下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

WBCプ12:侍J優勝!それはそれで。この大会を通じて他国に目星い選手はいなかったかな? ハズレが多そうですけど、せっかく各国の選手が日本や近隣国に集まる大会ですから。獅子球団フロント(編成部等)もしっかり試合を観て、いるなら補強の参考にされたい。もちろん球団フロントは日本戦以外の試合もしっかり隅々まで観ていますよね?

WBCプレミアム12は、
侍ジャパンが無事に優勝を遂げて幕を下ろしました。


おめでとうございます。
次の東京五輪へ向けてまた頑張って欲しいです。


まあ東京ドームで360°の応援ですから、
開催国は有利といえば有利ですが。


さて、それはそれでおいておいて、
こういう大会では、
今回、秋山は負傷離脱しましたが
(毎日来て最後は胴上げに混じってましたが)
秋山や菊池など
メジャーへの売り込む絶好の場でもありましたね。


ということは、他国の選手にとっても
同様に、自分を売り込む絶好の場でもありますね。


となると、興味深いところは、この大会を通じて、
他国に目星い選手はいなかったかな?
いるなら補強の参考にされたい

というところですね。


もちろん、レベルが微妙であり、
あまり参考にならない可能性が濃厚
ということはありますが、
せっかく日本とか近隣国でやっているわけですから、
是非とも、球団のスカウト陣などは
この大会の試合を隅々まで
観られておきたいですね。

今は映像が十分手に入るわけですから。


個人的には、残念ながら、
今回の大会は、あまり観ることができていません。


ただ、その中で目についた投手を2人だけ列挙してみます。
もちろん、本大会だけの活躍なので、
普段の実績を観ると、怪しい可能性が高そうですが。


まず1人目は、メキシコの
アルトゥロ・レジェス(ARTURO REYES)投手です。
(背番号36番)


今回のプレミア12だけの成績ですが、
メキシコで先発を担って3試合13回1/3を投げ、
防御率は0.680、被打率0.133でした。
与四球率が2.7と微妙ですが、
奪三振率が8.8であり、
ゴロアウト/フライアウト比1.5と
グラウンドボールピッチャーです。


台湾戦(11/11ZOZO)でのダイジェスト動画です。

台湾戦では5回(61球)を投げて
立ち上がりに球がバラツキましたが、
無死点、被安打2、奪三振3、与四球2でした。


145km/h前後の2シーム使いであり、
他の変化球はカットボール、スライダーです。
あまり球種がないことが気になりますが、
終盤にチェンジアップを使っていました。


次戦となった
3位決定戦の米国戦(11/17東京D)では

11月17日 メキシコ vs アメリカ ハイライト | プレミア12 3位決定戦


5回1/3(75球)を投げて1失点
被安打3も、奪三振5、与四球ゼロでした。
立ち上がりの初回一死で
スライダーが甘く外角腰高に入り、
ライトスタンドへソロ弾を浴びました。


しかし、2回表は三者連続奪三振に仕留め、
このときはカーブも駆使しました。
3回表は、先頭の左打者に
外角低め2シームで右安打を打たれますが、
一死一塁から左打者を外角低め2シームで
二併殺打に仕留めます。


打席で粘られて、球数が嵩んだのが気になりますが。


145km/h前後の2シームでゴロアウトを狙い、
他にカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップ
を使う27歳の右腕(1992.4.6生)です。


ただ、この選手は、
アメリカでAAAの選手らしく、
メジャー経験はありません。
今年はAAに降格していたらしいです。


成績を見ると、あまりパっとしていません。


今年のAAAへ復帰してからの成績では、
136回1/3を投げて防御率4.42
被打率0.249、WHIP1.31、GO/O1.21
BB/9が3.1、K/9が7.4でした。


声をかけると来日してくれる可能性はあっても、
米国成績を見ると、大成するか?はわかりません。


もう一人挙げますと、
カナダのオーモン(PHILLIPPE AUMONT)です。
(背番号17番)


11/6のキューバ戦(韓国)で
先発して8回95球を投げて無失点。
被安打2、与四球1、奪三振9でした。


このときの成績だけで見ると、
与四球率が1.13、奪三振率が10.13
ゴロアウト/フライアウト比が4.0
でした。

【ハイライト】キューバ vs.カナダ|2019WBSC世界野球 プレミア12 オープニングラウンド グループC


この日のオーモンは
ストレートが150km/h弱であり、
147~148km/hの2シーム、カットボールを投げ、
このほか、カーブやフォークを使ってました。
2mの長身から角度のあるストレート等を投げていました。


過去の実績を見ると、

メジャー経験がありますが、
それは2012~2013年がピークであり、
中継ぎで今一つの結果であり、2016年にはAAAへ。
2017年にカナダの独立リーグに落ちぶれ、
2018年に米AA~AAAへ復帰しましたが、
今年2019年はカナダの独立リーグに出戻りました。


2018年の米AAAでの成績は
53回1/3を投げて防御率6.58、
被打率0.277、WHIP1.54でボロボロですね。
BB/9は4.22と良好でないですが、
奪三振率は10.5と高かったです。


もともと2018年まで
リリーフでやってきており、
2011年の情報では、
長いイニングを投げると制球が安定しないために
リリーフでの方で評価が高かったらしいです。
(Wikipedia情報です)

ただし、今回のプレミアム12では
キューバ戦で先発して好投し、
与四球も1つしかなく、
制球もあまり乱れず
1イニング平均球数が11.9球/回
でした。
(キューバはバットを振ってきますけど)


今年のカナダの独立リーグでは、断片的な情報ですけど、
(Ottawa Champions of the Can-Am League)
年間優秀投手に選ばれ、防御率は2.65であり、
1試合に18奪三振の記録を作ったらしいです。

声をかけると来日してくれる可能性はあっても、
米国成績を見ると、大成するか?はわかりません。


年齢も30歳に達しており、
カナダ独立リーグのレベルは低そうですしね。


さすがにキャンディよりはマシと思いますが。


まあ、プレミア12そのものは、
こういうレベルで疑問な選手が
活躍できている大会ですから、
ホームである地の利も活かせば、
一流選手を揃えた日本が
優勝するのは当然と言ってしまえる
かもしれませんが、
それはさておき、
ハズレ臭が強そうですけど、
せっかく各国の選手が集まるこういう大会ですから、
是非とも、球団フロントには、
使えそうな選手はいないか?
貪欲に探すべく、
本大会の試合を隅々までしっかり見て

補強の参考にできるなら
大いにして欲しいですね。


もちろん、あれこれ貪欲に調べてみて
結果的にゼロ人でした
というのはあってもいいわけですから。
そもそも「良い選手を見つける」のは
そう簡単ではないですから。


そのためには、
探す対象(分母)を増やしたいです。
でも、自ら足を運ぶことは大変ですね。
しかし、こういう大会は
自分で足を運ばなくても、
選手らが勝手に集まってくるわけ
ですから。


それだけに、自チームの補強のために、
使える手は何でも使って、
こういう大会など
あらゆる機会を無駄にせず活しながら、
しっかり調べる努力をすることと思います。


まあそんなことを言われなくても、
既に球団フロントはしっかりやっており、
日本戦以外のWBCプレミアム12の結果は
もう頭に入っている、と思いますが、、、


映像だけ見ても、
そう時間がかかることでもないわけですから。


まさか「日本戦以外は見ていません」では、、
お話になりません。