下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【FA騒動】FA市場の出品登録終了。今年のFA市場は商品が乏しく、例年以上に高騰するかも?/さてFA移籍一年目選手の移籍前後の成績は?FA選手の移籍後の心理は?

さて昨日、FA権利行使の申請期間が終了しました。

結局
秋山(西)が海外FA権利行使し、
鈴木(ロ)、美馬(楽)、福田(ソ)だけでしたね。


あとは、十亀(西)、則本(楽)、野村(広)が
FA権利を行使して【残留】宣言でしたね。


益田(ロ)、菊池(広)も残留しました。
大島(中)や銀次(楽)も地元後援会なのか?
詳しくは知りませんが、残留を決めました。


バレンティン(ヤ)はFA権を行使せず、
11月末が保留者名簿の提出期限となっており、
保留者名簿を外れた場合は他球団と交渉できるとか。



でも、何やかんや言って、
他球団の場合、残留ケースが多いですね。
西武は、今年、十亀が残留してくれましたが、
基本的に、西武では
FA権利を取得したらFAドリームへGo!
風潮
は残っています。
理由は金、球場、その他もろもろあるでしょうが、
他球団なら残りやすく、西武なら出て行きたくなる
そんな風潮は何とかしないとなりませんね。


十亀の決断がその風潮抑制の楔の一つ
になることを願ってますが、
秋山の決断次第でもありますね。
まだ渡米ならまだしもですが、
万一、国内他球団なら、十亀の決断空しく、
その風潮は一気に加速して助長されます。


で、今年のFA騒動に話を戻すと、
市場には出回る商品は乏しい状況ですね。
セ球団からの出品はゼロでした。。。


あと上記FAのほかに、
ポスティングでDeNAの筒香がメジャー挑戦、
退団した楽天の嶋がヤクルトへ入団決定?などもありますね。


に関しては、楽天球団が
戦力として見てないけど、移籍先は面倒見る方針であり、
引退したら、指導者として帰ってきて欲しい
と打診していましたから、
ヤクルト球団は、獲得する以上、嶋を生涯囲う覚悟がないと
『第二の直人』となって
将来、仙台へ送り込むリクルーターになって
ヤクルトが西武&台湾球団に続く
楽天の牧場となり得ますね。
すでに、山田を育てた新監督を始め、ヤOBの収集で
ヤクルトの楽天ファーム化作戦は既に始まっていますけど。


あとは、牧田松坂ですね。
松坂は西武が濃厚、、、
西武が提示する金額は4千万円くらいでしょうね。
それで松坂グッズ等で収益をどこまで上げるか?
その費用対効果次第ですね。
松坂を獲得して、外国人がただ入れ代えて
今年の補強はこれでお終い、、、とならぬことを願ってます。


牧田に関しては、
西武vs楽天に阪神が入ってきますね。
吉本興業絡みでどう転がるか?
面倒をみてもらった石井に忠実に従うのか?
西武への恩義を忘れずにその恩を返すのか?
まあ酷使され続けた分、
その恩はもう返却済みと考えていそうですが。
阪神&吉本の一員として関西を盛り上げるのか?
「お笑い野球選手」として???
それは無いな。。。芸のセンスは無いからな。


さて、明日からFA獲得交渉が始まります。
秋山(西)<狙い:海外、ソ・楽・巨?>
鈴木(ロ)<狙い:巨・中・楽・D?>
美馬(楽)<狙い:巨・ロ・ヤ?>
福田(ソ)<狙い:巨・ロ・中・西・ヤ・鷲、鷹?>


この乏しい市場なら、
巨人の総獲り(秋山以外)はあり得ますね。


西武は福田獲りを名言しています。
フロントの体制も変わって
積極的に獲りに行こうとする姿勢は良いと思います。


今の戦力状況を鑑みれば、
福田が来てくれるのはとてもありがたいです。


ただし、FA市場からのお買い物は、
買い手があるならば、FA権利とは、
売る側(選手)がお客(球団)を選べる権利ですから、
適正価格より高騰するのは当たり前であり、
その成果が購入価格に合わぬケースが多いのも当然です。


相場観としては、
現年俸の3倍またはそれ以上を見なければなりませんね。


現年俸が千万円単位の選手なら、そこは最低ラインですね。
欲しければ、簡単に価格を上げやすいので、
またCランクの「補償無し」可能性が高いので、
それを考えると、
数倍まで高騰化しても不思議ではありません。


額が大きくなれば、出せる範囲の頭打ちもあるので、
億単位の選手なら3倍以内もあるでしょうが、
現年俸が2~3億円までなら
3倍までは最低限のラインで覚悟した方がいいですね。


さらに、今年は
FA市場が乏しい(商品が少ない)から
買う側(球団)の予算も余るので
もっと高騰する可能性が十分あります。


十亀がFA市場に出ていたら
1.5億円×複数年が最低限の争いですね。


鈴木の場合、現在の年俸が1億円ですから、
FA獲得戦では、補償要のBランクで、
年俸3億以上×3~4年が最低限の相場と思います。
結局、今年はFA市場も乏しく
獲得競争が激化しそうですので
1年当たり4億円前後は行くかもしれませんね。


ただし、補償金(4~6円満円)を含め
秋山予算内(5億円/年)で収まる範囲の戦いになります。
西武にその覚悟があるか?ないか?ですね。


福田は、現在の年俸が3600万円であり、
FA獲得戦では、補償無しのCランクで、
鷹は1.25億円×4年を提示していますが、
年俸1.5~1.8億×3~4年が最低限の相場と思います。
Cランク補償無しなので争いが激化するので、
1年当たり2億円高騰する可能性はありますね。


美馬は、現在の年俸は6500万円ですから、
まあBランクなんで補償は付きますが、
2億円×3~4年が最低限の相場ではないでしょうか。
FA市場に投手は1人しかいないので、
1年当たり2.5億円以上は覚悟が必要ですね。
ただし、美馬の場合、
いい年が続かない欠点があります。
FA獲得失敗(購入したら不良品)に多そうなタイプにも見えます。


でも、美馬は、
井口監督と同じプロダクションに所属していますから、
ロッテがケチらなければ、ロッテが濃厚かもしれません。


FA市場に参戦する以上は、
そのことを覚悟して参加しなければなりません。
ケチくさい感覚ではそのプレミアに対応できず、
獲得競争にはあっさり敗れます。


費用対効果を考えると、
外国人の方が安価に効果を得やすいです。
しかし、ハズれや不調も多いから
スペアも含めて人数を多めに用意しておくべきですが、
やはり出場できる人数制限がありますので、
一軍で戦える日本人選手は貴重な存在です。
でも、そんな日本人選手を得るには、
ドラフトか、トレードか、FAしかありませんね。
ドラフトでは即戦力もそう多くはないですし、
トレードではこちらも放出駒が乏しいと厳しいです。
あとは、金で解決できるFAしかありません。


もし、外国人の人数制限が撤廃されたら、
FA市場は低迷するかもしれませんね。
少なくとも、FA市場の相場価格は低迷しますね。
また、外国人人数の無制限は
日本人選手の出番をも減らしますね。


ちょっと脱線しましたが、
そんな状況ですから、FAは金で奪い合いになるので
当然、FA選手は適正価格以上に高騰します。


もし、FAを権利を得た者が自動的に行使できるとなれば
全体的な選手の人件費はアップして
球団も買える球団と買えぬ球団の格差が生じ
人気者は人気者ですから、選手間の格差は生じますね。
秋山クラス1人だけで10億円とか
超高騰して球団経営にも響くでしょう。


年棒相場は、全体のボトムアップと、
頂点(上層)の顕著なトップアップは生じますね。
もちろん、需要のある選手に関してです。
(一軍レベルにある選手)


売る側、買う側が合意していくのが契約です。
そういう売る・買う側のバランスを考えれば、
そういうことは簡単に想像できます。


西武にとって、秋山流出の危機もあります。
秋山の穴は埋めることは至難ですが、
少しでもその穴を補修するには、
外国人の補強が素早い対策の一つですが、
9番目の野手・ライト木村のところも補強したいです。


9番目の野手の底上げは、喫緊な課題であり、
そこに愛斗ら若手が台頭してくれると良いですけど、
本来なら、若獅子が這い上がるべきですけれど、
スタメンと非スタメンで格差が大きい西武にとって、
その実現性は未知であり、ダメな可能性もあります。


もちろん、絶対上手く行く方法はありませんが、
施策が一つ失敗したら、二つ目の手を、三つ目の手をと
本来、球団側は二の矢、三の矢を準備しておくべきです。
育成がダメだったときを見据えて、
補強をしっかりしておくべきであり、
育成補強の二本の矢で全力を尽くして欲しいです。


補強により駒を用意しておくことによって、
競争力の高めるので育成効果にもつながりやすいです。
逆に、駒不足では、
未完成品でも実戦投入せざるを得なくなり
当然、戦力にもならず、
逆に変な癖を身につけて育成への妨げになる懸念も生じます。


今井とかは、投手不足の中ですから、
結局、フォームが定まらぬうちに実戦投入され、
そのフォームに悪い癖(身体が開く)が
身に染みついてしまっています。


いずれにしても、
西武の補強については、投打ともに
外国人の人数を多くしておく必要があるとともに、
一軍で戦える日本人選手の補強も必須という状況にあり、
ケチくさいことを言っている余裕はありません。


戦後の混乱期に物資が高騰しましたが、
高くても買わねば餓死します。
その覚悟で挑んで欲しいです。


ところで、FA獲得の方針については、
秋山の穴、木村(9番目野手)の低迷を見据え、
プランA:鈴木単独獲得案
プランB:福田&川島W獲得案
の2案を本ブログでは書かさせていただきました。




しかし、川島はFA宣言しなかったので
プランBは福田単独獲得の案になってしまいましたね。


福田が来てくれるなら、それはそれでありがたいですが、
左投手が相手では全く打てず、
下手したら、
左投手に対しては木村の方がマシとなるおそれもあります。


それを鑑みたら、ケチらず金をさらに投資して
ロッテの鈴木獲得を狙い、
セカンドを鈴木にやらせて、
外崎をライトに回すことを見据えたいですね。
ただし、外崎はライト、レフトですから、
金子がセンターを可能かもしれませんけど、
センターの外国人が欲しいですね。


いずれにしても、
左投手がダメと使い方が限定される福田より、
鈴木ならいくつくかシナリオは考えられます。
その金額差は3億円/年ほどになりますが、
中途半端な高額お買い物って2億円を捨てるより
買うなら、無理をしてでも使える方を買った方が良いです。


そして、鈴木については、
秋山へ提示した予算内(年5億円)を
最大限に使えば

補償金額含みで勝負はできます。


問題は球団に
その覚悟があるか?ないか?です。


もちろん、秋山が残留となれば、
秋山残留がFA競争での最大の成果
FA競争での最大の勝者となるとも言えますが、
鈴木獲得も実現していたら、
当然、その5億円は二重に嵩んでしまいます。


とはいえ、秋山の決断はまだまだ先にあるので、
「秋山の決断を待ってから」なんて
のんびりしている暇はありません。
とはいえ、秋山が残る確率はかなり低いのが現状です。
(残留濃厚なら、無理にお買い物をしなくてもはありますが。)


すなわち、FAも高価なギャンブルです。
金銭面では最悪二重苦になるかもしれませんが、
ギャンブルするなら覚悟が必要ということですね。
張る金額が高ければ高いほど覚悟が必要です。


それを鑑みると、
秋山残留や、若手台頭とは別の三の矢として、
球団には、覚悟を決めてもらいたく、
どうせFA戦線に参戦するならば、
いずれにしても高価すぎる買い物になるので、
ちょっとケチって
成果を中途半端に小さくするよりも
手が届く範囲内であるならば、
少し無理してでも成果が大きくなる方を
選んで欲しいですね。


もし秋山が残留になった場合、
鈴木へ支払う補償額込みの5億円/年は
純利益から出しましょう。

秋山がもし残ってくれたら
秋山グッズは今まで以上に売れます。
まずは十亀グッズの復活は必須です。
とにかく最初で売りぬきましょう。
成績が出てからではわかりませんので。


調子に乗って思い切って
福田&鈴木W獲得でも良いですが。。。


【西武ライオンズ純利益の推移】


あと、球団収益の2~3割を占める
スポンサー収入を増やしたいですね。
ソフトバンクとかは、
闇雲に広告を流し放しで
スポンサー収入を増やしています。
掲示板も球速とかを確認しようと思って見ても
すぐCMが流れます。それだけ広告費を稼いでいますね。


でも、現実は、獲得を実現しても
福田獲得が精一杯なんでしょうね。。。
結局、FA獲得争いに負けて、
日本人選手では、松坂しか獲れないなんてことも。。。
十分考えられるシナリオです。。。


さて、話がFAから脱線しましたが、FAに話を戻すと、
FA移籍一年目の成績は、
前年の移籍前より悪い可能性
が考えられるし、
そういうケースも見られますね。


2000年移籍以降のFA移籍選手について、
移籍前年移籍翌年(1年目)の成績を並べました。
まあ、できれば、WHIP、BB/9、K/9、
出塁率、OPS、得点圏打率、IsoDなども整理したいですが、
個々で詳細に検討する気はないので、
また選手の人数が多いので、
ここは基礎的データまでにします。


川崎憲次郎(ヤクルト⇒中日)移籍年:2000年
2000年:20試合、防御率3.55、8勝10敗、
    投球回137回、66奪三振
2001年:一軍公式戦出場なし


前田幸長(中日⇒巨人)移籍年:2001年
2001年:36試合、防御率3.41、4勝10敗、
    投球回103回、81奪三振
2002年:53試合、防御率2.74、4勝4敗、
    投球回46回、43奪三振


加藤伸一(オリックス⇒近鉄)移籍年:2001年
2001年:27試合、防御率3.69、11勝7敗、
    投球回168回1/3、92奪三振
2002年:2試合、防御率9.82、0勝1敗、
    投球回7回1/3、4奪三振


谷繁元信(横浜⇒中日)移籍年:2001年
2001年:137試合、117安打、打率.262、
    20本塁打、70打点、4盗塁
2002年:130試合、96安打、打率.215
    24本塁打、78打点、4盗塁


片岡篤史(日本ハム⇒阪神)移籍年:2001年
2001年:106試合、102安打、打率.254、
    16本塁打、62打点、1盗塁
2002年:120試合、97安打、打率.228、
    11本塁打、46打点、2盗塁


若田部健一(ダイエー⇒横浜)移籍年:2002年
2002年:26試合、防御率2.99、10勝8敗、
    投球回147回2/3、96奪三振
2003年:4試合、防御率5.57、0勝2敗、
    投球回21回、16奪三振


金本知憲(広島⇒阪神)移籍年:2002年
2002年:140試合、148安打、打率.274、
    29本塁打、84打点、8盗塁
2003年:140試合、154安打、打率.289、
    19本塁打、77打点、18盗塁


村松有人(ダイエー⇒オリックス)移籍年:2003年
2003年:109試合、150安打、打率.324、
    6本塁打、57打点、32盗塁
2004年:108試合、147安打、打率.320、
    6本塁打、51打点、11盗塁


大村直之(近鉄⇒ソフトバンク)移籍年:2004年
2004年:120試合、151安打、打率.303、
    2本塁打、34打点、22盗塁
2005年:133試合、143安打、打率.270
    8本塁打、48打点、31盗塁


稲葉篤紀(ヤクルト⇒日本ハム)移籍年:2004年
2004年:135試合、116安打、打率.265、
    18本塁打、45打点、6盗塁
2005年:127試合、112安打、打率.271、
    15本塁打、54打点、3盗塁


野口茂樹(中日⇒巨人)移籍年:2005年
2005年:13試合、防御率4.00、3勝6敗、
    投球回72回、57奪三振
2006年:1試合、防御率9.00、0勝0敗、
    投球回3回、1奪三振


豊田清(西武⇒巨人)移籍年:2005年
2005年:35試合、防御率3.97、3勝1敗19S3H、
    投球回34回、31奪三振
2006年:38試合、防御率3.38、1勝4敗13S7H、
    投球回38回、46奪三振


小久保裕紀(巨人⇒ソフトバンク)移籍年:2006年
2006年:88試合、79安打、打率.256、
    19本塁打、55打点、1盗塁
2007年:124試合、129安打、打率.277、
    25本塁打、82打点、2盗塁


小笠原道大(日本ハム⇒巨人)移籍年:2006年
2006年:135試合、155安打、打率.313、
    32本塁打、100打点、4盗塁
2007年:142試合、177安打、打率.313、
    31本塁打、88打点、4盗塁


門倉健(横浜⇒巨人)移籍年:2006年
2006年:28試合、防御率4.84、10勝9敗、
    投球回154回1/3、114奪三振
2007年:12試合、防御率5.97、1勝5敗、
    投球回31回2/3、26奪三振


新井貴浩(広島⇒阪神)移籍年:2007年
2007年:144試合、161安打、打率.290、
    28本塁打、102打点、1盗塁
2008年:94試合、112安打、打率.306、
    8本塁打、59打点、2盗塁


和田一浩(西武⇒中日)移籍年:2007年
2007年:138試合、158安打、打率.315、
    18本塁打、49打点、7盗塁
2008年:136試合、157安打、打率.302、
    16本塁打、74打点、1盗塁


石井一久(ヤクルト⇒西武)移籍年:2007年
2007年:28試合、防御率4.16、9勝10敗、
    投球回166回2/3、163奪三振
2008年:25試合、防御率4.32、11勝10敗、
    投球回135回1/3、108奪三振


中村紀洋(中日⇒楽天)移籍年:2008年
2008年:140試合、135安打、打率.274、
    24本塁打、72打点、0盗塁
2009年:77試合、58安打、打率.221、
    2本塁打、26打点、0盗塁


野口寿浩(阪神⇒横浜)移籍年:2008年
2008年:55試合、27安打、打率.191、
    1本塁打、9打点、0盗塁
2009年:17試合、8安打、打率.211、
    0本塁打、3打点、0盗塁


相川亮二(横浜⇒ヤクルト)移籍年:2008年
2008年:101試合、78安打、打率.255、
    7本塁打、22打点、0盗塁
2009年:122試合、102安打、打率.247、
    5本塁打、43打点、2盗塁


藤本敦士(阪神⇒ヤクルト)移籍年:2009年
2009年:47試合、14安打、打率.219、
    0本塁打、1打点、0盗塁
2010年:65試合、43安打、打率.230、
    2本塁打、18打点、1盗塁


橋本将(ロッテ⇒横浜)移籍年:2009年
2009年:94試合、59安打、打率.234、
    2本塁打、27打点、0盗塁
2010年:43試合、33安打、打率.246、
    2本塁打、13打点、0盗塁


藤井秀悟(日本ハム⇒巨人)移籍年:2009年
2009年:22試合、防御率3.53、7勝5敗、
    投球回114回2/3、63奪三振
2010年:23試合、防御率3.76、7勝3敗、
    投球回122回、91奪三振


藤井彰人(楽天⇒阪神)移籍年:2010年
2010年:8試合、4安打、打率.222、
    0本塁打、2打点、0盗塁
2011年:99試合、59安打、打率.223、
    2本塁打、15打点、1盗塁


細川亨(西武⇒ソフトバンク)移籍年:2010年
2010年:112試合、56安打、打率.191、
     8本塁打、33打点、1盗塁
2011年:97試合、44安打、打率.201、
    1本塁打、20打点、1盗塁
※打撃成績はあまり変わらないが、
 細川移籍後、獅子は鷹に長く負け越し続く。


森本稀哲(日本ハム⇒横浜)移籍年:2010年
2010年:115試合、111安打、打率.272、
    2本塁打、30打点、10盗塁
2011年:48試合、25安打、打率.187、
    1本塁打、9打点、0盗塁


内川聖一(横浜⇒ソフトバンク)移籍年:2010年
2010年:144試合、182安打、打率.315、
    9本塁打、66打点、1盗塁
2011年:114試合、145安打、打率.338、
    12本塁打、74打点、4盗塁


小林宏之(ロッテ⇒阪神)移籍年:2010年
2010年:57試合、防御率2.21、3勝3敗29S5H、
    投球回61回、53奪三振
2011年:42試合、防御率3.00、1勝5敗21H、
    投球回39回、45奪三振


村田修一(横浜⇒巨人)移籍年:2011年
2011年:144試合、134安打、打率.253、
    20本塁打、70打点、0盗塁
2012年:144試合、130安打、打率.252、
    12本塁打、58打点、1盗塁


鶴岡一成(巨人⇒DeNA)移籍年:2011年
2011年:34試合、12安打、打率.218、
    0本塁打、1打点、0盗塁
2012年:102試合、38安打、打率.189、
    1本塁打、15打点、0盗塁


許銘傑(西武⇒オリックス)移籍年:2011年
2011年:49試合、防御率1.98、6勝2敗1S22H、
    投球回68回1/3、40奪三振
2012年:37試合、防御率5.29、0勝3敗1S10H、
    投球回32回1/3、14奪三振


帆足和幸(西武⇒ソフトバンク)移籍年:2011年
2011年:26試合、防御率2.83、9勝6敗、
    投球回168回2/3、102奪三振
2012年:1試合、防御率13.50、0勝1敗、
    投球回2回2/3、1奪三振


杉内俊哉(ソフトバンク⇒巨人)移籍年:2011年
2011年:23試合、防御率1.94、8勝7敗、
    投球回171回1/3、177奪三振
2012年:24試合、防御率2.04、12勝4敗、
    投球回163回、172奪三振


小池正晃(中日⇒DeNA)移籍年:2011年
2011年:73試合、34安打、打率.268、
    5本塁打、21打点、0盗塁
2012年:88試合、25安打、打率.192、
    3本塁打、19打点、0盗塁


サブロー(巨人⇒ロッテ)移籍年:2011年
2011年:48試合、25安打、打率.243、
    1本塁打、9打点、0盗塁
2012年:137試合、114安打、打率.239、
    7本塁打、52打点、0盗塁


日高剛(オリックス⇒阪神)移籍年:2012年
2012年:52試合、28安打、打率.239、
    1本塁打、8打点、0盗塁
2013年:44試合、28安打、打率.289
    2本塁打、7打点、1盗塁


寺原隼人(オリックス⇒ソフトバンク)移籍年:2012年
2012年:16試合、防御率3.92、6勝8敗、
    投球回101回、61奪三振
2013年:16試合、防御率4.65、4勝7敗、
    投球回93回、56奪三振


平野恵一(阪神⇒オリックス)移籍年:2012年
2012年:134試合、112安打、打率.245、
    1本塁打、24打点、6盗塁
2013年:56試合、68安打打率.313
    0本塁打、14打点、1盗塁


小笠原道大(巨人⇒中日)移籍年:2013年
2013年:22試合、9安打、打率.250、
    1本塁打、8打点、0盗塁
2014年:81試合、25安打、打率.301、
    1本塁打、18打点、0盗塁


山崎勝己(ソフトバンク⇒オリックス)移籍年:2013年
2013年:91試合、35安打、打率.252、
    1本塁打、20打点、0盗塁
2014年:60試合、7安打、打率.108、
    0本塁打、4打点、0盗塁


久保康友(阪神⇒DeNA)移籍年:2013年
2013年:44試合、防御率2.85、3勝4敗6S11H、
    投球回53回2/3、46奪三振
2014年:28試合、防御率3.33、12勝6敗、
    投球回178回1/3、119奪三振


大竹寛(広島⇒巨人)移籍年:2013年
2013年:25試合、防御率3.37、10勝10敗、
    投球回163回、100奪三振
2014年:22試合、防御率3.98、9勝6敗、
    投球回129回、79奪三振


中田賢一(中日⇒ソフトバンク)移籍年:2013年
2013年:40試合、防御率3.40、4勝6敗15H、
    投球回98回、83奪三振
2014年:25試合、防御率4.3411勝7敗、
    投球回145回、116奪三振


鶴岡慎也(日本ハム⇒ソフトバンク)移籍年:2013年
2013年:114試合、72安打、打率.295、
    2本塁打、26打点、1盗塁
2014年:98試合、35安打、打率.216、
    0本塁打、25打点、0盗塁


片岡治大(西武⇒巨人)移籍年:2013年
2013年:72試合、75安打、打率.290、
    4本塁打、28打点、9盗塁
2014年:126試合、108安打、打率.252、
    6本塁打、32打点、24盗塁


涌井秀章(西武⇒ロッテ)移籍年:2013年
2013年:45試合、防御率3.90、5勝7敗7S13H、
    投球回92回1/3、79奪三振
2014年:26試合、防御率4.21、8勝12敗、
    投球回164回2/3、116奪三振


大引啓次(日本ハム⇒ヤクルト)移籍年:2014年
2014年:132試合、106安打、打率.245、
    5本塁打、47打点、21盗塁
2015年:96試合、70安打、打率.225、
    5本塁打、41打点、6盗塁


成瀬善久(ロッテ⇒ヤクルト)移籍年:2014年
2014年:23試合、防御率4.67、9勝11敗、
    投球回142回2/3、88奪三振
2015年:14試合、防御率4.76、3勝8敗、
    投球回79回1/3、46奪三振


小谷野栄一(日本ハム⇒オリックス)移籍年:2014年
2014年:84試合、72安打、打率.296、
    4本塁打、29打点、0盗塁
2015年:56試合、54安打、打率.295
    4本塁打、22打点、0盗塁


相川亮二(ヤクルト⇒巨人)移籍年:2014年
2014年:58試合、48安打、打率.250、
    2本塁打、21打点、0盗塁
2015年:40試合、31安打、打率.313、
    4本塁打、17打点、1盗塁


金城龍彦(DeNA⇒巨人)移籍年:2014年
2014年:90試合、32安打、打率.200、
    0本塁打、11打点、0盗塁
2015年:36試合、21安打、打率.233、
    1本塁打、10打点、1盗塁


高橋聡文(中日⇒阪神)移籍年:2015年
2015年:35試合、防御率3.51、3勝3敗6H、
    投球回25回2/3、26奪三振
2016年:54試合、防御率3.76、3勝1敗20H、
    投球回38回1/3、38奪三振


脇谷亮太(西武⇒巨人)移籍年:2015年
2015年:118試合、69安打、打率.294、
    3本塁打、22打点、4盗塁
2016年:54試合、17安打、打率.157、
    1本塁打、7打点、0盗塁


今江敏晃(ロッテ⇒楽天)移籍年:2015年
2015年:98試合、107安打、打率.287、
    1本塁打、38打点、2盗塁
2016年:89試合、89安打、打率.281、
    3本塁打、23打点、2盗塁


木村昇吾(広島⇒西武)移籍年:2015年
2015年:72試合、25安打、打率.269、
    0本塁打、8打点、2盗塁
2016年:38試合、21安打、打率.221、
    0本塁打、5打点、3盗塁


岸孝之(西武⇒楽天)移籍年:2016年
2016年:19試合、防御率2.49、9勝7敗、
    投球回130回1/3、104奪三振
2017年:26試合、防御率2.76、8勝10敗、
    投球回176回1/3、189奪三振


糸井嘉男(オリックス⇒阪神)移籍年:2016年
2016年:143試合、163安打、打率.306、
    17本塁打、70打点、53盗塁
2017年:114試合、124安打、打率.290、
    17本塁打、62打点、21盗塁


山口俊(DeNA⇒巨人)移籍年:2016年
2016年:19試合、防御率2.86、11勝5敗、
    投球回138回2/3、121奪三振
2017年:4試合、防御率6.43、1勝1敗、
    投球回21回、22奪三振


森福允彦(ソフトバンク⇒巨人)移籍年:2016年
2016年:50試合、防御率2.00、2勝1敗16H、
    投球回27回、23奪三振
2017年:30試合、防御率3.05、1勝3敗6H、
    投球回20回2/3、18奪三振


陽岱鋼(日本ハム⇒巨人)移籍年:2016年
2016年:130試合、145安打、打率.293、
    14本塁打、61打点、5盗塁
2017年:87試合、87安打、打率.264、
    9本塁打、33打点、4盗塁


増井浩俊(日本ハム⇒オリックス)移籍年:2017年
2017年:52試合、防御率2.39、6勝1敗27S7H、
    投球回52回2/3、82奪三振
2018年:63試合、防御率2.49、2勝5敗35S9H、
    投球回65回、69奪三振


大和(阪神⇒DeNA)移籍年:2017年
2017年:100試合、65安打、打率.280、
    1本塁打、16打点、2盗塁
2018年:113試合、96安打、打率.244、
    2本塁打、27打点、10盗塁


野上亮磨(西武⇒巨人)移籍年:2017年
2017年:24試合、防御率3.63、11勝10敗、
    投球回144回、113奪三振
2018年:25試合、防御率4.79、4勝4敗1H、
    投球回71回1/3、54奪三振


浅村栄人(西武⇒楽天)移籍年:2018年
2018年:143試合、175安打、打率.310、
    32本塁打、127打点、2盗塁
2019年:143試合、139安打、打率.263
    33本塁打、92打点、1盗塁


炭谷銀仁朗(西武⇒巨人)移籍年:2018年
2018年:47試合、32安打、打率.248、
    0本塁打、9打点、0盗塁
2019年:58試合、33安打、打率.262、
    6本塁打、26打点、1盗塁


丸佳浩(広島⇒巨人)移籍年:2018年
2018年:125試合、132安打、打率.306、
    39本塁打、97打点、10盗塁
2019年:143試合、156安打、打率.292、
    27本塁打、89打点、12盗塁


西勇輝(オリックス⇒阪神)移籍年:2018年
2018年:25試合、防御率3.60、10勝13敗、
    投球回162回1/3、119奪三振
2019年:26試合、防御率2.92、10勝8敗、
    投球回172回1/3、112奪三振



浅村に関しては、
古巣・西武からは打ちまくりましたが、
西武の脆弱な投手陣が相手だったから、
とも考えることができ、
もし西武戦を楽天戦に入れ替えたら
成績はもっと下がっていた可能性は考えられますね。
ただし、奴の存在は、
鷲の他メンバーを奮起させてしまいましたが。


に関しては、楽天に移籍してから
ストレートの割合を増やして
奪三振率をアップさせましたね。


まあ、当たりも、ハズレも色々といますね。
鈴木や福田らはどうなるか?わかりませんが。


一昔前の文献「一球の心理学」
(マイク・スタドラー著、長谷川滋利・三本木亮訳)
の中でFA移籍選手の心理について言及されています。
ちょっと抜粋してみましょう。


【抜粋】
 (FAの場合)『公平理論』『期待理論』という2つの理論の折衷なのです。
 『公平理論』とは、年俸が少なすぎると考えている選手は年俸に見合った成績だけでいいと、FA前シーズンは大きな働きをみせないという理論です。
 一方、『期待理論』とは、いいパフォーマンスを見せればそれに見合った金額をもらえるという期待によって、FA直前の選手の成績が向上するという理論です。


***中略***


 どうしてFAになって契約したあとは、成績が下がるのでしょうか。根本的な理由として挙げられているのがモチベーションの変化です。FAになって契約を交わすと、モチベーションがそれまでの内面的なものから外面的なものに変わるというのです。

 それまで楽しみでやっていた活動に対して金銭を受け取ったり、あるいは受け取る金額が増えると、その活動に対する関心やモチベーションが低下することは他の研究でも確認されています。
 例えば、趣味で時々、野球の試合に出かけてスコアをつけるのを楽しんでいたとしましょう。そこに誰かがやってきてスコアをつけてくれたら1試合当たり20ドルくれると言うのです。そこで今度はお金を受け取ってスコアをつけはじめます。すると、スコアをつけることに対するモチベーションも楽しみの低下してしまうというのです。もはや楽しみのためではなく、
お金のためにやっているように思えてくるからです。

 FAも同じです。それまで多くの年俸をもらっていたとしても、FAになってさらに大きな契約を交わすと、野球を楽しむというよりお金のためにやっているように思えてくるからです。つまり大好きな野球をやっていて金をもらえる幸運者だとそれまで感じていたのが、単なるお金のために働かされている使用人になってしまったと感じるのだというのです。
 こうしたモチベーション・レベルの変化には、さまざまな要因が影響していると考えられています。まず、最初に挙げられるのがプレッシャーです。マスコミやファン、あるいは球団やチームメイトからの期待や注目が増大するため、大きなプレッシャーを感じるというのです。

 高額の年俸をもらって、なんとかその額に見合った働きをしようと選手が必死になるのは容易に想像できます。そのプレッシャーが特に大きいのが、ニューヨークです。ニューヨークはマスコミの注目度も高く、選手に対するプレッシャーがことさら大きいことは誰もが認めるところです。


 ただし、本書では、FA前年は多くお金をもらおうと一生懸命頑張るのに、ひとたび叶うと安心し切って今度は気を抜いたり怠惰になるという『お金持ち理論』には疑問を呈しております。
 その理由としては、もともとそんな金持ちになって怠惰になるような性格の選手だったら、プロとして大成していないというのと、契約2年目になると成績をもどしやすいから、というものにょうです。


なお、先の『公平理論』と『期待理論』は
契約更新時やトレードに放出されそうなど、
FAに限らず該当する局面もあると述べられています。
自分の価値が公正に認められていないと思えば思うほど、
成績は急激に低下していく、というものです。


トレードで放出されたとき
古巣を見返してやろうというような
モチベーションが高まるケースについては、
〇トレードされるのが初めてか
〇トレード前の球団に長期で在籍していたか
〇トレードされたとき若い年齢か
 (衰退期のロートルではないか)
〇能力の高い選手か
などの条件が2つ以上当てはまっている
(1つ以下では当てはまらない)
とも書かれています。


それは、古巣に強いFA移籍選手も
同じかもしれませんね。


 本書にも「一般論としては妥当なところかもしれませんが、しかしいつも必ず当てはまるとは限りません」とありますが、それは確かに当然です。ただし、その一般論が該当する場合も多いから一般論にもなりますね。『公平理論』も『期待理論』も簡単に想像できる理論ですが、それが当てはまりやすい。それは何事も『ヒト』がやることですからね。所詮は、『ヒト』の心理ということですね。