下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【対外練習試合:vs統一ライオンズ2戦目】今日は台湾出身の郭俊麟、廖任磊について見てみます。ただ郭俊麟は、、、ガンガン打ってくる相手に高めを集めてはやはり厳しい。一方、廖任磊、巨体を躍動させながらゾーンに入って奪三振ショーを魅せる。まあ相手もガンガンに振ってくるタイプだから、といのもあるけどね。あとは走者がいたときにも同様の投球ができるか?という懸念は後日のお楽しみ。

今日も統一ライオンズとの対外練習試合でしたね。


今日も夜な夜なパTVの録画を観ながらです。
ただ、残念ながら時間がもう遅いので
投手陣のみ拝見しました。


まあ相手も打撃のチームであり、
投手陣等は微妙ですから、
正直、相手を打っても、
その結果にはそれほど価値は無く、
今日の打撃に関しては、
本人達が気分良く打撃練習できたなら、
まあ良いんじゃない
、というところですかね。


ただし、本来なら
打撃面もしっかり見なければなりませんが、
申し訳ありませんが、
今日は打撃陣は割愛させて頂きます。。。


今日は、投手陣を拝見させて頂き、
台湾出身の郭俊麟、廖任磊について、
述べていきたいと思います。
申し訳ありませんが、
田村~増田も今日は割愛させていただきます。


さて、今日の投手陣については、
郭俊麟が先発して3イニングを投げ、
毎イニングで失点し、
2番手の廖任磊
豪快に奪三振ショーで
1イニングを無事に投げきり、
その後は、田村が2イニングを抑えて
前回の紅白戦の汚名を挽回し、
あとは大将森脇の各1イニングを挟んで
増田が最終回を締める
というリレーでしたね。


まずは先発した郭俊麟ですね。
初回は先頭打者二直で処理しますが、
甘く高めに入ったストレートを
完全に捕らえられて鋭い打球を浴びましたね。
相手は積極的に振ってくるんですから、
初球はもっと慎重にならないと、
ですね。


ただし、郭俊麟の場合、
メンタル面での脆さが超重要な課題にですが、
意外と、調子に乗ちゃうタイプでもあるんですよね。
最近、キャンプでも期待が高くなっており、
今日は台湾球団が相手でもありましたから、
良いところを見せちゃろ、
というところはあって警戒心も薄かったかな?

という気もします。
試合前のコメントでは、
自分自身も久々に台湾の打者と
対戦することになるので
自分の今の状態を確認しながら、
台湾の打者が今どのくらいのレベルで
進化しているかを見てみたいです、
ちょっと上から目線でしたね。
落ち込むよりはいいんですけど、
先頭打者には雑に行きすぎましたね。


2番打者にも高めをあっさりと
左中間抜けて二塁打痛打されます。

球がとにかく高いですね。


さすがに、このピンチでは
「良いところを見せよう」
なんていうのは無くなっております
が、
逆にビビリの面が顔を覗かせます。


3番打者には
初球、内角に140キロストレーとで
ファーストストライクを稼ぎます。
3球目は高めに変化球が抜けます。
チェンジアップで空振りを奪って追い込みますが、
次ぎもチェンジアップをワンバンさせてフルカウントに
結局、外角高めに抜けて与四球に。。。
さらに、一死一二塁のピンチで4番を迎えます。
初球は警戒して
外角高めにストレートで避けます。
しかも警戒しすぎてB2S1とボール先行。
結局、高めに甘く入った4球目を
振り切られて、右適時打を痛打されました。

先制を許します。
次の5番打者にも高めから入って
三塁線に鋭いファウルを。
2球目は外角低めにスライダーを投げますが、
明瞭にボール球でバットを止められます。
3球目は外角一杯に決めて追い込みます。
最後は、三塁手の佐藤がポロリをしましたが、
この打者には、
外角のスライダーで泳がせたので
一応、打ち獲ってはいました。


で、一死満塁とピンチは広がります。
ただし、メンタル面が最優先課題のタイプですから、
練習試合でこういうピンチの場面で
投げるのは良い機会になります。

6番打者には、初球抜け球もあって
球が暴れてましたが、
一応、外角ストレートの逆球
結果往来の空三振を奪い、
7番打者には外角を強く打たれますが、
二直で何とか満塁ピンチを凌ぎます。


まあ以前なら、
大ピンチでガタガタ自滅していきましたが、
そこは何とか踏ん張れるまでに
精神力は成長しています。

でも、高め傾向で
低めを突くことができていません。
今年、活躍したいなら、飛躍したいなら
高め傾向を途中で修正できる

ようになって欲しいです。


2回表は、
先頭打者に制球を乱してボールが先行し、
与四球で歩かせます。

慎重になりすぎて、力んでいますね。
正直、先頭を歩かせるのはNGです。
次の打者では、
相手もエンドランを仕掛けてきて
外角チェンジアップで空振りを奪い、
駒月が盗塁を刺しました。

受ける源田もすーっと近づいて上手いです。
ただ、相手の走者もスタートが遅いですね。
でも、走者がいなくなったのに
次の球がど真ん中に入って
完全に捕らえられて引っ張られて
左二塁打をきれいに浴びました。

次の打者には、
初球で外角低めにストレートを決め、
2球目でチェンジアップで空振り奪って
わずか2球で追い込みます。
しかし、高めを軽々と
三遊間抜ける左安打を打ち込まれて
再びピンチを広げます。


一死一三塁次の打者には、
初球が警戒では無く
力んで抜けてしまいます。

スライダーの3球目は
低めのボール球に手を出させますが、
上手くすくい上げられて、
センターフライでタッチアップされ
もう1点失い同点に追いつかれます。

持ち前のチェンジアップと違って
スライダーのキレが甘いのと
ストレートが活きていないから、
変化球も捕らえられやすくなっています

次の打者には、
二直でこのイニングを凌ぎますが、
B2S0からの甘いスライダーなので
完全に狙い打ちされて強い当たりを食らいました。

結果往来の二直でしたね。


3回表は、
先頭打者を2球で追い込みます。
でもその後、3球続けに外して
あっという間にフルカウントに。
ただし、内角攻めで詰まらせて
打ち獲りました
が、、、、
山野辺が大胆にトンネルしてしまいます。
当然、正二塁手を狙うのに、
このトンネルはアカン
ですが、
山野辺って、意外と良くも悪くも
やらかすことが派手だなと
逆に、何か器の大きさを一瞬感じましたね。
グランドが土であるとともに、
動きが鈍くぎこちなかったことで
やっちまいましたな。
まあ反省して下さい。


一方、郭俊麟の方は、
しっかり打ち獲ってはいますので
最後はOKでした
が、
無駄なボールカウントを重ねたのは
反省材料です。

ただ、今回、山野辺の失策は痛かったですが、
郭俊麟にとって、
味方に足を引っ張られたときでも
メンタル面でアップアップにならず
しっかりと後続を抑えられるか?

この機会、展開は、
良い試練でもあり、
また良い練習材料
になりました。


次の5番打者には、
外角を打ち上げさせて右飛で処理します。
しかし、次の6番打者には、
B1S1からの3球目、走者を気にしすぎて
クイックを急いだ分、
リリースが早すぎ抜けてしまい、

おまけに駒月も捕球できず弾いてしまい、
走者には二塁へ進塁されてしまいました。

そして、次ぎも抜けてしまい、
B3S1のボール先行に。
ただし、その直後、
チェンジアップで空振りを奪い、
最後は外角一杯にチェンジアップを決めて
見三振を奪います。

しかし、次の7番打者には、
外角高めをきれいに流されて
右適時打を放たれ、もう1点失います。

次の8番打者には、
カーブを使って2球で追い込みます。
ところが、外角の甘い3球目を
完全に捕らえられて左安打を打ち込まれます。

最後は9番打者では、
コースが甘いストレートでしたが、
相手がバットの先で打ち損じ中飛で終わり、
何とか3イニングを投げきりました。


結局、この3イニングでは
郭俊麟メンタルから
大崩れすることは無かった
ですけど、
終始、高め傾向をほとんど改善・修正できず
の投球が続きましたね。


やはり今日の相手は積極的に
ガンガン振ってくる、打ってくるチーム
であり、
フライボール革命ではないかもしれないけど、
フライボールを思い切り打ってきますので、
高めに集まると苦しくなるのは当然です。
こういうタイプの相手には、
逆に低めにしっかりと集めて
引っ掛けさせたいところです。


今年はさらなるステップアップして
先発として一軍でしっかり結果を残すためには、
試合中に高め傾向など良くない状態だったとしても、
それを試合中に修正できるように
レベルをアップさせたい
ですね。


また持ち前のチェンジアップ
そこまで悪くは無かったですが、
ストレートが相手に響いていないと、
変化球は活かされません。

昨年のソフバンとの天王山では、
ストレートを上手く見せながら、
チェンジアップ等の変化球で
仕留めていました。


昨夏の2軍戦(巨人戦)で
7回準パーフェクトをしたときも

低めに上手く集めるとともに、
ストレートがしっかり響いていたので、
チェンジアップ、カーブ、スライダーが
相乗的に決まっていましたね。


郭俊麟の場合、昨年、
メンタル面を強化できたことが
最も大きい
ですが、
1~3年目の投球と比べて、
ストレートに磨きがかかったので
持ち前のチェンジアップが
さらに活かされるようになった
ような
投球技術の進歩も大きかったです。


そして、昨年2軍戦で準パをしたときのように
良い時は、投げた後の躍動感がありました。
しかし、今日は、
最初は良い所を見せようとしたのか、
警戒心薄く雑に投げ込みました
けど、
あとは打たれるようになってからは、
少し考え込んでいた分、
その躍動感がまだ今一つでしたね。


後述しますが、
「リリースポイントを意識して投げて、
 あとは体にお任せです」
と話していた
廖任磊のコメントではないですが、
雑に投げるのはダメですけど、
手離れ時とかには注意を払うものの
他はあまり考え込まずに
思い切り投げて欲しい
です。
そもそも考え込んで投げると、
メンタル面の課題にも響きますから。


----------------
次の4回表では廖任磊が登板します。
立ち投げのフォームで、
巨体による迫力で投げ込んで来ます。


先頭打者には
いきなり2球続けて大きく外して
ボール先行となりますが、
3球目、5球目で
角度のある速いストレート
低めに突いて、

3球目は空振りを奪い、
5球目は見逃しで手を出させず
フルカウントに。
最後は緩いカーブ
相手のタイミングを崩して空三振を奪いました。


次の打者には、
速いストレート、緩いスライダーにより
わずか2球で簡単に追い込むと、
最後は、ジャンピング投球(?)
152キロのストレートを外角低めに決め、
三球で空三振を奪いました。

緩急を使いながら
最後はお見事なストレート
でした。


3人目の打者にも
積極的にストライクから入れていって、
2球で追い込みます。

3球目は外れますが、
最後の4球目は、
外角高めにチェンジアップを抜いて
ハーフスイングの空三振
を奪いました。


角度があって速いストレートも立派でしたが、
変化球も上手く駆使して
緩急差をしっかり活かして
三者連続奪三振を決めましたね。

しかも、低めのストレートは
まともに入ったら、
そう簡単に打ち込めそうにない、
良い球筋
でした。


ただし、どの球を投げるにしても、
彼の場合は、
制球を崩さないことが
絶対的な前提条件になります。


本人は、
「リリースポイントを意識して投げて、
 あとは体にお任せです」
とコメントしています。
今日は、巨体をジャンプ(?)させる
躍動感のある投球を魅せていましたね。
逆に制球を気にして、こじんまりする投球では
廖任磊の良さを半減してしまいます
から、
手離れのところを注意しつつ、
あとは勢いで投げ込む、

というのは良い心構だと思います。


でも、今日は三者連続奪三振と
派手に魅せましたが、
今日は『走者無し』の状態での投球で、
勢いにハマってゾーンに入っていましたね。
これが
『走者有り』の展開になったら?
が大いに気になりました。
もし走者がいた場合、
モーションも大きい分、
簡単に走られやすそう
ですし、
クイックになる分、
雑さが出てきて制球を乱す懸念

残っております。


そして、今日
積極的にガンガン振ってくる相手でしたから
その分、ハマった面は否めません。
しかし、これがしっかり選球してくる
一軍のパ他球団の打者だったらどうなのか?

という課題も残っております。


この先、廖任磊がどう進化していくのか?
そもそも、進化することができるのか?

興味深いところですね。
進化して大化けしてくれると、
もの凄くありがたいですけどね。。。