【鷹17回戦(MLD)】鷹戦カード「2勝じゃダメなんでしょうか?」⇒『ダメなんです!大差を追う立場なんですから』/負け展開の中を劇的にどすこい弾で追いつくが、「あと1本が・・・」野球でサヨナラ決めきれず、負けに等しい『わけほ~(>_<。)』やはりゲッツー祭はアカンよ。。。で、連日で中継ぎ陣の大車輪も辛い。。。
この鷹戦カードは、
何とか連勝し、食らいついています。
でも、鷹との差は
まだ8ゲーム差もあります。
森らが言うように
『全部、勝つ!』が必須です。
しかし、今日も、鷹が序盤から先制し、
自らが得意とする『先手必勝』展開に持ち込みます。
一応、先制点を奪われた後に
栗山のタイムリーですぐ返上しましたけど、
その直後に『3倍返し』されてしまい、
序盤(3回終了時)に2点差ビハインドに。
しかも、今日の獅子打線は、、、
4併殺打のゲッツ祭で
わっしょい!わっしょい!
確かに、石川に打たされているところはありますが、
今日の石川は、正直、
そこまで好調とは言い難く、
決して、攻め崩せぬ状況では無かった、、、
と思いますが、、、
一方、連日で中継ぎ陣が大車輪して、
(その連日での大車輪が辛い戦いを強いる。。。)
鷹をゼロ封に抑えながら、
「勝つまでは欲しがりません、勝つまでは!」と
耐え凌ぎます。
でも、耐えているだけではダメで
打線が得点を稼がねば巻き返せず、
イニングばかりが消化され、
『負けムード』が漂います。
で、ようやく7回裏、
森の内野安打、スパンジーの右安打で
二死ながらも、一三塁のチャンスを手にします。
ようやく2度目の
得点圏に走者を置くチャンスに。
何としてでも決めたいチャンスです。
やはりビハインド展開で
モイネロや金ジャラ森を迎えたくないですからね。
そこで、次の山川が
外角高めの抜けたカーブを仕留めて
『どすこい!』3ラン同点弾を放ち、
劇的な一撃で追いつきましたね。
昨日に続き、7回裏で振り出しに戻します。
こうなれば、こちらのホームであり、
鷹が苦手にしているメラドですから、
流れは獅子にあり、その勢いで
『逆転勝ち』まで持ち込んで
おかしくない状況でしたね。
8回表は、
森脇が逆球等で
ふらつきながらも失点許さず、
9回表は
増田が『三連投』をしながらも、
変化球で誤魔化しながら失点許さず。
しかも、獅子は
8~10回の全てで
先頭打者を出しています。
もう勝って良い展開です。
ここで勝たねば、いつ勝つの?
状態です。
鷹に逆風が
獅子に追い風が吹いている状態です。
その追い風に乗らねばならぬ状態です。
しかし、8回裏は、源田が金子を二塁へ送り、
一死二塁のチャンスも、
森&メヒアが倒れます。
9回裏は、
栗山が完璧に捉え打って右二塁打で出ており、
岡田が代打で出てきて、走者を送ります。
まあ、ここは1点奪えば、サヨナラ勝ちの最終局面です。
だから、三塁へ走者を置くなるので、
バント作戦はあっても良いとは思います。
ただし、
スパンジーは前の打席で打っていますし、
今年、金ジャラ森からヒットを打っているのも
うちでは、森と、このスパンジーのみですからね。。。
(今日を含まず)
代走の熊代が二塁走者ですから、
ワンヒットで1点を奪える可能性もありますよね。
栗山への投球内容を見てもわかるように、
金ジャラ森は、抜け球も目立ち、
そこまで調子が良いようにも見えなかったですしね。
ちなみに、一般論で言えば、
得点する確率(04~13年)は、
無死二塁では59%、一死三塁では63%ですけど。
ただ、スパンジーも
打って気分が上がっていますから、
サヨナラムードが高まる追い風に乗って、
強気に出ても良かった気もします。
それでも、一死三塁はチャンスですけどね。
まあ、山川の敬遠は十分考えられましたが、
外崎まで敬遠されるとは、、、でした。
外崎もそう調子が良くないですからね。
ただ、この二者連続敬遠は、鷹から見て
併殺も狙える守りやすさはありますが、
一番の心配事は、
三塁に走者がいるから、
フォーク等の暴投のリスクは同じですけど、
一三塁なら与四球も1回はOKであるのに対し、
満塁なら与四球を全くできなくなることですね。
それでも、木村と勝負した方が楽!
金子のときには二死になっているからOK、
ということですね。
ただ、木村の方は、
打つときに、四球を選ぶことも
視野に入れて良かったわけですね。
しかも、最初の2球は外し続けて、B2S0と
ボール先行のカウントになったわけですから。
これがB3S0カウントになったら、
かなり木村の方は有利になりますね。
しかし、次の3球目は、相手もB3S0にしたくないから
「ストライク球だろう!」と読んで手を出したのでしょうが、
結果として、低めのボール球に
手を出してしまいましたね。
まあ、昨日、決めた感触がありましたから、
「打って決めよう!」と熱くなっていたでしょうし。
それはそれで良いんですけどね。
でも、満塁なんだから、
それは打つばかりではないんだよ。
四球押し出しでもいいんだよ。
少なくもB3カウントに持ち込めば
かなり有利になるんだから、
そこは冷静さが欲しかったですね。
その後のストライクゾーンに投げ込まれる球も含め、
ファウルで粘りを見せていましたが、
昨日は、モイネロのストレートに対し、
後ろに逸らすファウルを打っていたように
振るタイミングが合っていましたが、
今日は振り遅れていましたね。
で、最後はB2S2からの7球目、
インローに落とされるフォークを空振りして、
転倒しながらの空三振に終わりましたね。
これで二死満塁。次の金子は、
とにかく、外野へ飛ばそうとしていたわけですが、
インハイのカットボールで詰まらせてしまい、
また、バットのスイング軌道も角度がありすぎましたね。
打球は、ライトの守備範囲で処理されました。
打線の駒不足の獅子に対して、
鷹の「二者連続敬遠策」がハマりました。
それでも、延長戦の10回裏、
高橋礼が出てくるものの、
源田が四球を選んで出塁します。
そこで、ベンチは悩み、迷いが出ましたね。
森にバントをさせるか?否か?で。
森も「えっ?どっち?」と迷ってましたね。
結果論としては、打ちに出ることとし、
森も四球でお散歩になりましたが、
正直、「ここは迷わず森に打たせる」でしょ!
逆に、森を迷わせて、
「森の集中」の邪魔をしてはダメでしょ!
と思いましたね。
森は、あれこれ考えて打つよりも、
「無」になって打つ方を好む
『打撃の天才児』です。
まあ、人間、本当に何も考えず、
頭を空っぽにすることはできないですが、
要は直感で打つ!感性で打つ!タイプです。
直感で打つわけですから、
打席での集中力がもの凄く高く、
打席での集中が命綱になります。
しかも、森自身、一昨日に初球で決めているように、
打席での勘は上がり調子です。
だから、『決めてこい!』だけ言って
そのまま送り出せば良く、
変に迷いを示して、
森の集中の邪魔をしてはダメです。
また、押せ押せムードの流れのときは、
功を焦らず、自然体で堂々と挑み、
その流れに身を任せて勢いに乗ればよく、
弱気で迷ったり、焦ったり、
消極的になってしまうことは、
その流れに乗れず、
変に力んで溺れやすくなりますから、
あまり得策ではありませんね。
そもそも、獅子は勢いの有無に
左右されやすいチーム特性ですから、
特にそうですね。
まあ、結果として、森も、
強行策が決まった2球目からは集中することができ、
最後は、散歩して、無死一二塁となり、
源田が得点圏に入るサヨナラチャンスを得ます。
9回裏同様、
もう「サヨナラ」しかない流れです。
勝ち越し打を決めるのに、
8回裏から三度目の正直です。
しかし、メヒアも
初球は見ていきましたが、
高橋礼の球に
タイミングが合わず捉え切れません。
2球目は、フルスイングも振り遅れており、
そこからは、
高橋礼の球が浮き沈みする前で捉えようと、
始動を早くしますが、3球目、4球目と振り急ぎに。
それだけに、最後は低すぎるボール球でしたが、
「沈む前に捉える!」という意識から、
素早く反応してしまい、
「低すぎた!」と思ったときには、
もうバットが止まりきれませんでしたね。
でも、まだ一死一二塁です。
そこで代打に中村が送られます。
鷹は、中村を歩かせても、まだ一死ですから、
次の呉を何とかしても、併殺で無い限り、
山川に打席が回ってきますからね。
鷹の方は、中村と呉を片付けて、
山川に打席を回さないことに神経を注ぎますね。
とはいえ、中村が不調と言っても、
鷹から見れば、怖いことに変わりは無く、
鷹にとって、この対中村が
最後の大きな山場でしたね。
ところが、どっこい、、、
初球の低めストレートに振り遅れで手を出し、
しかも、一塁側ファウルゾーンへの
ポップフライに。。。
これは鷹をかなり助けてしまいました。。。
最後は、スパンジーの代わりに出ている呉です。
呉のセールスポイントは、
選球眼の良さを活かしての粘りですね。
そこで甘い球を見極めて仕留めたいわけですが、、、
一応、呉も粘ることは粘ったわけですが、、、
高橋礼も、甲斐が要求する内角に投げ切れず、
シュート回転して中へ甘く入っている球もありましたが、、、
呉は捉え切れず、やや振り遅れ気味が続いて、
最後は打ち上げてしまいましたね。
これで「おしまいdeath!」
でも、鷹を相手に勝つためには、
やはりモイネロや金ジャラ森が
出てくる終盤での追い込みではなく、
序盤から攻める先行が大事であり、
モイネロや金ジャラ森を
出させぬ展開に持ち込むことが
最短の近道ですよね。
一応、昨日、今日と終盤で追い込む形になり、
昨日は勝つことができ、今日は負けませんでしたが、
結局、今日は、追いつくことはできましたが、
勝ちきれませんでしたね。
一方、鷹の方は、
モイネロや金ジャラ森を出すために、
自らが得意とする先行・逃げ切り展開に
持ち込みたいために、
序盤から先手必勝に集中してきますね。
ちばみに、下図は、獅子と鷹の今年&昨年における
イニング別得点の構成比になります。
(全得点に対するイニング別得点の比率)
※今年は今日を含めず。
獅子の場合、
昨年は、6回で下がりますが、
3回~5回、7回は安定して得点を稼いでいますね。
ただし、初回&2回は、突出していませんね。
今年に関しては、3回&6回に稼いでいますが、
それ以外がそこまで稼げていませんね。
昨年と今年で挙動に違いが大きく見られますが、
2ヶ年で言えることは、
獅子は、序盤から稼ぎに来るというよりは、
エンジンを徐々に温めながら
二巡目、三巡目で稼ぐ差し切りタイプ
ということですね。
これに対して、鷹の方は、2ヶ年とも
初回に集中的に点を稼ぐタイプであり、
特に今年は、
初回のみならず3回まで広げた
序盤から飛ばして得点を稼ぎまくり、
それ以降は、得点をあまり稼がず、
そのまま逃げ切るタイプ
ということですね。
一般的にも、今の野球は「先手必勝」が有利であり、
ある意味、鷹は野球の勝つ基本に
忠実なタイプとも言え、
それは、
安定した強さを誇っている証とも言えます。
だからこそ、獅子が鷹に勝つためには、
獅子の方が序盤を制して、
鷹に先行逃げ切りをさせないこと
強い相手の展開に持ち込まないことが
最短の近道と思います。
まあ、今日は今井が崩れて先制点を奪われていますが、
2回裏のように序盤からすぐに獲り返すことが
大事になってきますね。
それだけに、
序盤からやらかした
ゲッツー祭は痛すぎ、
それが結果に大きく響きましたね。
基本的に
石川の荒れた球を絞りきれず、
そのまま打たされて術中にハマりましたね。
それでも、今日は初回から見て、
イニング先頭打者の出塁が
10回のうち8イニングもありましたが、
得点に繋がったのが
たったの2イニングのみです。
それでも、そうでなかった4回&5回のうち、
4回は一死から出塁しています。
5回以外の9イニングは
出塁していますからね。
すなわち、
オリ山本のときのように、全く打てない!とか、
石川が良すぎる!というわけではないですよね。
栗山が打って追いつき、
山川が打って再び追いつきましたが、
全体的に見れば、
決めて不足、あと1本が・・・野球
になっていますね。
もう一つ話をすると、今日を含めず
獅子の月別得点や打率を見ると、
1試合平均の得点は、
6月4.7点/試合⇒7月4.3点/試合
⇒8月4.3点/試合⇒9回3.8点/試合
⇒10月3.2点/試合となっており、
月の経過に伴って下降線です。
チーム打率は、
6月0.240⇒7月0.245⇒8月0.255⇒9回0.231
⇒10月0.187となっており、
今の10月は打率が1割台
(まあ、10月は試合数が少ないですけど、)
というのはネックになってきますね。
少なくとも、
稼げそうなときには徹底的に稼ぐ!
相手が沈みそうなら徹底的に潰す!
その勝つための鉄則を遂行されたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、投手陣については、
今日も先発(今井)が早期降板になりましたから、
連日で中継ぎ陣が大車輪になりましたね。
中継ぎ陣が
しっかり抑えてくれることは良いのですが、
さすがに連日の大車輪では、
まだ今週は3連戦が残っていますから、
息が続きにくくなりますね。
森脇も抑えましたが、
逆球が散見されていました。
増田に至っては、三連投ですから、
今日は、いつも以上に
変化球で誤魔化していましたね。
抑えていますが、
消耗の日々が続いています。
とはいえ、
投手が「いねぇーんだよ!」
という状況でもないんですよね。
どちらかと言えば、
十亀や榎田という遊ばせている
ロング要員は「いるんだよ!」
ただ「使わねぇーんだよ!」
になっていますね。
今年は
〇投手については、
戦力を最大限に
活かせなかったこと、
〇打線については、
急務である「若手成長」も乏しく、
主力も不振に陥り、
駒不足になったこと、
この2点が大きな課題になったと思います。
とにかく、もう戦いは最終局面に入っています。
それだけに、当たり前の話ですけど、
戦力はギリギリまで最大限に、
かつ有効に使われたいです。
ところで、
今日の中継ぎ陣の中で、
収穫があったのは、國場ですね。
國場は、
9/26楽天戦、10/4ロッテ戦に続いて
今日も好投しており、
通算で4イニング無失点中です、
5回表、先頭の栗原には、
初球で逆球がありましたけど、
内角へ投げ切って詰まらせて
中飛に打ち獲りましたね。
次の甲斐には、1~2球目に乱れますけど、
その後も甘いコースに投げてはいますが、
カットボールのキレが良く
縦方向にしっかり曲がっており、
3球目は空を切らせ、
6球目は、高めボールゾーンから曲げて、
高め一杯のストライクゾーンに決めて
甲斐も全く反応できず見三振を奪いました。
次の松田には、
バットが届く外角ストレートでしたが、
2球目の外角カットボールは、外へ逃げた分、
バットの先で当てるのがやっとのファウルを。
最後の3球目は、
フェンスギリギリの深い所に打たれた右飛でしたが、
バットの先のため、打球もノビを欠きましたね。
ただ、飛ばされ方から見て、
球質の軽さは露呈しましたが。
2イニング目の6回表に関しては、
牧原、周東、中村を相手に
内角へ投げ切って詰まらせながら
三者凡退に仕留めましたね。
しかも、今日は6人を相手にして、
確かに逆球も散見していましたが、
4人をボールカウント1で済ませており、
多くても2つまでであり、
ストライク先行で
しっかり勝負ができています。
國場の場合、
負傷持ちなのであまり無理をさせられませんが、
今の状態なら
1軍に生き残れそうな期待感が膨らみそうですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、ダメだったのが先発した今井ですね。
相変わらず球は荒れており、
シュート回転してすっぽ抜けとか
根本的な問題は改善されていない状態が
続いておりますね。
確かに良い球も放ってもいます。
シュート回転をしていても、
球が走っている分、空振りも奪っています。
先頭の周東を空三振に仕留めた
外角高めのストレートは、
シュート回転していますが、
ホップ変化もあって球も伸びていました。
でも、次の中村への初球はまだ良かったですが、
次の2球目あたりは、
帽子を落としながら投げていましたけど、
力みすぎている分、手離れが早すぎ、
抜けてしまっていますね。
走者有りの状況で投げた
次の柳田にはもうボロボロです。
次のグラシアルは、空三振で抑えましたけど、
今井の将来を考えたときには、
この空三振には全く価値が無く、
むしろ、悪癖を助長する意味では、
マイナス評価の空三振になりましたね。
三振を得るまでの過程で
際どくハズレてボール球になりましたが、
3球目の外角高めストレートは、
シュート回転がバックドアのように変化し、
そう暴れてなく、悪くはなかったです。
4球目も、中へ入りましたが、
グラシアル振り遅れており、
外目に残していたので、
バットの先でしかおり、悪くはなかったです。
5球目は、同じような球が一辺倒で続いたから、
さすがに捉えられやすくなり、
一塁線へ鋭くファウルを打ち込まれましたが、
5球目を狙ったインハイだったら、
そこで空振り、若しくは詰まらせての凡打に
仕留めていましたね。
で、最後の6球目、
インハイに入って空三振を奪いました。
しかし、このインハイは
全く狙ったものではなく、
森は外角を要求していましたが、
インハイへ大きくすっぽ抜けた大逆球!
グラシアルも、球が速かった分、
ついつい手が出て空を切ってしましましたが、
森がスッ転びながらやっとこさ捕球する形になり、
早い話、
横投げになって
大きくすっぽ抜けた
糞ボールでした。
下手をすれば、
危険球になり得る球です。
獅子投手陣あるあるの
外角狙いのデットボール球ですね。
結果論として、空三振に仕留めましたが、
こういう球を投げているうちは、
根本的な問題が改善できてなく、
そのままでは、これからも
今までの繰り返しであり、
今井の今以上の成長は見込めず、
せっかく備えている
高い資質も腐るだけ!
です。
今までも、フォームが安定しないまま
一軍登板で実戦を優先してきました。
そのため、逆に悪癖が染みつき、
安定した投球ができてなく、
ピンか、パーかのような投球を続け、
今に至ります。
打者で言えば
三振王スパンジーと同じです。
そのままでは
今井の今以上の将来は見込めません。
しかし、本来は、
かなり高い資質を備えており、
エース級の存在
になり得る器のある投手です。
良いときのストレートは、
一級品のレベルを持っています。
『フォームの不安定さ』
この問題をクリアすれば、
急激に格段と
レベルアップすることが見込め、
安定したエース級の存在に
すぐにでも化けること
が期待できます。
経験年数や、チームの投手陣事情等を踏まえると、
光成、松本、今井のドラ1三銃士には、
全員、漏れなく、来年の開幕時には、
獅子の安定したエース級の大黒柱に
覚醒していてもらいたいところです。
そうでないと困りますし、
それを実現できるとも思います。
確かに、今井は光成、松本より遅れてますが、
オフ・キャンプを含めて
今から半年弱の時間で
抱えている主課題の克服に専念し
適切な対応を図れば、
問題クリアも実現可能ですし、
前述したとおり、
フォームの安定化が実現すれば、
そこから先のエース級に化けるまでには
そう時間を要さないでしょう。
辻監督は「分からないね、あの子は。本当に分からない。不安なのかな。投げていてもうちょっと熱い姿をこっちは期待しているんだけど」と話されていましたが、
この問題をクリアするには、
『修正する意識』が大事ですが、
『立ち向かっていく気持ち』
『気合い』『熱い気持ち』とかだけで
改善できるモノでも無いですね。
むしろ、気合いが空回りして力み、
逆効果になっている面もあります。
練習をしまくる!と言っても
闇雲にやっている練習では、
逆効果にもなり得ます。
心理的な要素はもちろん絡んでいますが、
それは『気合い』『熱い気持ち』というものよりも、
如何に余計な力みを取り除く
メンタルを維持できるか、が大事になります。
余計な力みは、
球に込める力が分散してしまいます。
基本的には物理(力学)現象ですから、
如何に正確に力を最大限に活かせるか?
がカギになってきます。
メンタルはそれを醸し出す要因要素の一つですね。
それ故に、やる気だけではダメで、
『客観的視野』や『科学的視野』による
対処も必要にもなってきますね。
今までもコーチらとともに経験上視点などから
あれこれやってきているでしょうが、
未だ繰り返すばかりです。
今のご時世、
動作解析技術とかもかなり発展しています。
今後の成長のためには、
そういう技術も駆使しながら
『客観的視野』や『科学的視野』で
理論的に自分の投球をしっかり見直すのも必要と思います。
特にフォームが課題の者には
動作解析は有効です。
雄星も、渡米してからフォームが崩れ、
自主トレで動作解析をしっかりやって、
腕の下がる傾向などを把握、認識し、
それを改善しています。
平良もちょうどそのとき、
雄星と一緒にトレをしており、
それを駆使し、160キロなどを含め
昨年以上のパフォーマンスで成長していますね。
まあ、平良も雄星と自主トレをやって
余計なこと(先発やりたい!)を覚えて帰ってきましたが、
それ以上のお土産(成長)を
持ち帰って来たので、
雄星とトレをして良かったと思います。
少なくとも岸や涌井らとやってきた
今井よりは得るものが多かったと思います。
岸や涌井ら自主トレをやっても、
その自主トレは、
今井が必要とする
問題解決の糧には全くなりません。
雄星とした方が、今年の平良のように
今井が求めるものを得られる可能性が高い
と思います。
参考までに過去の記事を列挙し、抜粋します。
これは最近の雄星の話ですけど
(今日の報道ステーションのネタ)
雄星自身、
こういううんちくが好きなタイプであることも
功を奏しているわけですが、
だいぶ科学的に、物理的なことも考えながら、
研究者のアドバイスも受けながら、
様々面から動作解析をしつつ、
客観的な観点に基づき
フォーム改善をやったみたいですね。
今回の雄星の話は、
力強いストレートを投げるためのフォーム研究ですけど。
ストライクが入るためのフォーム研究とは違いますが。
平均球速は数キロ回復させたそうです。
オフの時期だったので、
平良も目の当たりに見ていますね。
まあ、先発をやりたいという火がつきましたが。
でも、今年は、平良自身も
スピードアップしましたね。
今井の場合、スピードアップ云々以前の問題ですが、
理論的に、客観的に解析をしながら
安定した最善のフォームを
早期に身に着けられたいですね。
気合だけで何とかなる、
意気込みだけで何とかなる
感覚論だけで何とかなるほど
単純な問題ではないですからね。
もちろん、
高いパフォーマンスを発揮するには、
メンタル面はかなり重要になってきますが、
今の今井は、その要因が
メンタル弱さだけではなさそう
なくらい崩れていますね。
それだけに、
例えば、年末に大将らが渡米して学んできた
シアトルのトレーニング施設
「ドライブライン・ベースボール」にも
本来なら、今井こそ、是非とも行かせたいですね。
「ドライブライン・ベースボール」は
投球フォームの詳細な分析を行いながら、
それを基にした最適な練習メニューを見出してくれ、
帰国してからも、
そのメニューに則した練習を積み重ねていくことで
目的の強化が図れる「可能性」がありますね。
※必ず成功するとは限らないので、
「可能性」ですけど。
とにかく、今井については、
最大の要因(フォームの不安定さ)
を何とかしないと、
さらなるステップアップは厳しいです。
時間をかけてもいい、
いや、時間をかけてでもクリアせねば
その先は無いとも言っていいほどの
喫緊な課題ですね。