下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/13鴎戦(MLD)】今日は珍しく平穏な試合展開に!一発攻勢で最後はサヨナラ決める。。。レギュラーの座、1番打者の座を争うチーム内抗争はまだまだ続く。その抗争もできる限り高レベルの戦いをしていきたい。

練習試合も残すところ2試合です。


昨日のロッテ戦で、ニールが炎上し、
今の練習試合シーズンは、
乱打戦?投壊戦?獅子らしいゲームが散見しました。


開幕は6月19日と決まったわけですが、
2ヶ月の自粛期間があった中で、
1ヶ月弱しかない準備期間です。
ある意味で、準備期間不足は否めません。


今までにない調整状況ですから、
好調になる者もいますが、
不調で準備不足のまま開幕を迎える者も続出するのは当然でしょう。


まあニールに関して、一番気になるのは、
もちろん、他球団も研究してくるでしょうが、
制球力タイプですから、
ほんの僅かなズレによりリズムを失って崩れ、
不振に陥りやすい可能性
がゼロではないこと、ですね。


最近で例えるなら、
昨年のアルバース(こちらは負傷も響きましたが)や
ボルシンガーのケースですね。


今年のニールがそれらをどう克服するか?
そこは大きなカギになりますね。


さて、今日は、今までに散見していた
乱打戦?投壊戦?というほど荒れず、
平穏なスコアボードとなりました。


それでも危険球退場とか、荒れ気味な局面はありましたが。


スタメンと結果を示します。


1番にスパンジーを持って行って、
金子を9番で試しましたね。


金子も不振に陥っているだけに、
1番打者争いはまだ続きます。



森は休養させて、岡田にマスクをかぶらせました。
森が不在の分、中村を3番に起用しましたね。
でも、本番で中村3番は無いでしょう。


中村の途中交代はあるでしょうが、
今日は未だにパッとしない中村に
なるべく多めに打席を踏ませる意図があったかな?
という気はしています。


レフトに川越がスタメンで出場し、
ライトにスパンジーを配置し、木村はDHスタートでしたね。
(途中から木村をライト、スパンジーをDHで入れ替え)


川越、スパンジーの守備を確認させるとともに、
慣れさせる意味合いもあった配置と思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では、まず投手陣について。。。


〇松本
先発を果たしましたが、やっちゃいましたね。


4回無死二塁の場面で中村に対して、
すっぽ抜けて頭部へ直撃。
ヘルメットのツバ付近に当たって、
ヘルメットも回転したので、
球の力積は分散もしたでしょうから、
実際に、中村本人も大丈夫そうだったので
とりあえずは、良かったというところでしたが、
(頭部打撲らしいです)
松本自身は、危険球退場に


退場はしょがないですね。


まあ、内角を攻めてのすっぽ抜けでしたから、
やむを得ない面はあったと思います。
 ※獅子投手陣の場合、
  外角攻めからの与死球は目立つわけですが、、、


気になるとしたら、
松本に精神的な後遺症が
残らなければいいが、、、ですね。


しかし、今日の松本は、大崩れしていませんが、
その与死球以外で
反省すべき重要な材料は残りましたね。



昨年から有する松本の大きな課題の一つとして、
「長く投げることが難しい」という点が挙げられます。
中盤で一杯一杯になる問題すね。


その要因として、
もちろんスタミナ面に課題を残しますが、
一番、大事なところは、
『球数が無駄に多いこと』が挙げられますね。


昨年の1イニング平均球数を見てもわかるように、
松本は18.8球/回と多いです。


今井でも17.9球/回、光成や十亀でも17.1球/回です。
15.9球/回のニールや16.1球/回の本田と比べれば、
1イニング3球近くの差があり、
6イニング換算なら16~18球も多くなります。


だから、松本については、
スタミナ強化は必要であるけれども、
それだけではダメであり、
『無駄な球数を減らすこと』
重要な課題の一つになっています。


今日の試合の場合、初回が終わったとき、
松本が18球、種市が20球と種市の方が多かったですが、
3回終了時には、
種市が49球(16.3球/回)に対して、
松本は60球(20球/回)と既に11球の差が生じています。


確かに、ヒットを打ち込まれれば、球数が嵩むのは当然であり、
相手打線の違いも球数に関わってきますが、
3イニング60球(20球/回)は多すぎ、
これでは6イニングを投げ切るのが難しくなります。


もちろん、ときには、
球数が嵩んでも慎重に攻めなければならぬ
シチュエーションもあるでしょう。


初回二死一塁でレアードの打席では、
一発を警戒して、慎重になり過ぎボールが先行しました。
まあ、そこはやむを得ない面はあります。
ただ2球目のフォークは、
力んで逆球になったのが課題ですが。


しかし、初回の先頭・福田から与四球。
打者15人を相手にして、
与四球3(ほか与死球1)は多いですね。


しかも、3回表、角中には
わずか2球で追い込みながらも、
粘られての与四球はもったいないですね。
まあ、この角中の打席では、
フォークの精度が低く、
角中に手を出してもらえなかったことが大きいわけですが。


もっとも良かった2回表の話ですけど、
中村に対しては、遊ゴロで仕留めましたが、
緩急を活かしながら3球目までで追い込んだのは良かったですが、
4球目のストレートが力んで外しており、
5球目のカーブは大きく外へ外しており、
この4~5球目は無駄に球を消費しました。


4回表のマーティンに対する与四球ももったいなかったですね。
確かに一発を警戒して、1~2球目のボール先行はやむを得ず、
カーブを選んでいる分、甘く入るよりマシという点はありますが、
3球目、フォークできっちり空振りを奪いました。
で、4球目、ストレートを選んだのは良いのですが、
力んでカウントをB3にしてしまったのはもったいなかったです。
次の低めストレートは、狙いすぎた分、外しており、
まあ、置きに行くよりはマシですが。


いずれにしても、松本については、
光成や今井とともにドラ1三銃士として
エース格の存在に育って欲しいですから、
QSやHQSをクリアできる投球をしてもらいたいです。


そのためには、細かい点になりますが、
できる限り「無駄球を減らすこと」
そこは松本にとって、重要な課題の一つになります。


さて、松本について、
1回表の立ち上がりは、
先頭の福田への与四球以外、抑えました。
荻野から奪った空三振も、
緩急を活かして空を切らせる見事な投球でした。


ただし、この1回表は、低めが2~3球しかなく、
ほとんどが腰高以上の高めに集まっていましたね。


こういう投球を続けていると、
球数が嵩んでスタミナを消耗するようになる中盤あたりに
ボロボロに打ち込まれる懸念を残します。
(先日の十亀も高めに集まりすぎていましたね)


でも、先日の十亀と違ったのは、2回表になると、
低めにも集まるようになって修正しましたね。


マーティンにはやや低めでしたが、
外角一杯にストレートを決めて見三振を奪いました。


中村には低めストレートで
空振りを奪ったり、遊ゴロに仕留めました。


井上には、5~6球目をファウルで粘られましたが、
低めに投げ切った分、ファウルにしかならず、
最後は、低めのフォークで見三振を奪いました。


2回表は、
低めにも球が集まるようになり、
緩急もきっちり活かせましたね。


まあ、3回表、福田に打たれたのは、
カーブを2度続けてきっちり合わされたように、
好調の福田を相手に2度続けたのが迂闊でしたけど、
荻野に打ち込まれたタイムリーは、
甘く浮いたとところを仕留められましたね。
着実にタイミングを合わされて弾き返され、
二遊間を割られました。


いずれにしても、松本に関しては、
開幕へ向けては順調に調整されつつあるでしょうが、
「無駄球を極力減らす」や
「甘い球を極力減らす」など
細かいところへの詰めの甘さを何とかしたいですね。


ところで、1回裏、角中は左飛に仕留めたわけですが、
川越と金子が交錯しそうになりましたね。
川越が打球の軌道に夢中になっており、
金子の声が聞こえなかった様相でした。


交錯は、失策等の懸念もありますが、
何より大きな負傷事故につながりやすいですから、
そういう連係プレーはきっちりしたいですね。



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〇森脇
2番手の森脇については、
松本の危険球退場に伴う緊急登板となったわけですが、
急ピッチで仕上げながら、良く投げたと思います。


確かに一死一二塁の柿沼の打席では、
ボークをしてしまいましたが、
ランナーが動いて、
そのとき「おい!」と出された声につられて投げられず、
ボークになってしまいました。


またボーク直後の柿沼への4球目は、
そのボークで動揺していましたね。


まあ、やむを得ません。


それでも、柿沼に対しては、
カーブを相手の胸元へ投げ込み、相手の意表を突き、
相手がカットしようとしてハーフスイングになり、
空三振を奪いました。

確かに相手が柿沼とはいえ、結果往来とはいえ、
見事な投球でした。


藤岡にも低めストレートを引っかけさせて二ゴロに。


このイニングの投球は、森脇にとって、
緊急登板等でピンチになり良い練習機会になりましたね。
確かに動揺もしましたが、
崩れず無失点に抑えたのは自信につながります。


森脇の2イニング目となる5回表は、
角中へ四球を与えましたが、
力みながら逆球もあり、もったいなかったです。
まあ4球目の低めフォークで空振りを奪えない当たり、
角中の方が森脇より格上、ということを実感させられましたけど。


でも荻野に対しては、源田の軽やかな上手さもありましたけど、
森脇も低めへ投げ切って遊ゴロ併殺打に打たせましたね。


森脇に関しては、
順調に調整が進んでいるようですね。


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〇浜屋
マーティンに一発をお見舞いされてしまいましたが、
外角球だったとはいえ、スライダーが高めに甘く入りましたね。


まあ、良い反省材料になったと思います。


浜屋の場合、
クロスさせるスライダーを
低めに集めてナンボ!ですから、
甘い高さに入れば、打ち込まれることを体験しましたね。


確かに福田への5球目ファウルや、
井上を中飛に仕留めたスライダーも
もう少しキレを増して低めに集めたいわけですが、
現時点でそこまで心配することはなさそうで、
キャリアを積んで成長してくれるでしょう。


今日は、
クロスするストレートは走ってましたね。


もしマーティンに打たれた球がストレートだったら、
外野フライで止まっていた
気はします。


ただ、このマーティンは、
メラドに来る前は19打席連続無安打だったらしいですが、
昨日&今日の二戦で火をつけてしまいましたね。。。


浜屋に関しては、
今の状況なら開幕一軍に合格点が与えられ、
キャリアを積みながら
スケールアップしてくれるそうな
気体が膨らむ存在です。


ただし、所詮はルーキーですから、
慣れぬプロ野球生活(通年では未経験)であり、
今年はイレギュラーの負担になりますから、
潰さぬよう酷使は厳禁ですけどね。


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〇武隈


陣営はまだ武隈の一軍起用を諦めてない様相で、
今日も登板してきました。


今日は、清田、藤岡、鳥谷と相手が比較的、楽でしたが、
清田の二遊間を抜けそうな打球を外崎が好守で助けましたが、
一応、三者凡退に仕留めました。


確かに清田への初球の低めスライダーは、
キレもあって空振りを奪いましたが、
チェンジアップは決まりませんし、
藤岡を中飛に打ち取った
スライダーもキレは足りませんでしたね。


これが良い頃の武隈だったら、
スライダーがもっとキレて
もう少し低めの外角へ逃がしていますね。


武隈のストレートも、
球速があまり出ないタイプですが、回転数が高いタイプです。
でも、今ではそこまでの回転数もキープしているか?
データは不明ですが、
内部では把握できているはずなので、
そこの確認はして欲しいですね。


武隈の経過観察要は続きます。


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〇平井


平井も無失点で凌ぎました。
牽制で走者を刺したのは助かりましたね。


ただ、岡を外角のスライダーで泳がせながら、
腰を引かせて打ち取りましたは、
スライダーをもう少し低めに投げたかったですね。


今日の平井について、気になったのは
フォークの精度の低さでしたね。


安田には、弾き返される。
キレ甘いフォークが腰高に甘くも入り、
そのまま弾き返されて、中安打を打ち込まれました。


また安田への初球も
フォークが抜け球になっていましたね。


昨年、活躍できた一因には
そのフォークの存在が大きかったですね。
(特に左打者に対する内角低めフォーク


とにかく、ストレートも大事ですけど、
スライダーやフォークの
変化球の精度アップは必須ですね。


ストレートがあってこそ、変化球が活かされる
変化球があってこそ、ストレートが活かされる

わけですから、平井の場合、
ストレート、スライダー、フォーク
3球種全ての精度は高めて開幕を迎えたいです。


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〇増田
今日の増田は、147~148km/hのストレートを連発し、
最後は清田を外一杯のストレートで空を切らせ、空三振に仕留めました。
球も走っており、増田も満足げに上機嫌でしたね。


ただ、その清田への打席では、
変化球で僅か2球で追い込みつつ、
4球目、5球目において、
ストレートで勝負を決めようと投げ込んだわけですが、
2度続けて力んでハズしていましたね。


6球目は、外しましたが、フォークで間を置き、
最後の7球目に、入魂したストレートで空三振を決めました。


気になる点は、
その2度続けて力んでおり、フォークを挟むけど、
3度目の正直でストレートを決めた、というあたりですね。


確かに「勝負を決めよう」とした分、力んだでしょうが、
キャリアの浅い投手ではないですからね。


おそらく空振りを奪うために
気を入れた入魂の球になったわけですが、
その入魂のストレートを
一発で投げ切れなかった(決められなかった)こと
すなわち、
球質が良好なストレートは
そう多く投げられないかも(A)

という不安を残しましたね。


逆に福田光に中二塁打を打ち込まれたストレート
確かに甘いコースであり、
そこをジャストミートされましたが、
福田光の力で完全に運ばれて強い打球を示されましたね。


福田光クラスの打者が相手なら、
本来の増田のストレートの球質があれば
力でねじ伏せます。


148km/hは出ていたでしょうが、
球質が軽く感じられました。
清田に決めたストレートとの走りの違いがありました。


江村への3球目のストレート
高さは腰高と甘めでしたが、148km/hは出ており、
内角へ投げ切っていますが、空を切れませんでした。


今のストレートは、
同じ球速でも、回転数等の球質が
本来の増田が投げていた
ストレートに近かったのか?否か?


それが「否」であったとすると、
前述(A)の不安(仮説)も含めると、
無理をすれば最後のような
入魂一球のストレートを投げることができるけど、
ストレートの球質が
昨年より下降線になっている可能性が懸念されますね。


経過観察要は続きますね。


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一方、獅子威し打線についてです。


まず1番に入ったスパンジーについてです。
4打数2安打で好調キープです。


5回表の3打席目の左安打は、
外角球に逆らわず自然体で流し、軽打狙いのヒットを打ちました。
常に大振りではなく、
状況に応じた軽打狙いができる柔軟さは好材料です。
ただ、お得意のストレートであり、
まあ、ストレートが強いことはもうわかったから、
というところですね。


でも、初回の1打席目は、
ストレートが多い種市が相手だったとはいえ、
ストレートなかりで攻められ、B2S2からの7球目、
低めスライダーで上手く右前安打を打ちましたね。


ここでは、
速球攻めから一転する緩い球にきっちり反応することができ、
球が沈むところを引きつけながら、
上手くすくい上げバットを振り切ってライト前に落とした打撃
が評価できますね。


まあ、スパンジーについては、
フォーク、チェンジアップ、カーブのような縦系変化球
左腕投手が右腕投手より苦手のようであり、
左腕投手が投げるような
クロスしながら外角低めに逃げていくスライダーへの
対応力がどうか?


そこに課題の焦点が絞られ、
そのニ点には、経過観察要が続きますね。


ただ、3月20日以降の練習試合について、
1.02 Essence of Baseballではデータを整理されており、
そのデータを参考にすると、昨日時点において、
スパンジーのボールゾーン見極め率
59.5%と低すぎるんですよね。


だいたい一軍選手の場合、
少なくとも7割以上が欲しいところです。


例年のメヒアでも68~70%くらいはあります。
昨年の山川でも73.7%はあります。


まあまだ試合数が少ない面もあるので、
変動しやすいところはありますが、
6割を下回るのは辛いですね。


思い切りバットを振っていくことは良いのですが、
もう少し見極めはしていきましょうね、は否めませんね。


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ところで、9番に下げられた金子については、、、
守備面では好守を魅せてくれましたけど、
打撃面の方は、、、
1打席目はユニフォームをかする死球でしたが、
2打席目は外角低めのフォークを引っかけ一ゴロ、
3打席目は、高めチェンジアップを弾き返しますが、
二遊間を割ることができない遊ゴロに終わり、
今日も良いところがありませんでしたね。


まあ、オープン戦とかでは活躍していましたが、
粘るわけでもなく、四球を選ぶわけでもなく、
打撃面が淡泊なんですよね。


やはり金子の場合1番打者は荷が重く、
逆に9番打者の方が適性があり、
「最強9番打者」への活路の方が合っている
気はします。


とにかく、1番打者をやりたいのであれば、
①必ず先頭で回ってくる1打席目で
 相手の立ち上がり時に相手へ脅威を与えること
 相手のリズムを崩すこと。
 →1打席目できっちり爪痕を残すこと
 ※まあ、2番以降に相手の様相を伝えることもある
②最も多く打席が回ってくるので、
 倒れず数多く出塁すること。
 
この二点に対応できる打撃をして欲しいです。


秋山の場合(秋山と比較は酷ですけど)、
昨年、得点圏打率は下がりましたけど、
打率や出塁率はチーム上位をキープしていました。


また秋山の存在から
相手も立ち上がり時に脅威を感じますが、
やはり1打席目で多く打ってましたね。


【秋山(2019)打席別打率&出塁率】
 1打席目  :打率0.359、出塁率0.413
 2打席目  :打率0.252、出塁率0.399
 3打席目  :打率0.314、出塁率0.434
 4打席目  :打率0.333、出塁率0.387
 5打席目以降:打率0.237、出塁率0.308


一方、金子の場合、昨年の成績を見ると、
〇通算
 打率0.251、出塁率0.324、OPS0.616
〇打席別
 1打席目  :打率0.246、出塁率0.306
 2打席目  :打率0.296、出塁率0.366
 3打席目  :打率0.198、出塁率0.276
 4打席目  :打率0.301、出塁率0.399
 5打席目以降:打率0.200、出塁率0.238


全体の通算打率、出塁率もそう高くないのですが、
1打席目がそう得意ではないんですよね。


ちなみに、外崎、源田も含めて、
昨年の通算&1打席目成績を見ると、
【通算】
 金子:打率0.251、出塁率0.324
 源田:打率0.274、出塁率0.324
 外崎打率0.274出塁率0.353
 秋山:打率0.303、出塁率0.392
【1打席目】
 金子:打率0.246、出塁率0.306
 源田:打率0.292、出塁率0.315
 外崎:打率0.246、出塁率0.305
 秋山:打率0.359、出塁率0.413


源田や外崎の方が1番打者への適性は高いです。


まあ、今はスパンジーもその可能性を秘めていますので、
金子、源田、外崎、スパンジーの争いになるわけですが、
金子はやはり劣勢という印象ですね。


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不調に陥っている中村については、
6回裏の3打席目に
外角高めストレートで左中間二塁打を放ちましたね。
まあ、高めのボール球をバットの先で打った分、
スタンドインするような打球になりませんでしたが、
左中間を割るフェンス直撃の打撃になりました。


これがスライダー等の変化球であったら、
あまり評価はしません
が、
打ち込んだ球がストレートだったので評価します。


中村の場合、
落ちるような変化球をスカっと空振りしたりするのは、
好調時でもお約束です。


でも、ストレートが打てぬときは、
中村自身が不調状態になっているときですからね。


近年における中村のストレート成績を見ればわかるように、
ストレートを打てるか?否か?の結果
中村自身の好調・不調を表しています
ね。
絶不調だった2017年はいい例です。


※中村:対ストレート
 2014年 打率 0.263、wFA/C 2.23
 2015年 打率 0.292、wFA/C 2.52
 2016年 打率 0.281、wFA/C 0.36
 2017年 打率 0.215、wFA/C 0.62
 2018年 打率 0.302、wFA/C 2.07
 2019年 打率 0.349 、wFA/C 3.93
 ※wFA/C:ストレート100球当たりの得点増減


また年齢との戦いがあるベテラン打者の場合、
速いストレートにどれだけついていけるか?は大いに着目したく、
ストレートが重要な物差しになります。
稼頭央の時もそうですが、
晩年はストレートについていけなくなってました。


それ故に、中村の調子を見るバロメータには、
やはりストレートでの打撃面を重視します。


ただ、確かに高めのボール球であり、
次に2ランを放った山川は腰高程度の高さであり、
山川の方が打ちやすい球ではありましたが、
中村も、山川もバットの先で打ちながら、
フェンス直撃に中村より
流してスタンドインさせた山川の方が
はるかにパワーがあることを再認識させましたね。


中村の話にもどすと、
確かにストレートを打ったことは評価できますが、
種市のストレート
打つことができていたら
評価はもっと上がったと思うのですが。


1打席目はインハイ球で詰まらされており、
その打席は難し球に手を出してやむを得ませんでしたが、
2打席目は相手の思惑通り、
外角ストレートを打たされて
遊併殺となりましたね、、、しかも初球で。。。


※球速は2打席目が142km/hであり、
 3打席目の方が146km/hです。


確かに、中村の場合、
走者一塁の場面で、球を引っかけてのゲッツーは
好調時でもお約束(有りがち)という面はありますが、
コースとしても、低めだったり
1打席目のような難しい球ではないですからね。
しかし、初球で遊併殺はゲンナリ来ますね。
何とか打ちたい場面、
最悪、凡退でも一人で死すべき打席でした。


あとは、中村については、
その後も安定して打ち続けられるのか?
もっと速いストレートでついていけるのか?
そこは課題が残りますね。


いずれにしても、経過観察要です。



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また注目はレギュラー争いですね。
今日なら川越、木村、呉ですね。
(山野辺は守備止まり、将平は不出場)


昨日は一発を打った川越ですが、
今日は三振3つ含む4タコでしたね。


しかも、2打席目は振りに行っての空三振でしたが、
1打席目、3打席目は全く手が出せずの見三振


川越の場合、
思い切り積極的に打っていくこと
セールスポイントですが、
盲目的に何でもかんでも手を出していくと、
楽天戦のときのときのように
ブンブン丸で愛斗のように倒れまくります。


ただ、悩んでしまうようでは、
今日のように手が出なくなる面が生じます。


基本的に、
思い切り積極的にバットを出して行っても
球はしっかり見極めよう、
というところですが、
ある意味、その二つは相反関係にもあります。


だからと言って、
見極めようと慎重になり過ぎればバットは出ないし、


二軍戦と違って、楽な球を簡単に投げぬ一軍戦では、
闇雲に、盲目的に何でもかんでも振り過ぎになれば、
愛斗のように打ち損じまくりますね。


そこのバランスが難しいことは確かであり、
昨年の愛斗はそれを乗り越えられませんでした。


しかし、山川にしても、他の打者にしても、
一軍で活躍しているためには
ボールゾーンの見極め率は7割以上、
ストライクゾーンのスイング率も7割前後
が欲しいところです。


逆に山川や外崎も
二軍から出てきたときは
見極め率は7割を下回っていましたが、
その後は、しっかり高めていきましたね。


ちなみに、次は主にパンチのある獅子野手における
昨年のボールゾーン見極め率、
ストライクゾーンスイング率を抜粋したものです。


山川 :B見極率73.7%、Sスイング率70.1%
中村 :B見極率75.2%、Sスイング率74.5%
森  :B見極率72.4%、Sスイング率78.8%
外崎 :B見極率74.4%、Sスイング率70.1%
木村 :B見極率71.2%、Sスイング率66.9%
メヒア:B見極率69.6%、Sスイング率67.0%
愛斗 :B見極率52.4%、Sスイング率75.0%
将平 :B見極率66.0%、Sスイング率67.3%
(1.02 Essence of Baseballより)


スパンジーのところで前述したように
1.02 Essence of Baseballで整理されている
3月20日以降の練習試合の成績データを参考にすると、
昨日時点において、
川越のボールゾーン見極め率は
7割を下回っていましたが、
最近は7割程度(69.4%)まで良くなっています。


しかし、ストライクゾーンのスイング率が
57.4%しかないですね。


川越自身に迷いがありますね。


ちなみに、外野手争いをしている面子を見ると、
木村 :B見極率81.7%、Sスイング率67.1%
将平 :B見極率68.6%、Sスイング率70.0%
高木 :B見極率77.8%、Sスイング率62.5%
ですね。



思い切り積極的にバットを出す
ただし、球はしっかり見極める、

(盲目的にザルのように何でも手を出さない)
データの観点から述べるならば、
ボールゾーンの見極め率は7割以上、
ストライクゾーンのスイング率も7割以上


その相反関係をきっちり乗り越えたとき、
さらなるスケールアップをするはずです。


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一方、木村サヨナラ本塁打も放ち、
大活躍しましたね。


まあ、ソーシャルディスタンスのために
さみしい、静かなサヨナラ後の歓喜に終わりましたが。。。


確かに、最近の木村は絶好調です。
絶好調なことに越したことは無く、
とても良いことではあります。



やはり、木村や若獅子らがレギュラー争いをするときは、
木村が打ったら、若獅子も打つ!
若獅子が打ったら、木村も打つ!


レギュラーを消去補で決めるような戦いではなく、
監督がほくそ笑みながら
誰を選ぶか?頭を悩ますくらい
レベルの高いレギュラー争いをして欲しいですね。
それがチームの底力アップにつながるわけですから。


昨日は川越が打ったら、今日は木村が打つ!


今年は、比較的、レベルを高めた
レギュラー争いを繰り広げてますね。


このまま引き続き、
木村が打って、川越が打って、
将平が打って、高木が打って
内野の呉や山野辺らも打って、
高レベルのチーム内抗争を続けられたいですね。


まあ、1番打者の座を競う抗争もそう願ってますが。。。
本当なら、先発、リリーフの座の争いも。。。


ただ、木村について、大きく気になることは、、、
木村って、
レギュラー争いとかになると調子を上げやすく
しかし、それが長続きはせず、
レギュラー争いが落ち着いてくると
調子が下がってくる傾向がありますよね。


だから、開幕前のオープン戦や練習試合では
レギュラーの座が賭けられているので
好調モードになるのですが、
本番になると、レギュラー争いも落ち着き、
低迷モードに陥ってしまう。。。


また本番のときも、昨年あたりは、
愛斗や将平が二軍から昇格して7月に試され、
ある意味で、
木村のレギュラーの座が危うくなりましたが、
肝心の愛斗や将平が結果を出せず、
木村からレギュラーを奪えず、
逆に、木村の方は
8月にホームランを固め打ちしてアピールし、
レギュラーの座を不動のものにしましたね。


数々のレギュラー争いになると、
活躍してその争いを制するあたりは、
ある意味で、木村も勝負強いとは言えるのですが、
でも、落ち着いてしまうと、長続きせず、
通年で安定した成績を残せてませんね。。。


とにかく、木村にとって、
最大の課題は、通年で安定性の強化ですね。


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あと、は1打席だけ回ってきましたね。
しかし、インハイのストレートで詰まらせて左飛でしたね。
まあ、そう楽な球では無かったから、やむを得ない面はあります。


ただし、打撃が淡泊でしたね。


呉のセールスポイントは、
やはり選球眼の良さ、粘りですね。
それ故に、
山川らのような長距離砲というタイプよりは、
むしろ、源田らのような巧打を売りにしたいタイプです。


だからこそ、
まだ追い込まれているわけでもなかったわけですから、
インハイの難し球はカットでやり過ごしながら、
もっと楽な球を誘って勝負したいですね。


楽天戦で一発を放ったときは、
その日だけ好調だったのかな?
という気もしないでもないですが、
とにかく、呉の場合、
打撃が最大の武器ですから、
思い出のように
一日で終わるようなことがいよう
アベレージを残していきたいですね。