下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【FA騒動】渡米挑戦組の方が豪華になり、国内移籍組がさらに霞んで見えるかも。ロッテ鈴木が楽天入りを決意。実質、美馬と鈴木の鷲鴎トレードのような結果に。ただし、楽天が将来の指導者としての雇用手形を鈴木に出していることを鑑みると、楽天の他球団ファーム化拡大(獅子・燕・鴎の畑化)は止まらない?

プレミア12が終わって、
巨人の山口がポスティングでメジャー挑戦を表明し、
「選手の要望」に理解のある(?)原監督以下、
読売巨人軍はそれをあっさり容認しましたね。


まあ、球団としては、
海外FA権を行使されて渡米されても得は全く無く、
むしろポスティングの方がお金がもらえるメリットはありますね。
しかも、容認しなければ、
いずれ海外FA権を行使される可能性が高いわけですし、
山口は外様でもありますから。


これで渡米挑戦組には山口、菊池、筒香、秋山と
豪華なメンバーが揃った反面
国内FA移籍組は美馬、鈴木、福田と
小粒感を感じさせる「不昨年」を
さらに感じさせそうな雰囲気ですね。


その国内FA移籍組に関しては、
美馬が巨人を断ってロッテへ移籍を決め、
今日、鈴木が巨人を断って楽天へ移籍を決意しましたね。


鷲の鈴木への提示は
4年総額が最大10億円(出来高含まず7億円)であり、
巨人を上回りました。
一年当たり2.5億円と、元年俸の2.5倍です。
でも、巨人も3度も交渉を重ねていますから、
上方修正は加えているとは思います。


これで国内FA移籍組は、
福田を残して、メインディッシュの美馬と鈴木が
結局、鷲&鴎のトレードみたいな形で決着しました。
あとは補償をどうするのか?はありますが。


まあ、美馬は井口監督と
同じ所属事務所という縁が想定されるので、
井口監督がロッテ球団に邪険に扱われない限り、
ロッテに忠実でいられるだろうとは推測できます。


問題は、鈴木の方ですね。
先日も懸念事項を挙げましたが、、、




問題は、鷲が鈴木に提示した
『将来の指導者手形』のおまけ付ですね。


ここが今江と違うところであり、
これが何を意味しているのか?


それは将来、
鈴木が鷲へのリクルーター(ロッテ担当)
になり得るということを意味します。


ある意味、西武から移籍した
『直人二号』のような存在になり得るというところです。


直人は、平石前監督が退団を決意したとき、
地元TV放送でわざわざ花束を持って登場し、
怒りを少しでも緩和させようと務める役目をやってましたね。
まあ、緩和剤となる直人の人柄は、
鷲にとって、人たらしの大きな武器になりますからね。


話を戻すと、すなわち、
鷲へのFA獲得市場(畑地)が
西武、ヤクルト、さらにロッテと拡大する
ということを意味します。


鈴木の鷲入りにより、
楽天のロッテファーム化は加速しやすく、
ロッテにとっては、
将来への不安となる種火を残したことになりますね。


嶋も戦力外のような扱いでも
移籍先は石井(楽天)が面倒を見て
『引退後は指導者として帰って来て欲しい』
と言われてます。


三木新監督は
二軍をリーグ優勝に導いた野村チルドレンですが、
山田哲人を育てた人です。
その他、石井つながりで
ヤクルト関係者も次々に楽天入りです。


当然、ヤクルトはロックオン済み
ということを示していますね。


これで西武、ヤクルト、ロッテと
ロックオンの懸念大ですね。


まあ、食物連鎖で鷲が鷹に食われる構図も
できるかもしれませんが。
獅子・燕・鴎→鷲→鷹という縮図が・・・


ところで、今年のFA交渉について、
楽天は、鈴木も、福田も後出しを選んで
後の方で交渉しましたね。


昨年、浅村が楽天との交渉を終えて
楽天入り決意を表明するべく
オリックスへの交渉予約のキャンセルを
代理人によるメールで済ました
ということで一悶着有りましたね。


まあ「お断り」の連絡なら電話もあるでしょうが、
さすがに「交渉予約」のキャンセルですから、
会う前から「話さえさせてもらえない」と失礼なのに、
それをメールで対応していましたから、
「結果のお断り(お宅には行きません)」とは
失礼度合いがはるかに大きい対応をしていましたね。


さすがに、それは楽天球団にとっても「損」しかありません。


それを考えれば、
他球団の交渉が終わってから交渉した方が
そういう「損」をしなくて済みますね。
また他球団の提示額を聞いた上で、
自分たちの条件も提示できる後出しが可能なわけです。
当然、交渉はやりやすくなります。
(支払いは嵩みますが)


今回、後出しで交渉を後の方にしたのは、
昨年の浅村の一件での反省もあったのかな、
と推測します。
余計な摩擦を起こさない方が賢明ですし、
他球団の条件額もわかって出せますから。


またファン感前に決めず、
ファン感直後に発表というのも
ロッテファンも熱そうですから、
下手に混乱を招くより、
ファン感直後の方が静かに動けますよね。


昨年の浅村パターンではなく、
銀パターンの採用ですね。


計画的に物事を前々から進めても、
あえて、
余計な面倒は避けた方が
やりやすいですからね。


ある意味、
楽天の獲得手法も、年々、巧みになっている
とも言えますね。


ただ、鈴木は、あちこち内野をできますが、
半端な面はあって器用貧乏というところもあります。
ロッテでは、やたらとスタメンから外れてしまい、
本人にとっては、そこに不満はあったと思います。


でも、楽天に行っても、
セカンドは浅村で不動ですし
(そのため藤田が遊撃手に自ら変わりました)
ショートも激戦区です。
サードはウイラーを上回らないと、
今のレアードとの関係と同じですし、
ファーストにはセカンドからはじかれた銀次がいます。


それを考えると、
スタメンに向けてという観点では、
今と似たような使い方で環境はあまり変わるとは考えにくいですが。


まあ、奥さんが東北出身らしいんで、
お金もあるから、家庭は円満になるでしょうけど。


でも、巨人だったら潰されてしまう懸念もありますからね。


残留した方が本人とっては、良かったのでは?
という気はします。


まあ、他人事ですが。