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主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ドラフト2019】9人!?ところで『三軍制度構想』の意志はこのドラフトではあまり感じられないけど?一方、短期的視野における補強というと即戦力も少ないか?二年生以上の先輩方々が本格化しないと、それが優先すべき喫緊な課題と再認識させられたドラフト結果という印象に。

 ドラフトが終了しました。西武の結果は次の通りです。
 まだ交渉権獲得の段階ですが、皆さん、埼玉西武ライオンズへようこそ!是非とも皆さんのご活躍を期待して応援致しますので、よろしくお願いします🙏


 まず第一印象は、えっ?9人だけ!?です。
 戦力外が9人であり、秋山と十亀を除き外国人を4人としたら55名が支配下であり、育成が4人です。
 普通にそれなら新人9名の人数でもわからないでもないけど、先日報道があった『三軍の設立』はいったい???


 三軍制度の設立の話を聞いたとき、多和田の年のような10人は超えて獲得するかな、と思ってました。育成多く15人以上と考えてました。育成で7〜9人とか。


 今回の9人の新人なら、三軍という明瞭な枠組みはなく、二軍戦の試合のほかに、社会人や独立リーグ、学生さんらとの試合を増やし、二軍でも下位レベルの者を中心にそれら試合に出場させる形なのか?
 ちなみにその方法は、第二で二軍戦があるときは相手先に遠征して、ないときは相手を第二に呼んて試合を行うのか?


 確かに無理して人数を多く採れば良いわけではなく、目ぼしい者がいなければ9人もやむを得ないです。


 ただ、もし最終的に昨年のように支配下&育成の全部で70人としたとき、一軍で29人が抜けるので残りは41人です。それらを二班にして(二軍&三軍)で試合を回すのは人数不足で無理があるのでは?ダブルヘッダーとかしなあよね?
 青空球場ばかりなので、猛暑の真夏は使い詰めが厳しいです。一軍に呼んだときにヘロヘロでも困るし、倒れられても困ります。


 三軍設立構想は、何年かかけて選手層を厚くすることが目的ですが、この人数のスタートでは、三軍制度を固めるまでに何年か、かかりそうです。三軍体制を敷くには人数が不足しており、三軍の組織化はまだできなさそうな印象を持ちます。


 そもそも三軍を面倒見る指導者等はどうするのか?なども課題はあります。
 何か三軍制度構想は絵に描いた餅で終わらぬことを願います。。。


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 さて、ドラ1は佐々木君へ果敢に指名して4球団のくじ引きでハズレ😭
 次に東芝の宮川君を巨人とのくじ引き争いに勝って獲得😀


 ただそれなら左腕の先発タイプが欲しかったので社会人No1の河野君の一本釣りでも良かったかな?という気も。河野君はハムがハズレ1位でお持ち帰りしました。


 でも社会人左腕の二番手くらいの三菱日立パワーシステムズの浜屋君を2位で獲得できくました。
 神奈川県の大会で宮川君と浜屋君は対戦したようですね。
 ただ浜屋君は中継ぎタイプ?西武の前田スカウト部長は『先発も中継ぎもできる貴重な左腕』と9月にコメントしてます。


 宮川君は24歳の右腕であり、最速154km/hの速球派。ストレートの回転数が2500〜2600回転/分で本格派。右腕ですが、その点で河野君より魅力はあります。 
 変化球はフォークを使います。またカットボールのキレが良好です。
 ただし、今年の公式戦成績を見ると、完投もありますが、5〜6回で怪しくなる面も見せており、スタミナ豊富というと微妙な面も否めません。また奪三振率10.7は良いですが、与四死球率が3.0と可でもなく不可でもなく。
 でもそのストレートと奪三振術なら『後ろ役』も可能と思います。中継ぎが不足するなら、そちらに回しても良いかもしれません。とりあえず試しながらですね。
  あとは、下半身が細く見える印象があり、もっとがっちりした方が良い気がしました。


 浜屋君はまだ二十歳であり、ストレートとスライダーが武器です。昨年は12試合56回2/3で防御率3.02、奪三振率6.7、与四死球率6.2が、今年は11試合43回2/3で防御率1.65、奪三振率9.9、与四死球率2.5と改善されてます。筋トレも取り入れて体幹強化と体重増が上手く行ったとか。でも体重増でもまだ77キロ(175cm)。うちの太っちょと比べてまだまだ細いです。
 ただ、現時点の実績からは、先発しても社会人相手で長くて6回で、中継ぎタイプに見えますので、左腕先発はトレードなどで獲得していきたいですね。
 また10月にCSに向けたDeNAと練習試合で対決し、2回4被安打5失点だったらしいです。阪神の左腕を想定しての練習試合だったそうです。
 初回にソトの二塁打タイムリー、ロペスの犠飛で2失点、2回に梶谷が145キロをセンターに弾き返され、伊藤が変化球を拾い打ってレフト線の二塁打タイムリー。その後に4つの与四球で、ソトの犠飛、ロペスの二塁打タイムリー。


 打たれるのはやむを得ないとして、気になるのは4与四球と制球を乱したことです。


 宮川君や浜屋君は即戦力になることが望まれますが、宮川君は未知であり、浜屋君はまだ二十歳であり、DeNA戦での制球の乱れ方を考えると、下積みは必要かもしれません。
 とは言っても、もしDeNAを抑えていたら、ドラ1級ですけど。でも即戦力ということはあと何ヶ月後には一軍で通じる力をつけなければなりませんから。今の時点ではまだまだ積み上げることは山積しています。早くて来年終盤か、再来年か。


 ドラ3のBC武蔵の松岡君は19歳で、弱小の県立桶川西だったので、高校三年から部員不足で投手を始めて、武蔵に入団してサイドスローに転向して頭角を現しました。高校三年で花咲徳栄との県予選1回戦でコールド負けになりましたが、143キロをマークし、プロ野球への憧れができ、伊藤のように独立リーグの門を叩いて頭角を現したようです。
 成績は32試合27回2/3で中継ぎタイプ。奪三振率は10.8と高く、被打率は2割1分程度。ただし防御率が3.58と微妙であり、球数が1イニング平均で19.4球と多く、与四球率が6.5と高く、与四死球率になると7.8です。被安打が22に対して与四死球が24(死球4)もあります。ノーコンをまた収集してしまったか?
 正直、即戦力としては期待薄であり、ドラ3ではもったいない気もします。


 一方、ドラ7で同じ独立リーグ徳島の上間君は18歳右腕で、8月に巨人三軍相手に6回4被安打10奪三振で無失点とか。永遠とは凄い名前です。今年後期の公式戦で防御率1位になっています。
 直近10試合成績を見ると、その巨人三軍戦を含め、48回を投げ、防御率が0.75、被打率は2割程度で奪三振率7.5、与四球率3.6。その中で先発6試合あり、先発で行けます。
 正直、まだ下積みは必要ですが、ドラ3の松岡君より期待できそう?


 欲しかった捕手はドラ5でHonda鈴鹿の拓植君です。一応、強肩強打タイプのようで、二塁送球が1.9秒程度とか。一応、高校野球時代に通算32発とありますが、あくまで県予選のもので、甲子園では通算44打席13安打も、長打は二塁打3本のみであり、OPSは0.675。社会人の都市対抗&日本選手権の通算では打率0.333、OPS0.777であり、本塁打無しで並というところでしょうか。長打タイプというよりアベレージタイプの印象です。 
 欲しかった第二捕手となれば良いですが、まずは駒月、牧野、斉藤らとの競争が先ですね。


 まずは二年生以上の先輩方が負けずにもっと本格化することが一番の急務な課題です。うかうかしてられません。
 そして、今年のドラフトは、ドラ1の宮川君が即戦力になるか?否か?という印象であり、他はまだ若く下積みが必須かな?という気がしております。
 それだけに、新人での短期的視野における補強というと微妙であるので、やはり先輩方々の本格化は優先すべき喫緊の課題になります。