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【補強問題】ドラフト&FAで「どのタイプを補いたいか?」概略的に整理してみました。


 獅子の2019年は終了しましたが、辻監督の継続が決まり、小野コーチが外れて西口コーチがチーフに昇格、ブルペンコーチに豊田氏、外野守備走塁コーチに小関氏を招聘しFA宣言の可能性がある福田の調査を行うとか(秋山流出の代わり)、「三軍制」導入など球団が色々と動いております。
 牧田のほか、松坂、鳥谷(?)の獲得とかも見据えているとか。。。秋山の残留交渉とかも。ただ、秋山への提示額は4年で20億円!?5年で25億円じゃなかったんですね。浅村と同額の提示額ではさすがに心は動きません。


 まあ、いずれにしても、球団が来年に向けて早々に動くことは良いことです。


 今週はドラフトが開催されますね。もともと支配下が66名しかいない中、9名の戦力外で人数が減り、さらに「三軍制」導入も見据えてますから、ドラフトではかなりの人数を指名しますね。


 ところで、今の戦力状況は???
 現在の来季に残る既往メンバー等のポジション一覧です。投手、捕手、内野手、外野手で各々、年齢の若い順に並べております。
 なお、年数と年齢は2020年時のもので今年に1年加算しています。


 とりあえず外国人&FA権のある秋山&十亀は、去就不明ですから、外しました。それで見ると、上表のように日本人選手で支配下は51名支配下が5名になります。トモミがフェニックスで登板したとかいう話もありましたが。
 ただし、外国人に関しては、誰か1人契約しなければ、その分、1人は招聘して数合わせは少なくともするだろう、と考えると(正直、数合わせで終わらず、ハズレ外国人もm見据えて+αで多めに獲得したいです)、外国人人数は最大4名を想定すると、支配下は55名以下ですね。


 まず、現時点で、どのタイプを補いたいか?というところから整理が必要ですね。


 最優先は『投手』が基本路線なのは相変わらずですね。では、優先すべきは、先発なのか?中継ぎなのか?


 ところで、年齢層を見ると、一軍で働いてきたレベルは、来年27歳以上と24歳以下に二極化されますね。もちろん、國場、森脇、野田来年にはモノにならないと厳しく、来年25~26歳の誠、田村、大将もその域にはいりますね。
 にしては、高卒でも入団時や途中に色々とあって順調さを欠きましたが、もう8年目です。2軍で好投して1軍に上がれば打たれて凹み、再び2軍で好投しては、、、を繰り返しています。しかも、今年は2軍でも夏バテになったりして今一つでした。
 年長組みに一軍レベルが偏ってますが、左腕の先発・榎田や、守護神・増田も年齢的に下降線を辿る可能性もあります。というか、増田は来年までは大丈夫でしょうが、再来年はFA移籍の危機があります。酷使された平井は来年が鷹の加治屋のように今年の影響を引きずる可能性もあります。


 先発に関しては光成、今井、松本、多和田のドラ1四銃士本田の本格化すれば、将来性を見据えた先発陣の人数の目処が立ちます多和田が再生し、光成ら4名がさらなに成長し、彼ら5名が安定して好投できる実力を身につけられないと困ります。少なくとも、ドラ1四銃士に関しては、エース級になれる資質はあるはずです。


 しかし、若い左腕先発(主力級)が不在です。というか、25歳以下の左腕がそもそも大将と藤田の2人しかいません
 大将は、制球難が最大の課題であり、投げ急がずそれを克服することが大事ですが、やはり中継ぎタイプであり、中継ぎとして一人前になることが急務です。
 藤田は、入団して2年間、負傷により実戦登板できず、ベンチ横でバットボーイ(1年目は同年代の負傷していた今井と一緒に)などの雑用をやっており、ようやく昨年3年目から二軍で実戦登板をするようになり(13試合8回2/3)、今年は27試合23回と登板数を増やします。昨年、サイドスローに転換し、二軍戦で奪三振率は昨年が7.3、今年が9.4というのが光ります。しかし、ノーコン状態は変わらず、与四球率が5前後っと高く(昨年が5.2、今年4.7)、今年は防御率が5.87WHIPが1.52と厳しいです。とにかく、バラつくフォームを安定させないと厳しいです。また、目指すは中継ぎタイプですね。


 それを考えると、主力級の若い左腕先発(①)はそろそろ欲しくドラフトで得るか?トレードで得るか?ですね。


 ただし、主力級の中継ぎ陣(勝ちパ組)についても、深刻ですね。一応、今年の状況から鑑みると、期待値込みで計算するとしたら増田&平井、平良、小川、外国人2名合計5名ですね。


 実力・実績から見れば、武隈が挙げられますが、来年31歳であり、今年は負傷で二軍でも終盤も含めて登板していません。正直、来年、どうなるか?未知数です。また、もし復帰したとき、登板が間隔短く頻度多い中継ぎがいいのか?、間隔を開ける先発がいいのか?も検討課題です。登板イニング数が稼げないので、中2~3日を最短間隔として2~3イニングを投げる(特に第二先発)タイプが無難ですね。


 今年、台頭した泰雄については、さらなる実力アップを求めるのは酷ですが、ロング可能、先発可能ですから、小石や洋介、藤原のような『便利屋』後継者であり、『無事これ名馬』タイプですね。気になるのは、平井と同様、今年の酷使による来年への影響ですね。一応、年間球数は1200球以下でしたが、松井祐の15球少なく中継ぎ陣のリーグ3位でしたね。登板過多になれば、打たれまくりますから、それなりに過多にならぬ使い方は必須ですね。


 外国人はマーティンがまだ20代でも去就厳しく、ヒースは残っても高齢です。やはり、外国人中継ぎ陣については、新外国人を含めて3~4名体制にしてその中から調子の良い2名をチョイス(不調になれば入れ替える)したいです。
 ただし、外国人陣には人数枠があり、中継ぎは最大2名までです。問題は、前述するように、平井が鷹の加治屋の二の舞になったら?のリスクが残ります。すなわち、主力級の日本人中継ぎ(②)の不足が懸念されます。ましてや、もし外国人が全滅したら、なおさら日本人中継ぎの人数はもっと必要です。


 台頭しなければならぬ中継ぎ陣は、前述したように、國場、森脇、野田、田村、大将の中から覚醒が必須です。野田あたりは主力級に育ってもいいんですが、もともとから制球難ですけど、急に雑になって投げ急いで自滅しますからね。


 また育成の與座については、右肘負傷で2年目の今年が育成に降格しましたが、アンダースローの絶滅危惧種です。CS前の紅白戦では、一軍打者が高橋礼と対決を見据えて、アンダースローの雰囲気を味わうために(実力が雲泥の差ですが)、與座が投げました。
 與座は、二軍戦でも9月に実戦登板することができるようになり、DeNA二軍を相手に2戦登板しています。復帰緒戦の9月12日は、先発して2イニングを投げて連続三者凡退で無事に投げ切りました。2戦目の9月27日は、先発して3回1/3で4失点、3自責点8被安打、1被本塁打と炎上していますが、2回までは被安打1、奪三振3で無失点に抑えていました。3回頃からスタミナが切れてきて、3回は被安打2で三振ゲッツー含む盗塁失敗2つで凌ぎましたが、4回で完全に切れて大炎上になりました。
 現時点では投げても2イニングくらいですが、三振も奪えて好投できるので、来年、さらに投げるようになって出てくると面白い存在になりそうです。


 主力級の中継ぎ陣(②)は、台頭できる者が未知数ですから、やはりさらに必要であり、安定した外国人2人を確保し、ドラフトで若手を引き続き得て、トレードも見据える、というところですね。w


 ところで、ドラフトでは、先発候補も、中継ぎ候補も、当然ながら双方を獲得しなければなりませんが、どちらを優先するか?といえば、やはり『先発候補』優先です。
 試合を作る先発の駒を増やすことは基本的に必須であり、CSでも弱点を露呈したように先発の駒不足が現状です。ニールが健在でも、光成が負傷して欠けただけでCSでは先発が壊滅しましたね。またドラ1四銃士にエース級の資質はありますが、負傷等のリスクも含めて本格化するかは未知数です。現状を鑑みれば、将来へ見据えても、基本となる主力級の先発候補は1人でも多く確保しておきたいです。
 また、もし先発陣が余剰になったとしても、もし中継ぎ陣が不足しているならば、CSでの投球内容を見ると、松本の主力級の中継ぎ転換という選択肢もあり得ますね。松本は、CSにおいて、走者を置いても、三振を奪って凌げたことが最大の理由です。主力級の中継ぎには、ここぞというときに三振を奪える投球術が欲しいですから。


 となると、ドラ1には先発タイプが欲しく、前述①のように、できれば左腕先発投手が欲しいです。


 ただし、今年のドラフト畑の目玉候補を見ると、左腕高校生だと横浜高の及川君興南の宮城君近江高の林君くらいでしょうか。
 横浜高の及川君150km/hを超える速球派であり、渡辺GMも『雄星を超える逸材』と褒めていました。ただ、2年生のときに甲子園で花咲徳栄を相手に先発して8奪三振するも、6回1/3で4失点。3年生春は明豊を相手に4回4失点であり、先発として微妙ですし、一番は制球難の問題ですね。与四死球率は甲子園で通算7.53です。今年夏の県予選では、奪三振率10.97、 与四死球率3.38ですが、4回戦までの大した相手ではない4回戦までが与四死球0でしたが、5回戦&準決勝になると、奪三振率8.10、 与四死球率5.40です。食指が動きませんね。
 興南の宮城君近江高の林君は、U18日本代表に選ばれていますね。興南の宮城君は、渡辺GM曰く「球のキレ、制球、リズムもいい。1年夏の甲子園で見てから順調に伸びている。上位候補の可能性はある」とのこと。U18のアメリカ戦では1イニング3奪三振とかを見せており、県予選では長いイニングは投げています。ただ、イメージは中継ぎの方が向きそうな印象ですね。また制球力は及川君よりはマシだけど、という印象です。
 近江高の林君は、技巧派左腕であり、制球力は良いですが、球速がMAX136km/hとか。チェンジアップが良いですが、小柄でその遅い球が気になります。


 高校生左腕を選ぶなら、興南の宮城君でしょうか。ただし、先発というより中継ぎの方がベターなタイプに見えるので、欲しいですけど、積極的なドラ1という気はあまりしません


 大学生左腕はあまりいませんね。立命館大学の坂本君くらいでしょうか。名古屋大にメガネを掛けた老け顔の松田君がいますが、、、しかも高校ではバレー部!?まあ、松田君はドラ1でなくても獲得できるでしょう。
 立命館大学の坂本君は、二段モーションタイプで、リーグ戦では完投も重ねており、チェンジアップを武器にする先発タイプです。


 あとは社会人左腕JFE西日本の河野君ですね。昨秋での日本選手権で2試合連続完封を含み27回1失点と、先発完投型タイプです。150km/h程度のストレートに、チェンジアップ、またカーブも駆使して緩急を使います。気になるのは、左肘を痛めたことですね。それでも復調して阪神2軍を相手に、4月は5回2失点であり、5四死球がネックでしたが、9月には4回無失点、被安打3、奪三振4、四死球1でした。また98年生まれだから、大卒より若いです。
 なお、都市対抗3ヶ年の通算成績は、防御率1.85、奪三振率7.21、四死球率2.40です。また高校時代は、鳴門高で3ヶ年連続で甲子園に出場し、1年生のときから投げています。
 渡辺GMは「悪いなりにゲームをつくれるクレバーさがある。(ドラフトで)上の方の選手では」とのこと。また巨人のスカウトは「テークバックが見づらくてタイミングが取りづらい。緩急も使えるし先発でもリリーフでもいけるタイプ」とコメントしています。テイクバックは小さく見にくく、その反面、腕の振りが鋭いので差し込みやすいですね。



2018/11/04 JFE西日本・河野竜生投手


 まあ、左腕を獲得するなら、社会人の河野君ですかね。


 無論、左腕が欲しいですが、現在の獅子の投手陣そのものが層薄ですから、例えば、くじ引きに外れたり、あまり目に叶わないのであれば、左腕のこだわりを捨てて、良い投手なら右腕でも獲る、という臨機応変さ、柔軟さは欲しいです。


 というのも、今年のドラフト畑は、どうも左腕に乏しい印象があり、その中で比較して選択してみたら、、、という感じも否めない気がします。それなら、右腕の良い投手を選ぶ!というのも選択肢の一つとも思います。


 ただ、令和の怪物・大船渡の佐々木君を狙い、松坂も獲得して、令和と平成の怪物を得る!?みたいな報道が出ておりましたが。。。怪物博物館か!怪物動物園か!しかも、平成の怪物はミイラ化しそう。。。



 一方、野手については、まず二番手捕手候補(③)が欲しいですね。岡田も負傷持ち&高齢になりますから、岡田の後継者(③)は欲しいです。
 ここのところ、牧野、齊藤、中熊と獲っているので、若手はいます。できればプロ捕手になっている一人前の者をトレードFAなどで欲しいです。FA宣言の可能性があるDeNAの伊藤や戦力外になった高城あたりでしょうか。
 伊藤は岡田と同世代のため、後継者にはならないけど、森の相談役の一人にはなりますし、第二捕手として岡田と争ってもいいし、岡田が負傷すれば代わって構わぬ存在です。しかもCランクです(下表参照)。


 ただし、即戦力になるタイプや、牧野、齊藤、中熊、駒月らを超える逸材ならドラフト2位以上で獲得したいです。今いるレベルなら3位以下で1名は補充しておきたいですね。いずれにしても、ドラフトで捕手は1名以上は欲しいです。


 次ぎに外野手(④)ですね。秋山の去就もありますけど、1軍レベルが来年の年齢で三十路過ぎの中年たちばかりです。金子も来年FA移籍の危機ですから。
 年齢層を見ると、外野手は若者と中堅で二極化していますね。まあ外崎はフリーとして。


 一応、愛斗と将平が2軍戦で打率三割をキープして成長の兆しが見えてきています。とはいえ、全般的に若手はまだまだです。


 そんな状況から、秋山自身、『ボクが居ない方が若手が出番が増えて伸びるかも』とか言い出してメジャーに行きそうですが。正直、もしメジャーに行くときは、そんな人のせいにして行くのはやめてもらいたいですが。秋山がいて、若手が秋山を超えてレギュラーを獲ったなら『若手のため』もわかりますが、いなくなれば、シルバーシートの如く「席を恵んであげて」という形ですからね。
 むしろ、それでは、若手を出汁(言い訳)に使ってメジャーに行くように見えてしまいます。まだ『西武で野球をやることより、メジャーでやる価値があるのでメジャーに行きます』と言った方がこっちとしてはすっきりします


 FA宣言の可能性のある鷹の福田を調査する、という報道がありました。できれば、獲得したいですね。年齢層は上がりますが、秋山の去就にかかわらず、木村と比べると福田の方が上ですから、福田加入は絶対的にプラスになります。
 ただし、金額の相場は、他球団とは1億5千万円以上の争奪戦になり、その前に鷹が2億円以上で残留要請を仕掛けるでしょう。2億円以上を支払えるか?と思います。
 もし鷹が明石と同程度で1億円くらいなら、面白いですが、まあ今は相場が上がってますからその額では来ないでしょう。


 一応、秋山の穴は外国人で補うのが現実的かと。アメリカに獲られたら、アメリカから返してもらう!?もちろん、ハズさず『当てる』が前提です。


 また若手に関しては愛斗、将平はいますけど、その他が頭打ちです。ドラフトでもしっかり獲得していきましょう。できれば、センター可能なタイプがベストですが、センターにこだわらず、スラッガーでも逸材があれば狙って欲しいです。


 あとは、内野に関してもドラフトでは必要となり、三塁手、二塁手、遊撃手の順ですかね。もちろん、即戦力二塁手を獲得すれば外崎が三塁手でも、外野手でも行けます。ただし、源田のような例は30年に1度(石毛氏→源田)の逸材ですからね。少なくとも、守備面では山野辺以上ですね
 また三塁手について、おかわり君のバックアップ兼龍世のライバルとして。遊撃手は源田で安泰ですが、源田のバックアップですね。二遊を双方やれて、守って打てる選手がいれば。。。


 なお、他球団のFA宣言の可能性がある選手一覧です。


 荻野とか、宣言するんですかね???もし荻野が宣言したら欲しいですけど。
 広島の野村は金額が高価にしては、成績がそこまで追いついていませんね。2016年の栄光を引きずる印象です。一方、投手というと、美馬がいますが、美馬は争奪戦になって2億円以上は行きますね。
 FAに関しては、「宣言すれば」の条件付きですが、欲しいのはCランク狙いでDeNAの伊藤光、鷹の福田、鴎の荻野ですね。他は高いから金額でどうか?ですね。