下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

tthgさんのブログ記事を基にTwitterでtthgさん&せっきーさんと楽しくやりとりさせて頂いていたところ、話題は『金子侑1番でどうなの?』論から『金子侑も成長のためにはスイッチやめるのも一手』論に着地。面白い結論に至りました。で、せっかく金子侑の話になったので、ちょっと金子侑のデータを整理してみました。/ちなみに最近盛り上がっている『打順1番論』は個人的に『秋山動かすべからず』推しですね。

普段、西武ネタを通じて
tthgさんせっきーさんとTwitterで
意見交換をさせて頂いておりまして、

楽しい時間を過ごさせて頂いております。
(いつもありがとうございます)


昨日もtthgさんのブログ記事(下記参照)を基に
Twitterでtthgさん&せっきーさんと
楽しくやりとりさせて頂きました。


そのやりとりの中で、
せっきーさんの新たな視点によるご意見から
『金子侑1番論』から
『そもそも金子侑のスイッチってどうなの?』
という興味深い話題に変わり、
『金子侑も成長のためには
 スイッチやめることも一手』論で着地しました。
面白い結論に至ったと思いますし、
試す価値はある気はします。


さて、せっかく金子侑の話になったので、
ちょっと金子侑のデータを整理してみました。


過去3年の左右別打率を見てみると、
※本当なら左右別出塁率を見たかったですが、
 すぐ手に入るのが打率だったので、、、

 申し訳ありませんが、
 今日は打率中心で整理します。。。


◆2018年
・対右投手(左打席)
  打率0.211(228打数48安打)
・対左投手(右打席)
  打率0.256(82打数21安打)
・通算
  打率0.223(310打数69安打)
◆2017年
 ・対右投手(左打席)
   打率0.284(218打数62安打)
・対左投手(右打席)
  打率0.231(65打数15安打)
・通算
  打率0.272(283打数77安打)
◆2016年
・対右投手(左打席)
   打率0.268(354打数95安打)
・対左投手(右打席)
   打率0.255(106打数27安打)
・通算
  打率0.265(460打数122安打)


2016~2017年は
対右投手(左打席)の打率が効いていましたが、
昨年は
対右投手(左打席)の打率低下が響きましたね。
しかも、
対右投手(左打席)の方が打数は多いですから。


次のデータは左右別&コース別打率です。
(データで楽しむプロ野球さんのHPより)
ストライクゾーンにおいては、
打率0.275以上を青線枠打率0.200未満を赤線枠
を機械的に加筆しました。


これを見ると、
まず対右投手(左打席)については、
2016~2017年はベルト腰より上なら
結構、打っていたことが伺えます。
2017年は内&外の低めも打っていました
しかし、昨年になると、
典型的なインハイ、アウトロー
対応できていないです。

そのうち、インハイについては、
2016~2017年の2ヶ年で打率0.387でしたが、
昨年は0.222と低迷しています。
ただし、その上のボールゾーンの
4打数2安打を含めると
打率は0.308となり、
2016~2017年とあまり大差無いですが。


一番、昨年に響いたのは、
ベルト高さの内外のようですね。
2016~2017年で打率は3割前後でしたが、
昨年は0.089と低迷しており、
そのコースの打数は
左打席の総打数の20%を占めています。


因みに、金子侑のアウトについて、
ゴロアウトフライアウトの比率を見ると、
(=ゴロ/フライ比)
2016年が2.2、2017年が1.5、2018年が2.4と
昨年はゴロアウトが目立っております。
もともと内野安打を得意とするので、
昨年のゴロ率は約62%とリーグトップを誇ります。
そこで、気になる点は、
ベルト高さの内外の打率低下と併せて見ると、
ベルト高さの球を叩きつけすぎではないか?
それにより、凡打を増やしていない?
というところです。


一方、対左投手(右打席)を見ると、
2017年は低打率だっただけに、
コース別も壊滅的でした。
しかし、昨年は
ベルト高さと真ん中の高めを回復して
打率も2017年よりアップしています。
ただし、2016年を見て分かるように
右打席の外角球は苦手
というように見えます。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次ぎに上記のコース別打率から見てみたいのは、
手を出した球について、
ストライクゾーンの球はどのくらい占めている?
という点です。
一般的に、ボールゾーンの球を打てば、
ストライクゾーンの球より打率は下がります。
となると、
如何にストライクゾーンで勝負するか?
は大事になってきます。
ただし、人によっては
ボールゾーンでも
高めだったら打っちゃうよ、
という処もありますが。

上表のストライクゾーンの打数と
ボールゾーンの打数の比を見ると、
昨年は2016~2017年と比べて
ストライクゾーンで決めていたこと
伺えます。


ボール球の見極め率は
16年75%、17年75%、18年78%ですから、
昨年はストライクゾーンで勝負していたことを
裏付けています。
一方、三振率については、
16年21%、17年24%、18年22%ですから、
昨年はそれまでより多かったとは言い難いです。


しかし、それで打率が低迷したのは、
ストライクゾーンで如何に凡打している
ということです。
実際にストライクゾーンでの打率が低いです。
ボール球に手を出して低打率なら
選球を改善すればいいですが、
まあ選球の改善も大変ですけど、、、
ストライクゾーンで低打率となれば、
打ち方そのものを改善せねばなりません。


ちなみに、秋山や外崎の場合、
ストライクゾーンの打数は80%を超えており、
ストライクゾーンでの打率は
外崎でも0.325(363打数118安打)
です。
外崎は、金子侑と比べると、
通算打率では6分4厘差ですが、
ストライクゾーンになると
7分9厘差まで広がります。


ところで、次のデータは
カウント別打数頻度打率になります。


これを見ると、
金子侑は森以上に
初球に手を出していることが伺えます。


カウント別打率を見れば
金子侑の場合、
初球が最も高く3割を超えています。
まあ追い込まれると打率は下がりますから、
ストライクカウントが低い方が有利ですけど。


ただし、他選手の初球の打率を見ると、
外崎は0.460、秋山は0.434、森は0.348です。
源田は0.275と低いですが、
初球に手を出している頻度が少ないです。


また金子侑の場合、初球以外を見ると、
B1S1で0.296ですが、
他はもの凄く低迷します。


1番打者を希望しているようですが、
その適性にはほど遠いです。
最強のライパチ君を目指す方が近い気がします。
いずれにしても、
金子侑の場合、打順にかかわらず、
金子侑は足が売りですから、
それを活かすには塁に出なければならなく、
そのためには、色々と課題は山積しています。


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ところで、
最近、盛り上がっている
打順1番論については、
先日も書かせて頂いていますが、
個人的には
『秋山動かすべからず』推しですね。


理由の詳細はこちらをどうぞ。