのまま捕球して一ゴロでした。


また、野田が登板してから2球目、
サイン違いがあったようで、
森が何とか止めたから良かったですが、
満塁時にサイン違いから暴投失点になったら
危なかったでした。


現在、緊迫感のある優勝争いをしている最中です。
そのような走乱、守乱は
それら戦いで致命傷になる懸念がありますから、
是が非でも、集中力を持続させながら
そういミスをしないでもらいたいです


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今日の今井については、
勝ち星こそ得られませんでしたが、
今井自身、7回(108球)を
無四死球&無失点で切り抜けました。


今井には、多和田、光成、松本航らと一緒に
将来、獅子エース格四銃士になってもらいたい存在です。


エースの条件と言えば、
試合を安定して築くこと
②とにかく相手にリードを許さないこと
 こちらの得点が1点なら無失点に
 こちらの得点が2点なら1失点以下に
 きっちりリードされぬよう抑えることが求められます。
安定して勝ち星を稼ぐこと
自軍の中継ぎ陣の負担を低減するよう
 長く投げて勝つこと。
などが挙げられますね。


今日の今井は、少なくとも、
獅子威し打線の援護が皆無であり、
孤軍奮闘している中、
失点は許さずと
相手にリードを許しません
でいした。
上記の②をクリアしたと評価しています。


今日は、相変わらず、ボール球も目立っていましたが、
テンポよく、力のあるストレートを
大胆に投げ込んでいたこと

今日の好投に大きくつながりました。


もちろん、途中から鷲打線が早打ち作戦に切り替え、
早打ち拙攻してくれたことは、助かりました。


また、最近、ニール、十亀、松本航に続き、
今井も好投をしてくれて、
先発陣の活躍が目立ちます。


下表は今月9月の先発陣成績です。


防御率はリーグ1位、QS率やWHIPはリーグ2位の状況です。
HQS率は獅子が約35%で1位です。
(HQSしか上表にありませんが、算出すると)
特に防御率は、他5球団と比べ、0.5~1.0点以上も低いです。


ただし、奪三振率は、相変わらず、圧倒的に低いですね。
ここは来年、改善すべき重要課題です。


いずれにしても、
先発陣が試合を作って活躍すことは、
勝つための基本であります。
今の獅子の勝率を高めるのに
先発陣の働きが大きく貢献しています


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今日の攻撃については、
褒めることができることがほとんどありませんでしたが、
唯一、褒めることができたのは、
先制点を奪ったときの
木村スクイズ&金子侑の打席(二盗や偽装スクイズ)でしたね。


7回表、一死一三塁の場面で打席に立った木村は、
最初は普通に打っていく形でしたが、
3球目、完全に振り遅れの空振りをして、
打てる雰囲気が全くしませんでした。
しかし、4球目、スクイズを成功させ、
おまけにブセニッツが一塁へ悪送球して
オールセーフで先制点を奪いました。


多分、このまま打っても打てないと悟り、
相手が完全に無警戒であり、
外国人投手だったこともあり、
スクイズを敢行したと思われますが、
結構、鷹はよくやりますが、
獅子ではそんなにやりませんね。


先日、鷹にやられたばかりでもありましたから、
そのあたりが参考になっているかもしれませんが、
木村が三振続きで打てる感じはなかったので、
ベンチ&木村はGood Job!でした。


さらに一死一三塁のチャンスが続き
打席に金子侑が入ります。


ここでは、
「さすがに直後の二回目は無いのでは?」と
相手が考えているかもしれないので、
もう一度、スクイズを繰り返す(天丼)ことも
選択肢としてあったと思います。


そこでカウントB1S0からの2球目、
金子は偽装セーフティスクイズを仕掛け、
その間に木村が二盗を成功させます。


まあ金子侑の構えが本当に偽装だったか?の本音はわかりませんが、
金子侑のセーフティスクイズの構えは、木村の二盗を助けました。


ただし、ここでは、もう一度、スクイズしても良かったです。
まあやろうとして、高めのボール球だったから
やめた可能性もありますが。


また、もしこのとき、捕手が二塁へ送球していたら、
三塁走者がホームが突っ込んでいた可能性はありましたね。
ただし、これを狙うなら、スクイズの構えは余計ですけど。
構えることで、二塁なんかに投げず、
ホーム廻りを気にしますから。
投げても、帰塁しようとしていたら送球方向は三塁くらいですね。



それらのような小技プレーは、
最近、鷹にやられたばかりでもありますが、
それをこちら獅子も
きっちり敢行させることは大事と思います。


ただし、このイニングは、
その木村スクイズの1点のみしか

得られなかったことは、痛手でしたね。


相手から見れば、スクイズや二盗を決められ、
バタバタする嫌な雰囲気で先制点を奪われていますが、
大ピンチを築きながらも、最小失点で凌いだわけですから、
心理的影響は小さく、
むしろ相手に「ピンチを凌いだ後にピンチあり」と意識され、
ここでのチャンスを活かしきれなかったことは、
流れを相手に引き渡してしまう布石になりやすいです。


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さて、残り4試合です。


優勝ラインは、


こちらが2勝2敗で行ったとしたら、
鷹の方は5戦全勝で行かねば逆転できません。
こちらが1勝3敗で行ったとしたら、
鷹の方は5戦を4勝1敗で行かねば逆転できません。


数字上では、鷹より優位にたっております。
ただし、優勝するだけではなく、
投手の駒数がモノを言うCSまで見据えた場合、
獅子キラーの天敵投手が多い鷲にはBクラスに沈んでもらいたく、
一方、鴎がCSに参戦できれば、
CSファーストで鷹の抑止力になりやすく、
もし鴎が鷹を負かしてファーストを勝ち上がってくれば、
こちらは鴎を得意にしていますから、
獅子もCSファイナルが戦いやすくなります。


現在、
鷲は68勝67敗4分で残り4試合、
鴎は67勝69敗4分で残り3試合です。
鴎が残り3試合を全て勝つということは、
24日に獅子と対戦するので、獅子が1敗することになります。
それは避けたいので、
鴎には残り3試合を2勝1敗で行ってもらうとしたら、
鴎は69勝70敗4分でフィニッシュです。
鴎と鷲の直接対決では、鴎が13勝10敗2分と
鴎は鷲に直接対決で勝ち越しているので、
鷲がCSに行くには、
残り4試合を2勝2敗でなければなりません。


鷲の残り4試合は、獅子3戦、鷹1戦です。
鷹には勝ってもらいたいので、
勝ってもらいたいと思わなくとも、
安全側を見越して勝つことで考えておくと、
鷲を1勝3敗で終わらせるためには、
獅子が鷲との残り3戦を
全て勝つことが必須ですね。
でも、
そこで3勝するならマジック3は
自力で解消できることになります。


もう一つ、優勝争いとは別として、
鷲とは遺恨が残っている関係ですから、
今年、鷲にも直接対決で
勝ち越して終えたい意地
があります。


しかし、現在、獅子は鷲に対して10勝12敗です。
すなわち、鷲が獅子から1勝でも奪えば、
今季の獅子の鷲戦成績は負け越し決定です。


ということは、鷲が岸を出そうが、他を出そうが、
獅子は鷲に対して
勝って!勝って!勝ちまくれ!しかありません。


それらを考えると、負けられぬ日々が続きます。


明日は、残念ながら
休日出張のため、リアルに見ることができませんが、
帰宅するときには「朗報」を聞きたいですね。。。