下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【6/14ヤクルト1回戦MLD)】鷹が負けた日に獅子が勝つ!久々に投打が噛み合う完勝!山賊が暴れまくって燕を前半折り返し前に粉砕!光成が中継ぎ負担を低減させる完投劇でリーグトップタイの7勝目!まあ燕さんも状態が良くなかったことが功を奏しましたけどね。今の燕の勢いなら、この燕戦カードと来週の竜戦カードは6連勝の荒稼ぎをしたいです。ただ明日は緩急で惑わす苦手系の技巧派左腕・石川と対峙。昨年の借りを返上できるか?

昨日は悲惨な連敗を喫しましたが、
今日から交流戦後半に突入し、
低迷中の燕戦カードです。


今日のスタメン控え投手です。


光成が先発です。
ただし、控え投手を見ると、
今日は入れ替えがありません。
できれば、
粟津を他の誰かと入れ替え、
森脇も
休暇を見据えて
他の誰かと交代させて、
控え投手の新鮮化を
図っておきたかった
のが本音の希望でした。


結局、泰雄&Kマートは
まだ間隔が短いので登板させることはできず、
小川も粟津も連投で既に消耗しており、
粟津も昨日フラフラで終えましたから、
今日は登板させることはできず、
布陣したブルペン陣のうち、
今日登板可能な投手は
増田、平井、ヒース、松本直の4名のみ
もし敗走一色の展開になった場合、
松本直の投入になりますが、
松本直はどんなに長くても3イニングです。
 ※今年の2軍戦では11試合登板して、
  回跨ぎは2度(2回、3回が各々1度)のみ


それを考えると、
小川や粟津、泰雄、Kマートを強行登板で無理させるか、
平井、ヒースを敗戦処理で使うか、という
リスクは残っております。


まあリードしていても、
点差が開いて誰でも良い勝戦処理でも
平井らを無駄遣いするリスクもあります。


それらリスクを鑑みれば、
今日、入れ替えをしていないのは
リスク意識がなさすぎ、
としか言えません。


明日は本田が先発ですから、
途中降板もあり得ます。
そのリスクを鑑みて
しっかり入れ替えをしたいところです。


このような背景を踏まえれば、
今日の光成への命題は、
◇1イニングでも長く投げること
平井ら投入の可能性が高いだけに
 敗走一色の展開は回避すること
が挙げられます。


そして、今日の結果は、、、

獅子威し打線
序盤の電光石火の5連打
満塁男のグラ弾を含めて山賊化し、
燕軍団を前半折り返し前に粉砕!
一方、光成は、
被出塁が多く、大援護に恵まれましたが、
併殺打の山を築きながら
要所を押さえる好投を続け、
最後まで粘り強く投げ込む完投劇!
まさに久々に獅子の投打が
噛み合う完勝でした。


ただし、今日の交流戦は、
上位を行く鷲、ハムが勝っており、
彼らとの収支はトントンで差は変わらずでした。
とは言っても、
リーグ連覇を見据えるには
やはり一番肝心な相手はです。
鷹は、交流戦以降、必ず抜け出してきます。
上林らも復帰しており、
熱男も好調です。
今日は千賀をソトがグラ弾で粉砕し、
その鷹をDeNAが沈めてくれました。
鷹が負けた日に獅子が勝つ
これは大きな価値があります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず先発の光成について。


初回表の立ち上がりは
先頭の山田に対して
150km/hのストレート初球で差し込み、
最後は力のあるストレートを内角に投げ切って
詰まらせて二飛に打ち獲ります。
次の青木にボテボテに打ち獲りますが、
二遊間に抜けそうな打球コースで
外崎が止めて送球するだけで精一杯となり、
結局、二安打で出塁を許しました。
次の村上には
2軍戦で打ち込まれた悔しい経験があるらしく、
戦前に「絶対、抑えたい」と公言していました。
そこで意識しすぎたのもあり、
ボール先行して暴投して走者の進塁を許しました。
でも、最後はフォークで空三振を奪いました。
逆球気味でしたが、、、
今日のフォークの落差は十分でした。


ただ、その次のバレンティンには、

決めきれず歩かしてしまい、
それでも、フォーク中心の攻めで雄平を空三振に仕留め、
立ち上がりを無失点で切り抜けますが、
バタついた分、球数を25球と嵩んでしまい、
その後、長く投げることができるか?
不安がもたれました。


しかし、初回裏に味方の3得点という
上々の援護射撃をもらうことができて、
気持ちが楽になっていました。
2回表は、中村に
打ちごろの外角腰高のストレート
球筋に逆らわず自然に流され右安打を打たれますが、
大引が高めを引っかけて打ち損じ、
二ゴロ併殺打僅か8球で終了します。


次の3回表も先頭の山崎に
高めストレートで右安打を打たれますが、
燕から見たら絶対に打たねばならぬ山田
甘い真ん中付近のフォークを打ち損じてくれて
三併殺打で二死を簡単に献上してくれ、
結局、僅か6球で終了します。


2~3回とも、燕から見ると
甘い球の打ち損じ併殺打を含む
早打ち拙攻で光成を助けてくれました。


でも、4回表1点返されて
ヤクルトの反撃が始まります。
しかし、ここでは与四球や大暴投とかもありながら、
暴投はすっぽ抜けてどこ行くの?という感じだったので
それを嫌ってストライクを簡単に投げて甘く入ってしまい、
適時打含む連打を浴びてしまいましたが、
最小失点で切り抜けてましたから、
試合はまだ獅子ペースです。

ここを最小失点で切り抜けるか、
複数失点になるかでは、
試合の命運を分ける大きな差がありました。
燕から見れば
大引が併殺打で終えてくれたのが大きかったです。
さすがに3イニング連続併殺打では
試合の流れを取り戻そうとするのは難儀です。
(そのうち、2併殺は大引、、、)
まあ、この併殺打は、
光成もフォークを引っかけさせて上手く打たせました。


そして4回裏、獅子威し打線が大暴れして
決定的な大援護射撃をしてくれて
光成の球数嵩むペースも下がっていたので、
もうこの後の主な焦点は
光成がどこまで投げてくれるか?
に絞られました。


まあ燕軍団の戦意喪失もありましたが、
光成は調子に乗ってきて、7回まで
危なげなく好投を続けます。
6回表、先頭の青木に
外角低めのフォークを上手く拾い打ちされて
出塁を許します(これは青木があっぱれでした)。
でも、今日ライバル視していた村上
外角フォークで泳がせ引っかけさせて
狙い通りの投併殺打相手の反撃を許しません。


8回表、広岡&山崎に
内角低めを上手く連打されて
無死一二塁のピンチを築き、
山田を迎えましたが、奪空三振に仕留め、
次の中山も中飛で料理し、
簡単に二死まで持ち込みます。
次の村上には、
コーナーを突こうとしますが、
ピンチで村上を意識しすぎて力み
歩かしてしまいます。
今日最大のピンチバレンティンを迎えます。
しかし、球数が嵩んでいるのですが、
光成がギアを上げて
150km/h超のストレート勝負で
中飛に力でねじ伏せました。


その後、ベンチに戻って
小野コーチに続投するか?否か?を問われており、
コーチの表情が「おっ、行くの?」という感じで
驚かれていましたから、
自分から「完投したい」と伝えた印象でした。
「No」と言えない雰囲気でもなかったと思います。
確か前回ももう1イニング行きたいと
本人が希望していたようですが、
このときは投球状況を見て首脳陣がストップを出していましたね。


そして、最終回、光成がマウンドへ上がります。
8回表同様、最初二人(雄平&中村)に低めで連打され、
いきなり無死一二塁のピンチに陥ります。
しかし、大引捕邪飛で仕留め、
広岡、山崎には粘られながらも
連続奪空三振で料理し、
最後まで
躍動感溢れるダイナミックな投球
見事に完投劇を演じ切りました!



↓↓↓広岡奪三振

↓↓↓山崎奪三振


ダイナミック力強いストレート
落差のあるフォークを投げ込んでおり、
高めに浮いてきた
フォーク等の変化球を狙いたい
ですが、
光成も荒れ球傾向でもありますから、
もなかなか絞りきれませんね。


燕は4ゲッツーの残塁祭でしたから、
まあ燕の立場から見たら、
逆に獅子がこれをやっていたら、
「おい!おい!」と嘆きたくなりますね。


まあ、光成については、
被出塁多く味方の大援護を受けながらでも
併殺の山を築き、要所を押さえながら、
中継ぎを休ませる立派な完投劇でした。
また、光成自身、連敗で一時的に苦しんでいましたが、
その苦しみをバネに上昇気流で安定してきました。
この勢いで
エース級への階段を一気に駆け上がれ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、獅子威し打線は、
初回裏、先頭の秋山は倒れましたが、
源田が右安打、外崎が右安打、山川が左安打+1点、
森が右安打+1点、中村が左安打+1点と
電光石火の5連打
一挙3点を奪って先制し、
光成へ大きな援護射撃をすることができ、
試合の流れを、主導権を序盤で奪います。


森は、ノンステップで外角低めのボール球を
片手で上手く拾って流し打ちましたが(下写真)、
相手の先発ブキャナンも、他の4人には、
腰高以上の高めの甘い球が続いており、
獅子威し打線がそれを見逃さず仕留め続けましたね。


ただし、その後、2回裏には
相手の失策もありますが、源田が盗塁死で無得点
3回裏は山川が左安打で出塁しますが、
森は1打席目で打った同じようなチェンジUを引っかけ、
おかわり君も詰まらせて打ち上げ中飛で終わって無得点と、
できれな、押せ押せムードで一気に畳み込みたいですが、
攻撃の勢いがやや沈静化してしまいます。


そんな中、4回表1点返されて
ヤクルトの反撃が始まります。
まあ、与四球や暴投とかもありながら、
連打も浴びているのに最小失点で切り抜けてますから、
試合はまだ獅子ペースです。

ここを最小失点で切り抜けるか、
複数失点になるかでは、
試合の命運を分ける大きな差がありました。
燕から見れば
大引が併殺打で終えてくれたのが大きかったです。
まあ光成もフォークを引っかけさせて
上手く打たせました。


そして、一旦、沈静化していた獅子威し打線も
その獲られた直後山賊化して8倍返しで
燕を一気に粉砕して試合を決着させます。
(まだ前半を折り返す前なのに)
先頭の栗山粘りながら右安打で出ると、
木村が高めを打って左安打
金子侑はバントを仕掛けて三塁線へ上手く転がし、
(打ち方だけはセーフティBだが)
自慢の快足で内野安打を稼ぎました。
アウト判定でしたが、
リクエスト検証に持ち込み、覆らせました。
正直、微妙で際どいですが、、、
際どいリクエストが通るということは
流れは獅子にあり流れは燕になし
を示していました


この三連打で一気に満塁チャンスを築き、
秋山を打席に迎えます。
秋山はタイミング合ってなかったですが、
結局、与四球押し出し1点追加します。
(ブキャナンが自滅します)
次の源田が倒れるものの、
外崎が外角高めで適時中安打2点追加!
山川与死球で、
次の森2度目の与四球押し出し1点追加!
ブキャナン制球定まらず
自滅してもうボロボロです。
そして、次のおかわり君には
初球がインハイへ抜けますが、
ストライク欲しさに
高めへストレート置きに行き、
満塁男はその失投を見逃さず、
通算18本目の記録更新となる
グラスラ弾をきれいな放物線描いて放ち、
一撃必殺で燕軍団を粉砕しました。
交流戦も本塁打73本、打点194で1位です。
お立ち台で「交流戦男ですね?」の問いに
「いや、そうでもないっすよ。
 僕、(交流戦)初年度からやってますので、
 時間が長いのでそれくらいの成績になりました」と。
口数少なきレジェンドは、超ご機嫌でしたね。


これで今日の試合を決着させました。
あとは光成がどこまで投げることができるか?
最大の焦点になりましたね。


ただし、獅子威し打線は
もうこれで閉店ガラガラとなりました。
まあ10点差のリードを確保したわけで
今日の山賊のお仕事としては
お釣りが来るくらい二十分の仕事をしたわけですが、
できれば、
2番手の山田からも
得点を奪いたかったです。


結局、ブキャナン1人を潰しましたが、
山田からは3回2安打1四球で無得点でした。


というのも、山田は
ソフバンから自由契約にはなりませんでしたが、
まあソフバンでは使い道が無くなったので
ただ同然のトレードでヤクルトへ提供された投手です。
正直、自由契約になっていたら、
まだ終わった存在ではなかっただけに
獅子には獲得して欲しかった左腕でした。


そう、山田は、
また獅子が苦手としやすい
多彩な変化球を駆使する左腕
なんですよね。


先週6日、この山田は、
二軍の若獅子たちと第二球場で対戦しており、
呉の打球が足を直撃するアクシデントがあって
大事をとって5回0/3で降板しましたが、
それまでは、斉藤彰の左二塁打1本のみで、
あとはゴロアウト7、奪三振5で
15名を完璧に抑えられました。


まあ山田は今日3回を投げましたから、
もう今年の対戦は無いので心配ありません。
ただ、今日はもうこれ以上の成果を望む必要がなく、
打線も疲れるから明日に向けて休んでいいですが、
山田を打ち込めなかったことを指摘したのは、
明日の先発が獅子の苦手系タイプでもある
緩急を活かした技巧派左腕・石川だからです。


当然、山田と石川は別物ですが、
どちらも獅子が苦手そうな左腕です。
明日の石川への練習台として
山田も打ち崩しておきたかったです。


さて、今日はワンサイドで完勝しました
正直、燕軍団の不調さ、勢いの無さ
感じることができる一戦でもあり、
その燕側の諸事情がこちらの完勝劇を助長してくれました。


また来週の竜戦カードでは、
昨年やられた柳が今日投げていたので出てきませんから、
来週、先発が想定される
阿知羅(最近、成長してきたけど)や大野(防御率が高くないけど)は
鷹がしっかり打ち崩しており、山井も不安定です。
(昨年の松坂詐偽で代投した藤嶋は血行障害で離脱中)


それらを考えると、
この燕戦カード来週の竜戦カード
一気に6連勝と白星を荒稼ぎしたく、

その実現はやってやれないことはないと思われます。


ただし、明日の苦手系の石川
それに向けてまず第一の壁となります。


今年の交流戦は、カード頭を獲っておりますが、
DeNA、巨人を相手に負け越しています。
もし石川を攻略できなければ、
不調の燕でも勢いに乗られて
同様に返り討ちにある可能性もあります。


そして、獅子が勝つためには
打線の爆発力頼みが必要条件です。

(十分条件ではないですが)


それらを考えると、
石川の壁をしっかり乗り越えたいですね。


一方、こちらの先発・本田については、
先週6日に前述した山田と二軍戦で投げ合いました。
このとき6回1失点で乗り切っておりますが、
正直、可もなく不可もなく、
いつもの本田だね、という印象
でした。


このときの本田は、
高め甘い球が目立っており、
二軍戦でしたから大火事にはなってませんが、
軽く鋭い打球を飛ばされたりしていました。



慎重になりすぎて臆されても困りますが、
甘く入れば大きく飛ばされますから、
とにかく、集中力を保ち続け、
制球へ細心な注意を払いながら

丁寧に投げられたい
ですね。