下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/10楽天戦(MLB)】木村&川越、仲良く切磋琢磨。試合は獅子に珍しく投手戦のロースコア。残塁祭とも言うが。。。

今日は帰宅してから夜な夜な録画をざっくりと見ました。


そのコメントを申し上げます。


まず先発の今井について。


初回
先頭の小深田には
外角高めストレートを逆らわず流されてレフト越の打球に。
レフト川越がずっこけながら
クッションボール処理に手間取る隙を突かれて
一気に三塁を陥れられてしまいました。


しかし、無死三塁から
ブラッシュには緩急活かして
最後は内角高めのカーブで意表を突いて見三振
茂木にはストレート勝負で力でねじ伏せて空三振。
(最後は155km/hをマーク)
浅村には、ボールが先行しましたが、
最後はカーブでタイミングを狂わせて
自ら処理する投ゴロに。


無死三塁から失点を許さなかったこと
エース格に育って欲しい存在として
十分、価値のある投球でした。


2回表鈴木大地に一発被弾しましたが、
これは外角要求が甘く中に入ってしまいましたね。


3回表、
ブラッシュには1打席目と同様に
内角カーブで見三振に奪いました。
ブラッシュはそのカーブに合ってませんでしたね。


次の茂木や浅村にはボール先行して、
茂木には、与四球となりましたが、
浅村には、低め一杯、外角一杯に決めて
手を出させず見三振を奪って、無失点に抑えました。


ただ、茂木や浅村に対してのボール先行
力みも入っており「課題」ですね。
本番になったらもっと力む懸念はありますから。


4回表は、島内に低めカーブを
上手くすくわれて右中間へ二塁打を打ち込まれましたが、
(島内に狙い打ちされる)
ロメロには緩いカーブを強烈に引っ張られましたが、
(結果は、中村真正面で三ゴロ)
また鈴木大地は歩かせ、一死一二塁のピンチに。
このイニングになって、
変化球が甘くなったり、抜けたりしてました


しかし、太田辰巳には、ストレートでねじ伏せました。
まあ、太田には甘かった分、深々と飛ばされましたが、
球に力があった分、スタンドインやフェンス直撃は回避しました。


5回表は、甘い球もありましたけど、危なげなく三者凡退。
変化球も活かしながら、
茂木に対する最後のストレートは内角一杯で威圧して
茂木に手を出させませんでした。


今日の今井は、1発は食らいましたが、
ストレートも粗々しい面はあったけど走っており、
変化球も決めるときはしっかり決めていました。


そして、今日の中で最も価値があるのは、
エース格に育ってもらうのに必要不可欠な
走者を出しても「踏ん張る投球」ができており、
能力の高さをしっかり発揮する見事な投球でしたね。


とにかく、
「ピンチに陥っても崩れず踏ん張り切る投球
「ピンチに陥っても流れを相手に渡さぬ投球
それを着実に成し遂げるエース格投手になって欲しいですからね。


そこは前日の光成との違いが出ました。
(光成もそういう投球が必要)


これをシーズン最後まで
安定して力を発揮できる投球
をされたいですね。


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2番手に平井が6回表で登板。


先頭の浅村には、
甘く入った2球目スライダーが危なかったですが、
振り遅れてのファウルに。
でも、その後、ファウルで粘られるも、
最後はインローに沈めて空三振に。


島内には、外角スライダーで
半端な小さくスイングをさせて空三振に。
島内自身、読み違いという印象。
ロメロには、球が暴れてボール先行するものの、
3球目は低め一杯にストレートを決めてB2S1に。
この3球目は良い球を放りましたね。
最後は甘い高めのスライダーを引っ張られますが、
中村の真正面で三ゴロに。


今日の平井は、三者凡退ですが、
ロメロの打席でもそうでしたが、
1球1球でムラは残っております。
でも、可もなく不可もなく
とりあえず「卒なくこなした」というところでしょうか。


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3番手に浜屋が7回表で登板します。


先頭の鈴木大地には、
外角低めを狙うも立て続けに見極められて
カウントはB3S0とボール先行する展開になり、
B3S1から外角の腰高に浮いたストレートを
逆らわずに流されて左二塁打を打ち込まれました。
もう少し低めへ投げ切りたかったですね。


しかし、次の太田には、バント打球が岡田の目の前に落ち、
岡田の好判断(三塁刺し)によりバントを失敗させ、
辰巳には、B3S1とボールが先行しましたが、
スライダーを内外に投げ切って空三振に。
おまけに、ランエンドを仕掛けていたところで、
岡田がそれを刺して二盗を阻止する併殺に。


今日の浜屋については、
岡田の好プレーが目立ってそれにも助けられましたね。
確かに投球に力みがあって球が荒れていましたが、
まあ可もなく不可もなく、大崩れせず
というところでしょうか。
でも、出塁を許しながらも失点許さずは評価できますね。


ところで、試合が終わってからマウンド上で
シャドウピッチングをしていましたね。
まだマウンドに慣れていないかもしれませんね。


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4番手にギャレットが8回表で登板します。


ただ、ギャレットは、一死満塁のピンチに陥り、
銀次を外角ストレートで狙い通りの遊ゴロ併殺打に仕留め、
無失点で切り抜けた点は評価しますが、
一死満塁のピンチへの陥り方には不安を募らせ、
米国時代から抱える「制球力」の課題を露呈しましたね。


一死からブラッシュ
打球コースが悪く二安打を打たれますが、
この打球は内角球で詰まらせてはいます。
ただし、初球~3球目で立て続けに外し、
B3S0とボール先行に。
まあ3球目は低めに際どく外す形でもったいなかったですが。


次の茂木の打席では、
最初の牽制は良かったけど、
2度目の牽制は雑で山川が怪しい捕球に。
初球では代走の小郷にスタートを切らせませんでしたが、
岡田の送球も逸れてニ盗を簡単に許します。
ただ、ギャレットのモーションも盗まれやすい感じに。
そして、茂木にはストライク入らずの与四球。


一番の課題は、
ブラッシュ、茂木の打席でのボール先行ですね。


そして、続く内田には、
カットボールが甘く入って左安打を痛打されて満塁に。
でも「変化球の甘さ・精度の粗さ」は課題ですね。


今日のギャレットは、
もともとからの課題
(制球&変化球)を露呈しましたね。


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最後は9回表に増田が登板しました。


ウイラー、山崎、山下と
ストレート中心で危なげなく三者凡退に抑えました。


ウイラーの遊ゴロは、深めの位置へ転がり、
森越が逆シングルで好処理しましたが、
最初の2球とも外角一杯で手を出させませんでした。


山崎&山下は、格下ですが、
ストレートで空振りは奪っていました。


今日の増田については、
ここ最近の中ではストレートに力はありました
ただし、相手も相手でしたから、
もうしばらく経過観察要というところですね。



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一方、獅子威し打線については、
涌井にきっちり抑えられてしまいましたね。


初回は三者凡退。。。


2回裏山川は打ちましたけど、
中村は強振して振り遅れの空振りを示して
最後は外角スライダーを一ゴロの併殺コースに。


栗山は高めボールの内角球で差し込まれましたね。


スパンジーは、2球目、ぶつかりそうな
インハイのボール球ストレートを投げ込まれ、
内角を意識せる投球
最後の3球目は真ん中気味でも緩いチェンジアップで、
少し泳がされ気味ながらバットの先の打球になり、
伸びを欠く右飛に。


3回裏木村4球目の甘い高めスライダーを
打ち損じてファウルにしました
が、四球で散歩します。
ただ、その4球目のような
甘くやや高めに入るスライダー
涌井攻略のカギとなる球なんですよね。
これは着実に打ち崩せば、涌井を攻略できます。


青雲びCM曲に乗って登場する川越
  ※前はゴジラ、世にも奇妙な物語のテーマ曲と、
   川越のセンス??? 川越って、いくつなの?

インハイのスライダーでバットを折りながら
詰まらせて一ゴロに倒れましたね。
まあ、この球は打てず、涌井が上手かったです。
手を出すなら、カットで逃げたい難しい球でしたね。


でも、金子は、11球粘りながら、
しっかり球筋を見極めて粘り勝って四球をもぎとります。
これで一死一二塁のチャンスをつくりました。


しかし、源田涌井に手玉をとられましたね。
2人ともタイミングが合ってなく、
源田も内角を意識させられたか、外角球を半端なスイングでしたね。


4回裏は、
先頭の山川が真ん中ストレートを弾き返して二塁打に。
ただ、本人も苦笑いしていましたけど、
5球目、真ん中のストレートを決めたかったですね。
結局、5球目は振り遅れましたね。。。
それがあったから
7球目は合わせながら(ヒット狙い)捕らえましたけど。


しかし、中村はタイミングがつかめずの空三振。
3球目は変化球で交わされて空振りをし、
最後の4球目ストレートには、
内角に対応しようとしながらも、
半端な小さいスイングになりましたね。


栗山も外角カーブを引っかけて二ゴロ。


スパンジーは、緩急を活かされながら
(2球目の99km/hカーブにスパンジー苦笑い)
内角ストレートで詰まらせてバットも折りながら遊ゴロに。


まあ、このときのスパンジーは、
カーブは緩すぎて手が出なった?見極めた?
はわかりませんが、
結果として、カーブやチェンジアップを見送って
ボールカウントを稼いだのは良かった点
であり、
その他2球ストレートは、
完璧に内角へ投げ切られた分、そう簡単に打てぬ投球と
涌井の方が上手でした。
むしろ最後の内角ストレートは、
それでも巧みに打とうとした分、やむを得ず、悪くもない打ち方
という印象でしたね。



結局、涌井には4回無失点と、抑えられました。


ただ、最近の獅子なら涌井にそれほど怖さがありません。
今日は涌井も4イニング限定でしたから、
終始一貫して丁寧に投げ切っていましたけど。


確かに、涌井はスタミナがありますが、
最近のロッテ時代を鑑みれば、
普通に投げていると、途中で隙(甘さ)を見せますので、
そこを着実に攻め落とせば、崩れます。


むしろの方が隙が無く、苦渋をなめさせられています。
(明日の方が獅子威し打線の真価が問われる)


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2番手に塩見が5回裏から登板します。


レギュラー争いをしている
木村川越が揃って連続空三振。。。


見たいのは、前日のように「双方が打って争う」ことです。
川越も一軍実績のある投手から結果を出さないと!です。
全球変化球の三球空三振と手玉にとられ、
川越の方も工夫無く単調(淡泊)すぎましたね。


ただし、後述しますが、川越の場合、
左腕投手に対する打撃が課題になってますね。


しかし、レギュラーを争うもう一人の若獅子・将平は、
塩見も油断したと言えばそうですけど、
初球の甘い高めストレートを逃さず
ジャストミートで弾き返し、中安打を放ちましたね。


源田も抜け気味のフォークを軽く合わせながら中安打に。
ここで森の代打として岡田が登場。
しかし、インハイのストレートで詰まらせながら打ち上げて遊飛に。。。
確かに、あの球は打ってもファウルにしかならずの球でしたが。


6回裏、先頭の山川がスライダーで
レフトスタンドへ一発ソロ「どすこい」を放ちます。
コンパクトに叩き込んみ、
レフトスタンドへ突き刺さる鋭い弾丸ライナー
となりましたね。
しかもバットの先で打って放り込みました。

コースはやや真ん中気味のスライダーでしたね。


ただ、これがもう少し内角へ入り込んでいたら、
本塁打になってなかったかもしれません。


やはり、山川の本塁打のほとんどは
内角以外ばかりだからです。
ここは中村との違う特徴ですね)


山川の内角に対する成績は次のとおりです。
2016年 28打数  7安打(打率0.250)4本塁打
2017年 52打数15安打(打率0.288)3本塁打
2018年 105打数 28安打(打率0.267)2本塁打
2019年 98打数11安打 (打率0.112)2本塁打


通算4ヶ年では、
  283打数61安打(打率0.216)11本塁打


すなわち、
過去4ヶ年の全ホームランは合計127本であり、
内角から打ったのはその1割未満(8.7%)です。
 (16年14本、17年23本、18年47、19年43本)


しかし、今年の山川は、
コンパクトにスイングして、
球がバットに当たる瞬間に力を集約して打つ

それによって強い打球を打つことを
意識した打撃フォームに改良しています。


この本塁打もコンパクトなスイングになってましたね。


この対応により内角球への対応力がアップするか?
どっちに転ぶか?わかりませんが、今日は飛びましたね。


あと、サイクル打へ王手と(あと三塁打がでれば)。


その後、中村、栗山が立て続けに歩かしてもらい
(ただ中村はストレートに「振り遅れ」
無死一二塁スパンジーが打席に。


しかし、スパンジーは、
クロスする外角低めスライダーを立て続けに空振りをし、
最後は、内角低めのストレートを詰まらせながら
打ち上げてファウルフライに
3球全てに打てる球はなく、見極めたいところでしたね。


スパンジーについては、
「縦系」変化球に課題を残しています。


ただ、スライダー系は
基本的に、それら「縦系」変化球ほど苦ではないですが、
左腕相手のクロスする
スライダーは苦手っぽいですね。
(右打者方向へ斜めに落ちる軌道)


下記は相手投手左右別のスパンジーの成績です。
右腕投手より左腕投手に弱みを抱えています。
AAA成績ですが、左腕相手では右腕相手より
OPSは0.3近く、出塁率は1割も低下
させます。


【メジャー通算:左右別打率】
対右投手は0.268(963打数、259安打)
対左投手は0.211(288打数、61安打)


【2019AAA:対左右別成績】
対右:打率0.329(295打数、97安打)、IsoD0.078、
   出塁率0.407、長打率0.546、OPS0.953
対左:打率0.264(129打数、34安打)、IsoD0.043、
   出塁率0.307、長打率0.388、OPS0.694


話を6回裏に戻すと、
続く木村は初球で二飛と凡退、
川越もスパンジーのように
外角低めスライダー空振りで追い込まれ、
最後は内角球で詰まらされて(二ゴロ)料理されます。


川越についても、昨年から
左腕投手への課題は残していますね。


これは昨年の二軍戦での成績になりますが、
右腕相手での打率は0.242に対して、
左腕相手での打率は0.159と低迷しており、
それが低打率にもつながりました。
また左腕投手からは本塁打を打てませんでした。


スパンジーも、川越も左腕投手に対して
打撃力向上は必須ですね。


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7回裏からはブセニッツが登板します。


昨年の獅子は、ブセニッツから打っている方です。


ただ先頭の将平は、
タイミングが合わず空振りし続けて僅か2球で追い込まれるものの、
その後、カットしながら何とか粘って粘りました。
でも、最後は内角一杯に抉り込むカットボールを決められ、
反応できず手が出ず、見三振に終わりました。


まあ相手の球が上手でしたね。
しかし、追い込まれてからの粘り、
さらに最後の球はカットしなければならぬことを学び、
将平にとっては、
今後の経験の糧になる1打席になった気はします。


続く源田、岡田はともに二ゴロで、結局、三者凡退に。
二人ともアウトロー、インローのストレートを打たされました。


まあ源田は4球目に右足への自打球により、
足を痛めながらでまともな打撃になりませんでしたが。
(ベンチへ帰るときも痛そうな感じに)
また岡田の打球は、二塁手が上手く処理しましたね。


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8回裏はが登板しました。


山川、呉、栗山と三者凡退だったわけですが、
その中で気になるのは、
打撃力をアピールしないと
生き残りは無い呉の凡退ですね。


ストレートを待っていながら
全球を変化球で交わされての凡退です。


でも、呉に関しては、
未だに一軍戦で打撃の結果を示していません。


そもそも、呉の場合、二軍戦も含めれば
通算打席数は、下積みで費やす打席数は十分経験しており、
もうここで芽が出ないと限界が見えてくる崖っぷちです。


本当に結果をもう出さないとヤバいです。


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最後はシャギワという新外国人(右腕)が登板しました。


スパンジーはストレートで差し込まれて遊ゴロに。


でも、木村がB3S1から中安打を打つと、
続く川越も内角ストレートを引っ張って右安打を放ちます。


木村が倒れたら、川越も倒れる
木村が打ったら、川越も打つ

仲良くシンクロしていますね。。。


試合後、監督からご指導を仲良く受けております(^^)


ただ、川越も右腕投手なら打ちますね。


これで一死一三塁のサヨナラチャンスを得ますが、、、
ところが、将平は投ゴロに終わり、水口は左飛に終わり、
得点を挙げることができず、西1-1楽と同点で終了。


ここは木村、川越が打っただけに、
同じ外野手レギュラー争いをしている将平にも
打ってもらいたかったですが、弾き返したものの、
相手投手も好反応を示しましたね。



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結局、今日の獅子威し打線は、
残塁祭(10個)に終わったわけですが、


明日はが登板するみたいですね。


岸の場合、涌井よりも隙がありません。
3月中旬に腰の張りを訴え、まだ本調子でないようで、
今回は色々試す、ということらしいですが。。。


それでも、
しっかり打ち込んでおきましょう。


一方、こちらは十亀が先発ですね。


ノリンが怪しくなって、
十亀、本田に召集がかかりましたからね。
でも、十亀、本田、あとは榎田あたりには、
先発ローテに入って活躍してもらいたい存在です。


十亀楽天二軍を相手に
フルボッコになったばかりですから、
きっちり借りを一軍相手に返して
先発ローテ入りを決めたいところですね。


ただ、十亀の前回登板は6月6日の二軍戦です。
前回は先発して2回36球を投げているわけですが、
(5安打、2本塁打、1与四球、1与死球)
早期KOであまり投げていませんけど
今回は中4日ですから、
5イニングくらい投げるとしたら、
その中4日の影響は出るかもしれませんね。


そこには配慮されたいです。