下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【8/31鷹21回戦(MLD)】鷹との天王山『所沢 晩夏の陣』 決戦頭を奪Sh!ガチガチになることなく気合い入り集中しながらノビノビと思い切りプレーして競り勝つ。攻め勝ったというより、守り勝った印象が強い勝利に。やはり投手陣が抑えることが大事ということを示した勝利に!ただし、鷹の休養十分な中継ぎ陣が出てくる前にリードしていないと厳しい。可能なら序盤からリードを奪いたい。でも天王山に勝つことは必定だが、それでは終わらず、優勝実現には残り20試合以上の戦いで勝つことも必須。接戦展開だから平井ら投入せざるを得ないけど、息切れされては困るだけに、まだまだ予断を許さない。。。

道東から帰参して
鷹をメラドで迎えての天王山『所沢 晩夏の陣』です。


このカードで三連勝すれば
逆転首位も見えてくる大決戦です。

球団史上最速観客動員150万人突破!です。
最近、サービスが多様化していますが、
やはり『強ければ客は来る』と思います。


それだけに『補強』等の投資は金が嵩みますが、
チームが強くなることにより客が来るわけですから、
費用対効果を考えても投資する価値はあると思われます。


今日のスタメン結果です。

頭を奪Sh❗『れおほ〜✌』

今井、決して本調子でなくても
試合をきっちり築くQS達成👍
やはり先発が試合を作ることが基本で大事
ということを示す一戦に。勝利に。

源田、甲斐キャノン相手に㊗️100盗塁👍

平良、わずか2球でも価千金で㊗️初勝利👍

おかわり君、試合を左右する見事な好守👍

アップル🍎パンチ👊同点弾👍

ベイビー👶シャーク🦈勝ち越し弾👍

守護神ラストを奪三振で決める👍

大事で重い一戦でしたが、
獅子軍団は、
ガチガチになることなく
気合い入り集中しながら
ノビノビと思い切りプレー
していましたね。


まあ本当に緊張してくるのは、
あと一で入れ替わるという明日や
鷹を交わして首位を逆転して得てからとかでしょうが。


しかし、今日の試合については、
見事に戦い切って大きな勝利を得ましたね。


基本的に、
今日は攻め勝ったというより
珍しく守り勝ったという印象が強いです。


やはり、安定して勝っていくためには、
先発が試合を作ることが基本で大事
ということですね。


今日の結果詳細を以下に示します。


詳細は上表をご覧ください。


まず先発の今井については、
初回の立ち上がりから
かなり気合が入っていましたね。
逆球とかも見られていましたが、
大胆に力強く投げ込んでおり、
ストレートにも力がありました。


次の2回には、
柳田を変化球でタイミングを狂わし、
グラシアルは初球拙攻で二死を危なげなく奪いました。
その直後、中村晃には
高めストレートをライトスタンドに運ばれましたが、
その後、引きずらず切り替えて
熱男を外角低めストレートで泳がせ二ゴロに仕留めました。


相手が調子に乗りやすい
柳田や熱男を封じたのは大きかったです。
奴らが序盤から打ってくると、何度も味あわされたように
鷹は勢いに乗ってきてこちらが劣勢になりやすいですからね。


熱男も本調子にないようですね。
しかし、熱男を目覚めさせてしまうと、
この直接対決のカードはヤバくなります。
最後まで眠ったままにして
目覚めさせてたくないですね。


十亀も獅子男・山田だと思って投げれば。。。
まあグラシアルも苦手な部類ですけど。


でも、今井は3回から怪しくなりましたね。
先頭の今宮にストレートを打ち込まれました。
今宮に投げ込んだストレートは
3球目&5球目ともに142km/hしかありませんでした。
それまでのストレートは150km前後でしたが、
このイニングに入って
ストレートの球速が減速します。
(これ以降、150km以上は皆無)


2回までたかだか20球程度でしたが、
序盤立ち上がりは全力投球で行ったのでしょう。
しかし、今井も決してまだ本調子ではなく
ここから苦しい投球が続きます。
それでも今井は、
それ以降、出塁を許しても
失点許さずと踏ん張りましたね。


味方が4回裏に追いついてくれた直後の5回表
最近、「獲ってもらった直後にやられる」
という課題を抱えており、
この5回表も甲斐に四球を与えて、
牧原にも打ち込まれてピンチを築きましたが、
ここは失点許さずと踏ん張りました。


まあ牧原に対しては、
同じような外角ストレートを
三度も投げ続けていましたから、
牧原もさすがにタイミングは掴んでおり、
ボール球でも、しっかり合わせられましたね。


6回を2失点で投げ切ってQSを達成させて、
7回も突入しましたけど、
先頭の今宮に打ち込まれて、甲斐にバントを成功されて
そこで交代しました。
今日の今井は、本調子に戻ってなく
2~6回まで出塁を許していただけに、
ここは6回まで2失点で投げ切っただけでも御の字でしたから、
7回表の頭から二番手を投入しても良かった気はしますが。


まあそこは相変わらずですね。
ピンチを築くまでは引っ張るというのは。
中継ぎ陣が不足・疲弊していることもあるから
希望的観測を頼みに
ついつ引っ張りすぎてしまう、というところでしょうが。


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二番手に野田が上がり、
左キラー川島が代打に出され、
その川島に外角球を打ち込まれましたね。
その前の3球目、内角球は逆球になりましたけど、
川島自身、
外角狙いで内角は読んでなかったので、
全く反応できていませんでした。
4球目は外角ではなく、
内角を攻めていたらと悔やまれます。


そして、次の牧原に対しては、
インハイのストレートで詰まらせましたが、
牧原もバットを振り切られており、
打球は三遊間を抜けそうでした。
もしこれで抜けていたら
勝ちこされて、その直後からは
休養十分の勝ちパ中継ぎ陣が出てきて
この試合は終わっていましたね。
そこをおかわり君がダイビングキャッチして、
三遊間を割らせず死守しましたね。
送球はギリギリ危なかったですけど、
試合を左右する
値千金の好守を魅せてくれました。
おかわり君も集中し、珍しく好反応でした。


そして、二死一三塁で内川を迎えると、
三番手の平良が登板します。


投球前に内川が変な間をとって
平良の調子を崩そうと小細工しますが、
平良もそれに動じませんでしたね。
初球は内川も様子見で打つ気がありませんでしたが、
2球目、球威のある力強いストレートで
詰まらせて見事に二ゴロで凌ぎました。


平良にとって、
こういう重要な場面で火消しをするという経験は
今後に向けても大きな糧になります。
また初勝利、おめでとうございます。


ただし、現在、中継ぎ陣が疲弊する中、
当然、この天王山は重要なんですが、
それ以降もまだまだ負けられぬ戦いが続きます。
天王山を勝つのは必須ですが、
そこで終わってもダメな状況です。


そんなスクランブル状態ですから、
少しでも節約できる所は節約したいことから、
野田&平良と
2名も1イニングで
使ってもったいない気はします。


正直、ここは二番手から平良投入
このイニングを最後まで
投げ切らせられなかったのか?
と思います。


結局、今の采配の根底となる思想には、
『左対左神話』崇高が強すぎるんですよね。


実際は、二番手に投入したのが野田でしたから、
もし、内川の打席で平良を投入せず、
野田には最後まで投げ切ってもらう?
と考えたら、
「野田だったら内川に打ち込まれただろ!」
という考えも出てくるでしょう。


しかし、あの野田→平良のスイッチの場面は、
「野田だったら打たれる。平良だったら抑えるかも」
という考えで交代をしておりません。
(まだそういう考えでの交代なら許容します)


明らかに「右打者になったから平良」という交代です。
結局『左対左神話』崇高が根底なんですよね。
もし、次が内川ではなく、
左の柳田だったら野田続投だったと思います。


逆に甲斐の次が左打者の明石とかでなく、
右打者の今宮とかだったら、
野田ではなく、平良を投入していたでしょう。


そもそも明石の処で野田を投入しましたけど、
明石は対右投手より対左打者の方が打率が高く、
(対右:0.235、対左:0.268)
また明石以上に左打者を打つ川島がいますからね。


少なくとも、中継ぎ陣が不足している今の獅子に
贅沢にワンポイント的な使い方をする余裕はありません。


結局、『左対左神話』崇高が
中継ぎ陣の消耗加速の元凶の一因
になっておりますね。


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8回では平井、9回では増田が登板します。


もし7回裏に勝ち越していなければ、
平良が回跨ぎしていたでしょう。


どちらもピンチを築きながらも
失点を許さず踏ん張ってくれました。
ご両人とも頭が下がる思いです。


平井は、柳田に5~6球目が
もの凄く甘く危なかったですが、
最後の7球目、
外へ逃げるシュートが決まって空を切らせました。
でも、その後も、危なさを見せておりました。


ただ、増田の方も、
先頭の今宮に投げ込んだストレートが
最近のような力がある球ではなく、
危なさが増していましたね。
連投でしたから、
疲労がそろそろ影響してもおかしくありません。
上林に対しても
バットが折れて山川の真正面でしたから良かったですが、
ストレートを捕らえられていました。
最後の牧原から三振を奪ったストレートは
渾身の一球になっていましたが。


とにかく、
この天王山を勝っていかないと話になりませんが、
この天王山を勝ち越すことは、
ある意味で、ラストスパートとなる
ゴール前の直線叩き合いとなるスタートです。
競馬で言えば、
4コーナーを無事回ることが
この天王山の勝ち越し
であり、
優勝争いの勝負は、
この天王山では終わらず、
まだまだ負けられぬ試合が続きます。


そんな中、
鷹の方は独走できる勢いは無くても
ガス欠になる心配はありませんが、
こちらが戦力薄ですから、
ガス欠になる心配を有しており、
どこまで息が続くか?
が獅子の命運を握るカギですね。


おそらく、今までの采配傾向を鑑みれば、
平井&増田は
この天王山を全て投げるでしょうから、
昨日からの四連投は濃厚です。
(負け戦の展開ではない限り)


これがCSや日本シリーズと、
もう最後の決戦であるならまだ良いですが、
まだまだ20試合以上を
戦って勝たねばなりません。


鷹の方はガス欠にならぬ戦力層ですから、
残り20試合以上の戦いになると
こちらは厳しいです。


当然、そんな使い方していれば、
パフォーマンスを低下させて
勝つ(抑える)確率も減じます。


この天王山で勝っても
その後が息切れしてボロボロになっては
優勝の実現はありません。


ハム戦での平井投入が悔やまれます。


問題はまだまだ先があることですから、
主力を投入しないで勝つ展開
極力、持ち込みたいですが、
やはり鷹はそれを許してくれませんね。
この三連戦は、
相手が相手だけに総投入でしょう。


それでも点差が離れたリードという展開など、
少しでも出さずに済む展開が生じたら
徹底的に節約して欲しいです。


最近の平良台頭は心強いです。
それだけに、勝ちパについては、
平井、増田、平良、小川と
上手く組み合わせて使い
平井&増田の負担を減じたいですね。
(少なくとも来週以降は)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
獅子威し打線の方は、
一発攻勢で逆転しましたね。


今日の千賀については、
正直、本調子という印象はありませんでした。
初回から逆球が多く、フォークが落ちきれず
という状況でした(上表で水色に着色した投球を参照)。


まあ制球に関しては、
もともと千賀は与四球数のリーグ1位であるように
バラつくのは普段から見られるわけですが、
自慢のフォークが
落ち切れず抜け気味傾向でしたね。


まあ、今日は、
与四球数リーグ1位の千賀
与四球数リーグ2位の今井
先発対決でしたね。。。
でも、奪三振率は
今井の方が7.19に対し、千賀は11.48
K/BBは今井が1.48に対し、千賀は2.97と高いですけど。


今井も与四球が多いですが、
チェンジアップの精度を高めて
奪三振率をもっと高めたい面はありますね。
さすがに千賀レベルは難しいですけど、
与四球数が多くても抑えられるという
参考事例の一つにはなるのではないでしょうか。


話を今日の千賀に話を戻しますと、
今日の千賀自身、
決して調子が良いように見えませんでしたが、
さすが日本を代表する一流投手なだけあって、
要所を押さえて
なかなか大崩れしませんでしたね。


フォークが落ちぬ状況にあっても、
タイミングが狂わされていますし、
山川にはきっちり落としてきますし、
6回裏、無死一二塁で迎えた山川に対し、
山川が苦手とする内角をしっかり攻め、
最後に打ち獲ったストレートも
内角へきっちり投げ切られましたね。


さすがに、あの内角球は打てません。
ファウルで逃げて次を待たない限り。


そもそも山川の場合、
好調不調にかかわらず、著しい好調でない限り、
内角球でホームランを打てることは
ほとんどありません。
一昨年からの3年間で100本以上のHRを打ってますが、
今年はまだゼロ本であり、3年間でも数本だけです。
当然、打率も低いですね。
相手が内角狙いで中に入ってくればチャンス大ですが、
内角に投げ切られてしまうと、苦しいです。
内角を投げ切った千賀が上でしたね。


ただし、6回表の外崎のバント作戦について
千賀の送球遅れによりバントヒットとなり、
結果往来になりましたが、
さっきホームラン打った男に
バント作戦を敢行させるのは、
作戦として愚行だったと思います。


確かに1点をどうしても欲しい場面でした。
それが低打率の打者だったら、
バントをさせるのは良いですが、
さっきホームランを打った外崎ですよ。
しかも、相手は同じ相手です。


どうしても1点欲しい場面なのに、
バント作戦を講じることにより、
ヒッティングに出るよりも
得点する確率を下げて
どうするのでしょうか?


相手の立場から見たら、
外崎で一死を献上してくれるならありがたいです。


一般論で見ても、一死増やすことは
得点確率を2割程度低下させます。


結果として、
千賀がバント打球を追いかけに行った際、
足をひねって送球が遅れたことが
ラッキーでしたが、作戦としては疑問です。


また、普通にバント成功だったら、
山川を敬遠して
木村&金子で勝負される可能性が高いです。
私が工藤監督の立場ならそうします。


結局、6回裏は無得点に終わったわけですが。
打てる打者で一死を献上させることが響いています。


とはいえ、6~7回に入っていくと、
千賀も球数が嵩んで隙が生まれますね。
完投能力があるスタミナ豊富なタイプだから、
好調だったらその隙もなかなか生まれませんが、
今日は本調子には無い様相でしたから。
逆に休養十分の中継ぎ陣
(椎野、甲斐野、髙橋純、モイネロ、森)
代わっていたら、
こちらの得点確率は激減します。
その確率は皆無に近いかもしれません。


正直、千賀に逃げ切られず、
7回も続投してくれたことが
ありがたかったです。


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さて、鷹の中継ぎ陣について触れましたが、
椎野に交代したら
全く打てなくなりましたね。


勝ち越しできる前に
中継ぎを投入されていたら
ヤバかったでした。


このカードに向けて鷹は休養できています。
うちと違って
鷹の中継ぎ陣はレベルが高い上に、
休養も十分で元気一杯です。


それだけに、
椎野、甲斐野、髙橋純、モイネロ、森といった
休養十分の中継ぎ陣からは
得点を挙げることがかなり難儀、
得点する確率は皆無に近いかもしれません。


それだけに、
この天王山カードで勝つためには、
この三連戦で、
如何に彼ら中継ぎ陣を出させないこと、
出すような展開に持ち込まないこと
大きなネックになりそうですね。


すなわち、
椎野、甲斐野、髙橋純、モイネロ、森といった
休養十分の中継ぎ陣が登板する前に
着実にリードを奪う展開に持ち込むこと
大事ですね。


今日は3回終了時に鷹のリードを許し、
こちらがリードをできませんでしたが、
試合には勝つことができました。


しかし、鷹戦の場合、
序盤からリードすることが大事であり、
それが勝つ確率に左右されやすいです。


やはり、鷹は強靭な中継ぎ陣を有していますから、
中継ぎ陣が出てきてから、
ビハインドを巻き返すのは楽ではないですし、
強靭な鷹が相手ですから、
こちらにとって、
ビハインド展開で戦うことは、心理的にも
リード展開で戦うより凹みやすく焦りも生みまやすいです。
逆にあちらにもそれは言えますけど、
こちらには鷹への苦手意識がありますから
他との戦い以上に、凹む不安感は大きいです。


昨年の天王山やCSでも
先手必勝傾向になっていますし、
鷹の方はそれがわかっているから
リードすることを重視しています。


とにかく、明日&明後日、
先発を早々に打ち崩し、
前半からリードを奪って折り返し、
休養十分の中継ぎ陣(特に勝ちパ)を
出させないことが望まれます。


できれば、
前半で大量点差でリードし
平井らを節約できると理想ですが、
まあ、それはなかなか容易くないでしょうけど。


まあ、明日、先発の和田
復帰してからそう簡単に打てない相手
になっていますが。。。
少なくとも、
光成にはリードを許さぬ好投を願いたいですけど。


なお、下表は2017年以降、今日までの鷹戦の結果であり、
3回終了時の結果も併記した一覧表と、
3回終了時結果別の試合勝率を整理したものです。


もし獅子が3回終了時にリードができていない時
獅子が鷹に勝つ確率をアップしましたけど、
それでも勝率は2割ちょっと(勝率0.239)です。