下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/11楽天戦(MLB)】ダラダラ投壊合戦に!獅子投手陣、三者凡退奪うイニング皆無。。。獅子威し打線はレジェンド&若獅子祭りに!

今日は楽天との練習試合・第三戦です。


今日は西武が先攻、楽天が後攻でした。


先発は
FAをとどまった十亀と、
FAであっさり出ていった
でも、十亀は先発ローテ入りを試す登板。
岸はあくまで様子を見るための調整登板。


で、結果の方は、、、

野球とは別のスポーツと化す???というような
乱打合戦、投壊合戦、炎上合戦に。。。


獅子投手陣は、
十亀3回、田村1回、本田3回、森脇1回、武隈1回と継投し、
三者凡退のイニングが皆無。。。


十亀と本田は、先発ローテの資質が試されているのに。。。


獅子投手陣について、簡単にコメントします。


〇十亀
逆球も見られ、球も高く制球乱れる。
とにかく、思ったところに投げられず、
高めに集まり、危ない球も散見。
抑えたイニングも
結果往来のラッキーという印象
でしたね。


確かに前回の二軍戦から中4日の登板でした。
前回の登板は、楽天の二軍相手にフルボッコとなり、
早期KOから2回36球しかなげていませんが、
疲労感はあったでしょうから、
中4日の影響はゼロではなかったと思います。


しかし、低めの球はほとんどなく、
結果的に3回2失点で済みましたが、
いつ大炎上してもおかしくない様相。


しかも、森の要求したところにもあまり投げられず、
3回裏、島内にタイムリーを打たれた時も
内角要求の球が甘く中に入りましたね。


また1回&2回とも、
せっかく併殺で料理して走者が無くなったのに
その直後にすぐ打たれて
すぐ走者を出すことを繰り返すあたり
十亀らしいと言えば、十亀らしいですけど、
やはりピリっと締まりません。


2回裏の併殺後に内田から打たれたのは、
コースは厳しいインハイであり、内田に上手く打たれましたが、
今日は球が高めにも集まりすぎてましたから、
相手も高めを狙い打ちでしたね。


十亀らしいと言えば、十亀らしいですけど、
不安が大きく残る投球になりました。


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〇田村
二死までは、シュートもキレがあって順調でしたが、、、
小郷に抜け気味のチェンジアップを仕留められてから、
崩れましたね。


まあ、それまではシュートが光っていたので、
小郷には、最後までシュートで攻めていれば
三者凡退もあったのでは?と思っていましたが、
少なくとも、そこから崩れるようではダメです。


まず次の銀次への与四球は余計でしたね。


次の小深田には、打ち取っており、
浅いゴロで田村が急行して捕球しましたが、
相手の足が速いことから、焦って悪送球に。
でも、送球ができていても間に合っていたでしょうが。


これで1点を失いますが、
百歩譲ってここで踏ん張れば、という所でしたね。


まあ、ここまではシュートは良いが、
シュート以外の球種には課題残す状況でした。


しかし、ここからが強打者を迎えると、
もうシュートもキレが無くなってボロボロでしたね。


浅村にはコースも甘かったですが、
もうシュートが単なるシュート回転ボールになって
ブラッシュ、浅村に連続一発を被弾し、
前々からの課題「一発病」を発症しましたね。


相手が格上だから苦しいというのはわかりますが、
これでは一軍戦で良くて
敗戦処理班の枠止まりであり、
投手力が普通のチームだったら、二軍降格の状況です。


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〇本田
こちらも先発ローテに名を連ねなければならぬ存在


本田自身、力でねじ伏せるタイプではなく、
制球の良さをアピールしていかないとならぬ存在なんですが、
とにかく、今日は、
カウントが「ボール先行」
になる打席が散見しましたね。


一番最初の5回裏の先頭・ウイラーに対しては、
外角を意識させながら、最後に内角一杯に決めて
ウイラーに手を出させない見三振を奪い、
制球の良さをアピールしたいタイプだから、
こういう三振の奪い方はGood Job!であり、
最初は、良い感じじゃん!と思ったわけですが、、、


次の内田に粘り負けしてから、雲行きが怪しくなって
 ※そもそも内田は変化球が苦手だから、
  緩急を活かして振り切りたいわけですが、
  カットボールが立て続けにハズレてボール先行し、
  チェンジアップも今一つ。


満塁ピンチから無失点に抑えたのは良かったですが、
その抑えた最後は、
甘い高めストレートを打ち損じた小深田の影響が大きく、
そもそも、小郷への余計な与四球も含めて、
満塁ピンチに陥ったことに不安を感じましたね。


6回&7回は、ロメロ、内田らの先頭打者を相手に
同じような三塁線痛烈な当たりで長打を許す形でしたし。
(どちらも先頭打者に完璧に捕らえられ続けた


前回6/5の二軍戦では、楽天二軍を相手に
2回26球で3被安打、1被本塁打、2失点。


前回も、今回も双方を鑑みても、
不安がまだまだ払拭できぬ投球になりました。


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〇森脇


森脇に関しては、
辰巳に甘く高めに入ったストレートをジャストミートされましたが、
今日の投手陣の中では「唯一まともな投球」でしたね。


落差のあるフォークを駆使しながら、
順調に抑えました。


まあ内田から奪った全てフォークばかりによる三球三振は
内田自身の方に問題あり(変化球対応が下手)ですが、
浅村をきっちり泳がせながらで遊ゴロで料理しましたね。


今日の森脇は、唯一上々だったですね。


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〇武隈
リベンジのリベンジで登板してきた
という感じでしたね。


二死まではあっさりと危なげなく奪い、
ストレートも走っていたわけで、
(スライダーは低めに投げ切れてませんでしたが)
おっ、修正してきたか???
一瞬、思わされましたけど、、、


銀次の打席になって、急に底が見え始めて
小深田には、ストライクが入らなくなる状態に。。。


最後は、ロメロが打ち損じてくれましたけど、
ロメロに投げ続けたチェンジアップも精度が甘かったですね。


今の武隈で一軍戦は、やはり苦しいですね。



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一方、獅子威し打線については、


不振だった森が猛打賞、中村がマルチでしたね。
ただ金子が6タコ・・・
1番打者として役不足感が露呈されていますね。。。


1番打者論については、昨年末に検討したものですが、
こちらをご参照ください。


【第1編】


【続編(第2編)】です。


ところで、今日の中村は、
2安打とも甘い真ん中の変化球(スライダー、フォーク)
ではありましたが、
評価できるところは、
岸から二塁打を打つ前の3球目ですね。


この3球目は、
高めのストレートをファウルしたわけですが、
その打球は真後ろに逸らしており、
振るタイミングが合っていましたね。


中村のような、年齢との戦いがあるベテラン打者の場合、
速いストレートにどれだけついていけるか?は大いに着目したく、
ストレートが重要な物差しになります。
稼頭央の時もそうですが、
晩年はストレートについていけなくなってました。


今の中村は、四球を選べるように、
球筋は見えていますから動体視力はあまり心配してません。
でも問題は、スイングがついていけるか?が気になります。


前の中日戦で、
マルティネスから全球ストレート攻めにあったとき、
2球目は完全に振り遅れていましたが、
3球目は、始動を早くしてタイミングを修正し、
後ろに逸らすファウル
を打ち、そこは評価した打球でした。


ただし、振るタイミングだけではダメであり、
あとはストレートで
しっかり安打を、本塁打を打てることがカギです。


近年における中村のストレート成績を見ればわかるように、
ストレートを打てるか?否か?の結果が
中村自身の好調・不調を表していますね。
絶不調だった2017年はいい例です。


※中村:対ストレート
 2014年 打率 0.263、wFA/C 2.23
 2015年 打率 0.292、wFA/C 2.52
 2016年 打率 0.281、wFA/C 0.36
 2017年 打率 0.215wFA/C 0.62
 2018年 打率 0.302、wFA/C 2.07
 2019年 打率 0.349 、wFA/C 3.93
 ※wFA/C:ストレート100球当たりの得点増減


で、痛快だったのは2回表&3回表でしたね。


確かに自身、腰の張りから久々の実戦登板となり、
投げることができるか?を含めた調整だったように
決して、状態は良くありませんでした。
それでも、今日の双方の投手らの中で、
マトモな投球を見せたあたり、
他投手らのだらしなさが目立ちましたけど。。。


岸も調子が良ければ、
コース一杯のストレートをビシビシ決めてきますが、
今日はそこを決めれないケースが散見していましたね。


それでも中村&栗山のレジェンドが
連打で先制点を奪ったのは痛快でした。


そして3回表ですね。
こちらも福井がボロボロの不調だったこともあるでしょうが、
レギュラー争いを繰り広げている川越、将平、呉と
若獅子らの得点を奪う三連打は痛快でしたね。


川越&将平の連続二塁適時打
そして呉の大きな2ラン弾!



そのうちについては、最近、打撃でも良いところ無しでしたから、
ジャストミートで放ったこの一発や6回表の右二塁適時打と、
活躍ができて良かったですね。


将平についても、猛打賞であり、
最近は、凡退しても、
球をしっかり捕えながらバットが振れており、期待感が膨らみます。
また振った後のフォロースルーが秋山に似てきた?
という印象も感じますね。。。


ただ、川越については、
適時打をジャストミートで放ちましたが、
それ以外の4三振はいただけなかったですね。


川越について、
一打席目の岸から奪われた三振はやむを得ない、というか
今後の成長に向けて
良い経験を積まさせてもらいましたね。


岸にしては、最初の二球でボールが先行しましたが、
3球目以降、完璧に手玉に取られましたね。


3球目:内角一杯にチェンジアップを決められ、手が出ず見逃し。
4球目:内角低めのカーブでタイミングが全く合わず
    振り遅れの空振り
5球目:外角一杯にストレートをズバっ!と決められて見三振
    (このズバっ!と決めてくるのが岸の真骨頂
    4球目の緩いカーブで強い印象を持たされて
    次に速いストレートで全く手が出ない。
    緩急を活かされながら、コース一杯に投げ込まれる


川越自身、
こんな投球にお目にかかる機会はそう多くありませんから
良い経験になったと思います。
そして、肝心なのは、
こういうタイプの相手には、
力任せでは打てない、
ドツボにハマるということを学べるか?
ですね。


で、川越の反省されたい打席は
3~5打席目の三連続三振ですね。


積極的にバットを振っていく!
それはそれで大事であり、そこが川越自身の売りでありますが、
打つ気満々で、余計な力みが入り、
力任せだけでは相手に転がされるだけ
(バットを振り回しているだけでは)です。


最近の例でいえば、この3打席は、
一軍戦で打てぬ愛斗と同じような打撃になってます。


一軍実績のある投手から安定して打ち込んでこそ
はじめて、活路が見いだされます。


もう少し冷静になって考えてもらいたいです。


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ところで、
ここ2試合、外崎が腰の張り(?)で不出場、
源田が前日の試合で自打球が当たって様子見の不出場となり、
二人が負傷・離脱したら痛すぎるわけですが、
(一応、大丈夫らしい)
外崎に代わって二塁手を務めているスパンジーは、、、


スパンジーは二塁手が本職なわけですが、
まだ盗塁を刺すときの捕手との連係プレーとかが
できていませんね。


4回裏、小深田にニ盗を許したとき、
森が送球するものの、
二塁手のスパンジーがベースに入らずでしたね。


そのあたりは、きっちりされたいです。


ところで、今日のスパンジーの打撃については、
岸にあっさり手玉にとられてしまいましたね。


初回の1打席目、
1球目:内角のカーブを見逃し
2球目:外角低めのカーブを大振りして空振り
3球目:外角高めのストレートが僅かにハズレてボール。
    スパンジーは、何とか引っかからないようとどまる。
 ※ただし、これが好調の岸であったら、
  コース一杯をズバっと突くストレートで
  見三振を狙ってくるので、
  スパンジーもそれに対応できるか?はカギ
4球目:外角高めのストレートがハズレてボール。
    カウントはB2S2 
5球目:内角低めのカーブで空三振


このとき、スパンジーは三振に仕留められた直後、
岸のカーブの軌道に驚嘆しており、
下を向きながら、軌道を思い出そうとしていましたね。
「ボールはどこだ?」と
球の軌道を完全に見失っていましたね。


スパンジーにとっても、良い経験になったと思います。


でも、今日のスパンジーは
そのままカーブに屈することなく
対カーブの結果を出しましたね。


5回裏の辛島から打った右安打は、
スパンジーの進化の兆しを見ました。


※まだ最初の話なので「兆し」ということで。
 このような打撃を続けてくれれば良いですが、
 もし続かなけれんば、、、それは「錯覚」に。。。


タイミングを修正しながら、
内角カーブをしっかり捉え、
強い打球で一二塁間を割る右安打を放ちました。
しかも、右腕投手より
苦手な左腕投手から打っただけに
その安打の価値は高まります。
(まあ辛島の状態もありますが)


【5回裏:スパンジーの打席】
1球目:外角のカーブを見逃し
2球目:外角の低めカーブをいつものように空振り
3球目:内角高めスライダーをファウルに。
    打球は鋭く一塁線へ。
    ラインは切れましたが、良い打球でした。
4球目:外角低めに外れるストレート見極める
    (これでB1S2)
5球目:クロスして外角低めに逃げるスライダーをファウル
    何とか食らいついて当てていきます。
6球目:内角のチェンジをファウル
    辛島は逆球であったが、
    スパンジーも何とか食らいついて当ててくる。
7球目:内角カーブを捕らえて
    強い打球で一二塁間を割る右安打 。


まあ、これが今後も、
引き続き対応できるよになると良いんですけどね。


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ところで、話は変わりますが、
最後に投げていた
楽天のルーキー津留崎について。


初めて見ましたが、
打つのがなかなか難しそうに見え、
良い投手だな、と思いましたね。


150キロを超えてはいないんですが、
終速があまり落ちにくそう(正確にはわかりませんが)という印象で、
ストレートに関しては、
球速以上に速く感じましたね。


また、あの投げ方では腕の出方もわかりにくく、
タイミングが掴みずらく
さらには、カーブも大きく曲がるため、
コースが甘くても、
球の頭を叩かされてしまって、
ゴロ打の山を築かされる感じです。


このような投球を安定してやられると、
厄介な投手が現れたかも、、、
という印象を思わされました。



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まあ、とにかく
今日も「投手陣への不安」は
相変わらず残存し続けていますね。
せっかく、昨日は今井が好投したわけですが。。。


頭を抱え続けることになりそうですね。


ノリンは負傷、十亀&本田、榎田が不振では、
新興勢力になっている
與座や浜屋も何イニングも投げられるかが微妙なため、
6柱用意すべき先発投手
『いねぇーんだよ!』状態
になってしまいますね。



ところで、今年は、コロナ特例により
一軍登録人数の上限が緩和されて増えるようですね。


一軍登録数は29人から31人、
ベンチ入りを25人から26人に拡大する方向のようですね。


辻監督は
「投手の投球回数が少ないところがある。
 先発がどこまでいけるのか心配もあるので、
 1人増えれば中継ぎ陣に厚みがおける」
とコメントされています。


まあベンチ入りは1人増だから、
その増加枠に中継ぎを増やすのは良いのですが、、、
気になるのは
昨年と比して、
1人しか投手を増やさないの?
です。



今年の様相を考えると、野手陣には、
熊代、水口、森越の3人を揃って
一軍ベンチに揃えようとしてませんよね?
ということです。


捕手の森、岡田、柘植の三人体制はまだ理解できますが。


昨年までも野手を余計に揃える傾向はありますが、
今年は、今まで以上に投手への負担が大きいですから、
使わない無駄な野手陣を減らして
肝心な投手陣の駒を増やしたいですね。


一軍登録が31人、ベンチ入り26人であるならば、
一軍登録については、最低、
投手は16名(先発6名、ブルペン10名)、野手は15名、
ベンチ入りには
先発1名、ブルペン10名、野手は15名を揃えたいですね。


状況に応じては、
投手17人、野手14人もありです。


しかし、投手15人&野手16人や、
投手14人&野手17人の体制は避けて欲しいです。